有価証券報告書-第184期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/22 16:06
【資料】
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【項目】
128項目
6.事業セグメント
(1)報告セグメントの概要
当社グループには、「社会公共事業」、「社会基盤事業」、「エンタープライズ事業」、「ネットワークサービス事業」、および「グローバル事業」の5つの事業があり、各事業を報告セグメントとしています。事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、かつ、当社グループの最高経営意思決定者である取締役会が経営資源の配分の決定および業績を評価するために定期的に評価を行う構成単位として定義されます。当社グループが展開する様々な事業は、主にサービスを提供する顧客の特性に基づいて次の5つの事業セグメントおよびその他の事業活動に分類されます。
それぞれの報告セグメントの内容は次のとおりです。
(社会公共事業)
主に公共、医療および地域産業向けに、システム・インテグレーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング・クラウドサービスおよびシステム機器などの提供を行っています。
(社会基盤事業)
主に官公およびメディア向けに、システム・インテグレーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング・クラウドサービスおよびシステム機器などの提供を行っています。
(エンタープライズ事業)
主に製造業、流通・サービス業および金融業向けに、システム・インテグレーション(システム構築、コンサルティング)、サポート(保守)、アウトソーシング・クラウドサービスおよびシステム機器などの提供を行っています。
(ネットワークサービス事業)
主に国内の通信市場において、ネットワークインフラ(コアネットワーク、携帯電話基地局、光伝送システム、ルータ・スイッチ)、システム・インテグレーション(システム構築、コンサルティング)およびサービス&マネジメント(OSS・BSS、サービスソリューション)などの提供を行っています。
(グローバル事業)
デジタル・ガバメントおよびデジタル・ファイナンス、サービスプロバイダ向けソフトウェア・サービス(OSS・BSS)ならびにネットワークインフラ(海洋システム、ワイヤレスバックホール)などの提供を行っています。
(注) OSS:Operation Support System、BSS:Business Support System
(2)報告セグメントごとの売上収益、利益または損失、その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの損益は、営業損益から買収により認識した無形資産の償却費およびM&A関連費用(ファイナンシャルアドバイザリー費用等)を控除した金額としています。買収会社の全社への貢献を明確化した、本源的な事業の業績を測る指標です。セグメント間収益は第三者間取引価格に基づいています。
(3)報告セグメントごとの売上収益、利益または損失、その他の項目に関する情報
前連結会計年度(自 2020年4月 1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注1)
調整額
(注2)
連結
財務諸表
計上額
社会公共社会基盤エンター
プライズ
ネットワーク
サービス
グローバル
売上収益
外部収益425,060692,876503,074538,810449,9882,609,808384,215-2,994,023
セグメント間収益13,4723,82938,4318,54367464,9496,709△71,658-
合計438,532696,705541,505547,353450,6622,674,757390,924△71,6582,994,023
セグメント損益39,36159,39948,21041,2047,495195,6697,695△25,128178,236
買収により認識した
無形資産の償却費
△22,769
M&A関連費用△1,708
営業利益153,759
金融収益9,691
金融費用△10,613
持分法による投資利益4,994
税引前利益157,831
(その他の項目)
減価償却費及び償却費3,74137,25131,04810,29333,437115,77032,20919,634167,613
減損損失1551328-3,3453,541494-4,035
減損損失の戻入れ-------△873△873
資本的支出6,98031,34835,33414,28715,518103,46736,16421,626161,257

当連結会計年度(自 2021年4月 1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他
(注1)
調整額
(注2)
連結
財務諸表
計上額
社会公共社会基盤エンター
プライズ
ネットワーク
サービス
グローバル
売上収益
外部収益400,177650,873574,680511,547485,5782,622,855391,240-3,014,095
セグメント間収益12,6753,36434,22110,20031960,7795,814△66,593-
合計412,852654,237608,901521,747485,8972,683,634397,054△66,5933,014,095
セグメント損益29,74865,40657,47535,47926,290214,39813,264△56,663170,999
買収により認識した
無形資産の償却費
△37,838
M&A関連費用△636
営業利益132,525
金融収益17,894
金融費用△11,367
持分法による投資利益5,384
税引前利益144,436
(その他の項目)
減価償却費及び償却費3,90436,38131,16910,20247,716129,37231,61119,556180,539
減損損失149-34-49167424467985
減損損失の戻入れ------△12-△12
資本的支出6,72334,92430,38312,40021,198105,62832,61725,157163,402

(注)1 「その他」の区分は、前連結会計年度および当連結会計年度において、ビジネスコンサルティングおよびシステム機器の開発・製造・販売などの事業を含んでいます。
2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用がそれぞれ前連結会計年度で△26,400百万円、当連結会計年度で△52,824百万円含まれています。全社費用は、主に親会社の本社部門一般管理費および基礎的試験研究費です。なお、前連結会計年度のセグメント損益の調整額には、前連結会計年度において売却した、相模原事業場の土地にかかる利益が含まれています。
(4)地域別情報
①外部収益
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2020年4月 1日
至 2021年3月31日)
当連結会計年度
(自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日)
日本2,290,7842,259,551
北米および中南米132,455121,332
ヨーロッパ、中東およびアフリカ228,396294,610
中国・東アジアおよびアジアパシフィック342,388338,602
合計2,994,0233,014,095

②非流動資産(金融商品、繰延税金資産、および確定給付資産を除く)
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
日本654,773648,247
北米および中南米39,60040,404
ヨーロッパ、中東およびアフリカ538,539583,516
中国・東アジアおよびアジアパシフィック20,42222,161
合計1,253,3341,294,328

(注)ヨーロッパ、中東およびアフリカの非流動資産には、デンマークに所在するケーエムディ・ホールディング社ののれんが前連結会計年度末において93,295百万円、当連結会計年度末において98,403百万円含まれています。またスイスに所在するアバロク・グループ社ののれんおよび無形資産が、前連結会計年度末においてそれぞれ99,031百万円、175,731百万円、当連結会計年度末においてそれぞれ111,755百万円、181,836百万円含まれています。
(5)主要な顧客に関する情報
外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しています。