有価証券報告書-第128期(2023/04/01-2024/03/31)
(3)戦略・指標と目標
TDKでは、今後10年を通じてTDKが標榜するありたい姿として、長期ビジョン「TDK Transformation」を新たに策定し、「独自の材料・プロセス・ソフトウェアを組み合わせた電子デバイスで、テクノロジーの進化と社会の変革を加速し、サステナブルな未来の実現に貢献します」、「自己を変革し続け、世界のお客様と共に成長するNo.1パートナーになります」を掲げております。この長期ビジョンには、社会のTransformationへの貢献という意味と、社内、すなわち当社自身がTransformし続けていくという2つの意味があります。この2つのサイクルを加速させ、サステナブルな未来の実現に貢献するという想いをこめています。
これを実現するために重要課題(マテリアリティ)を再設定するとともに、温暖化対応やエネルギー安全保障等の観点から再生可能エネルギーへのシフトやそれらを支える技術素材・材料機能の省電力化や効率向上等に向けたイノベーションを加速させています。
※なお、以降の「TDKグループのマテリアリティ」は中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)に紐づくものであり、これに基づいた目標・実績を記載しております。
-シナリオ分析結果-
環境省が公表した、「TCFDシナリオ分析実践ガイド」に沿い、下記の前提条件のもと、シナリオ分析を実施しました。
(前提条件)
想定期間 :2030年度
対象範囲 :TDKグループ全体
採用シナリオ:1.5℃シナリオ(IEA-NZE)、4℃シナリオ(IEA-CPS、STEPS、RCP6.0)
以下、シナリオ分析を基に特定した、主なリスクと機会になります。脱炭素政策による各国の規制が厳しくなる1.5℃シナリオ下では、移行リスクが発生し、炭素価格付けの導入や、再生可能エネルギーのコストが増加する可能性を認識しました。それぞれのリスクに対する2030年の財務影響としては、炭素価格では114億円、再生可能エネルギーでは155億円と予測しています。また、TDKの注力市場の一つである、自動車市場において、自動車のEVシフトが進展し、EV関連製品の販売機会拡大や、電池関連のリスク・機会の可能性も認識しました。
一方、4℃シナリオでは、異常気象頻発による洪水発生リスクがより高まる可能性も認識しました。
※時間軸:「短期」は1年未満、「中期」は1~3年未満、「長期」は3~20年を想定しています。
TDKは、「TDKグループのマテリアリティ」のなかで2050年CO2ネットゼロ実現を目指すことを表明するとともに、「TDK環境ビジョン2035」のなかで「ライフサイクル的視点でのCO2排出原単位を2035年までに半減(2014年度対比)」を掲げています。このビジョンのもと、2025年までの環境基本計画として「TDK環境・安全衛生活動2025」の活動項目と目標値を定め、進捗を管理しています。また、2022年にはSBTi認定の取得も表明しており、現在取得に向けて取り組んでいます。
※2023年度実績は、第三者検証後にサステナビリティWEBサイトにて公開予定。
※連結ベースで算出しております。

※2023年度実績は、第三者検証後にサステナビリティWEBサイトにて公開予定。
※連結ベースで算出しております。
[ご参考]
なお、TCFDに基づく情報開示に加えて、2023年9月に公表されたTNFD(Task Force on Nature-Related Financial Disclosures: 自然関連財務情報開示タスクフォース)の最終提言を受け、生物多様性を含む自然資本に対して依存、インパクト、リスク、機会の評価と情報開示を進めてまいります。
TDKでは、今後10年を通じてTDKが標榜するありたい姿として、長期ビジョン「TDK Transformation」を新たに策定し、「独自の材料・プロセス・ソフトウェアを組み合わせた電子デバイスで、テクノロジーの進化と社会の変革を加速し、サステナブルな未来の実現に貢献します」、「自己を変革し続け、世界のお客様と共に成長するNo.1パートナーになります」を掲げております。この長期ビジョンには、社会のTransformationへの貢献という意味と、社内、すなわち当社自身がTransformし続けていくという2つの意味があります。この2つのサイクルを加速させ、サステナブルな未来の実現に貢献するという想いをこめています。
これを実現するために重要課題(マテリアリティ)を再設定するとともに、温暖化対応やエネルギー安全保障等の観点から再生可能エネルギーへのシフトやそれらを支える技術素材・材料機能の省電力化や効率向上等に向けたイノベーションを加速させています。
※なお、以降の「TDKグループのマテリアリティ」は中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)に紐づくものであり、これに基づいた目標・実績を記載しております。
-シナリオ分析結果-
環境省が公表した、「TCFDシナリオ分析実践ガイド」に沿い、下記の前提条件のもと、シナリオ分析を実施しました。
(前提条件)
想定期間 :2030年度
対象範囲 :TDKグループ全体
採用シナリオ:1.5℃シナリオ(IEA-NZE)、4℃シナリオ(IEA-CPS、STEPS、RCP6.0)
以下、シナリオ分析を基に特定した、主なリスクと機会になります。脱炭素政策による各国の規制が厳しくなる1.5℃シナリオ下では、移行リスクが発生し、炭素価格付けの導入や、再生可能エネルギーのコストが増加する可能性を認識しました。それぞれのリスクに対する2030年の財務影響としては、炭素価格では114億円、再生可能エネルギーでは155億円と予測しています。また、TDKの注力市場の一つである、自動車市場において、自動車のEVシフトが進展し、EV関連製品の販売機会拡大や、電池関連のリスク・機会の可能性も認識しました。
一方、4℃シナリオでは、異常気象頻発による洪水発生リスクがより高まる可能性も認識しました。
| 分類 | リスク/機会 | 発生時期 | 主な対応策 | |
| 移行 リスク | 炭素価格 / 各国 炭素排出目標 | リスク | 中~長期 | ・生産拠点において「2050年CO2ネットゼロ実現に向けた、エネルギーの有効利用と再生可能エネルギーの利用拡大」を推進など |
| 再エネ比率の増加によるエネルギーコストの上昇 | リスク 機会 | 中~長期 | ・生産拠点において「2050年CO2ネットゼロ実現に向けた、エネルギーの有効利用」推進 ・再生可能エネルギー向け製品の開発促進など | |
| コバルト・リチウムの価格上昇 | リスク | 短~長期 | ・原材料価格動向のモニタリングと調達時のリスクヘッジ実施 ・長期供給契約の実施 ・製品中のコバルト・リチウム使用量の削減など | |
| EV市場の拡大による新たなビジネスチャンスの拡大 | 機会 | 中~長期 | ・EV市場拡大を睨んだ製品開発の促進 | |
| 次世代電池材料の開発 | リスク 機会 | 長期 | ・全固体電池の開発促進 | |
| RE100に対する顧客の要求の増加 | リスク 機会 | 短~長期 | ・顧客の気候変動対応への取り組み分析 ・再生可能エネルギーの導入計画の策定など | |
| 物理 リスク | 洪水の増加によるビジネスリスクの増大 | リスク | 中~長期 | ・各拠点において、洪水リスクに応じた対策の実施 ・BCP対応推進、BCM体制構築など |
※時間軸:「短期」は1年未満、「中期」は1~3年未満、「長期」は3~20年を想定しています。
TDKは、「TDKグループのマテリアリティ」のなかで2050年CO2ネットゼロ実現を目指すことを表明するとともに、「TDK環境ビジョン2035」のなかで「ライフサイクル的視点でのCO2排出原単位を2035年までに半減(2014年度対比)」を掲げています。このビジョンのもと、2025年までの環境基本計画として「TDK環境・安全衛生活動2025」の活動項目と目標値を定め、進捗を管理しています。また、2022年にはSBTi認定の取得も表明しており、現在取得に向けて取り組んでいます。
| GHG排出量 (千t-CO2) | 2022年度実績 |
| 総排出量 | 27,882 |
| Scope1 | 146 |
| Scope2 | 1,237 |
| Scope3 | 26,499 |
※2023年度実績は、第三者検証後にサステナビリティWEBサイトにて公開予定。
※連結ベースで算出しております。
| TDKグループの マテリアリティ | 2050年CO2ネットゼロ(Scope1、2、3)実現に向けた、エネルギーの有効利用と再生可能エネルギーの利用拡大(Scope1、2) |
| TDK環境ビジョン2035 | 2035年までにライフサイクル的視点でのCO2排出原単位を2014年度比半減(Scope1、2、3) |
| TDK環境・安全衛生活動2025 | ・2025年までにCO2排出原単位 2014年度比30%改善(Scope1、2、3) ・2025年までに再生可能エネルギー導入率 50%達成(Scope2) |
| 2022年度目標 | 2022年度実績 |
| (生産拠点のCO2排出量削減) | |
| エネルギー起源CO2排出量原単位 前年度比 1.8%改善 | 前年度比30.7%改善 |
| エネルギー原単位前年度比1.0%改善 | 前年度比15.0%改善 |
| 2025年 再生可能エネルギー導入率50%に向けた取り組みの実施 (Scope2) | 2022年度目標34%に対し、40%導入 |
| (ライフサイクル的視点でのCO2排出量削減) | |
| Scope3取組みによる環境負荷低減の推進 | グローバル物流CO2削減 物流CO2排出原単位 前年度比28%悪化 |

※2023年度実績は、第三者検証後にサステナビリティWEBサイトにて公開予定。
※連結ベースで算出しております。
[ご参考]
なお、TCFDに基づく情報開示に加えて、2023年9月に公表されたTNFD(Task Force on Nature-Related Financial Disclosures: 自然関連財務情報開示タスクフォース)の最終提言を受け、生物多様性を含む自然資本に対して依存、インパクト、リスク、機会の評価と情報開示を進めてまいります。