当電子部品業界におきましては、車載市場では、半導体不足の緩和に伴い緩やかな回復が見込まれているものの、在庫調整の影響などにより力強い回復には至っておりません。情報通信市場では、スマートフォン、タブレットなどは買い替えサイクルの長期化やコロナ特需の剥落、景気の先行き不透明感から低調に推移しました。家電市場では、調理家電、空気清浄機などはコロナ特需の反動減やサービス消費へのシフトなどにより低調でしたが、エアコンなどの省エネ家電は伸長しました。産機市場は経済活動の回復やEV・半導体関連を中心とした需要増により拡大しました。
当社では、部材の安定調達を徹底し、顧客需要に即応した安定的な製品供給を維持すると共に、積極的な新製品の投入とコスト削減に努めた結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は110億3千8百万円(前年同期比12.5%減)、営業損失は3億8千5百万円(前年同期は営業利益2億1千6百万円)となりました。経常利益は円安による為替差益8億7千5百万円を計上し、6億9千4百万円(前年同期比60.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億2千万円(前年同期比65.9%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
2023/08/10 10:02