有価証券報告書-第85期(2025/04/01-2026/03/31)
28.法人所得税
当社グループの繰延税金資産は、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金が、将来の課税所得の見積額及び将来加算一時差異の解消見込額と相殺され、税負担額を軽減することができると認められる範囲内で計上しております。
繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得、タックス・プランニング及び将来加算一時差異の解消スケジュール等に基づき判断しております。また、将来の課税所得の見積りは、経営環境等の外部要因に関する情報や内部情報を考慮して見積りを行っております。
課税所得が生じる時期及び金額は、事業計画や経営環境の悪化等によって影響を受ける可能性があります。将来の課税所得の発生額の見積りは、経営者が作成した事業計画及び中期経営計画を基礎として行っております。当該見積りに当たっては、将来の市場成長予測といった経営者による重要な判断を伴う主要な仮定を使用しております。見積りの前提に大きな変化が生じた場合、翌連結会計年度の連結財務諸表の損益に重要な影響を及ぼす可能性があります。
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりであります。
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は次のとおりであります。
上記項目にかかる繰延税金資産は、当社グループがその便益を利用するために必要となる将来の課税所得が発生する可能性が高くないため認識しておりません。将来減算一時差異は、現行の税法上は失効することはありません。当社及び一部の子会社の税務上の繰越欠損金の失効予定は次のとおりであります。
繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る一時差異
前連結会計年度末及び当連結会計年度末において繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、それぞれ12,655百万円及び15,689百万円であります。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
繰延税金資産の純額の増減は次のとおりであります。
(注) 純損益で認識された額の合計と繰延税金費用合計との差額は、為替の変動によるものであります。
法人所得税費用の構成は次のとおりであります。
(注) 当期税金費用には、従前は未認識であった税務上の繰越欠損金の利用が含まれております。これに伴う当期税金費用の減少額は、前連結会計年度377百万円、当連結会計年度77百万円であります。
会計上の利益に適用税率を乗じた額と、法人所得税費用との調整表は次のとおりであります。
(注) 1 適用税率は、当社の法定実効税率(前連結会計年度31.3%、当連結会計年度32.1%)を使用しております。
(注) 2 2025年3月31日に「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が公布され、2026年4月1日以降に開始する事業年度から防衛特別法人税の課税が行われることとなりました。これに伴い、2026年4月1日以降に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等については法定実効税率が変更されます。なお、この税率変更による影響は軽微であります。
当社グループの繰延税金資産は、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金が、将来の課税所得の見積額及び将来加算一時差異の解消見込額と相殺され、税負担額を軽減することができると認められる範囲内で計上しております。
繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得、タックス・プランニング及び将来加算一時差異の解消スケジュール等に基づき判断しております。また、将来の課税所得の見積りは、経営環境等の外部要因に関する情報や内部情報を考慮して見積りを行っております。
課税所得が生じる時期及び金額は、事業計画や経営環境の悪化等によって影響を受ける可能性があります。将来の課税所得の発生額の見積りは、経営者が作成した事業計画及び中期経営計画を基礎として行っております。当該見積りに当たっては、将来の市場成長予測といった経営者による重要な判断を伴う主要な仮定を使用しております。見積りの前提に大きな変化が生じた場合、翌連結会計年度の連結財務諸表の損益に重要な影響を及ぼす可能性があります。
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2025年3月31日) | 当連結会計年度 (2026年3月31日) | |
| 繰延税金資産 | ||
| 未払賞与 | 330 | 364 |
| 棚卸資産評価損 | 380 | 297 |
| 棚卸資産未実現利益 | 243 | 254 |
| 有給休暇引当金 | 82 | 88 |
| 未払事業税 | 26 | 33 |
| 未払社会保険料 | 52 | 58 |
| 減価償却費及び償却額 | 14 | 19 |
| 固定資産評価損 | 165 | 119 |
| 税務上の繰越欠損金 | 472 | 566 |
| リース負債 | 376 | 542 |
| その他 | 126 | 289 |
| 小 計 | 2,272 | 2,634 |
| 繰延税金負債との相殺 | △1,049 | △1,144 |
| 繰延税金資産 計 | 1,223 | 1,489 |
| 繰延税金負債 | ||
| 減価償却費及び償却額 | △95 | △71 |
| その他の金融資産評価差益 | △222 | △263 |
| 退職給付に係る資産 | △234 | △113 |
| アレンジメントフィー | △120 | △104 |
| 使用権資産 | △312 | △474 |
| その他 | △82 | △117 |
| 小 計 | △1,067 | △1,144 |
| 繰延税金資産との相殺 | 1,049 | 1,144 |
| 繰延税金負債 計 | △18 | △0 |
| 繰延税金資産の純額 | 1,204 | 1,489 |
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2025年3月31日) | 当連結会計年度 (2026年3月31日) | |
| 将来減算一時差異 | 7,393 | 7,639 |
| 税務上の繰越欠損金 | 12,263 | 11,776 |
| 合 計 | 19,656 | 19,416 |
上記項目にかかる繰延税金資産は、当社グループがその便益を利用するために必要となる将来の課税所得が発生する可能性が高くないため認識しておりません。将来減算一時差異は、現行の税法上は失効することはありません。当社及び一部の子会社の税務上の繰越欠損金の失効予定は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2025年3月31日) | 当連結会計年度 (2026年3月31日) | |
| 1年目 | 778 | 1,623 |
| 2年目 | 1,750 | 2,697 |
| 3年目 | 88 | 4,497 |
| 4年目 | 2,991 | 769 |
| 5年目以降 | 6,653 | 2,188 |
繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る一時差異
前連結会計年度末及び当連結会計年度末において繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、それぞれ12,655百万円及び15,689百万円であります。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
繰延税金資産の純額の増減は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | |||||||||
| 2024年 4月1日 残高 | 純損益で認識された額 | 直接資本で認識された額 | その他の包括利益で認識された額 | 2025年 3月31日 残高 | 純損益で認識された額 | 直接資本で認識された額 | その他の包括利益で認識された額 | 2026年 3月31日 残高 | |
| 未払賞与 | 347 | △17 | - | - | 330 | 33 | - | - | 364 |
| 棚卸資産評価損 | 361 | 19 | - | - | 380 | △82 | - | - | 297 |
| その他の金融資産の公正価値の変動 | △164 | △21 | - | △35 | △222 | 76 | - | △117 | △263 |
| 減損損失 | 314 | △148 | - | - | 165 | △46 | - | - | 119 |
| 棚卸資産未実現損益 | 238 | 5 | - | - | 243 | 11 | - | - | 254 |
| 減価償却費及び償却額 | △39 | △41 | - | - | △80 | 28 | - | - | △51 |
| 税務上の繰越欠損金 | 499 | △26 | - | - | 472 | 94 | - | - | 566 |
| 確定給付制度の再測定 | △73 | △161 | - | - | △234 | 234 | - | △113 | △113 |
| 有給休暇引当金 | 76 | 6 | - | - | 82 | 5 | - | - | 88 |
| 未払事業税 | 23 | 2 | - | - | 26 | 7 | - | - | 33 |
| 未払社会保険 | 56 | △3 | - | - | 52 | 6 | - | - | 58 |
| リース負債 | 501 | △125 | - | - | 376 | 165 | - | - | 542 |
| アレンジメントフィー | △52 | △68 | - | - | △120 | 15 | - | - | △104 |
| 使用権資産 | △451 | 139 | - | - | △312 | △161 | - | - | △474 |
| その他 | 64 | △20 | - | - | 44 | 121 | - | 5 | 172 |
| 合 計 | 1,702 | △463 | - | △35 | 1,204 | 510 | - | △225 | 1,489 |
(注) 純損益で認識された額の合計と繰延税金費用合計との差額は、為替の変動によるものであります。
法人所得税費用の構成は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | |
| 当期税金費用 (注) | 708 | 704 |
| 繰延税金費用 | ||
| 一時差異の発生及び解消 | 192 | 152 |
| 税務上の繰越欠損金の利用又は認識 | 57 | △2 |
| 未認識の税務上の繰越欠損金又は一時差異の影響額 | 264 | △394 |
| 税率変更による変動 | △59 | 27 |
| 小 計 | 454 | △216 |
| 法人所得税費用 計 | 1,162 | 487 |
(注) 当期税金費用には、従前は未認識であった税務上の繰越欠損金の利用が含まれております。これに伴う当期税金費用の減少額は、前連結会計年度377百万円、当連結会計年度77百万円であります。
会計上の利益に適用税率を乗じた額と、法人所得税費用との調整表は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | |
| 税引前当期利益 | 2,955 | 2,552 |
| 適用税率における税額 (注) | 925 | 819 |
| 損金算入できない費用 | 94 | 66 |
| 受取配当金の益金不算入額 | △1 | △2 |
| 在外子会社の税率差異による影響額 | △131 | △146 |
| 未認識の税務上の繰越欠損金又は一時差異の影響額 | 264 | △394 |
| 税率変更による影響額(注) | △59 | 27 |
| その他 | 71 | 117 |
| 法人所得税費用 計 | 1,162 | 487 |
(注) 1 適用税率は、当社の法定実効税率(前連結会計年度31.3%、当連結会計年度32.1%)を使用しております。
(注) 2 2025年3月31日に「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が公布され、2026年4月1日以降に開始する事業年度から防衛特別法人税の課税が行われることとなりました。これに伴い、2026年4月1日以降に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等については法定実効税率が変更されます。なお、この税率変更による影響は軽微であります。