有価証券報告書-第45期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/26 15:43
【資料】
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【項目】
126項目

対処すべき課題

当社グループが事業を営む映像関連市場は、デジタル/ネットワーク化の加速に伴い、映像表現の高度化、映像利用の多様化、映像伝送システムの高度化が進展しております。
そのような環境の中、当社グループは、「クリエイティビティ」「テクノロジー」「グローバルな事業展開」「システムソリューション」を軸に、誠実な精神をもって新たな価値創造につとめ、世界の人々に「驚きと感動」を与える「映像コミュニケーション企業」を目指しております。
平成31年3月期においては、中期経営計画2020の達成に向け、グループ名も新たに「IMAGICA GROUP」(平成30年10月1日付にて商号変更)とし、以下の項目を重点課題と捉え、積極的に取り組んでまいります。
(1) 成長基盤の確立:成長事業への先行投資
成長基盤を確立するために、下記2つの軸を中心に先行投資を進めてまいります。
① コンテンツ投資、他社事業との協業による新しい価値の創造
・映像コンテンツ事業におけるコンテンツへの積極的な投資
・ローカライズ事業におけるダビングスタジオ増設やITシステム等への投資
・外部団体や企業との連携による様々な映像技術を使ったビジネスの開発
② 新しい映像技術やIT技術に対応した新規事業の創出
・当社グループのベンチャーキャピタルによる、有力ベンチャー企業への新規投資
・グループR&D部門による映像制作のための先端技術の情報収集と事業化に向けた研究開発の推進
・社内ベンチャー制度を活用した、グループ企業横断の新規ビジネス創出と事業化
・映像システム事業における光学計測事業分野の研究開発推進と事業領域の拡大
(2) 収益基盤の構築
強固な収益基盤を構築するために、以下の施策を実行してまいります。
① IMAGICAと子会社2社の統合による映像制作サービス事業における成長分野での受注拡大と制作体制の再編、受注体制と管理業務の効率化
② ローカライズ事業におけるオペレーションの改善と顧客別マージンの向上
③ セグメント内の事業別収益管理の徹底と向上、事業ポートフォリオの最適化
(3) 新しいグループへの変革
グループ企業の力を結集し、総合力でお客様と社会のニーズに応えてまいります。
① グループ名を「IMAGICA GROUP」に変更し、グループブランディング戦略を展開
② グループとしてワンストップソリューションの提供を推進
③ グループ全体として働き方改革を推進
④ グループ経営を支える人材を育成