有価証券報告書-第48期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/25 16:42
【資料】
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【項目】
156項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 新中期経営計画「G-EST2025」について
当社グループは2021年度(2022年3月期)を最終年度とする中期経営戦略『総合力2021』の推進に取り組んでまいりました。新たなグローバルビジネス体制の構築や映像制作サービス事業での構造改革実施、ライブエンタテインメント分野や光学計測分野における新規事業の創出など、将来への布石は打てたものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、『総合力2021』で掲げた2021年度の目標達成は難しいという判断をいたしました。
このような状況の中、コロナ禍にて顕在化した現状の経営課題を踏まえ、「逆境にも強いバランスの取れた高収益体質のグループ」を目指すために、新たな中期経営計画「G-EST2025」を策定いたしました。
<新中期経営計画「G-EST2025」の基本戦略>
*G-EST=4つの基本戦略の頭文字を連ねた造語
G:3つのG Growth、Global、Group
E:E2E、Live Entertainment(グローバルE2E事業、ライブエンタテイメント事業)
S:System (映像システム事業)
T:Transformation (変革事業)
新中期経営計画は、4つの基本戦略とそれらを支える3つの戦略的施策(DXによる経営改革、技術開発力強化、人材の確保・活性化)、SDGsの取組みから成り立っています。
4つの基本戦略が目指す姿「1.グローバルE2E事業はグループを支える第2の柱に、2.ライブエンタテイメント事業を成長軌道に、3.高収益の映像システム事業を更に大きく盤石に、4.変革事業は安定して利益を創出できる体質」の実現により、バランスの取れた高収益体質を目指してまいります。
<新中期経営計画「G-EST2025」が目指す姿(2025年度目標数値)>
<新中期経営計画「G-EST2025」の詳細>https://www.imagicagroup.co.jp/ir/philosophy/plan.html
また、社会課題の解決と事業の持続的成長を実現させるため、当社グループの経営理念やビジネスモデルからSDGsの取組みとして3つのテーマを設定いたしました。
<3つのテーマと貢献するSDGsの目標>
当社グループは、3つのテーマに基づいた様々な活動を推進していくことで、社会課題の解決と共に事業の持続的な成長を実現してまいります。また当社グループのESGに関する活動をご紹介するウェブサイトも開設しておりますので、ご参照ください。
https://www.imagicagroup.co.jp/ir/philosophy/esg.html
当社グループは、グローバルに映像コミュニケーションをお届けするOnly Oneのクリエイティブ&テクノロジー集団として、映像を軸に、エンタテイメント分野と産業分野の社会変革にも迅速かつ着実に対応し、加速度的に変化する技術革新と共に歩み、新たな映像事業の価値創出に挑戦し続けてまいります。
(2) 新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響について
新型コロナウイルス感染症による業績への影響については、2022年3月期においても一定期間継続するものと見込んでおります。