有価証券報告書-第96期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/26 14:16
【資料】
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注記事項-無形資産、連結財務諸表(IFRS)

12.無形資産
(1) 「無形資産」の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減及び帳簿価額は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
取得原価ソフトウエア開発費のれん顧客関連資産技術関連資産
2017年4月1日残高50,8493,0341,855--
個別取得8,501----
自己創設3,1391,516---
企業結合(注)9,510-9,72721,7456,445
除却△674△1---
外貨換算差額△17,285-△24--
その他の増減16,513----
2018年3月31日残高70,5534,54911,55821,7456,445
個別取得18,263----
自己創設3,4931,574---
企業結合(注)51-3,464--
除却△1,024-△52--
外貨換算差額△257-△31--
その他の増減914----
2019年3月31日残高91,9936,12314,93921,7456,445

(単位:百万円)
取得原価その他合計
2017年4月1日残高8,18263,920
個別取得4,06512,566
自己創設2,4747,129
企業結合(注)5,01252,439
除却△616△1,291
外貨換算差額△11,446△28,755
その他の増減11,28327,796
2018年3月31日残高18,954133,804
個別取得10,07928,342
自己創設1,1316,198
企業結合(注)963,611
除却△217△1,293
外貨換算差額△71△359
その他の増減△8,838△7,924
2019年3月31日残高21,134162,379

(注) 企業結合による増加は、前連結会計年度はTDモバイルと富士通テン、当連結会計年度は東北パイオニアEGの取得によるものです(注記6「企業結合」参照)。
(単位:百万円)
償却累計額及び
減損損失累計額
ソフトウエア開発費のれん顧客関連資産技術関連資産
2017年4月1日残高37,432914---
償却費 (注)10,4361,075-2,797269
減損損失--393--
除却△602----
外貨換算差額261----
その他の増減△619----
2018年3月31日残高46,9081,9893932,797269
償却費 (注)15,2281,169-3,828645
減損損失--334--
除却△986----
外貨換算差額△234----
その他の増減△3,290----
2019年3月31日残高57,6263,1587276,625914

(単位:百万円)
償却累計額及び
減損損失累計額
その他合計
2017年4月1日残高3,12341,469
償却費 (注)1,52316,100
減損損失-393
除却△269△871
外貨換算差額131392
その他の増減△28△647
2018年3月31日残高4,48056,836
償却費 (注)2,63623,506
減損損失-334
除却△213△1,199
外貨換算差額△86△320
その他の増減220△3,070
2019年3月31日残高7,03776,087

(注) 「無形資産」の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれています。
(単位:百万円)
帳簿価額ソフトウエア開発費のれん顧客関連資産技術関連資産
2017年4月1日残高13,4172,1201,855--
2018年3月31日残高23,6452,56011,16518,9486,176
2019年3月31日残高34,3672,96514,21215,1205,531

(単位:百万円)
帳簿価額その他合計
2017年4月1日残高5,05922,451
2018年3月31日残高14,47476,968
2019年3月31日残高14,09786,292

前連結会計年度及び当連結会計年度において純損益に認識した研究開発支出は、それぞれ445,862百万円及び495,843百万円です。これらは、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれています。
(2) 減損損失
連結会社は以下の資産について減損損失を計上しました。
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
TDモバイルについて、直営店の利益低下や処分等に伴いのれんの減損損失393百万円を計上しています。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
TDモバイルについて、直営店の利益低下や処分等に伴いのれんの減損損失334百万円を計上しています。
(3) 重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている重要な無形資産については以下のとおりです。
前連結会計年度(2018年3月31日)
帳簿価額(百万円)平均残存償却年数(年)
顧客関連資産18,9487.4
技術関連資産6,1769.6

前連結会計年度において新たに計上された重要な無形資産は、TDモバイルの子会社化により認識された顧客関連資産(帳簿価額12,103百万円、残存償却年数7.3年)、富士通テンの子会社化により認識された顧客関連資産(帳簿価額6,845百万円、残存償却年数7.6年)及び技術関連資産(帳簿価額6,176百万円、残存償却年数9.6年)です。
当連結会計年度(2019年3月31日)
帳簿価額(百万円)平均残存償却年数(年)
顧客関連資産15,1206.4
技術関連資産5,5318.6

当連結会計年度において新たに計上された重要な無形資産はありません。
(4) のれんの減損テスト
のれんが配分されている資金生成単位(又はそのグループ)については、毎報告期間末、さらに減損の兆候がある場合には都度、減損テストを行っています。
企業結合により生じたのれんは、企業結合のシナジーから将来の超過収益力が生じると期待される資金生成単位(又はそのグループ)に配分しています。のれんの資金生成単位(又はそのグループ)への配分額は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2018年3月31日)
当連結会計年度
(2019年3月31日)
TDモバイル(注1)7,3977,011
デンソーテングループ(注2)1,9381,938
デンソーFA山形-3,464
その他1,8301,799
合計11,16514,212

(注1)TDモバイルに配分したのれんは、TDモバイルが運営する直営店に配分しています。
(注2)デンソーテングループに配分したのれんは、デンソーテンを含む主要な子会社に配分しています。
TDモバイルについては、直営店の利益低下や処分等に伴いのれんの当初配分額を減損損失として計上しています。
デンソーテングループ及びデンソーFA山形については、のれんが配分された資金生成単位(又はそのグループ)の回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報を反映されて作成され、経営陣によって承認された、最長で5年間の予測を基礎とする使用価値に基づき算定しています。当該5年間を超えるキャッシュ・フローの予測は、一定又は逓減する成長率を適用し、以降の年度分を推測して延長することにより見積もっています。また、割引率は、当該資金生成単位(又はそのグループ)の加重平均資本コスト6.42%~9.17%を使用しています。なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を上回っていますが、仮に割引率が1.3%上昇した場合、減損損失が発生します。