訂正有価証券報告書-第41期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2018/01/25 15:14
【資料】
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【項目】
120項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や金融政策を背景に、企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなかで、緩やかな回復基調が続いているものの、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の下振れリスクから、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループの通信事業におきましては、MVNO普及への注目が高まるなか、売上が大幅に増加し、今後も継続した拡大が期待されます。情報サービス業界におきましては企業のIT関連投資に対する持直しの動きが見られる中、当社グループの成長戦略事業である健康医療介護の顧客基盤構築に向け、既存商品・サービスに加え、新たな商品・サービスの開発を推進し、グループ全体の業績向上に努めてまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の業績といたしましては、売上高が3,581百万円(前期比8.4%減)となりました。損益面におきましては、営業損失161百万円(前期は営業損失94百万円)、経常損失192百万円(前期は経常損失116百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失567百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失573百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[インターネット関連事業]
インターネット関連のシステム開発及び運営支援、業務コンサルティング、データセンターの運用・保守等を行い、売上高は1,980百万円(前期は1,834百万円)となり、セグメント利益は120百万円(前期は86百万円)となりました。
[ECサイト関連事業]
シューズ、ウェア等アパレル製品のインターネット通信販売等を行い、売上高は348百万円(前期は1,525百万円)となり、セグメント損失は16百万円(前期は116百万円)となりました。
なお、同事業を営んでおりました連結子会社株式会社サルースの全株式を平成27年6月30日をもって譲渡いたしました。
[健康医療介護情報サービス事業]
医療情報管理ソフトウェア、薬剤管理指導業務システム及び透析管理システムの開発・保守サービス、販売等を行い、売上高は291百万円(前期は34百万円)となり、セグメント損失は75百万円(前期は17百万円)となりました。
[遺伝子情報サービス事業]
遺伝子解析キットの販売及び遺伝子情報の解析等を行い、売上高は57百万円(前期は402百万円)となり、セグメント損失は175百万円(前期はセグメント利益115百万円)となりました。
[通信事業]
MVNOを中心とした情報通信サービス全般等の企画、開発、製造、販売を行い、売上高は939百万円(前期は110百万円)となり、セグメント利益は107百万円(前期は7百万円)となりました。
[海外事業]
東アジア圏におけるIT事業等、グループ会社に対して事業機会の提供、ビジネスの仲介業務等を行い、売上高は0百万円(前期は0百万円)となり、セグメント損失は0百万円(前期は0百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ178百万
円増加し、当連結会計年度末には1,237百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は243百万円(前年同期は76百万円の使用)となりました。これは、売上債権の減少額、仕入債務の増加額及び前受金の増加額等が主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は231百万円(前年同期は122百万円の獲得)となりました。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出、無形固定資産の取得による支出等が主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は165百万円(前年同期は90百万円の使用)となりました。これは、長期借入れによる収入及び長期借入金の返済による支出が主な要因であります。