有価証券報告書-第55期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/24 14:13
【資料】
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【項目】
122項目
(重要な会計上の見積り)
関係会社株式及び関係会社出資金の評価
1.当事業年度の財務諸表に計上した金額
関係会社株式 50,555百万円(うちメディカロイドへの投資 7,955百万円)
関係会社出資金 15,425百万円(うちシスメックス パルテックへの投資 8,450百万円)
2.識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
関係会社株式及び関係会社出資金は、移動平均法による原価法を適用しており、株式の実質価額が取得原価に比べて著しく低下した場合には、事業計画を入手し回復可能性の判定を行っております。当該評価で用いる事業計画は、主に新製品の市場導入時期、販売数量、価格、関連費用の見積りにおいて不確実性が伴います。
シスメックス パルテックの関係会社出資金については、連結財務諸表ののれんの評価で利用した将来の財務予算に基づく事業価値から株式価値を算定し、関係会社出資金の取得価額と比較し回復可能性の要否を検討しております。成長率はシスメックス パルテックの活動範囲に属する国の長期平均成長率を勘案し3.0%とし、割引率は属する市場、国の加重平均資本コストを基に算定した結果12.4%を用いております。仮に成長率が1.1%低下した場合又は割引率が0.7%上昇した場合は、減損が発生いたします。
メディカロイドに関する関係会社株式については、メディカロイドが作成した事業計画を基に回復可能性の検討を行っております。当事業年度において、手術支援ロボットの国内市場での販売及び設置を進めておりますが、今後の販売数量、販売価格、関連費用の見積り及び海外市場への導入のタイミングにおいて不確実性が伴います。この不確実性が顕在化することによって将来計画の達成が困難になった場合には、減損が発生する可能性があります。