有価証券報告書-第47期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/24 10:39
【資料】
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【項目】
122項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度における経営環境につきましては、シャドーバンキング問題を抱える中国など新興国の景気動向やギリシャ債務問題・ウクライナ帰属問題を抱える欧州域内の景気の先行き等の不安要因はあるものの、米国経済の堅調さや円高修正による輸出競争力向上、消費税増税前の駆け込み需要も反映しての国内景気回復などにより明るさの垣間見えた経営環境でありました。
当連結会計年度の売上高につきましては、住設防災機器向けや半導体製造装置向け、医療機向けなどが健闘の結果、前期比16.5%増の313億6百万円となっております。
当連結会計年度の損益につきましては、構造改革への取り組みもあって各段階利益で過去最高となり、営業利益が株式会社フジソク合併などによる業務効率化や嘉興金利精密電子有限公司活用などによる現地調達拡大、内製化の推進など事業構造改革の結果、前期比61.4%増の52億8千8百万円、経常利益が営業利益変動要因に加え為替差益の減少などにより51.2%増の54億7千6百万円、当期純利益が72.4%増の40億1千5百万円の結果となっております。
(2) セグメント別の業績
① エレクトロニック&メカニカルコンポーネンツ(E&MC)
当セグメントの売上高につきましては、住設防災機器向けや携帯基地局向け、電動工具向けなどが健闘し、前期比15.3%増の133億8千万円となっております。
セグメント利益(営業利益)につきましては、株式会社フジソクの吸収合併実施による業務効率化や今期出資完了の嘉興金利精密電子有限公司を活用しての現地調達拡大など事業構造改革の推進により、前期比111.2%増の21億3千8百万円となっております。
② センサ
当セグメントの売上高につきましては、半導体製造装置向けや医療機器向けが堅調に推移した結果、前期比27.0%増の32億7千6百万円となっております。
セグメント利益(営業利益)につきましては、増収や原価低減活動の影響により、前期比317.6%増の6億9千2百万円となっております。
③ アクチュエータ
当セグメントの売上高につきましては、遊技機器向けや医療機器向けが堅調に推移した結果、前期比17.7%増の119億3千1百万円となっております。
セグメント利益(営業利益)につきましては、増収影響や商流変更物流費削減・内製化推進などのコスト低減努力により、前期比9.2%増の23億1千9百万円となっております。
④ 商品
当セグメントの売上高につきましては、建設機器向けや携帯基地局向けの健闘などにより、前期比7.0%増の27億1千7百万円となっております。
セグメント利益(営業利益)につきましては、増収等の影響により、前期比22.6%増の2億6千9百万円となっております。
(3) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は131億1千2百万円となり、前連結会計年度末と比べ28億9千1百万円の増加となっております。各キャッシュ・フローの状況及び増減要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは44億7千1百万円の収入となり、前連結会計年度の38億4千1百万円の収入と比べ6億2千9百万円収入が増加しております。収入増加の主な要因は税金等調整前当期純利益の増加などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは8億4百万円の支出となり、前連結会計年度の7億1千万円の支出と比べ9千4百万円支出が増加しております。支出増加の主な要因は関係会社出資金の払込による支出などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは9億9千4百万円の支出となり、前連結会計年度の9億3千万円の支出と比べ6千4百万円支出が増加しております。支出増加の主な要因は配当金の支払額の増加などであります。
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