- #1 注記事項-その他の負債、連結財務諸表(IFRS)(連結)
前連結会計年度まで「その他の流動負債」に含めていた「返金負債」は,当連結会計年度において金額的重要性が増したため,連結財政状態計算書において区分掲記し,前連結会計年度の財政状態計算書を組替えて表示しています。また,これらの表示方法の変更を反映させるため,前連結会計年度の注記の組替えを行っています。詳細については,第5「経理の状況」1連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記「3.重要性のある会計方針」(表示方法の変更)に記載しています。
2024/06/26 13:54- #2 注記事項-法人所得税、連結財務諸表(IFRS)(連結)
| 2022年4月1日 | 純損益を通じて認識 | その他の包括利益において認識 | 2023年3月31日 |
減損損失 | 1,230 | 278 | - | 1,508 |
返金負債 | 5,996 | △1,660 | - | 4,336 |
賞与引当金 | 3,818 | 1,322 | - | 5,140 |
当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
2024/06/26 13:54- #3 注記事項-重要な会計上の見積り及び判断、連結財務諸表(IFRS)(連結)
翌連結会計年度において重要な修正をもたらすリスクのある仮定及び見積りは以下のとおりです。
・収益認識及び返金負債の見積り計上
民間向け航空エンジン事業で第2四半期連結会計期間に発生した出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査プログラムにより,当連結会計年度において売上収益を155,973百万円減額し,あわせて返金負債を計上しています。今後数年間で整備台数が増加し,2024年から2026年までの期間に平均350機の地上駐機が見込まれることによって,同エンジンプログラムに約15%のシェアで参画している当社においても補償費用や追加整備費用等の発生が見込まれるためです。整備台数増加の原因は,PW1100G-JMプログラムのパートナー会社である米国Pratt&Whitney社(以下,「P&W社」という。)において過去に製造された粉末冶金部品(※)の製造工程にて,まれに品質上の問題があることが判明し,P&W社の技術検討の結果,2023年9月に疑義対象品に対する繰り返し検査・対象部品寿命短縮等の方針が出されたことによるものです。対象となるエンジンは約3,000台であり,一定サイクル間隔での繰り返し検査と部品交換を要することとなったため,整備回数が増加する結果となりました。エンジン取り卸しから取り付けまでの期間は250~300日となる見込みです。なお,製造工程に対する有効な対策は既にとられており,現在判明している対象部品以外で同様の問題は発生していません。
2024/06/26 13:54- #4 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(連結財政状態計算書)
前連結会計年度において,「流動負債」の「その他の流動負債」に含めていた「返金負債」は,金額的重要性が増したため,当連結会計年度より区分掲記することとしました。
この結果,前連結会計年度において,「流動負債」の「その他の流動負債」に表示していた38,642百万円は,「返金負債」に組み替えています。
2024/06/26 13:54- #5 注記事項-関連当事者、連結財務諸表(IFRS)(連結)
2.第三者の代表として行なった取引であり,取引金額,価格等については,一般取引条件によっています。
3.「その他の流動負債」に含めていた「返金負債」は,金額的重要性が増したため,当連結会計年度より区分掲記することとしました。この結果,「その他の流動負債」に表示していた32,078百万円は,「返金負債」に組み替えています。
当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
2024/06/26 13:54- #6 税効果会計関係、財務諸表(連結)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
| | 前事業年度(2023年3月31日) | | 当事業年度(2024年3月31日) |
繰延税金資産減価償却超過額減損損失投資有価証券等評価損棚卸資産評価損未払費用否認返金負債賞与引当金保証工事引当金受注工事損失引当金退職給付引当金関係会社損失引当金資産除去債務税務上の繰越欠損金その他 | | 6,435百万円2,00246,8267704,3709,4153,2891,15454334,0781,6901,4292,17613,952 | | 5,999百万円1,72028,3131,4033,15356,6822,9641,01967433,042471,4454,20517,470 |
繰延税金資産小計税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 | | 128,129△621△44,634 | | 158,136△3,217△50,876 |
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの,当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
2024/06/26 13:54- #7 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
・CCC :運転資本÷売上収益×365日
・運転資本:営業債権+契約資産+棚卸資産+前払金-契約負債-営業債務-返金負債
(3)会社の対処すべき課題
2024/06/26 13:54- #8 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
当連結会計年度末における総資産は2兆978億円となり,前連結会計年度末と比較して1,558億円増加しました。主な増加項目は,営業債権及びその他の債権で742億円,棚卸資産で477億円です。
負債は1兆6,955億円となり,前連結会計年度末と比較して2,098億円増加しました。主な増加項目は,返金負債で1,540億円であり,主に出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査プログラムによる影響で増加したものです。有利子負債残高はリース負債を含めて5,743億円となり,前連結会計年度末と比較して548億円増加しました。継続して資金流動性の確保の取り組みを進めています。
資本は4,022億円となり,前連結会計年度末と比較して539億円減少しました。これには,親会社の所有者に帰属する当期損失682億円が含まれています。
2024/06/26 13:54- #9 連結キャッシュ・フロー計算書(IFRS)(連結)
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
| | | | (単位:百万円) |
契約負債の増減額(△は減少) | | △14,843 | | 2,378 |
返金負債の増減額(△は減少) | | 5,004 | | 154,037 |
貸倒引当金の増減額(△は減少) | | 7,118 | | 7,892 |
2024/06/26 13:54- #10 連結財政状態計算書(IFRS)(連結)
| | | | (単位:百万円) |
引当金 | 24 | 22,942 | | 25,190 |
返金負債 | 4 | 38,642 | | 192,679 |
その他の流動負債 | 25 | 139,716 | | 148,243 |
2024/06/26 13:54- #11 重要な会計上の見積り、財務諸表(連結)
会計上の見積りにより当事業年度に係る財務諸表にその額を計上した項目であって,翌事業年度に係る財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは,次のとおりです
・収益認識及び返金負債の見積り計上
民間向け航空エンジン事業で当事業年度の第2四半期に発生した出荷済みのPW1100G-JMエンジンに関する追加検査プログラムにより,当事業年度において売上高を155,973百万円減額し,あわせて返金負債を計上しています。今後数年間で整備台数が増加し,2024年から2026年までの期間に平均350機の地上駐機が見込まれることによって,同エンジンプログラムに約15%のシェアで参画している当社においても補償費用や追加整備費用等の発生が見込まれるためです。整備台数増加の原因は,PW1100G-JMプログラムのパートナー会社である米国Pratt&Whitney社(以下,「P&W社」という。)において過去に製造された粉末冶金部品(※)の製造工程にて,まれに品質上の問題があることが判明し,P&W社の技術検討の結果,2023年9月に疑義対象品に対する繰り返し検査・対象部品寿命短縮等の方針が出されたことによるものです。対象となるエンジンは約3,000台であり,一定サイクル間隔での繰り返し検査と部品交換を要することとなったため,整備回数が増加する結果となりました。エンジン取り卸しから取り付けまでの期間は250~300日となる見込みです。なお,製造工程に対する有効な対策は既にとられており,現在判明している対象部品以外で同様の問題は発生していません。
2024/06/26 13:54