有価証券報告書-第124期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/30 9:38
【資料】
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【項目】
174項目
5 偶発債務
・タカタ製エアバッグ・インフレーターに関連した訴訟
主に米国及びカナダにおいて、タカタ製エアバッグ・インフレーター(膨張装置)に関連した様々な集団訴訟と民事訴訟、また州等による訴訟が、当社及び連結子会社と他の自動車製造会社において提起されている。訴訟は、エアバッグ・インフレーターの欠陥を主張し、原告が費やした費用や原告の主張する車両の価値の下落などの経済的損失等、さらに特定のケースでは人身傷害に対して、損害賠償や懲罰的損害賠償を請求している。米国における集団訴訟の多くは、連邦広域係属訴訟として統合され、2018年2月に裁判所により和解案が承認された。当該和解金の支払いは完了している。
一方、その他進行中の訴訟については、将来発生した場合の債務の金額を合理的に見積もることができないために、当該偶発事象に係る損失について引当金は計上していない。
・有価証券報告書の虚偽記載に関連した訴訟
過去の有価証券報告書の虚偽記載の結果、現在、国内外で訴訟に発展している案件がある。
今後の進行状況等によっては、当社の連結業績に影響が生じる可能性がある。
・米国日産販売金融会社の係争案件
Superior Automotive Group, LLCらとの間で、クレジットラインを中断したことに関して訴訟に発展していた案件があり、進行状況によっては、当社の連結業績に影響が生じる可能性があった。なお、会社法第444条第3項に基づく連結計算書類作成時点において将来発生した場合の損失の金額を合理的に見積もることができなかったために、当該偶発事象に係る損失について引当金は計上していない。
その後有価証券報告書提出日までの期間において、当該案件について和解に至り、翌連結会計年度において関連費用を計上する予定である。