有価証券報告書-第124期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/30 9:38
【資料】
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【項目】
174項目
d. 指標と目標
長期目標として掲げた「2050年、クルマのライフサイクルでのカーボンニュートラル」の実現に向け、2022年度までの中期行動計画をまとめた「ニッサン・グリーンプログラム 2022」では、各バリューチェーンでのKPIと目標を明確にし、その進捗を毎年報告している。2021年度の到達状況は以下のとおりであり、また最新の2022年度の実績についても2023年7月末に当社企業サイトに掲載するESGデータブック2023にて公表を予定している。
2022年度目標値2021年度実績CO2排出単位詳細
クルマ-40%-42.5%2000年度比新車CO2排出(日本、米国、欧州、中国)
企業活動全体-30%-32.9%2005年度比グローバル販売台数当たり
→生産活動-36%-23.4%2005年度比グローバル生産台数当たり
→物流-12%-27.9%2005年度比生産台数当たり(日本、北米、欧州、中国)
→オフィス-12%-26.7%2010年度比R&D拠点を含む延床面積当たり
→販売店-12%-15.2%2010年度比店舗床面積当たり(日本)

自動車のバリューチェーン全体を捉えた時に、クルマの使用時に排出されるCO2量が占める割合は、企業活動に伴う排出量に比較して著しく多く、全体の80%以上を占める。バリューチェーン全体(Scope1,2,3の合計値)のCO2排出量129,975kton-CO2のうち、販売したクルマの使用時の排出量が114,854kton-CO2、比較となる企業からの排出量Scope1,2はそれぞれ698kton-CO2、1,541kton-CO2(いずれも2021年度実績)。いずれもGHGプロトコルに基づいた測定結果であり、外部評価機関によって認証を受けた数値を含んでいる。
(ton-CO2e)
Scope(*)20172018201920202021
Scope 1912,476889,444774,163754,453697,851
Scope 22,394,1092,339,8832,105,7001,631,5511,541,276
Scope 3213,715,000203,106,900173,138,601135,068,055127,735,901
合計217,021,585206,336,227176,018,464137,454,059129,975,028

* 各スコープは「GHG プロトコル事業者排出量算定基準」によって以下の様に定められている。
Scope 1 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
Scope 2 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope 3 企業のバリューチェーンで発生するScope2以外の間接排出
排出量の推移、第三者保証の詳細などは当社企業サイトに掲載しているサステナビリティレポート2022を参照いただきたい。