有価証券報告書-第12期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
対処すべき課題
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) グループ全体としての現状の認識について
当社グループは、「世界に貢献する企業に向かって『尊重 信頼 挑戦』そこから生まれる夢の実現」を経営理念に掲げ、“多様な文化や価値観を持つ国際社会と協調し、協力しながら社会ニーズに応えられる企業として発展していくこと”“グローバル・コンペティションに勝ち抜くために先進的な加工技術への挑戦と技術の蓄積によって、期待を超える魅力あふれる自動車フレームを素早く提供し、世界中から信頼される企業となること”を目指しております。
このような、経営の基本方針のもと、株主、顧客、従業員、社会など全てのステークホルダーから信頼される企業であり続けられるよう企業活動に取り組んでまいります。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、株主利益重視の観点から親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)10%以上を継続的に確保すること、企業基盤の安定化のため売上収益税引前利益率5%以上を確保することを目指しております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループでは、急速に変化を続ける事業環境に即応しながら、ゆるぎない成長を遂げていくために、2020年を最終年度とする長期ビジョン(愛称“Dream20”)を2011年4月に策定し、中期事業計画とあわせ、中長期的な経営戦略に位置づけております。
長期ビジョンにおいては、「『エイチワン ブランド』の確立」を目指す姿に定め、「良い商品で、世界中のお客様と信頼を築き、社会の期待に素早く応えられる企業となる」という方針のもと、世界一の品質と技術力を作り上げ、高品質、軽量、高剛性、高耐久性を備えた骨格部品すなわち“H-oneフレーム”を世界のお客様に提供してまいりたいと考えております。
この長期ビジョンにおける最終の中期計画となる第5次中期事業計画(2017年4月~2020年3月)では、「H-oneブランドの確立を目指し、品質信頼性向上とNo.1技術確立で収益力向上を強力に推し進める」を経営方針に定め、長期ビジョンの総仕上げのための諸施策を進めております。
(4) 会社の対処すべき課題
現在の当社グループを取り巻く事業環境は、日本経済は個人消費の回復や雇用の増加を通じて景気回復が持続、中国経済も安定成長が続き、アジア・大洋州地域においてもタイ、インド、インドネシアの成長基調は変わらないものと思われますが、一方で、米国の外交通商政策が各国経済に与える影響は注視していく必要があると認識しております。
自動車業界においては、市場が引き続き拡大する一方、自動車の電動化の動きが加速する中において、新興の電気完成車メーカーの参入や既存自動車メーカーの異業種との連携が従来以上に活発化していくことが見込まれ、それらに伴い想定される自動車メーカーの部品調達戦略や開発戦略の変化によって、自動車部品業界でも技術開発競争や受注競争が激しさを増していくものと思われます。
このような環境下、当社グループは、以下のとおり第5次中期事業計画(2017年4月~2020年3月)(以下、「5中」)を策定し、現在、これを実行中であります。
[5中・経営方針]
H-oneブランドの確立を目指し、品質信頼性向上とNo.1技術確立で収益力向上を強力に推し進める
[5中・重点施策]
① サステナビリティ強化
② 品質高位安定化
③ 収益性の向上
④ No.1技術の確立と事業領域の拡大
⑤ 人材開発の強化
5中では、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:企業統治)の取り組み強化と人材開発を当社グループの持続的発展の基盤としながら、自動車フレームに今後求められる様々なニーズに対して、それを具現化する新たな技術開発や商品開発を進めるほか、グローバルで顧客の求めるQCDを満たすため事業基盤をさらに強化するとともに、取引先開拓などを通じて事業の拡大を図る方針であり、これらの諸施策を実行し、2020年ビジョン「エイチワン ブランドの確立」の実現に鋭意取り組んでまいります。
(1) グループ全体としての現状の認識について
当社グループは、「世界に貢献する企業に向かって『尊重 信頼 挑戦』そこから生まれる夢の実現」を経営理念に掲げ、“多様な文化や価値観を持つ国際社会と協調し、協力しながら社会ニーズに応えられる企業として発展していくこと”“グローバル・コンペティションに勝ち抜くために先進的な加工技術への挑戦と技術の蓄積によって、期待を超える魅力あふれる自動車フレームを素早く提供し、世界中から信頼される企業となること”を目指しております。
このような、経営の基本方針のもと、株主、顧客、従業員、社会など全てのステークホルダーから信頼される企業であり続けられるよう企業活動に取り組んでまいります。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、株主利益重視の観点から親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)10%以上を継続的に確保すること、企業基盤の安定化のため売上収益税引前利益率5%以上を確保することを目指しております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループでは、急速に変化を続ける事業環境に即応しながら、ゆるぎない成長を遂げていくために、2020年を最終年度とする長期ビジョン(愛称“Dream20”)を2011年4月に策定し、中期事業計画とあわせ、中長期的な経営戦略に位置づけております。
長期ビジョンにおいては、「『エイチワン ブランド』の確立」を目指す姿に定め、「良い商品で、世界中のお客様と信頼を築き、社会の期待に素早く応えられる企業となる」という方針のもと、世界一の品質と技術力を作り上げ、高品質、軽量、高剛性、高耐久性を備えた骨格部品すなわち“H-oneフレーム”を世界のお客様に提供してまいりたいと考えております。
この長期ビジョンにおける最終の中期計画となる第5次中期事業計画(2017年4月~2020年3月)では、「H-oneブランドの確立を目指し、品質信頼性向上とNo.1技術確立で収益力向上を強力に推し進める」を経営方針に定め、長期ビジョンの総仕上げのための諸施策を進めております。
(4) 会社の対処すべき課題
現在の当社グループを取り巻く事業環境は、日本経済は個人消費の回復や雇用の増加を通じて景気回復が持続、中国経済も安定成長が続き、アジア・大洋州地域においてもタイ、インド、インドネシアの成長基調は変わらないものと思われますが、一方で、米国の外交通商政策が各国経済に与える影響は注視していく必要があると認識しております。
自動車業界においては、市場が引き続き拡大する一方、自動車の電動化の動きが加速する中において、新興の電気完成車メーカーの参入や既存自動車メーカーの異業種との連携が従来以上に活発化していくことが見込まれ、それらに伴い想定される自動車メーカーの部品調達戦略や開発戦略の変化によって、自動車部品業界でも技術開発競争や受注競争が激しさを増していくものと思われます。
このような環境下、当社グループは、以下のとおり第5次中期事業計画(2017年4月~2020年3月)(以下、「5中」)を策定し、現在、これを実行中であります。
[5中・経営方針]
H-oneブランドの確立を目指し、品質信頼性向上とNo.1技術確立で収益力向上を強力に推し進める
[5中・重点施策]
① サステナビリティ強化
② 品質高位安定化
③ 収益性の向上
④ No.1技術の確立と事業領域の拡大
⑤ 人材開発の強化
5中では、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:企業統治)の取り組み強化と人材開発を当社グループの持続的発展の基盤としながら、自動車フレームに今後求められる様々なニーズに対して、それを具現化する新たな技術開発や商品開発を進めるほか、グローバルで顧客の求めるQCDを満たすため事業基盤をさらに強化するとともに、取引先開拓などを通じて事業の拡大を図る方針であり、これらの諸施策を実行し、2020年ビジョン「エイチワン ブランドの確立」の実現に鋭意取り組んでまいります。