有価証券報告書-第88期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/24 15:45
【資料】
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【項目】
108項目

対処すべき課題

今後の当社グループを取り巻く経営環境は、国内需要の伸び悩みと海外現地生産の進展という厳しい状況が継続していくと予想されます。
このような経営課題に対処するため、2020年を目標年度とする長期ビジョン「Global 10」を設定し、平成28年度は以下の2点を重点課題として取組む所存です。
[重点課題1]事業統合におけるシナジーの発現
三菱重工工作機械株式会社と当社グループとの間でそれぞれが持つ自動車用エンジンバルブに関するノウハウや強みを共有した相乗効果の追求。
[重点課題2]積極的なグローバル展開
中国の富士气門(広東)有限公司、及びインドネシア共和国のPT. FUJI OOZX INDONESIAの生産能力増強とメキシコ合衆国のFUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.の円滑な立上げ。
また、徹底したコスト改善に向けた抜本的構造改革を推進するとともに、企業の社会的責任を果たし、世界のなかで存在価値のある会社として認められるよう、常に高い目標をもち、理想を追求していくことができる体質を目指します。
当社では、平成28年度のスローガンと基本方針を以下のように定め、経営課題への取り組みの具体化による中長期目標の実現を目指してまいります。
スローガン
『会社と共に良くなろう!』~個人が成長し、会社も成長する~
基本方針
①事業統合のシナジー実現
パートナーと力を合わせ、素早く・円滑に統合を進める
②グローバル化の自力展開
海外3拠点の支援強化とビジネス連携の更なる進化
③職場改革を自ら始める
グループの安全風土構築とOJK全力展開&質的向上
(注)OJKは当社における自主管理活動の総称となります。