有価証券報告書-第99期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/27 10:49
【資料】
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【項目】
176項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、2020年2月に創業100周年という節目を迎えたことを機に、これまでの歴史の重みを踏まえつつ、「次なる100年」に向けて持続的成長を遂げる企業グループとなるべく、2020年4月1日付で、当社グループの存在理由及び目的、使命を示した新たな経営理念を制定しました。また、持続的成長を続けていくには、この経営理念を拠り所とする、当社グループの将来展望を掲げるとともに、それを具現化していく「長期志向経営」への転換が必須であるとの思いから、同日付で、2030年を目標年に置いた将来展望を「長期ビジョン」として掲げました。
[経営理念]
新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。
[長期ビジョン]
グローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する
価値共創カンパニーを目指します。
「長期ビジョン」の実現に向けて当社グループのありたい姿を具体化し、その姿と現状とのギャップをバックキャストで埋めていく「長期志向経営」を進めてまいります。
(2) 経営環境及び対処すべき課題等
今後のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響は緩和していくことが予想される一方、資源・原材料価格の高騰など、引き続き不透明な状況が続くと考えられます。
当社グループを取り巻く環境につきましても、引き続き好調な受注環境が継続すると想定しているものの、主力の特装車事業をはじめとする各事業において、資源・原材料価格の高騰による影響は大きく、収益性においては厳しい状況にあります。
このような状況を踏まえ、中期経営計画[SG-2023]の最終年度である2023年度の業績目標を次のとおり修正いたしました。
(単位:百万円)
2023年度(最終年度)
[SG-2023]
業績目標
修正後
(業績予想値)
連結売上高250,000270,000
連結営業利益15,00012,000
海外売上高45,00060,000
ROE10%以上7.2%
ROIC7%以上5.2%

為替レート
(1USドル)
108.0円130.0円


今後につきましては、原材料価格等の高騰に伴う適正な価格設定並びにROIC経営の実践による投下資本の最適化及び生産性のさらなる向上に努めるとともに、中期経営計画[SG-2023]に掲げる諸施策に関する取組みを着実に実行していくこと、また2024年度からは中期経営計画の「Phase2<拡大>」の適用期間を迎えるにあたり、さらなる資本効率の改善・収益力の強化とともに、長期経営計画[SG-Vision2030]に掲げる目標からバックキャストした<拡大>戦略を実現する具体的な施策を検討・策定していくことが、当面の課題となります。
(ご参考)長期ビジョン及び長期・中期経営計画について
2021年度から2030年度までの長期経営計画適用期間の10年間を3つのPhase(段階・期間)に分け、各期間について中期経営計画を立案・推進することで、新明和グループが目指す2030年度における姿を表した「長期ビジョン」の実現及び各種経営指標への到達を目指します。
長期ビジョングローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する
価値共創カンパニーを目指します。
長期経営計画[SG-Vision2030]
中期経営計画2021~2023年度2024年度~~2030年度
Phase1<転換>Phase2<拡大>Phase3<飛躍>

①長期経営計画[SG-Vision2030]
「長期事業戦略」(2030年の社会未来像を描き、これを実現する事業施策を立案・実践する)と、「経営基盤の強化」(サステナビリティ経営の推進により「長期事業戦略」の進捗を支えつつ、価値創造を支えるマテリアリティ(重要課題)の解決とSDGsへの貢献に取り組む)という2つの経営テーマに並行して取り組み、経済的価値と社会的価値を持続的に創出することで、企業価値の向上を図ります。
(A)「長期事業戦略」及び「経営基盤の強化」として取り組む施策等の概略
長期事業戦略既存事業の深化・領域拡大(ICTの活用、モビリティの進化への対応、海外市場拡大等)
新事業創出の促進
戦略的M&Aの促進
デジタルトランスフォーメーション(DX)推進
経営基盤の強化事業ポートフォリオ・マネジメントをはじめ経営資源を適切に配分するための財務戦略・資本政策の策定・推進と取締役会によるモニタリング
会社の持続的な価値向上と従業員エンゲージメント向上を両立させる人材戦略の実践
ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)に関するマテリアリティ(重要課題)への取り組みの推進

(B)長期経営計画[SG-Vision2030]における経営指標と目標水準
経営指標目標水準
連結売上高4,000億円以上
海外売上高1,000億円以上
ROE12%以上
ROIC10%以上

(C)環境・社会・ガバナンスに関するマテリアリティと重点取り組みテーマの概略
マテリアリティ(重要課題)
環境地球温暖化防止生産活動に伴う温室効果ガスの排出削減
循環型社会への貢献廃棄物の削減
社会ダイバーシティ&インクルージョンの推進多様性を尊重し支援する組織風土の醸成、個人に内在する多様性の獲得等
働きやすい職場環境の整備
ガバナンスコーポレートガバナンス体制の充実取締役会の機能強化等
リスク管理体制の整備・強化BCPの整備、CSR調達の推進等


②中期経営計画[SG-2023]
(A)2023年度(中期経営計画[SG-2023]最終年度)の業績目標値
業績目標値
連結売上高2,700億円
連結営業利益120億円
海外売上高600億円
ROE7.2%
ROIC5.2%

(為替前提:1ドル=130円)
(B)キャッシュ・アロケーション
目標とする水準
成長投資300~400億円
(設備投資・M&A)(3年間合計)
配当性向40~50%
自己株式取得株価水準等に応じて
機動的に実施

(C)中期経営計画[SG-2023]における取り組みの基本方針
① 前中期経営計画(Change for Growing, 2020)諸施策の継続推進による成果の刈り取り
② 長期ビジョンに基づく長期事業戦略の策定と推進
③ 経営基盤の強化
(a) サステナビリティ経営方針の制定・実践、マテリアリティ管理項目の確定、KPIの設定、長期事業戦略の推進によりSDGsに貢献
(b) DX推進のためのITインフラ整備、基幹業務の改革
④ 将来価値の創出及びステークホルダーとの成果の共有
(a) ROIC経営の実践により将来価値を持続的に創出する企業体質に転換
(b) 利益の一定水準をステークホルダーと共有(配分)

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