有価証券報告書-第35期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、創業訓「①社会正義に則る ②快適で健康なヒューマンライフの創造に貢献する ③科学的エビデンスのもと世界初の価値を創造する ④日本発の技術で世界のオンリーワン企業を創造する ⑤トリムは運命共同体である」に則り、家庭用医療機器メーカーから、グローバルなメディカルカンパニーへの飛躍を目指しております。その実現のためには、科学的エビデンスによる裏付けが最も重要との考えのもと、大学、病院を始めとする研究機関と連携し、基礎研究から臨床研究まで幅広い研究開発を実施しております。また、常に経営効率の向上に取り組み、適正な利益を生む経営を実施するとともに、現在の安定した財政基盤の更なる拡充に努めます。
一方、グループ事業の持続的成長を実現する為には、短期的業績拡大もさることながら、中長期的視野に立った先行投資やイノベーティブな挑戦が不可欠であり、ベンチャー精神をもって新規事業にも挑みます。さらに、社会の公器として、コーポレート・ガバナンスの充実、積極的なCSR活動等にも取り組み、社会貢献することで企業価値の向上を図り、社会や株主の皆様から評価される企業であり続けたいと考えております。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、効率的で筋肉質な経営を目指し、連結売上高経常利益率25%以上を中期的目標といたしております。当指標の次期見通しにつきましては、今後の飛躍的な成長に向けて、中長期的視野に立った研究開発、広報活動等へ積極投資を実施しながらも、当期の19.1%を上回る19.4%を計画しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略
ウォーターヘルスケア事業のうち整水器販売事業では、整水器販売による収益拡大とともに、整水器の普及拡大に伴うストックビジネスである浄水カートリッジ販売の伸長による安定した収益基盤の構築を目指します。具体的対策として、整水器の普及拡大を目的に、①科学的エビデンスの更なる構築、②ECサイト等の新たな販売チャネルの構築、③日本トリム及び電解水素水の認知向上、ブランディング、④消費者のニーズ、市場環境に対応した商品開発に注力します。一方、ユーザーへの季刊誌やメルマガ等による情報発信、架電等によるフォローの強化に取り組み、浄水カートリッジ販売を継続的に伸長させてまいります。
農業関連事業では、電解水素水を栽培に応用することで、作物の収穫量の増加及び抗酸化成分量や糖度が高まることによる作物の機能性の向上が期待されており、その実証に向けて更なるデータの蓄積に取り組みます。それと並行して、農業振興策を推進する自治体や農業法人等と連携し、農業用整水器の普及及び「還元野菜®」のブランド化を促進します。また、国内のみならず海外への展開も図ります。
海外事業では、中国において病院運営事業を拡大するとともに、整水器販売事業へのシナジーを図ります。また、水道インフラが未整備の地域では、現在のインドネシアでの事業をモデルケースとして、ボトルドウォーター事業を軸に展開いたします。先ずは、アジア、特に東南アジア地域から進出してまいります。
医療関連事業では、本格的に事業展開を開始した「電解水透析®」を伸長させる一方、先進医療分野における戦略的持株会社である株式会社トリムメディカル ホールディングスを中心に、今後の大幅な市場拡大が見込まれる再生・修復医療及び生殖医療(不妊治療)分野の事業基盤強化に取り組み、新たな事業軸として構築してまいります。これら取り組みにより、トリムグループをメディカルカンパニーとしてブランディングすることで、整水器販売事業への波及効果を図るなど、グループ事業相互のシナジーとともに、M&Aも視野に新規分野へも積極的に進出し、業容を拡大してまいります。
(4)経営環境及び対処すべき課題
当社グループは、家庭用医療機器メーカーからメディカルカンパニーへ、そして、グローバル企業への飛躍を目指しております。当社では、これまで健康寿命の延伸、医療費の削減には「予防」が最も重要との考えのもと、その一助として「ウォーターヘルスケアという新習慣」を提唱してまいりました。これは「健康長寿社会の実現」を掲げ、健康維持・増進策に注力している国策にまさに合致するものです。また、新規事業として取り組んでおります再生医療分野も新たな成長分野として高い注目を得ています。昨年、水素水に関する一連の報道により、市場環境は一時的に悪化しましたが、中長期的には当社グループにとりまして、いい経営環境にあると考えております。そのような環境のもと、グローバルなメディカルカンパニーへの飛躍を実現するためには、短期的業績拡大に取り組む一方で中長期的視野に立った先行投資やベンチャー精神に則ったイノベーティブな挑戦が重要であると考えております。その具体的課題として、①研究開発の更なる推進、②製品開発、③トリムブランドの構築、④新たな販売チャネルの開拓、⑤新規事業軸の構築が挙げられます。
① 研究開発の更なる推進
当社では、水素水研究のパイオニアとしてこれまで20年以上に亘り電解水素水に関する産学共同研究を実施し、国際学術誌等でその成果を論文として数多く発表してまいりました。昨今、より高いエビデンスが要求される中、東北大学との糖尿病患者への飲用による臨床研究やカロリンスカ研究所、東京大学等との基礎研究、電解水透析の医療分野や還元野菜の農業分野での研究など、研究開発に引き続き注力しています。また、高知県須崎市では電解水素水飲用による健診データや医療費に関する疫学調査及びメタボ対象者・予備軍に対する飲用臨床試験を本年秋頃に開始する計画です。さらに、国立研究開発法人理化学研究所と「電解水素水の効果の機序解明」に関する共同研究を本格的に開始いたします。一方、再生医療分野でも各大学等と連携し、さい帯血由来の幹細胞の臨床研究の実施に向けて取り組んでおります。これらの産学共同研究で成果を得ることで、その波及効果により、各グループ事業の飛躍的拡大を実現してまいります。
② 製品開発
当社では、整水器の世帯普及率20%(業界全体)を目標としておりますが、その実現にはより幅広い消費者のニーズにあった高性能で汎用性の高い製品の開発が必須です。水の質をより高めるための機能向上は勿論、使い易さ、デザイン、サイズ、コスト等、あらゆる面で、これまでの概念に囚われることなく、製品の開発、改良に注力してまいります。
③ トリムブランドの構築
当社の飛躍的成長のためには、水の機能や技術力、開発力だけでなく、ブランドを構築することが重要です。その対策として、認知度向上を目的としたマスメディアやWEB上での広報活動は勿論のこと、社会貢献活動等のCSR活動推進による社会的ステイタス向上にも積極的に取り組んでまいります。また、顧客満足度や会社の信頼性も当然重要な要素であり、顧客のフォロー体制、社内管理体制、内部統制等の充実にも努めてまいります。
④ 新たな販売チャネルの開拓
世帯普及率20%の早期実現には、新たな販売チャネルの開拓により年間販売台数を大きく伸長させる必要があります。その新たな販売チャネルとしてECサイト等のWEB上での販売を確立することが必須であると考えています。そのためにも、上記①、②、③に注力し、現在のお客様に“販売しに行く方式”からお客様から“購入しに来ていただける方式”へと移行できる市場環境作りに取り組みます。また、東南アジアをはじめ、海外への販路拡大にも精力的に取り組んでまいります。
⑤ 新規事業軸の構築
当社グループが持続的に成長していくためには、現在の主軸事業である家庭用整水器事業の他に、新たな事業軸を構築することが必要であると考えております。その実現のため、医療分野の電解水透析事業、農業分野の還元野菜事業、再生医療分野のさい帯血バンク運営事業や国産細胞医薬品の開発事業、また、中国での慢性期疾患治療病院運営事業などの新規事業に積極的に進出し、業容の拡充に取り組んでおります。今後も当社グループの飛躍に向け、ベンチャー精神を持って、グループ相互のシナジー効果を図れる新規事業に挑戦してまいります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、創業訓「①社会正義に則る ②快適で健康なヒューマンライフの創造に貢献する ③科学的エビデンスのもと世界初の価値を創造する ④日本発の技術で世界のオンリーワン企業を創造する ⑤トリムは運命共同体である」に則り、家庭用医療機器メーカーから、グローバルなメディカルカンパニーへの飛躍を目指しております。その実現のためには、科学的エビデンスによる裏付けが最も重要との考えのもと、大学、病院を始めとする研究機関と連携し、基礎研究から臨床研究まで幅広い研究開発を実施しております。また、常に経営効率の向上に取り組み、適正な利益を生む経営を実施するとともに、現在の安定した財政基盤の更なる拡充に努めます。
一方、グループ事業の持続的成長を実現する為には、短期的業績拡大もさることながら、中長期的視野に立った先行投資やイノベーティブな挑戦が不可欠であり、ベンチャー精神をもって新規事業にも挑みます。さらに、社会の公器として、コーポレート・ガバナンスの充実、積極的なCSR活動等にも取り組み、社会貢献することで企業価値の向上を図り、社会や株主の皆様から評価される企業であり続けたいと考えております。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、効率的で筋肉質な経営を目指し、連結売上高経常利益率25%以上を中期的目標といたしております。当指標の次期見通しにつきましては、今後の飛躍的な成長に向けて、中長期的視野に立った研究開発、広報活動等へ積極投資を実施しながらも、当期の19.1%を上回る19.4%を計画しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略
ウォーターヘルスケア事業のうち整水器販売事業では、整水器販売による収益拡大とともに、整水器の普及拡大に伴うストックビジネスである浄水カートリッジ販売の伸長による安定した収益基盤の構築を目指します。具体的対策として、整水器の普及拡大を目的に、①科学的エビデンスの更なる構築、②ECサイト等の新たな販売チャネルの構築、③日本トリム及び電解水素水の認知向上、ブランディング、④消費者のニーズ、市場環境に対応した商品開発に注力します。一方、ユーザーへの季刊誌やメルマガ等による情報発信、架電等によるフォローの強化に取り組み、浄水カートリッジ販売を継続的に伸長させてまいります。
農業関連事業では、電解水素水を栽培に応用することで、作物の収穫量の増加及び抗酸化成分量や糖度が高まることによる作物の機能性の向上が期待されており、その実証に向けて更なるデータの蓄積に取り組みます。それと並行して、農業振興策を推進する自治体や農業法人等と連携し、農業用整水器の普及及び「還元野菜®」のブランド化を促進します。また、国内のみならず海外への展開も図ります。
海外事業では、中国において病院運営事業を拡大するとともに、整水器販売事業へのシナジーを図ります。また、水道インフラが未整備の地域では、現在のインドネシアでの事業をモデルケースとして、ボトルドウォーター事業を軸に展開いたします。先ずは、アジア、特に東南アジア地域から進出してまいります。
医療関連事業では、本格的に事業展開を開始した「電解水透析®」を伸長させる一方、先進医療分野における戦略的持株会社である株式会社トリムメディカル ホールディングスを中心に、今後の大幅な市場拡大が見込まれる再生・修復医療及び生殖医療(不妊治療)分野の事業基盤強化に取り組み、新たな事業軸として構築してまいります。これら取り組みにより、トリムグループをメディカルカンパニーとしてブランディングすることで、整水器販売事業への波及効果を図るなど、グループ事業相互のシナジーとともに、M&Aも視野に新規分野へも積極的に進出し、業容を拡大してまいります。
(4)経営環境及び対処すべき課題
当社グループは、家庭用医療機器メーカーからメディカルカンパニーへ、そして、グローバル企業への飛躍を目指しております。当社では、これまで健康寿命の延伸、医療費の削減には「予防」が最も重要との考えのもと、その一助として「ウォーターヘルスケアという新習慣」を提唱してまいりました。これは「健康長寿社会の実現」を掲げ、健康維持・増進策に注力している国策にまさに合致するものです。また、新規事業として取り組んでおります再生医療分野も新たな成長分野として高い注目を得ています。昨年、水素水に関する一連の報道により、市場環境は一時的に悪化しましたが、中長期的には当社グループにとりまして、いい経営環境にあると考えております。そのような環境のもと、グローバルなメディカルカンパニーへの飛躍を実現するためには、短期的業績拡大に取り組む一方で中長期的視野に立った先行投資やベンチャー精神に則ったイノベーティブな挑戦が重要であると考えております。その具体的課題として、①研究開発の更なる推進、②製品開発、③トリムブランドの構築、④新たな販売チャネルの開拓、⑤新規事業軸の構築が挙げられます。
① 研究開発の更なる推進
当社では、水素水研究のパイオニアとしてこれまで20年以上に亘り電解水素水に関する産学共同研究を実施し、国際学術誌等でその成果を論文として数多く発表してまいりました。昨今、より高いエビデンスが要求される中、東北大学との糖尿病患者への飲用による臨床研究やカロリンスカ研究所、東京大学等との基礎研究、電解水透析の医療分野や還元野菜の農業分野での研究など、研究開発に引き続き注力しています。また、高知県須崎市では電解水素水飲用による健診データや医療費に関する疫学調査及びメタボ対象者・予備軍に対する飲用臨床試験を本年秋頃に開始する計画です。さらに、国立研究開発法人理化学研究所と「電解水素水の効果の機序解明」に関する共同研究を本格的に開始いたします。一方、再生医療分野でも各大学等と連携し、さい帯血由来の幹細胞の臨床研究の実施に向けて取り組んでおります。これらの産学共同研究で成果を得ることで、その波及効果により、各グループ事業の飛躍的拡大を実現してまいります。
② 製品開発
当社では、整水器の世帯普及率20%(業界全体)を目標としておりますが、その実現にはより幅広い消費者のニーズにあった高性能で汎用性の高い製品の開発が必須です。水の質をより高めるための機能向上は勿論、使い易さ、デザイン、サイズ、コスト等、あらゆる面で、これまでの概念に囚われることなく、製品の開発、改良に注力してまいります。
③ トリムブランドの構築
当社の飛躍的成長のためには、水の機能や技術力、開発力だけでなく、ブランドを構築することが重要です。その対策として、認知度向上を目的としたマスメディアやWEB上での広報活動は勿論のこと、社会貢献活動等のCSR活動推進による社会的ステイタス向上にも積極的に取り組んでまいります。また、顧客満足度や会社の信頼性も当然重要な要素であり、顧客のフォロー体制、社内管理体制、内部統制等の充実にも努めてまいります。
④ 新たな販売チャネルの開拓
世帯普及率20%の早期実現には、新たな販売チャネルの開拓により年間販売台数を大きく伸長させる必要があります。その新たな販売チャネルとしてECサイト等のWEB上での販売を確立することが必須であると考えています。そのためにも、上記①、②、③に注力し、現在のお客様に“販売しに行く方式”からお客様から“購入しに来ていただける方式”へと移行できる市場環境作りに取り組みます。また、東南アジアをはじめ、海外への販路拡大にも精力的に取り組んでまいります。
⑤ 新規事業軸の構築
当社グループが持続的に成長していくためには、現在の主軸事業である家庭用整水器事業の他に、新たな事業軸を構築することが必要であると考えております。その実現のため、医療分野の電解水透析事業、農業分野の還元野菜事業、再生医療分野のさい帯血バンク運営事業や国産細胞医薬品の開発事業、また、中国での慢性期疾患治療病院運営事業などの新規事業に積極的に進出し、業容の拡充に取り組んでおります。今後も当社グループの飛躍に向け、ベンチャー精神を持って、グループ相互のシナジー効果を図れる新規事業に挑戦してまいります。