四半期報告書-第32期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

【提出】
2016/08/12 9:21
【資料】
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【項目】
19項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善傾向、雇用・所得環境の改善傾向により、緩やかな回復基調が続く一方で、中国をはじめとするアジア新興国等の景気の下振れなどで先行き不透明な状況となっております。また、英国のEU離脱問題も円高による先行きへの懸念を強める一因として浮上しております。
半導体業界におきましては、半導体市場は縮小傾向があるものの、NAND型フラッシュ・メモリーの新技術を用いて生産する動きもあり、また、パソコン用DRAMのスポット市場で低容量品の価格が上昇してきた向きもあります。
このような状況のもと、当社は半導体産業及び関連事業分野における最先端技術を支える検査計測装置を中心に事業展開しております。当社の主力製品の一つでありますマスクCD-SEM「Zシリーズ」につきましては顧客より高い評価をいただいており、今後もさらに次世代のナノスケールにも対応すべく、開発を続けております。
上記の結果、売上高は80百万円(前年同四半期比139.0%増)となりました。損益につきましては、営業損失41百万円(前年同四半期は66百万円の営業損失)、経常損失52百万円(前年同四半期は66百万円の経常損失)及び四半期純損失55百万円(前年同四半期は67百万円の四半期純損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
流動資産は、前事業年度末に比べて12.4%減少し、1,185百万円となりました。これは、現金及び預金が208百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が453百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前事業年度末に比べて1.8%減少し、510百万円となりました。これは、無形固定資産が12百万円増加した一方、投資その他の資産が19百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は、前事業年度末に比べて9.4%減少し、1,696百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度末に比べ13.5%減少し、529百万円となりました。これは、電子記録債務が13百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が66百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前事業年度に比べて8.1%減少し、248百万円となりました。これは、長期借入金が22百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて11.8%減少し、777百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末に比べて7.3%減少し、918百万円となりました。これは、利益剰余金が72百万円減少したことによります。
(3)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発費は14百万円であります。