四半期報告書-第28期第1四半期(平成27年5月1日-平成27年7月31日)

【提出】
2015/09/11 15:02
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)
等を適用し、「四半期純損失」を「親会社株主に帰属する四半期純損失」としております。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成27年5月1日~平成27年7月31日)におけるわが国経済は、企業業績や雇用環
境が改善し、日経平均株価指数の上昇など、緩やかな回復基調が続きました。一方、海外においては、米国では消
費や設備投資の増加により景気は拡大基調が続いており、欧州ではギリシャ債務問題が再燃しているものの、英国
やドイツでは回復傾向が見られ、また、中国をはじめとする新興国では先行き不透明な状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は302百万円、営業損失は83百万
円、経常損失は93百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は110百万円となりました。
なお、当社は前連結会計年度末より連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期との比較分析は行っており
ません。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①半導体パッケージ基板・精密基板検査装置関連事業(当社)
当第1四半期連結累計期間におきましては、当事業の主力製品でありますAVI(自動最終外観検査装置)及び
AOI(プリント基板のパターン検査装置)の引合いや受注は引き続き堅調に推移しておりますが、現受注案件に
つきましては第2四半期以降に納入が多いことから、売上高は低い水準にとどまりました。
この結果、当事業の売上高は94百万円となり、セグメント損失は101百万円となりました。
②精密基板製造装置関連事業(First EIE SA)
当第1四半期連結累計期間におきましては、当事業の主力製品でありますフォトプロッター(基板のフィルム原
版を印刷する装置)が売上を牽引し、堅調に推移しております。
この結果、当事業の売上高は203百万円となり、セグメント利益は19百万円となりました。
③デジタルパソロジー関連機器事業(テラ株式会社)
当第1四半期連結累計期間におきましては、バーチャルスライドシステムの販路拡充に努めており、受注活動に
注力しましたが、売上高は低い水準にとどまりました。
この結果、当事業の売上高は4百万円となり、セグメント損失は1百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産の部は、前連結会計年度末に比べ20百万円減少し、2,028百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金154百万円の増加、受取手形及び売掛金241百万円の減少によるものであり
ます。
負債の部では、前連結会計年度末に比べ91百万円減少し、1,262百万円となりました。これは主に、支払手形及
び買掛金16百万円の減少、未払金37百万円の減少、長期借入金26百万円の減少によるものであります。
純資産の部では、前連結会計年度末に比べ70百万円増加し、765百万円となりました。これは主に、資本剰余金
73百万円等の計上によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題は
ありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、23百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。