訂正有価証券報告書-第62期(2016/04/01-2017/03/31)

【提出】
2023/02/14 15:13
【資料】
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【項目】
114項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針については、本報告書「第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、貸倒引当金等の各引当金の計上、固定資産の減損に係る会計基準における回収可能価額の算定、繰延税金資産の回収可能性の判断につきましては、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っております。但し、実際の結果は、見積りに含まれる不確実要素によりこれらの見積りと異なる場合があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、791億4千2百万円(前年同期比0.1%増)となりました。セグメントごとの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1) 業績」に記載しております。
また当連結会計年度の利益につきましては、新製品開発や販売促進活動に注力し、市場の活性化と売上拡大に努めたものの、営業利益は、34億1千6百万円(前年同期比0.1%減)と、概ね前年並みとなりました。一方、期中の為替変動による為替差損の発生や模倣品対策費用の増加等により、経常利益は、24億4千7百万円(前年同期比15.2%減)となりましたが、不動産の売却益の発生等により、税金等調整前当期純利益は、28億7千4百万円(前年同期比6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億8千4百万円(前年同期比31.6%増)となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローが主に税金等調整前当期純利益の増加により25億6千3百万円の収入(前連結会計年度は、27億9千6百万円の収入)となり、また、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の売却収入がありましたが、新製品生産用金型を中心とした設備投資等を行ったことから12億2千6百万円の支出(前連結会計年度は、26億2千万円の支出)となりました。また、財務活動によるキャッシュフローは、主に借入金の返済により、13億8千1百万円の支出(前連結会計年度は2億4千6百万円の収入)となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2億2千7百万円減少し、43億8百万円(前連結会計年度末は45億3千6百万円)となりました。