四半期報告書-第64期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)
有報資料
(1)業績の状況
(新中期経営方針について)
今期、創業90周年を迎えるにあたり、創業の精神を忘れることなく大きな変革に挑戦すべく、5月に新中期経営方針を発表いたしました。
新中期経営方針では、3つの改革を掲げております。
1.意識改革
・市場の大きな変化に対応するために、これまでの前例にとらわれず、新たなおもちゃの可能性を広げていくためにグループ全社員の意識改革を推進
2.商品改革
・遊びの変化に対応するための開発力強化
・タカラトミーが商品展開していない玩具市場へのビジネス展開
・自社ブランドの強みを生かし、「商品」展開から「ブランド」展開への変革
3.ビジネスの構造改革
・玩具流通以外の新たな販売箇所の拡大
・サプライチェーンマネジメントの見直しによるコスト削減
・迅速な業務遂行を進めるための本社組織改革
・玩具事業強化のためのグループ再編の継続
これらの改革を推進するとともに、成長に向け意欲的に挑戦しております。
(経営成績に関する分析)
<連結業績概要>(単位:百万円)
※(参考資料)トイズユニオン㈱および㈱タツノコプロを除いた連結業績概要
売上高は、前年同期比12.7%減の31,858百万円となりました。
主な減収要因は、中核の玩具事業の強化と経営効率化を図る戦略的プランの一環として、トイズユニオン㈱および㈱タツノコプロの株式を譲渡し、連結の範囲より除いたことによるものであり、その影響額は5,028百万円であります。なお、前年同期におけるトイズユニオン㈱および㈱タツノコプロを除いた売上高は、上記記載の参考資料のとおり堅調に推移いたしました。
営業損失は、597百万円(前年同期営業利益104百万円)となりました。
「トランスフォーマー」関連商品の輸出の増加やTOMY Internationalグループの値引販売などから原価率が上昇し売上総利益が減少するとともに、マーケティングおよび新商品開発に注力しており広告宣伝費および研究開発費を増加させたこともあり営業損失となりました。
経常損失は、824百万円(前年同期経常利益91百万円)となりました。
営業損失に加え、前年同期における為替差益が為替差損に転じました。
四半期純損失は、1,978百万円(前年同期四半期純損失1,036百万円)となりました。
子会社であるTOMY International, Inc.における集団訴訟の和解費用として1,084百万円、㈱タカラトミーエンタメディアの不適切な会計処理に伴う不正関連損失214百万円等、特別損失を1,303百万円計上いたしました。また、法人税等は法人税等調整額が軽減されたことなどにより前年同期に対して1,068百万円減少いたしました。
<セグメント別業績の概況>(単位:百万円)
<日本>(単位:百万円)
定番商品の強化として、「プラレール」では、ディズニーキャラクターをイメージした車両を新たなラインナップとして展開するとともに、「リカちゃん」では、AR(拡張現実)アプリと商品が連動し、さらに女の子が憧れるアイドルをテーマにした「原宿ガールズスクール」シリーズをスタートさせました。また、ポケモン関連商品につきましては、アミューズメントマシーン「ポケモントレッタ」やポケモン玩具と連動させて遊ぶことができる新商品「ポケモンメガリング」が好評を博しました。「トランスフォーマー」は第4弾の映画公開に先駆けて全世界で販売を開始した映画関連商品が人気を集め、売上は前年を上回る水準で推移しました。さらに、4月に放送をスタートした当社原案のテレビアニメーションをもとにしたハイターゲット向けトレーディングカードゲーム「WIXOSS」や次世代エンターテイメントロボット「OMNIBOTシリーズ」を発売し好調なスタートを切っており、積極的に年齢軸の拡大と新たな市場への商品投入を進めました。売上高は23,091百万円(前年同期比14.6%減)となりましたが、その要因は主に、前述のトイズユニオン㈱および㈱タツノコプロの株式譲渡に伴う影響によるものです。利益面では、輸出売上の増加による原価率の悪化に加え、広告宣伝費および研究開発費などの増加により、営業利益739百万円(同48.0%減)となりました。
<北米・欧州・オセアニア>(単位:百万円)
TOMY Internationalグループでは、北米地域において農耕車両玩具「John Deere」や、ベビー事業における哺乳瓶やカップなどのフィーディング商品、デザイン性の高いJJ COLE関連商品の販売が堅調に推移いたしましたが、欧州地域においては知育玩具などの販売が苦戦したことに加え、利益率の低いカプセル玩具のビジネスを縮小したことから、売上高は7,773百万円(前年同期比6.5%減)となりました。利益面では、主に人件費および広告宣伝費を圧縮したものの、値引販売などによる原価率の悪化、商標利用権等の償却費196百万円の計上を含め、営業損失619百万円(前年同期営業損失406百万円)となりました。
<アジア>(単位:百万円)
ASEAN諸国におきましては国や地域の購買水準に合わせ低価格かつ現地の子どもの嗜好に細かく対応する新商品開発を進めております。インドネシアにおきましては昨年10月に発売した「アニマルホイールズ」に続き、同商品とも連動した遊びができる動物をモチーフとしたオリジナルの自動車玩具「アニマルホイールズダッシュ」のテストセールスをスタートいたしました。売上高は、中国事業において一部商品の販売から撤退したことにより12,600百万円(前年同期比1.0%減)となりましたが、営業利益は、中国事業一部撤退により販売費及び一般管理費が減少したことなどから384百万円(同19.6%増)となりました。
財政状態(連結)の変動状況は次のとおりであります。
<資産>流動資産は、前連結会計年度末に比較して7,805百万円減少し、82,790百万円となりました。これは主として、商品及び製品、繰延税金資産が増加した一方で、現金及び預金が減少したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して924百万円減少し、64,854百万円となりました。これは主として、のれんおよびその他の無形固定資産が減少したことによるものです。
<負債>流動負債は、前連結会計年度末に比較して3,868百万円減少し、37,297百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が増加した一方で、短期借入金、1年内償還予定の新株予約権付社債が減少したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して1,758百万円減少し、62,634百万円となりました。これは主として、長期借入金が減少したことによるものです。
<純資産>純資産は、前連結会計年度末に比較して3,107百万円減少し、47,800百万円となりました。これは主として、利益剰余金、為替換算調整勘定が減少したことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して11,029百万円減少し、35,295百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比較して887百万円減少し、611百万円の支出となりました。これは主として、仕入債務の増加2,623百万円、減価償却費1,598百万円等による資金の増加があった一方で、たな卸資産の増加2,705百万円、税金等調整前四半期純損失2,125百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比較して835百万円減少し、1,101百万円の支出となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出1,179百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比較して8,691百万円減少し、9,253百万円の支出となりました。これは主として、転換社債の償還による支出4,900百万円、短期借入金の減少1,869百万円、長期借入金の返済による支出1,396百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
平成26年8月8日に社内調査委員会より「調査報告書」が提出され、当社の連結子会社において実態を伴わない取引と不適切な会計処理が行われていたことが判明いたしました。当社としましては、これらの事案を厳粛かつ深刻に受け止めると共に、同「調査報告書」で提言された再発防止策を実施することで、コンプライアンス意識の再徹底と当社グループの内部統制のさらなる強化に取り組んでまいります。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
会社の支配に関する基本方針
<当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収防衛策)の継続について>当社は、平成25年6月26日開催の当社第62回定時株主総会において株主の皆様の承認を受け、当社株式の大規模買付行為等への対応方針(以下「本対応方針」といいます)を継続いたしました。本対応方針は、有事の際に新株予約権の無償割当て(以下「対抗措置」といいます)を行うことができる事前警告型ライツプランであり、具体的内容は以下のとおりです。
1.本対応方針の概要
本対応方針の概要は以下に記載するとおりですが、本対応方針の詳細については、当社ホームページ掲載の平成25年5月14日付けプレスリリース「当社株式の大規模買付行為等への対応方針(買収防衛策)の継続に関するお知らせ」をご覧下さい。
(参考URL:http://www.takaratomy.co.jp/release/index.html)
①当社が発行者である株券等が20%以上となる買付け等(以下「大規模買付行為等」といいます)を行おうとする者(以下「買付者」といいます)は、事前に当該大規模買付行為等に関する情報を当社に対して提供していただきます。
②当社取締役会は、有事に際し、特別委員会を設置します。特別委員会は、当社取締役会に対し、企図されている大規模買付行為等の内容に対する意見や根拠資料、これに対する代替案等を提出するよう求めることがあります。
③特別委員会は、買付者や当社取締役会から情報を受領した後、当社取締役会からの付議を受けて、当社取締役会が当該大規模買付行為等にかかる買付内容を検討するために必要な情報のすべてが記載された書面による提案を受領した時から起算して、原則として最長60営業日以内に、買付内容の評価・検討を行い、買付者に対して対抗措置を発動すべきか否かを判断し、当社取締役会に対し勧告を行います(なお、特別委員会は、その勧告において対抗措置の発動に関して当社株主総会の承認決議を経るべき旨の留保を付することができます)。特別委員会は、必要と判断する場合には、独立した外部専門家等の助言を得ることができます。また、当社取締役会は、買付者との交渉、株主に対する情報開示等を行います。
④当社取締役会は、特別委員会の勧告を最大限尊重し、最終的に対抗措置を発動するか否かの決議を行うものとします。なお、当社取締役会は、特別委員会がその勧告において対抗措置の発動に関して当社株主総会の承認決議を経るべき旨の留保を付した場合、原則として、実務上可能な限り速やかに当社株主総会を招集し、対抗措置の発動に関する議案を付議するものとします。この場合、当社取締役会は、当該株主総会の決議に従い、対抗措置の発動・不発動に関する決議を行うものとします。
⑤買付者が、本対応方針に定める手続を遵守しない場合や当社の企業価値・株主共同の利益を明白に侵害すると認められる場合で、かつ、対抗措置を発動することが相当と認められる場合には、当社は、特別委員会の判断を経た上、対抗措置の発動を決定することができます。
⑥対抗措置を発動する場合に株主の皆様に割り当てられる新株予約権には、買付者等一定の者(以下「非適格者」といいます)による権利行使は認められない旨の行使条件、および当社が非適格者以外の者から当社株式と引換えに新株予約権を取得することができる旨の取得条項を付することができます。これにより、非適格者以外の株主に対して当社株式が交付された場合には、当該非適格者の有する当社株式の議決権割合は希釈化されることとなります。
2.当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、「われらの優良な商品で世界の市場をにぎわせよう。」、「誠意と努力は他を益し自己の幸福の基となる。」を創業理念とし掲げ、創業以来、「製品の安全品質」はもちろん「遊びの品質」においてもより優良なものを子供たちに提供し、「健全な子供文化の育成」に努めてまいりました。お蔭様でお客様の多大な信頼を受け、プラレール、トミカ、リカちゃん、チョロQなど多数の商品が世代間を越えたロングセラー商品として当社の貴重な財産となっております。当社の創業理念は、会社の根幹を成すものであり、当社のみならず当社グループにおいて脈々と引き継がれています。創業理念の実現に向かって進むべき羅針盤として、次の企業理念を定めました。
「 すべての『夢』の実現のために
こどもたちの『夢』の実現のために
わたしたちの『夢』の実現のために
株主の『夢』の実現のために
パートナーの『夢』の実現のために
社会の『夢』の実現のために
わたしたちは新しい遊びの価値を創造します。 」
「すべての『夢』の実現のために」に向けた当社グループの行動が、将来に向かって当社の企業価値を最大化するものであり、それが、株主価値の最大化に繋がるものであると考えています。当社グループでは、今後も新しい遊びの価値の創造や製品品質の向上を図り、将来を担う子供たちのために「健全な子供文化の育成」を当社の使命として真摯に受け止め、その実現により「タカラトミー」ブランド価値の更なる向上を推進しております。「タカラトミー」ブランドを光り輝かせるブランド価値経営は、すべてのステークホルダーの方々の「夢」の実現を可能にするものであると確信しております。そのため、当社株式を大量に買い付ける提案を受けた場合には、その買付けが、ステークホルダーの方々の共感を得て脈々と引き継がれてきた当社の創業理念や企業理念、当社および当社グループの企業価値ひいては株主の皆様共同の利益に及ぼす影響を適切・的確に判断するために当該買付者の提案する事業計画の内容とその実現可能性・適法性、当社のステークホルダーに与える影響、当社および当社グループの企業価値に及ぼす影響、さらには、当社の将来計画への影響を十分に把握して判断する必要があります。
当社取締役会は、上記要素に鑑みて、当社の企業価値および株主の皆様共同の利益の確保・向上に資さない当社株式の大規模な取得行為や買収提案を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えています。
3. 基本方針の実現に資する特別な取組み及び本対応方針についての取締役会の判断及びその理由
(1) 基本方針の実現に資する特別な取組みについて
当社の「中長期経営戦略」、「コーポレートガバナンスの強化」等の各施策は、当社の企業価値ないし株主の皆様共同の利益を確保し、向上させることを直接の目的とするものであり、基本方針の実現に資するものです。
従って、当社取締役会は、当該取組みが、基本方針に沿うものであり、当社の企業価値ないし株主の皆様共同の利益を損ない、または当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
(2) 本対応方針について
本対応方針は、①株主および投資家の皆様並びに買付者の予見可能性を高め、株主の皆様に適正な選択の機会を確保するため、事前の開示がなされていること、②本対応方針による買収防衛策の導入に関して、本定時株主総会において株主の皆様のご承認を得ているため、本対応方針の発効について株主の皆様の意思が反映されており、また、当社株主総会において本対応方針を廃止する旨の議案が承認された場合には本対応方針はその時点で廃止されるものとしているため、本対応方針の存続も株主の皆様の意思に係らしめられていること、③本対応方針に定める対抗措置の発動または不発動等に関する当社取締役の恣意的な判断を排除するため、有事に当社の業務執行を行う経営陣から独立した当社社外取締役および社外監査役によって構成される特別委員会を設置することとし、その客観的な判断を最大限に尊重して本対応方針に定める対抗措置の発動・不発動を決定するものとされていること、④特別委員会がその勧告において対抗措置の発動に関して当社株主総会の承認決議を経るべき旨の留保を付した場合、当社取締役会は、当社株主総会を招集し、その決議に従って対抗措置の発動・不発動に関する決議を行うものとされていることから、対抗措置の発動・不発動についても株主の皆様の意思が反映され得ること、⑤合理的な客観的要件が充足されなければ対抗措置を発動することができないようにされていること等から、当社取締役会は、本対応方針が、基本方針に沿うものであり、当社の企業価値ないし株主の皆様共同の利益を損ない、または当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、558百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(新中期経営方針について)
今期、創業90周年を迎えるにあたり、創業の精神を忘れることなく大きな変革に挑戦すべく、5月に新中期経営方針を発表いたしました。
新中期経営方針では、3つの改革を掲げております。
1.意識改革
・市場の大きな変化に対応するために、これまでの前例にとらわれず、新たなおもちゃの可能性を広げていくためにグループ全社員の意識改革を推進
2.商品改革
・遊びの変化に対応するための開発力強化
・タカラトミーが商品展開していない玩具市場
・自社ブランドの強みを生かし、「商品」展開から「ブランド」展開への変革
3.ビジネスの構造改革
・玩具流通以外の新たな販売箇所の拡大
・サプライチェーンマネジメントの見直しによるコスト削減
・迅速な業務遂行を進めるための本社組織改革
・玩具事業強化のためのグループ再編の継続
これらの改革を推進するとともに、成長に向け意欲的に挑戦しております。
(経営成績に関する分析)
<連結業績概要>(単位:百万円)
| 2014年3月期 第1四半期 | 2015年3月期 第1四半期 | 増減 | 増減率(%) | |
| 売上高 | 36,512 | 31,858 | △4,654 | △12.7 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 104 | △597 | △702 | - |
| 経常利益又は経常損失(△) | 91 | △824 | △916 | - |
| 四半期純損失(△) | △1,036 | △1,978 | △942 | - |
※(参考資料)トイズユニオン㈱および㈱タツノコプロを除いた連結業績概要
| 2014年3月期 第1四半期 | 2015年3月期 第1四半期 | 増減 | 増減率(%) | |
| 売上高 | 31,484 | 31,858 | 373 | 1.2 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 100 | △597 | △698 | - |
| 経常利益又は経常損失(△) | 67 | △824 | △892 | - |
| 四半期純損失(△) | △1,051 | △1,978 | △927 | - |
売上高は、前年同期比12.7%減の31,858百万円となりました。
主な減収要因は、中核の玩具事業の強化と経営効率化を図る戦略的プランの一環として、トイズユニオン㈱および㈱タツノコプロの株式を譲渡し、連結の範囲より除いたことによるものであり、その影響額は5,028百万円であります。なお、前年同期におけるトイズユニオン㈱および㈱タツノコプロを除いた売上高は、上記記載の参考資料のとおり堅調に推移いたしました。
営業損失は、597百万円(前年同期営業利益104百万円)となりました。
「トランスフォーマー」関連商品の輸出の増加やTOMY Internationalグループの値引販売などから原価率が上昇し売上総利益が減少するとともに、マーケティングおよび新商品開発に注力しており広告宣伝費および研究開発費を増加させたこともあり営業損失となりました。
経常損失は、824百万円(前年同期経常利益91百万円)となりました。
営業損失に加え、前年同期における為替差益が為替差損に転じました。
四半期純損失は、1,978百万円(前年同期四半期純損失1,036百万円)となりました。
子会社であるTOMY International, Inc.における集団訴訟の和解費用として1,084百万円、㈱タカラトミーエンタメディアの不適切な会計処理に伴う不正関連損失214百万円等、特別損失を1,303百万円計上いたしました。また、法人税等は法人税等調整額が軽減されたことなどにより前年同期に対して1,068百万円減少いたしました。
<セグメント別業績の概況>(単位:百万円)
| 2014年3月期 第1四半期 | 2015年3月期 第1四半期 | 増減 | 増減率(%) | ||
| 売上高 | 36,512 | 31,858 | △4,654 | △12.7 | |
| 日本 | 27,030 | 23,091 | △3,939 | △14.6 | |
| 北米・欧州・オセアニア | 8,314 | 7,773 | △541 | △6.5 | |
| アジア | 12,722 | 12,600 | △122 | △1.0 | |
| 消去又は全社 | △11,556 | △11,607 | △50 | - | |
| 営業利益又は営業損失(△) | 104 | △597 | △702 | - | |
| 日本 | 1,422 | 739 | △683 | △48.0 | |
| 北米・欧州・オセアニア | △406 | △619 | △213 | - | |
| アジア | 321 | 384 | 63 | 19.6 | |
| 消去又は全社 | △1,233 | △1,102 | 130 | - | |
<日本>(単位:百万円)
| 2014年3月期 第1四半期 | 2015年3月期 第1四半期 | 増減 | |
| 売上高 | 27,030 | 23,091 | △3,939 |
| 営業利益 | 1,422 | 739 | △683 |
定番商品の強化として、「プラレール」では、ディズニーキャラクターをイメージした車両を新たなラインナップとして展開するとともに、「リカちゃん」では、AR(拡張現実)アプリと商品が連動し、さらに女の子が憧れるアイドルをテーマにした「原宿ガールズスクール」シリーズをスタートさせました。また、ポケモン関連商品につきましては、アミューズメントマシーン「ポケモントレッタ」やポケモン玩具と連動させて遊ぶことができる新商品「ポケモンメガリング」が好評を博しました。「トランスフォーマー」は第4弾の映画公開に先駆けて全世界で販売を開始した映画関連商品が人気を集め、売上は前年を上回る水準で推移しました。さらに、4月に放送をスタートした当社原案のテレビアニメーションをもとにしたハイターゲット向けトレーディングカードゲーム「WIXOSS」や次世代エンターテイメントロボット「OMNIBOTシリーズ」を発売し好調なスタートを切っており、積極的に年齢軸の拡大と新たな市場への商品投入を進めました。売上高は23,091百万円(前年同期比14.6%減)となりましたが、その要因は主に、前述のトイズユニオン㈱および㈱タツノコプロの株式譲渡に伴う影響によるものです。利益面では、輸出売上の増加による原価率の悪化に加え、広告宣伝費および研究開発費などの増加により、営業利益739百万円(同48.0%減)となりました。
<北米・欧州・オセアニア>(単位:百万円)
| 2014年3月期 第1四半期 | 2015年3月期 第1四半期 | 増減 | |
| 売上高 | 8,314 | 7,773 | △541 |
| 営業損失(△) | △406 | △619 | △213 |
TOMY Internationalグループでは、北米地域において農耕車両玩具「John Deere」や、ベビー事業における哺乳瓶やカップなどのフィーディング商品、デザイン性の高いJJ COLE関連商品の販売が堅調に推移いたしましたが、欧州地域においては知育玩具などの販売が苦戦したことに加え、利益率の低いカプセル玩具のビジネスを縮小したことから、売上高は7,773百万円(前年同期比6.5%減)となりました。利益面では、主に人件費および広告宣伝費を圧縮したものの、値引販売などによる原価率の悪化、商標利用権等の償却費196百万円の計上を含め、営業損失619百万円(前年同期営業損失406百万円)となりました。
<アジア>(単位:百万円)
| 2014年3月期 第1四半期 | 2015年3月期 第1四半期 | 増減 | |
| 売上高 | 12,722 | 12,600 | △122 |
| 営業利益 | 321 | 384 | 63 |
ASEAN諸国におきましては国や地域の購買水準に合わせ低価格かつ現地の子どもの嗜好に細かく対応する新商品開発を進めております。インドネシアにおきましては昨年10月に発売した「アニマルホイールズ」に続き、同商品とも連動した遊びができる動物をモチーフとしたオリジナルの自動車玩具「アニマルホイールズダッシュ」のテストセールスをスタートいたしました。売上高は、中国事業において一部商品の販売から撤退したことにより12,600百万円(前年同期比1.0%減)となりましたが、営業利益は、中国事業一部撤退により販売費及び一般管理費が減少したことなどから384百万円(同19.6%増)となりました。
財政状態(連結)の変動状況は次のとおりであります。
<資産>流動資産は、前連結会計年度末に比較して7,805百万円減少し、82,790百万円となりました。これは主として、商品及び製品、繰延税金資産が増加した一方で、現金及び預金が減少したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して924百万円減少し、64,854百万円となりました。これは主として、のれんおよびその他の無形固定資産が減少したことによるものです。
<負債>流動負債は、前連結会計年度末に比較して3,868百万円減少し、37,297百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が増加した一方で、短期借入金、1年内償還予定の新株予約権付社債が減少したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して1,758百万円減少し、62,634百万円となりました。これは主として、長期借入金が減少したことによるものです。
<純資産>純資産は、前連結会計年度末に比較して3,107百万円減少し、47,800百万円となりました。これは主として、利益剰余金、為替換算調整勘定が減少したことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して11,029百万円減少し、35,295百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比較して887百万円減少し、611百万円の支出となりました。これは主として、仕入債務の増加2,623百万円、減価償却費1,598百万円等による資金の増加があった一方で、たな卸資産の増加2,705百万円、税金等調整前四半期純損失2,125百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比較して835百万円減少し、1,101百万円の支出となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出1,179百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比較して8,691百万円減少し、9,253百万円の支出となりました。これは主として、転換社債の償還による支出4,900百万円、短期借入金の減少1,869百万円、長期借入金の返済による支出1,396百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
平成26年8月8日に社内調査委員会より「調査報告書」が提出され、当社の連結子会社において実態を伴わない取引と不適切な会計処理が行われていたことが判明いたしました。当社としましては、これらの事案を厳粛かつ深刻に受け止めると共に、同「調査報告書」で提言された再発防止策を実施することで、コンプライアンス意識の再徹底と当社グループの内部統制のさらなる強化に取り組んでまいります。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
会社の支配に関する基本方針
<当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(買収防衛策)の継続について>当社は、平成25年6月26日開催の当社第62回定時株主総会において株主の皆様の承認を受け、当社株式の大規模買付行為等への対応方針(以下「本対応方針」といいます)を継続いたしました。本対応方針は、有事の際に新株予約権の無償割当て(以下「対抗措置」といいます)を行うことができる事前警告型ライツプランであり、具体的内容は以下のとおりです。
1.本対応方針の概要
本対応方針の概要は以下に記載するとおりですが、本対応方針の詳細については、当社ホームページ掲載の平成25年5月14日付けプレスリリース「当社株式の大規模買付行為等への対応方針(買収防衛策)の継続に関するお知らせ」をご覧下さい。
(参考URL:http://www.takaratomy.co.jp/release/index.html)
①当社が発行者である株券等が20%以上となる買付け等(以下「大規模買付行為等」といいます)を行おうとする者(以下「買付者」といいます)は、事前に当該大規模買付行為等に関する情報を当社に対して提供していただきます。
②当社取締役会は、有事に際し、特別委員会を設置します。特別委員会は、当社取締役会に対し、企図されている大規模買付行為等の内容に対する意見や根拠資料、これに対する代替案等を提出するよう求めることがあります。
③特別委員会は、買付者や当社取締役会から情報を受領した後、当社取締役会からの付議を受けて、当社取締役会が当該大規模買付行為等にかかる買付内容を検討するために必要な情報のすべてが記載された書面による提案を受領した時から起算して、原則として最長60営業日以内に、買付内容の評価・検討を行い、買付者に対して対抗措置を発動すべきか否かを判断し、当社取締役会に対し勧告を行います(なお、特別委員会は、その勧告において対抗措置の発動に関して当社株主総会の承認決議を経るべき旨の留保を付することができます)。特別委員会は、必要と判断する場合には、独立した外部専門家等の助言を得ることができます。また、当社取締役会は、買付者との交渉、株主に対する情報開示等を行います。
④当社取締役会は、特別委員会の勧告を最大限尊重し、最終的に対抗措置を発動するか否かの決議を行うものとします。なお、当社取締役会は、特別委員会がその勧告において対抗措置の発動に関して当社株主総会の承認決議を経るべき旨の留保を付した場合、原則として、実務上可能な限り速やかに当社株主総会を招集し、対抗措置の発動に関する議案を付議するものとします。この場合、当社取締役会は、当該株主総会の決議に従い、対抗措置の発動・不発動に関する決議を行うものとします。
⑤買付者が、本対応方針に定める手続を遵守しない場合や当社の企業価値・株主共同の利益を明白に侵害すると認められる場合で、かつ、対抗措置を発動することが相当と認められる場合には、当社は、特別委員会の判断を経た上、対抗措置の発動を決定することができます。
⑥対抗措置を発動する場合に株主の皆様に割り当てられる新株予約権には、買付者等一定の者(以下「非適格者」といいます)による権利行使は認められない旨の行使条件、および当社が非適格者以外の者から当社株式と引換えに新株予約権を取得することができる旨の取得条項を付することができます。これにより、非適格者以外の株主に対して当社株式が交付された場合には、当該非適格者の有する当社株式の議決権割合は希釈化されることとなります。
2.当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、「われらの優良な商品で世界の市場をにぎわせよう。」、「誠意と努力は他を益し自己の幸福の基となる。」を創業理念とし掲げ、創業以来、「製品の安全品質」はもちろん「遊びの品質」においてもより優良なものを子供たちに提供し、「健全な子供文化の育成」に努めてまいりました。お蔭様でお客様の多大な信頼を受け、プラレール、トミカ、リカちゃん、チョロQなど多数の商品が世代間を越えたロングセラー商品として当社の貴重な財産となっております。当社の創業理念は、会社の根幹を成すものであり、当社のみならず当社グループにおいて脈々と引き継がれています。創業理念の実現に向かって進むべき羅針盤として、次の企業理念を定めました。
「 すべての『夢』の実現のために
こどもたちの『夢』の実現のために
わたしたちの『夢』の実現のために
株主の『夢』の実現のために
パートナーの『夢』の実現のために
社会の『夢』の実現のために
わたしたちは新しい遊びの価値を創造します。 」
「すべての『夢』の実現のために」に向けた当社グループの行動が、将来に向かって当社の企業価値を最大化するものであり、それが、株主価値の最大化に繋がるものであると考えています。当社グループでは、今後も新しい遊びの価値の創造や製品品質の向上を図り、将来を担う子供たちのために「健全な子供文化の育成」を当社の使命として真摯に受け止め、その実現により「タカラトミー」ブランド価値の更なる向上を推進しております。「タカラトミー」ブランドを光り輝かせるブランド価値経営は、すべてのステークホルダーの方々の「夢」の実現を可能にするものであると確信しております。そのため、当社株式を大量に買い付ける提案を受けた場合には、その買付けが、ステークホルダーの方々の共感を得て脈々と引き継がれてきた当社の創業理念や企業理念、当社および当社グループの企業価値ひいては株主の皆様共同の利益に及ぼす影響を適切・的確に判断するために当該買付者の提案する事業計画の内容とその実現可能性・適法性、当社のステークホルダーに与える影響、当社および当社グループの企業価値に及ぼす影響、さらには、当社の将来計画への影響を十分に把握して判断する必要があります。
当社取締役会は、上記要素に鑑みて、当社の企業価値および株主の皆様共同の利益の確保・向上に資さない当社株式の大規模な取得行為や買収提案を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えています。
3. 基本方針の実現に資する特別な取組み及び本対応方針についての取締役会の判断及びその理由
(1) 基本方針の実現に資する特別な取組みについて
当社の「中長期経営戦略」、「コーポレートガバナンスの強化」等の各施策は、当社の企業価値ないし株主の皆様共同の利益を確保し、向上させることを直接の目的とするものであり、基本方針の実現に資するものです。
従って、当社取締役会は、当該取組みが、基本方針に沿うものであり、当社の企業価値ないし株主の皆様共同の利益を損ない、または当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
(2) 本対応方針について
本対応方針は、①株主および投資家の皆様並びに買付者の予見可能性を高め、株主の皆様に適正な選択の機会を確保するため、事前の開示がなされていること、②本対応方針による買収防衛策の導入に関して、本定時株主総会において株主の皆様のご承認を得ているため、本対応方針の発効について株主の皆様の意思が反映されており、また、当社株主総会において本対応方針を廃止する旨の議案が承認された場合には本対応方針はその時点で廃止されるものとしているため、本対応方針の存続も株主の皆様の意思に係らしめられていること、③本対応方針に定める対抗措置の発動または不発動等に関する当社取締役の恣意的な判断を排除するため、有事に当社の業務執行を行う経営陣から独立した当社社外取締役および社外監査役によって構成される特別委員会を設置することとし、その客観的な判断を最大限に尊重して本対応方針に定める対抗措置の発動・不発動を決定するものとされていること、④特別委員会がその勧告において対抗措置の発動に関して当社株主総会の承認決議を経るべき旨の留保を付した場合、当社取締役会は、当社株主総会を招集し、その決議に従って対抗措置の発動・不発動に関する決議を行うものとされていることから、対抗措置の発動・不発動についても株主の皆様の意思が反映され得ること、⑤合理的な客観的要件が充足されなければ対抗措置を発動することができないようにされていること等から、当社取締役会は、本対応方針が、基本方針に沿うものであり、当社の企業価値ないし株主の皆様共同の利益を損ない、または当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、558百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。