有価証券報告書-第73期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 10:50
【資料】
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【項目】
111項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に、円安の進行による大企業を中心とした企業収益の改善や個人消費に持ち直しの動きが見られるなど景気は緩やかに回復しつつあります。しかしながら、国際情勢や消費税引き上げ等、今後の国内外の景気動向を大きく変化させる要素を抱えており、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況の下、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は2013年度を中期経営計画の最終年度の総仕上げの年と位置付け、「持続的成長の確保」を目標に全力で取り組んで参りました。
全社戦略でありますアジアをはじめとした海外成長市場の拡大につきましては、ASEAN地域における筆記具拡大をはじめ、グローバル市場におけるなつ印具のオールレンジを推進して参りました。ターゲット領域の拡大につきましては、従来のキッズ向け商品にとどまらずシルバー向け商品も積極的に開発し、お客様のニーズに対応して参りました。
また、新規事業関係については、新たなビジネスモデル構築としてナノ技術を応用した新素材の開発、また特殊インキによる認証ビジネス事業も積極的に取り組んで参りました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高18,557,564千円(前連結会計年度比6.3%増加)、営業利益1,112,025千円(前連結会計年度比13.3%減少)、経常利益1,626,032千円(前連結会計年度比18.4%減少)、当期純利益1,340,751千円(前連結会計年度比0.4%減少)となりました。
又、セグメントの業績につきましては、日本での外部顧客に対する売上高が16,551,430千円(前連結会計年度比4.2%増加)、営業利益が739,286千円(前連結会計年度比17.1%減少)、米国での外部顧客に対する売上高が818,698千円(前連結会計年度比24.6%増加)、営業利益が137,800千円(前連結会計年度比31.2%増加)、欧州での外部顧客に対する売上高が693,204千円(前連結会計年度比29.8%増加)、営業利益が75,001千円(前連結会計年度比13.5%増加)、マレーシアでの外部顧客に対する売上高が79,144千円(前連結会計年度比33.2%増加)、営業利益が84,785千円(前連結会計年度比57.3%減少)、中国での外部顧客に対する売上高が415,087千円(前連結会計年度比28.0%増加)、営業利益が68,528千円(前連結会計年度比133.1%増加)となりました。
(注) 記載金額には消費税等は含まれておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、1,417,125千円(15.8%)増加し、当連結会計年度末は10,414,058千円となっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、1,802,152千円(前連結会計年度比13.1%減少)となっております。
これは主に税金等調整前当期純利益が1,742,967千円発生したためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、326,796千円(前連結会計年度比61.8%減少)となっております。
これは主に有形固定資産の売却による収入が983,037千円発生したものの、有形固定資産の取得による支出が567,213千円発生したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、368,136千円(前連結会計年度比13.5%増加)となっております。
これは主に配当金の支払額が110,026千円、リース債務の返済による支出が191,271千円発生したためであります。