有価証券報告書-第32期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)

【提出】
2021/05/31 9:12
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【項目】
113項目
(1)経営成績等の状況と概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス拡大防止策により経済活動や社会活動が抑制され、個人消費の回復には今後も時間がかかる見通しとなりました。
また、海外経済においては、米中貿易摩擦の長期化や英国のEU離脱、新型コロナウイルス感染症拡大により、経済情勢は先行き不透明な状況で推移しております。
ゴルフ業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言の発動を受け、上期はゴルフト-ナメントの開催自粛などの影響により業界全体が停滞しておりました。下期は無観客によるゴルフト-ナメントの開催が再開されるとともに、一般ゴルファーが動き始め、また、まだ若干ではありますが新規ゴルファー等の増加もあり、ゴルフクラブ販売の活性化がみられるようになりました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響下での経済状況については、予断を許さない状況が続いております。
このような状況の中、上期は新型コロナウイルス感染症の影響から時短業務などの政策を実施しておりましたが、下期に海外ゴルフメーカーにおいて当社主力製品である自社ブランドシャフトの受注獲得に成功し、これにより通期売上高を伸長することができました。
その結果、当事業年度の経営成績は、売上高2,604,225千円(前期比2.4%増)、営業利益は198,437千円(前期比225.1%増)、経常利益は195,705千円(前期比221.6%増)、当期純利益は126,604千円(前期比179.3%増)となりました。
主要セグメントについては下記のとおりであります。
当社は、スポーツ用品関係の専門メーカーとして、ゴルフシャフト等製造販売及びゴルフクラブ組立加工事業を行っております。
従って、経営の多角化を示すような事業の種類がないため、記載しておりません。
②財政状態の分析
資産・負債・純資産の状況
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ189,866千円増加し、5,498,956千円となりました。
これは主に売上債権が297,197千円増加したものの、現金及び預金が123,629千円減少したことによるものであります。
負債合計は、前事業年度末に比べ191,738千円増加し、1,132,734千円となりました。
これは主に、受注増加により買掛金が154,010千円増加したことによるものであります。
純資産合計は、前事業年度末と比べ1,872千円減少し、4,366,221千円となりました。
主な要因は、当期純利益126,604千円を計上した一方、配当金の支払い決議が129,330千円発生したことによるものであります。
以上の結果、株主資本比率は79.4%となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが97,248千円の純収入、投資活動によるキャッシュ・フローが48,879千円の純支出、財務活動によるキャッシュ・フローが151,838千円の純支出となった結果、前事業年度末に比べ123,629千円減少し、3,342,883千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得された資金は97,248千円(前期は127,104千円の獲得)となりました。
これは主に、税引前当期純利益が197,507千円となり、仕入債務が154,010千円増加と売上債権が297,197千円増加となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用された資金は48,879千円(前期は44,071千円の獲得)となりました。
これは主に、有形固定資産及び無形固定資産の取得により42,363千円の支出となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用された資金は151,838千円(前期は160,740千円の使用)となりました。
これは主に、短期借入金の純増減22,567千円の支出と配当金の支払129,251千円の支出によるものであります。
(生産、受注及び販売の実績)
①生産等実績
当社は、スポーツ用品関連事業のみの単一セグメントであり、当事業年度の生産等実績は、次のとおりであります。
当事業年度の生産等実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
前年同期比(%)
スポーツ用品関連事業(千円)1,437,664103.0
合計(千円)1,437,664103.0

(注)1.金額は製造原価及び仕入れ商品も含んでおります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注実績
当社は、スポーツ用品関連事業のみの単一セグメントであり、当事業年度の受注実績は、次のとおりであります。
当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
スポーツ用品関連事業2,830,929126.6390,410238.5
合計2,830,929126.6390,410238.5

(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③販売実績
当社は、スポーツ用品関連事業のみの単一セグメントであり、当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
前年同期比(%)
スポーツ用品関連事業(千円)2,604,225102.4
合計(千円)2,604,225102.4

(注)1.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
2. なお、当事業年度の販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
部門の名称当事業年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
前年同期比(%)
ゴルフシャフト製造販売(千円)2,377,174104.6
ゴルフクラブ組立加工(千円)179,63998.4
その他(千円)47,41154.5
合計(千円)2,604,225102.4

3.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前事業年度
(自 2019年3月1日
至 2020年2月29日)
当事業年度
(自 2020年3月1日
至 2021年2月28日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
PRO'S CHOICE GOLF SHAFTS, INC.--486,38018.6
ブリヂストンスポーツ株式会社522,65020.5397,61315.2

(注)本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりましては、過去の実績やその時点の状況に応じた合理的と考えられる情報に基づき、見積り及び判断を行っております。実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、以下の見積りに重要な影響を与える事象は発生しておりません。
しかしながら、今後の事業に与える影響につきましては、継続的に注視していく必要があるものと考えております。
(繰延税金資産の評価)
将来の課税所得を見積り、回収可能性がある将来減算一時差異についてのみ、繰延税金資産として資産計上を行い、回収不能なものについては評価性引当額を計上しています。経営環境等の変化により、課税所得の見積りの変更が必要となった場合には、繰延税金資産の計上額が変動し、当社の業績に重要な影響を与える可能性があります。
②当事業年度の経営成績の分析
(売上高)
当事業年度の売上高は、前事業年度と比べ61,310千円(前期比2.4%増)増加し、2,604,225千円となりました。これは主に、下期ゴルフシャフト製造販売の売上高がゴルフメーカー向けの販売の伸長により4.6%増加したことによるものであります。
(営業利益)
当事業年度において営業利益は198,437千円となり、前事業年度と比べ137,399千円(前期比225.1%増)増加いたしました。これは、ゴルフシャフト製造販売の売上高の増加と新型コロナウイルス感染症による自粛規制等の影響により経費等の支出が削減されたことによるものであります。
(営業外損益)
営業外収益は、前事業年度と比べ12,664千円増加し、22,365千円となりました。これは主に、新型コロナウイルス感染症の影響により雇用調整助成金を14,760千円計上したことによるものであります。
営業外費用は、前事業年度と比べ15,215千円増加し、25,097千円となりました。これは主に、急激な為替変動による為替差損が15,267千円増加したことによるものであります。
(経常利益)
当事業年度において経常利益は195,705千円となり、前事業年度と比べ134,848千円(前期比221.6%増)増加いたしました。これは主に、営業利益の増加分によるものであります。
(特別損益)
特別利益は、前事業年度と比べ49,743千円減少し、1,989千円となりました。これは主に、保険解約返戻金が48,634千円減少したことによるものであります。
特別損失は、前事業年度と比べ31,199千円減少し、186千円となりました。これは主に、投資有価証券評価損が31,375千円減少したことによるものであります。
(当期純利益)
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額は、前事業年度と比べ35,030千円増加し、70,903千円となりました。
以上の結果、当期純利益は126,604千円となり、前事業年度と比べ81,273千円(前期比179.3%増)増加いたしました。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④資本の財源及び資金の流動性
キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況と概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
なお、資金需要とそれに対する施策は以下のとおりであります。
ア.資金の需要の主な内容
当社の資金需要は、主に生産活動のための原材料費、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費に係る運転資金及び生産性の向上のための設備投資資金等であります。
イ.資金の流動性及び調達の可能性
資金の流動性については、手許流動性の確保により不測の事態に対応できるようにしております。
資金の調達については、取引金融機関との良好な関係を維持しつつ、状況に応じて対応可能な体制となっております。
なお、当事業年度末における有利子負債残高は331,935千円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は3,342,883千円であります。
⑤経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ③目標とする経営指標」に記載しております。
なお、当期における経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況については、新型コロナウイルス感染症の影響から上期は、未定としておりましたが下期にゴルフ業界の活性化や受注量の拡大等もあり、当初計画した数値等を達成することが出来、次のとおりの結果となりました。
売上高(千円)営業利益(千円)営業利益率(%)
①当初計画2021年2月期2,560,000153,2006.0
②当期実績2021年2月期2,604,225198,4377.6
増減②-①44,22545,2371.6

(注) 当初計画2021年2月期は、2020年4月14日に公表した業績予想数値であります。
主な要因は、「②当事業年度の経営成績の分析」に記載しております。

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