有価証券報告書-第94期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/22 15:52
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連結財務諸表注記事項(IFRS)

連結財務諸表注記
1 報告企業
伊藤忠商事株式会社(以下、「当社」という。)は、日本に所在し、総合商社として、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、7つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費関連分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業関連分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源関連分野において、多角的な事業活動を展開しております。
2 連結財務諸表作成の基礎
(1)連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載
当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下、「連結財務諸表規則」という。)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、連結財務諸表規則第93条の規定により、4月1日より翌年3月31日を連結会計年度として、IFRS(注)に準拠して作成しております。
当社の連結財務諸表は、当社グループにおいて、それぞれ所在国の会計基準に基づき作成した財務諸表に、IFRSに準拠するべく一定の修正を加えた財務諸表を基礎として作成しております。
(注)国際会計基準(IFRS)は、国際会計基準審議会(IASB)が公表した基準書及び解釈指針であり、"International Financial Reporting Standards"(以下、「IFRS」という。)、"International Accounting Standards"(以下、「IAS」という。)、"IFRIC Interpretations"及び"SIC Interpretations"から構成されております。
(2)測定の基礎
当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表注記 3 重要な会計方針」にて別途記載している場合を除き、取得原価を基礎としております。
(3)表示通貨
当社の連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しております。
また、当社の連結財務諸表において、百万円未満の端数は四捨五入して表示しております。
(4)連結キャッシュ・フロー計算書における表示変更
当社は、当連結会計年度より従来表示しておりました「貸倒損失」にその他の引当金等の増減を加えて、「貸倒損失・引当金等」として表示しております。これに伴い、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書上も同様に組替を行い、「その他-純額」のうち、373百万円(入金)を「貸倒損失・引当金等」として表示しております。
(5)会計方針の変更
当社及び子会社は、当連結会計年度より強制適用となったIFRS基準書及び解釈指針を適用しております。
(6)未適用の新設、改訂されたIFRS基準書及び解釈指針
連結財務諸表の承認日までに新設または改訂が行われた主な公表済みIFRS基準書及び解釈指針のうち、当連結会計年度末において適用していないものは次のとおりです。
基準書基準名強制適用時期
(以降開始年度)
当社適用年度新設・改訂の概要
IFRS第9号金融商品2018年1月1日2019年3月期金融資産の分類及び測定の修正
金融資産の減損における予想損失減損
モデルの導入
IFRS第15号顧客との契約
から生じる収益
2018年1月1日2019年3月期「顧客との契約から生じる収益」につ
いての会計処理及び開示を規定
IFRS第16号リース2019年1月1日2020年3月期リースに係る会計処理の変更及びリー
ス取引に係る開示の拡充

IFRS第9号「金融商品」の適用による、当社の連結財務諸表への重要な影響は見込まれておりません。
IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の適用による、当社の収益表示を除く連結財務諸表への重要な影響は見込まれておりません。なお、IFRS第15号では、財又はサービスを顧客に移転する前に、当社及び子会社が当該財又はサービスの支配を獲得しているか否かで、収益を総額(グロス)で表示するのか純額(ネット)で表示するのかを判断することから、2019年3月期以降の収益表示において増加が見込まれておりますが、当社の連結財務諸表への影響は検討中であり、現時点で見積ることはできません。
IFRS第16号「リース」の適用による当社の連結財務諸表への影響は検討中であり、現時点で見積ることはできません。
3 重要な会計方針
(1)連結の基礎
① 企業結合
当社及び子会社は、IFRS第3号「企業結合」に基づき、取得法により会計処理を行っております。すなわち、企業結合当事者のうち、いずれかの企業を取得企業として、被取得企業において取得時に識別可能な資産及び負債、並びに非支配持分を公正価値(但し、繰延税金資産、繰延税金負債、並びに従業員給付に係る資産及び負債等、IFRS第3号「企業結合」により公正価値以外で測定すべきとされている資産及び負債については、IFRS第3号「企業結合」に規定する価額)で認識し、既保有持分及び非支配持分を取得時における公正価値で再測定したうえで、移転された対価、再測定後の既保有持分価額及び非支配持分の公正価値の合計から識別可能な資産及び負債の価額の合計を差引いたものを、のれんとして認識しております。また、バーゲンパーチェス取引となる場合、すなわちIFRS第3号「企業結合」に基づき測定された識別可能な資産及び負債の価額の合計が取得価額、再測定後の既保有持分価額及び非支配持分の公正価値の合計を上回る場合は、当該差額を純損益で認識しております。
企業結合を達成するために取得企業で発生したコストは、負債性金融商品及び資本性金融商品の発行に関連する費用を除き、発生時に費用処理しております。
企業結合が生じた連結会計年度末までに企業結合の当初の会計処理が完了していない場合、当該完了していない項目については最善の見積りに基づく暫定的な金額で測定しております。当社及び子会社は、取得日から最長1年間を当該暫定的な金額を修正することができる期間(以下、「測定期間」という。)とし、測定期間中に入手した新たな情報が、取得日時点で認識された金額の測定に影響を及ぼすものである場合には、取得日時点で認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。
② 子会社
子会社とは、当社により支配されている企業をいいます。当社及び子会社により支配されているかどうかの判断にあたっては、議決権の保有状況の他、実質的に行使可能な潜在的議決権の存在、あるいは取締役の過半が当社及び子会社より派遣されている社員で占められているか等、支配の可能性を示す諸要素を総合的に勘案して決定しております。
子会社の財務諸表は、取得日から支配喪失日までの間、当社の連結財務諸表に連結しております。子会社の会計方針が当社が採用する会計方針と異なる場合は、当社が採用する会計方針と整合させるため、必要に応じ、修正を加えております。
連結財務諸表には、当社と決算期を統一することが、子会社の所在する現地の法制度上不可能である等の理由により、当社の報告期間の末日と異なる報告期間の末日で作成された子会社の財務諸表が一部含まれておりますが、当該子会社の報告期間の末日と当社の報告期間の末日の差異が3か月を超えることはありません。連結財務諸表の作成に用いる子会社の財務諸表の報告期間の末日が当社の報告期間の末日と異なる場合、当該子会社の報告期間の末日と当社の報告期間の末日との間に生じた重要な取引または事象については、調整を行っております。
支配を継続する中での持分買増及び売却等による子会社持分の変動については、資本取引として会計処理し、当該処理に係る非支配持分の増減額と対価の公正価値との差額は、株主資本に直接認識しております。
③ 支配の喪失
子会社に対する支配を喪失した場合には、当該子会社の資産及び負債、当該子会社に係る非支配持分の認識を中止し、売却持分に係る売却損益を純損益として認識するとともに、支配喪失後も継続して保有する残余持分について支配喪失日の公正価値で再測定し、当該評価差額をその期の純損益として認識しております。
④ 共通支配下での企業結合
すべての企業結合当事者が企業結合前及び企業結合後いずれにおいても当社及び子会社の支配下にある企業結合については、移転元の資産及び負債の帳簿価額を移転先に引継ぐ処理を行っております。
⑤ 関連会社及びジョイント・ベンチャー
関連会社とは、当社及び子会社が当該企業の経営戦略及び財務方針等に対し、支配までには至らないが重要な影響力を有している、ジョイント・ベンチャーあるいはジョイント・オペレーション以外の企業をいいます。重要な影響力を有しているかどうかの判定にあたっては、議決権の保有状況(被投資会社の議決権の20%以上50%以下を直接的または間接的に所有している場合は、当該企業に対して重要な影響力を有していると推定する。)、実質的に行使可能な潜在的議決権の存在、あるいは全取締役のうち当社及び子会社より派遣されている社員が占める割合等の諸要素を総合的に勘案して決定しております。
共同支配(以下、「ジョイント・アレンジメント」という。)とは、複数の当事者が共同支配により経済活動を行う契約上の取決めがあり、重要な意思決定が支配を共有している当事者の全員一致の合意を必要とする場合をいいます。
ジョイント・ベンチャーとは、ジョイント・アレンジメントのうち、事業を各投資企業から独立した事業体が担っており、各投資企業は当該事業体の純資産に対してのみ権利を有するものをいいます。
関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資は、持分法を適用し、取得原価に、取得時以降に投資先が計上した純損益及びその他の包括利益のうち、当社及び子会社の持分に相当する額を当社及び子会社の純損益及びその他の包括利益として認識するとともに、投資価額を増額または減額する会計処理を行っております。関連会社及びジョイント・ベンチャーの取得に伴い認識されるのれんについては、当該残高を投資の帳簿価額に含めております。また、関連会社及びジョイント・ベンチャーから受取った配当金については、投資価額より減額しております。関連会社及びジョイント・ベンチャーの会計方針が当社が採用する会計方針と異なる場合は、当社が採用する会計方針と整合させるため、必要に応じ、修正を加えております。
連結財務諸表には、関連会社を支配する株主及びジョイント・ベンチャーの他のパートナーが当社と異なる報告期間を採用している、あるいは当社と決算期を統一することが当該関連会社及びジョイント・ベンチャーの所在する現地の法制度上不可能である等の理由により、報告期間の末日を統一することが実務上不可能であるため、当社の報告期間の末日と異なる関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資が含まれております。当該関連会社及びジョイント・ベンチャーの報告期間の末日と当社の報告期間の末日の差異が3か月を超えることはありません。報告期間の末日の差異により生じる期間の重要な取引または事象については、調整を行っております。
関連会社またはジョイント・ベンチャーに対する重要な影響力を喪失し、持分法の適用を中止する場合は、売却持分に係る売却損益を純損益として認識するとともに、残存している持分について公正価値で再測定し、当該評価差額をその期の純損益として認識しております。
⑥ ジョイント・オペレーション
ジョイント・オペレーションとは、ジョイント・アレンジメントに参加している投資企業が、関連する資産に対する権利及び負債に対する義務を直接的に有しているものをいいます。
連結財務諸表には、ジョイント・オペレーションに関して当社及び子会社が権利を有する資産、当社及び子会社が負担する負債及び費用、並びに稼得した収益のうちの当社及び子会社の持分相当額が含まれております。
⑦ 連結上消去される取引
当社及び子会社相互間における債権債務残高及び取引高、並びに当社及び子会社相互間の取引により発生した内部未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。
当社及び子会社と関連会社及びジョイント・ベンチャーとの取引により生じる内部未実現損益については、当社及び子会社の持分相当額を消去しております。
(2)外貨換算
① 外貨建取引
外貨建取引は、取引日の直物外国為替レートで機能通貨に換算しております。
期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の直物外国為替レートで機能通貨に再換算しております。外貨建の公正価値で測定されている非貨幣性項目は、公正価値が決定された日の直物外国為替レートで機能通貨に再換算しております。
再換算によって生じる為替差額は、純損益として認識しております。但し、取得後の公正価値変動をその他の包括利益に計上する金融資産の再換算により発生した差額、及びキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額については、その他の包括利益として認識しております。
② 在外子会社、在外関連会社及びジョイント・ベンチャーの外貨建財務諸表の換算
在外子会社、在外関連会社及びジョイント・ベンチャー(以下、総称して「在外営業活動体」という。)における外貨建財務諸表を報告通貨に換算するにあたっては、資産・負債について、期末日の直物外国為替レートを適用し、収益・費用について、連結会計期間の期中平均外国為替レートを適用しております。
在外営業活動体における外貨建財務諸表を報告通貨に換算するにあたって生じた差額は、連結包括利益計算書におけるその他の包括利益(「為替換算調整額」に表示)として認識しております。
当該在外営業活動体に係る為替換算調整額は、在外営業活動体の処分時において、処分による利得または損失が認識される時点において純損益に振替えております。但し、為替換算調整額のうち非支配持分に帰属していた部分については、非支配持分を増減しております。
③ 在外営業活動体に対する純投資のヘッジ
当社及び子会社は、一部の在外営業活動体に対する純投資において、在外営業活動体の機能通貨と親会社の機能通貨との間に発生する為替換算調整額についてヘッジ会計を適用しております。
在外営業活動体に対する純投資のヘッジ手段に係る公正価値変動のうち、ヘッジの有効部分は、連結包括利益計算書におけるその他の包括利益(「為替換算調整額」に表示)として認識しております。ヘッジの非有効部分については、純損益として認識しております。
その他の包括利益に計上したヘッジ手段に係る公正価値変動は、在外営業活動体の処分時に、処分損益の一部として純損益に振替えております。
(3)金融商品
① デリバティブを除く金融資産
当社及び子会社は、デリバティブを除く金融資産について、IFRS第9号「金融商品」に基づき、営業債権及びその他の債権は発生日に、それ以外の金融資産の通常の売買は約定日に当初認識しております。デリバティブを除く金融資産の分類及び測定モデルの概要は次のとおりです。
当該金融資産の当初認識時点において、以下2つの要件をともに満たすものを償却原価で測定される金融資産に分類し、それ以外のものを公正価値で測定される金融資産に分類しております。
・保有方針が、契約上のキャッシュ・フローの回収を目的としていること
・契約上のキャッシュ・フローが、元本及び元本残高に対する利息の支払のみにより構成され、かつ、発生する日が特定されていること
償却原価で測定される金融資産は、当初認識時点において、取得に直接関連する費用を公正価値に加えた価額で測定し、各期末日において、実効金利法に基づく償却原価で測定しております。
公正価値で測定される金融資産は、取得後の公正価値変動を純損益に計上する金融資産(以下、「FVTPL金融資産」という。)と取得後の公正価値変動をその他の包括利益に計上する金融資産(以下、「FVTOCI金融資産」という。)に分類しております。
公正価値で測定される金融資産のうち、負債性金融商品または短期的な売却により差益を得ることを目的とした資本性金融商品についてはFVTPL金融資産に分類し、それらを除く、主として取引関係の強化を目的として長期的に保有する資本性金融商品等についてはFVTOCI金融資産に分類しております。公正価値で測定される金融資産は、当初認識時点において、公正価値で測定しております。取得に直接関連する費用について、FVTOCI金融資産は当初認識額に含めておりますが、FVTPL金融資産は発生時に純損益として認識し、当初認識額には含めておりません。
公正価値で測定される金融資産は、各期末日において公正価値で再測定しております。公正価値の変動額については、FVTPL金融資産は純損益、FVTOCI金融資産は連結包括利益計算書におけるその他の包括利益(「FVTOCI金融資産」に表示)として認識しております。また、FVTPL金融資産、FVTOCI金融資産のいずれにおいても、受取配当金は純損益で認識しております。
FVTOCI金融資産を売却した場合は、直近の簿価と受取った対価との差額を、連結包括利益計算書におけるその他の包括利益(「FVTOCI金融資産」に表示)として認識するとともに、連結財政状態計算書において当該FVTOCI金融資産について売却までに認識したその他の資本の構成要素(「FVTOCI金融資産」に表示)の残高を利益剰余金に振替えております。
金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する権利が消滅した場合、または金融資産から生じるキャッシュ・フローを享受する権利を譲渡した場合において、すべてのリスクと経済価値を実質的に移転した場合については、金融資産の認識を中止しております。
② 現金同等物
現金同等物には、流動性の高い、容易に換金可能で、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資(当初決済期日が3か月以内)及び短期の定期預金(当初満期日が3か月以内)等が含まれております。
③ デリバティブを除く金融負債
デリバティブを除く金融負債は、契約上の義務が発生した時点において、公正価値から当該金融負債発生に直接関連する費用を控除した価額で測定しております。
デリバティブを除く金融負債は、公正価値で測定されるものと、償却原価で測定されるものに分類されます。公正価値で測定される金融負債は、各期末日において公正価値で再測定し、公正価値の変動は純損益として計上しております。また、償却原価で測定される金融負債は、実効金利法に基づく償却原価で測定しております。
債務者が債権者に支払い、債務を免除された時点、または契約中に債務が免責、取消、または失効となった時点で、金融負債の認識を中止しております。
④ デリバティブ及びヘッジ活動
当社及び子会社は、主として、為替変動リスク、金利変動リスク、あるいは商品相場変動リスク等をヘッジする目的で為替予約契約、金利スワップ契約及び商品先物契約等をはじめとするデリバティブを保有しております。デリバティブについては、その保有目的や保有意思にかかわらず公正価値で資産または負債として認識しております。デリバティブの公正価値の変動額は、そのデリバティブの使用目的及び結果としてのヘッジ効果の有無に従って、次のとおり処理しております。
・既に認識された資産もしくは負債、または未認識の確定約定の公正価値の変動に対するヘッジであり、ヘッジの効果が有効であると見込まれ、かつ、ヘッジの開始時に、ヘッジ関係並びにリスク管理目的及びヘッジの実行に関する戦略が文書により指定されているものについては、公正価値ヘッジとして指定し、デリバティブの公正価値の変動をヘッジ対象の公正価値の変動とともに純損益(またはFVTOCI金融資産をヘッジ対象として指定する場合は、その他の包括利益)として認識しております。
・予定取引または既に認識された資産もしくは負債に関連して発生する将来キャッシュ・フローの変動に対するヘッジであり、ヘッジの効果が有効であると見込まれ、かつ、ヘッジの開始時に、ヘッジ関係並びにリスク管理目的及びヘッジの実行に関する戦略が文書により指定されているものについては、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定し、デリバティブの公正価値の変動を連結包括利益計算書におけるその他の包括利益(「キャッシュ・フロー・ヘッジ」に表示)として認識しております。当該会計処理は、ヘッジ対象に指定された未認識の予定取引、または既に認識された資産もしくは負債に関連して発生する将来キャッシュ・フローの変動が実現するまで継続しております。また、ヘッジの効果が有効でない部分は、純損益として認識しております。
・在外営業活動体に対する純投資のヘッジ手段に係る公正価値変動については、「(2)外貨換算 ③ 在外営業活動体に対する純投資のヘッジ」に記載する処理を行っております。
・上記以外のデリバティブの公正価値の変動については、純損益として認識しております。
当社及び子会社は、上記公正価値ヘッジ、キャッシュ・フロー・ヘッジ及び在外営業活動体に対する純投資のヘッジを適用するにあたり、ヘッジ開始時においてヘッジの効果が有効であると見込まれるかどうかを評価することに加えて、その後も継続してそのデリバティブがヘッジ対象の公正価値または将来キャッシュ・フローの変動の影響を有効に相殺するかどうかについて、評価を行っております。
ヘッジ会計は、ヘッジの効果が有効でなくなった時点で将来に向かって中止しております。
⑤ 金融資産及び負債の表示
以下のいずれの要件にも該当する場合には、金融資産と金融負債を相殺し、純額を連結財政状態計算書上に表示しております。
・認識された金額を相殺することについて、法的に強制可能な権利を現在有している
・純額で決済する、あるいは資産の実現と債務の決済を同時に実行する意図を有している
(4)棚卸資産
棚卸資産は主として、商品、製品、販売用不動産、原材料及び貯蔵品、仕掛品から構成されております。
トレーディング目的以外で保有する棚卸資産については、原価と正味実現可能価額のいずれか低い額で測定し、棚卸資産の再測定による帳簿価額の変動額は売上原価として認識しております。正味実現可能価額は、売約価額または通常の営業過程における予想売価から完成までに要する見積原価及び見積販売費用を控除した額で算定しております。
トレーディング目的で保有する棚卸資産については、販売費用控除後の公正価値で測定し、公正価値の変動額は発生した期の純損益として認識しております。
棚卸資産の原価は、個々の棚卸資産に代替性がない場合には、個別法に基づき算定し、個々の棚卸資産に代替性がある場合には、主として加重平均法に基づいて算定しております。
(5)有形固定資産
① 認識及び測定
有形固定資産は、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定
しております。
取得原価には、設置費用及び稼働可能な状態にするために必要とされる直接付随費用、将来の解体・除去費用及び敷地の原状回復費用の見積額、及びIAS第23号「借入コスト」に基づき、資産計上すべき借入コストが含まれております。
有形固定資産において、それぞれ異なる複数の重要な構成要素を識別できる場合は、当該構成要素ごとに残存価額、耐用年数及び減価償却方法を判定し、別個の有形固定資産項目として会計処理しております。
有形固定資産の処分時には、正味の受取額と資産の帳簿価額との差額を純損益として認識しております。
② 減価償却
有形固定資産は、土地等の償却を行わない資産を除き、当該資産が使用可能な状態となったときから、主として、当該資産の見積耐用年数(建物及び構築物は2年~60年、機械装置及び車両は2年~33年、器具備品及び事務機器は2年~20年)に基づく定額法、もしくは生産高比例法により減価償却を行っております。
リース資産は、所有権移転または割安購入選択権がある場合は、当該資産の見積耐用年数、それ以外の場合はリース期間と見積耐用年数のいずれか短い期間にわたって減価償却を行っております。
有形固定資産の残存価額、耐用年数及び減価償却方法については、毎期末見直しを行い、必要に応じて改定しております。
(6)投資不動産
投資不動産とは、賃貸収入、不動産相場の値上がりに伴う転売益、もしくはその両者を得ることを目的として保有される不動産をいい、通常の営業過程で販売する不動産や、商品またはサービスの製造・販売、またはその他の管理目的で使用する不動産は含まれておりません。
投資不動産については、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。
投資不動産は、土地等の償却を行わない資産を除き、当該資産が使用可能な状態となったときから、主として、当該資産の見積耐用年数(2年~50年)に基づく定額法により減価償却を行っております。
(7)のれん及び無形資産
① のれん
のれんは、償却を行わず、少なくとも年に1度、更には減損の可能性を示す事象または状況の変化が生じた場合はその都度、資金生成単位を基礎とした減損テストを実施しております。
② 無形資産
無形資産は、原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。また、開発活動による支出について、信頼性をもって測定可能であり、開発の結果により将来経済的便益を得られる可能性が高く、かつ当社及び子会社が当該開発を完了させ、成果物を使用または販売する意図及び十分な資源を有している場合においては、当該開発活動による支出を無形資産として認識しております。
無形資産は、耐用年数が確定できないものを除き、当該資産が使用可能な状態となったときから、主として見積耐用年数(商標権及びその他無形資産は5年~42年、ソフトウエアは3年~5年)に基づく定額法により、償却を行っております。各会計期間に配分された償却費は、純損益として認識しております。
無形資産の残存価額、耐用年数及び償却方法については、毎期末見直しを行い、必要に応じて改定しております。
当社及び子会社は、一部の商標権等について耐用年数を確定できない無形資産を有しております。耐用年数を確定できない無形資産については、償却を行わず、少なくとも年に1度、更には減損の可能性を示す事象または状況の変化が生じた場合はその都度、資金生成単位を基礎とした減損テストを実施しております。
(8)リース
① 借手リース
当社及び子会社は、リースにより有形固定資産または無形資産を賃借しております。
契約がリースであるか否か、またはその契約にリースが含まれているか否かについては、法的な契約形態がリース契約となっているかどうかにかかわらず、取引の経済実態を検討のうえ、判断しております。
当該リース取引のうち、所有に伴うリスクと経済価値が実質的にすべて当社及び子会社に移転しているものはファイナンス・リースに分類し、ファイナンス・リース以外のリースはオペレーティング・リースに分類しております。
ファイナンス・リースについては、リース物件の公正価値と最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額でリース資産(連結財政状態計算書における「有形固定資産」または「無形資産」に表示)及びリース債務(連結財政状態計算書における「営業債務以外の短期債務」または「その他の長期金融負債」に表示)を認識しております。また、支払リース料総額をリース債務元本相当部分と利息相当部分とに区分し、支払リース料の利息相当部分への各期の配分額は、利息法により算定のうえ、支払利息に含めて表示しております。
オペレーティング・リースについては、リース物件を資産として認識せず、支払リース料をリース期間にわたって均等に、純損益にて認識する処理を行っております。
② 貸手リース
当社及び子会社は、リースにより有形固定資産または無形資産を賃貸する事業を行っております。
契約がリースであるか否か、またはその契約にリースが含まれているか否かについては、法的な契約形態がリース契約となっているかどうかにかかわらず、取引の経済実態を検討のうえ、判断しております。
ファイナンス・リースについては、正味リース投資未回収額をリース債権として認識し、受取リース料総額をリース債権元本相当部分と利息相当部分とに区分し、受取リース料の利息相当部分への各期の配分額は、利息法により算定のうえ、受取利息に含めて表示しております。また、当該ファイナンス・リースが財の販売を主たる目的とし、販売政策上の目的で実行するものである場合は、リース対象資産の公正価値と最低リース料総額を市場金利で割引いた金額のいずれか低い額を収益として認識し、当該リース対象資産の購入価額を売上原価として認識しております。
オペレーティング・リースについては、受取リース料をリース期間にわたって均等に、純損益にて認識しております。
(9)減損
① 償却原価で測定される金融資産
償却原価で測定される金融資産については、毎期末において、個別資産単位または信用リスク別にグルーピングした単位で、減損の兆候の有無を判定しております。償却原価で測定される金融資産に係る減損の兆候には、利息や元本支払いの不履行や延滞、返済額の減免や返済スケジュールの順延、債務者の財政状態の著しい悪化、債務者の破産等を含んでおります。
償却原価で測定される金融資産について、減損の兆候がある場合は、当該資産の帳簿価額と見積将来キャッシュ・フローを当該資産の当初の実効金利で割引いた現在価値である回収可能価額との差額を減損損失として認識し、純損益に計上しております。
また、減損を認識した償却原価で測定される金融資産について、減損認識後の期間において、減損損失の額が減少し、その減少が減損認識後に発生した事象に客観的に関連付けられる場合には、減損認識前の償却原価法に基づく帳簿価額を上限として減損損失の戻入れを行っております。
② 有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社投資及びジョイント・ベンチャーへの投資
有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社投資及びジョイント・ベンチャーへの投資については、各四半期末において減損の兆候の有無を判定のうえ、減損の兆候があると判断される場合には、以下に掲げる減損テストを実施しております。加えて、のれん、耐用年数を確定できない無形資産については、減損の兆候の有無にかかわらず、少なくとも年に1度、毎年同じ時期に、減損テストを実施しております。
減損テストは、資金生成単位ごとに行っております。資金生成単位の識別にあたっては、個別資産について他の資産とは独立してキャッシュ・フローを識別可能である場合は当該個別資産を資金生成単位とし、個別資産について独立してキャッシュ・フローを識別することが不可能な場合は独立したキャッシュ・フローが識別できる最小単位になるまで資産をグルーピングしたものを資金生成単位としております。のれんについては、事業セグメントと同等かそれより小さい単位で、のれんを内部管理する最小の単位に基づき資金生成単位を決定しております。
のれんを含む資金生成単位の減損テストを実施する場合は、まず、のれん以外の資産の減損テストを実施し、当該のれん以外の資産について必要な減損を認識した後に、のれんの減損テストを行っております。
減損テストを実施するにあたっては、当該資金生成単位の回収可能価額を見積っております。回収可能価額は、売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い金額としております。なお、使用価値とは、資金生成単位の継続的使用及び使用後の処分により見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値合計をいいます。
資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合には、当該帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を純損益で認識しております。認識した減損損失は、まずその資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するよう配分し、次に資金生成単位内ののれんを除く各資産の帳簿価額を比例的に減額するように配分しております。
全社資産は独立したキャッシュ・フローを生み出していないため、全社資産における減損テストは、その帳簿価額を各資金生成単位に合理的な方法で配分したうえで、配分された全社資産の帳簿価額の一部を含む、資金生成単位の帳簿価額を回収可能価額と比較する方法により行っております。
過年度に認識した減損損失が明らかに減少または存在しない可能性を示す兆候がある場合で、当該資産の回収可能価額の見積りが帳簿価額を上回るときは、減損損失を戻入れております。減損損失の戻入れ額は、減損損失を認識しなかった場合の償却または減価償却控除後の帳簿価額を上限としております。但し、のれんについては減損損失の戻入れは行っておりません。
関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資の帳簿価額の一部に含まれる当該投資に係るのれんについては、他の部分と区分せず、当該投資全体の帳簿価額を、減損テストの対象としております。
(10)従業員給付
① 確定給付型退職後給付
確定給付型退職後給付制度とは、次に掲げる確定拠出型退職後給付制度以外の退職後給付制度をいいます。
確定給付型退職後給付制度については、確定給付制度債務の現在価値と制度資産の公正価値との純額を負債または資産として認識しております。確定給付制度債務の現在価値及び関連する勤務費用は、原則として、予測単位積増方式を用いて算定しております。確定給付制度債務の現在価値を算定するために使用する割引率は、原則として、退職給付債務の見積期間と整合する期末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定しております。
制度の改定により生じた、過去の期間の従業員の勤務に係る確定給付制度債務の現在価値の変動額は、制度の改定があった期の純損益として認識しております。
また、当社及び子会社は、確定給付型退職後給付制度から生じるすべての数理計算上の差異について、連結包括利益計算書におけるその他の包括利益(「確定給付再測定額」に表示)として認識し、ただちに利益剰余金に振替えております。
② 確定拠出型退職後給付
確定拠出型退職後給付制度とは、一定の掛金を他の独立した事業体に支払い、その拠出額を超える支払いについて法的債務または推定的債務を負わない退職後給付制度をいいます。
確定拠出型退職後給付制度においては、発生主義に基づき、従業員が関連する勤務を提供した期間に対応する掛金額を純損益として認識しております。
③ 複数事業主制度
一部の子会社は、複数事業主制度に加入しております。複数事業主制度については、当該制度の規約に従って、確定給付型退職後給付制度と確定拠出型退職後給付制度に分類し、それぞれの退職後給付制度に係る会計処理を行っております。但し、確定給付型退職後給付制度に分類される複数事業主制度について、確定給付型退職後給付制度に係る会計処理を行うために十分な情報を入手できない場合は、確定拠出型退職後給付制度に係る会計処理を適用しております。
④ 短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算を行わず、会計期間中に従業員が勤務を提供したもので、当該勤務の見返りに支払うと見込まれる給付金額を純損益として認識しております。賞与については、当社及び子会社が支払いを行う法的債務または推定的債務を有しており、かつ当該債務について信頼性のある見積りが可能な場合に、支払見積額を負債として認識しております。
(11)引当金
引当金は、過去の事象の結果として、当社及び子会社が現在の債務(法的債務または推定的債務)を有しており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高く、かつ当該債務の金額について信頼できる見積りが可能である場合に認識しております。
貨幣の時間的価値の影響が重要な場合には、引当金額は債務の決済に必要と見込まれる支出の現在価値で測定しております。現在価値の算定には、将来キャッシュ・フローの発生期間に応じた税引前の無リスクの割引率を使用しており、引当対象となる事象発生の不確実性については、将来キャッシュ・フローの見積りに反映させております。
① 資産除去債務引当金
資産除去債務に係る引当金は、法令や契約等により有形固定資産の解体・除去及び敷地の原状回復等の義務を負っている場合、または業界慣行や公表されている方針・明確な文書等により、有形固定資産の解体・除去及び敷地の原状回復等を履行することを表明しており、外部の第三者が当該履行を期待していると推定される場合に、当該解体・除去及び原状回復等のための見積費用を認識しております。
② リストラクチャリング引当金
リストラクチャリングに係る引当金は、詳細な公式計画があり、リストラクチャリング計画の実施を開始または公表した時点で認識しております。当該引当金は、リストラクチャリングから発生する以下に該当する直接支出のみを計上対象としております。
・リストラクチャリングに必然的に伴うもの
・会社の継続的活動には関連しないもの
③ 訴訟損失引当金
訴訟提起により発生しうる損害賠償等の損失に係る引当金は、訴訟提起されており、外部の第三者に対して損害賠償等を支払わなければならない可能性が高い場合に、当該損害賠償等による損失見積額を認識しております。
④ 債務保証損失引当金
債務保証契約の履行により発生しうる損失に係る引当金は、被保証人において特定の債務不履行があった場合に、保証人が被保証人に代わって当該債務の弁済を行う、もしくは金銭による補償を行うことを約する契約等を締結しており、当該契約等の履行に伴う損失の発生可能性が高くなった場合に、損失発生見込額を認識しております。
⑤ 賦課金
賦課金とは、経済的便益を含んだ資源の流出であって政府が法令等に従って企業に課すものであり、支払義務が発生した時点で、賦課金に係る支払見込額を認識しております。
(12)資本
普通株式は資本として分類しております。普通株式の発行に係る付随費用は、税効果控除後の金額にて資本から控除しております。
自己株式は資本の控除項目としております。自己株式を取得した場合は、その対価及び付随費用(税効果控除後)を資本から控除しております。自己株式を売却した場合は、その対価に相当する額を資本の増加として認識しております。
(13)収益
① 商品販売等に係る収益
商品販売等に係る収益は、以下の要件をすべて満たした時点で認識しております。
・物品の所有に伴う重要なリスク及び経済価値を買手に移転したこと
・販売された物品に対して、所有と通常結び付けられる程度の継続的な管理上の関与も実質的な支配も保持していないこと
・収益の額を、信頼性をもって測定できること
・取引に関連する経済的便益が流入する可能性が高いこと
・取引に関連して発生した、または発生する原価を、信頼性をもって測定できること
収益は、受領した、または受領可能な対価の公正価値から、税務当局等第三者のために回収し、当社及び子会社が直接納税義務を有する売上関連の税金等を控除した金額で測定しております。
取引形態ごとの具体的な収益認識基準は次のとおりです。
商品販売を収益の源泉とする取引には、卸売、小売、製造・加工を通じた商品の販売、不動産の開発販売に係る収益等があります。
卸売、小売、製造・加工を通じた商品の販売に係る収益については、顧客への商品の引渡し、倉庫証券の交付、検収書の受領等、契約上の受渡し条件が履行された時点をもって収益を認識しております。
不動産販売取引については、契約で定められた引渡しの条件が充足された時点で収益を認識しております。
② 役務提供及びロイヤルティ取引
役務提供及びロイヤルティに係る収益は、以下の要件を満たした時点で期末時点の取引の進捗度に応じて認識しております。
・収益の額を、信頼性をもって測定できること
・取引に関する経済的便益が流入する可能性が高いこと
・取引の進捗度を、報告期間の末日において信頼性をもって測定できること
・取引について発生した原価及び取引の完了に要する原価を、信頼性をもって測定できること
役務提供を収益の源泉とする取引には、ソフトウエアの受注製作取引、ソフトウエア保守サービス、航空機・不動産・産業機械等のリース取引、その他サービスを提供する取引が含まれております。また、ロイヤルティ取引とは、知的所有権についての権利を顧客に付与する取引をいいます。
ロイヤルティ取引については、顧客に対し、当該知的所有権の使用権を付与する期間にわたって収益を認識しております。
ソフトウエアの受注製作取引については、受注金額あるいは完成までに要する総原価を、信頼性をもって見積ることができる場合には、期末日における見積総原価に対する累積実際発生原価の割合に応じて収益を計上しております。受注金額あるいは完成までに要する総原価を、信頼性をもって見積ることができない場合には、発生した原価のうち回収可能性が高いと判断される部分と同額を収益として計上しております。また、ソフトウエアの保守サービスについては、サービスを提供する期間にわたり収益を認識しております。
オペレーティング・リースに係るリース収益は、将来受取リース料総額をリース期間にわたって均等に配分しております。
その他のサービスを提供する取引については、期末時点における進捗度に応じて収益を認識しております。
③ 収益の総額(グロス)表示と純額(ネット)表示
当社及び子会社は、取引の当事者として提供される財またはサービス自体の付加価値を高める機能を有し、取引に係る重要なリスクを負担している取引については、収益を顧客との取引総額(グロス)で連結包括利益計算書に表示しております。
一方、以下に掲げるような取引については、収益を顧客との取引総額から原価を控除した純額(ネット)で連結包括利益計算書に表示しております。
・代理人として、他の第三者が財を販売、またはサービスを提供するための手配を行う取引
・法形式上取引の当事者として関与するものの、取引において提供される財またはサービス自体の付加価値を高める機能を有さず、取引に係る重要なリスクを負担しない取引
(14)金融収益及び金融費用
金融収益は、受取利息、受取配当金から構成されております。受取利息は、実効金利法により、発生時に認識しております。受取配当金は、当社及び子会社が支払いを受ける権利が確定した時点で認識しております。金融費用は支払利息であり、実効金利法により発生時に認識しております。
(15)法人所得税
法人所得税費用は、当期税金費用と繰延税金資産及び負債の変動である繰延税金費用から構成されております。法人所得税費用は、次に掲げる場合を除いて、純損益で認識しております。
・直接資本の部、またはその他の包括利益に認識される取引については、資本の部、またはその他の包括利益で認識しております。
・企業結合時における識別可能資産及び負債の認識に伴い発生した繰延税金は、当該企業結合におけるのれんに含めております。
当期支払税金は、当期の課税所得について納付すべき税額、または税務上の欠損金について還付されると見込まれる税額で測定しております。これらの税額は期末日において制定済み、または実質的に制定されている税率に基づき算定しております。
繰延税金資産及び繰延税金負債は、資産及び負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異等に対して認識しております。繰延税金資産は、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金や繰越税額控除、繰越外国税額控除のような、将来の税務申告において税負担を軽減させるものについて、それらを回収できる課税所得が生じる可能性の高い範囲内で認識しております。一方、繰延税金負債は、将来加算一時差異に対して認識しております。但し、以下の一時差異に対しては繰延税金資産または繰延税金負債を認識しておりません。
・のれんの当初認識において生じる将来加算一時差異
・企業結合以外の取引で、かつ会計上の損益にも課税所得にも影響を及ぼさない取引における資産、または負債の当初認識に係る差異に関するもの
子会社、関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資に係る将来加算一時差異については、一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ当該将来加算一時差異が予測可能な期間内に解消しない可能性が高い場合には繰延税金負債を認識しておりません。子会社、関連会社及びジョイント・ベンチャーに係る将来減算一時差異については、当該将来減算一時差異が予測可能な期間内に解消し、使用対象となる課税所得が稼得される可能性が高い範囲でのみ繰延税金資産を認識しております。
繰延税金資産及び負債は、期末日において制定、または実質的に制定されている法人所得税法令に基づいて、繰延税金資産が回収される期または繰延税金負債が決済される期に適用されると見込まれる税率に基づいて算定しております。
繰延税金資産及び負債は、当社及び子会社が当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、または異なる納税主体に課されているものの、これらの納税主体が当期税金資産及び負債を純額ベースで決済することを意図している場合、もしくはこれら資産の実現と負債の決済を同時に行うことを意図している場合には、連結財政状態計算書において、相殺して表示しております。
(16)1株当たり利益
基本的1株当たり当期純利益は、当社株主に帰属する当期純利益を、その報告期間の発行済普通株式(自己株式を除く)の加重平均株式数で除して算定しております。希薄化後1株当たり当期純利益は、希薄化効果を有する潜在的普通株式による影響を調整して算定しております。
(17)鉱物採掘活動
探査及び評価フェーズの期間における支出のうち、探査及び評価作業に使用される資産の取得に係るものについては非流動資産に計上し、それ以外の支出については、原則として発生時に純損益で認識しております。
開発段階における支出は、商業採算性が確認できるものについて、その性質に応じて有形固定資産または無形資産に計上したうえで、生産開始時点から生産高比例法を用いて償却しております。生産段階における剥土費用について、当期において販売可能な鉱石は採掘されないが、剥土活動により特定の鉱床について将来の経済的便益が流入する可能性が高く、かつ信頼性をもってコストを測定できる場合には、資産計上し、生産高比例法を用いて償却しております。当期における販売可能な鉱石に関連する剥土費用については、当期の棚卸資産原価として認識しております。
(18)農業会計
農産物については、収穫時点において、売却費用控除後の公正価値で測定し、収穫時点までの原価累計額との差額は、発生した期の売上原価として認識しております。
果実生成型植物を除く生物資産について、公正価値が信頼性をもって測定できる場合は、当初認識時及び各期末において、売却費用控除後の公正価値で測定しております。当該会計処理に伴う公正価値の変動額は、純損益として認識しております。一方、公正価値が信頼性をもって測定できない場合は、取得原価から減価償却累計額
及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。
果実生成型植物については、有形固定資産に分類のうえ、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。
(19)見積り及び判断の利用
当社及び子会社は、連結財務諸表を作成するために、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、会計上の見積り及び仮定を用いております。実際の業績は、会計上の見積り及びその基礎となる仮定と異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は、継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、当該見積りを行った連結会計年度及び将来の連結会計年度に認識されます。
将来にわたり、重要な修正を生じさせるリスクを有する仮定及び見積りは、主として次のとおりです。なお、下記に掲げる各項目に関連する資産及び負債の当連結会計年度末における残高については、後述する当該項目に係る各注記をご参照ください。
・非上場の公正価値で測定される金融資産の公正価値測定
公正価値で測定される金融資産のうち、非上場の銘柄については、投資先と同じ業界に属する上場銘柄の公表情報を参照したマルチプル法、あるいは投資先からの受取配当に係る将来キャッシュ・フロー見積額を現在価値に割引くことにより公正価値を算定する配当キャッシュ・フロー還元法等により公正価値を測定しております。マルチプル法を適用する場合のマルチプル倍率、あるいは配当キャッシュ・フロー還元法を適用する場合の将来受取キャッシュ・フローの見積り及び割引率は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、非上場の公正価値で測定される金融資産の公正価値の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。(連結財務諸表注記 12 有価証券及びその他の投資、連結財務諸表注記 26 公正価値の測定)
・減損の兆候がある償却原価で測定される金融資産の回収可能価額
減損の兆候がある償却原価で測定される金融資産については、当該金融資産に係る見積将来キャッシュ・フローを当初の実効金利で現在価値に割引いたものを回収可能価額としております。当該金融資産に係る将来キャッシュ・フローは、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、償却原価で測定される金融資産に係る減損損失額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。(連結財務諸表注記 12 有価証券及びその他の投資)
・有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社投資及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損テストにおいて測定される回収可能価額
有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社投資及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損テストにおいて、資金生成単位を判別したうえで、当該資金生成単位における売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高いほうを回収可能価額として測定しております。当該売却費用控除後の公正価値算定上の仮定、あるいは使用価値算定の基礎となる資金生成単位の使用期間中及び使用後の処分により見込まれる将来キャッシュ・フロー、割引率等の仮定は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社投資及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損損失額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。(連結財務諸表注記 8 有形固定資産、連結財務諸表注記 9 投資不動産、連結財務諸表注記 11 のれん及び無形資産、連結財務諸表注記 13 関連会社及びジョイント・ベンチャー)
・確定給付型退職後給付制度における確定給付制度債務及び制度資産の公正価値測定
確定給付型退職後給付制度については、確定給付制度債務と制度資産の公正価値の純額を負債または資産として認識しております。確定給付制度債務は、年金数理計算により算定しており、年金数理計算の前提条件には、割引率、退職率、死亡率、昇給率等の見積りが含まれております。これら前提条件は、金利変動の市場動向等、入手可能なあらゆる情報を総合的に判断して決定しております。これら年金数理計算の前提条件には将来の不確実な経済環境あるいは社会情勢の変動等によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、確定給付制度債務及び制度資産の公正価値の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。(連結財務諸表注記 17 退職給付に係る負債及び取締役報酬)
・引当金の測定
引当金は、将来において債務の決済に要すると見込まれる支出の期末日における最善の見積りに基づいて測定しております。将来において債務の決済に要すると見込まれる支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定しております。これら引当金の測定において使用される仮定は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、引当金の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。(連結財務諸表注記 18 引当金)
・法人所得税の見積り
法人所得税の算定に際しては、税法規定の解釈や過去の税務調査の経緯等、様々な要因について見積り及び判断が必要となります。そのため、各期末において見積った法人所得税と、実際に納付する法人所得税の金額とが異なる可能性があり、その場合、翌年度以降の法人所得税の計上額に重要な影響を与える可能性があります。また、繰延税金資産については、将来減算一時差異等を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しておりますが、当該回収可能性の判断は、当社及び子会社の事業計画に基づいて決定した各将来事業年度の課税所得の見積りを前提としております。当該将来事業年度の課税所得の見積りは、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、繰延税金資産の計上額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。(連結財務諸表注記 19 法人所得税)
会計方針適用にあたっての判断が、資産、負債、収益及び費用の計上金額に重要な影響を与える項目は、主として次のとおりです。
・子会社、関連会社及びジョイント・ベンチャーの範囲(連結財務諸表注記 13 関連会社及びジョイント・ベンチャー、連結財務諸表注記 33 子会社に対する持分)
・デリバティブを除く金融資産における、償却原価で測定される金融資産、FVTOCI金融資産及びFVTPL金融資産への分類(連結財務諸表注記 12 有価証券及びその他の投資)
・リースを含む契約の会計処理(連結財務諸表注記 16 リース)
・償却原価で測定される金融資産における減損及び減損戻入れの兆候の有無の評価(連結財務諸表注記 12
有価証券及びその他の投資)
・有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損テスト実施にあたっての資金生成単位の判別(連結財務諸表注記 8 有形固定資産、連結財務諸表注記 9 投資不動産、連結財務諸表注記 11 のれん及び無形資産、連結財務諸表注記 13 関連会社及びジョイント・ベン チャー)
・有形固定資産、投資不動産、のれん、無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損の兆候の有無の評価(連結財務諸表注記 8 有形固定資産、連結財務諸表注記 9 投資不動産、連結財務諸表注記 11 のれん及び無形資産、連結財務諸表注記 13 関連会社及びジョイント・ベンチャー)
・有形固定資産、投資不動産、無形資産、関連会社及びジョイント・ベンチャーへの投資に係る減損戻入れの兆候の有無の評価(連結財務諸表注記 8 有形固定資産、連結財務諸表注記 9 投資不動産、連結財務諸表注記 11 のれん及び無形資産、連結財務諸表注記 13 関連会社及びジョイント・ベンチャー)
・引当金の認識(連結財務諸表注記 18 引当金)
・収益の認識時点及び収益を総額(グロス)で表示するか、純額(ネット)で表示するかの判断(連結財務諸表注記 4 セグメント情報、連結財務諸表注記 13 関連会社及びジョイント・ベンチャー)
4 セグメント情報
(1)事業セグメント
当社グループは、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、7つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費関連分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業関連分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源関連分野において、多角的な事業活動を展開しております。
また、これらの多角的に展開する事業活動を推進するため、当社は担当する業界、並びに主として取扱う商品及びサービスに応じて、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融の7つのディビジョンカンパニーを設け、当該7つのディビジョンカンパニーがそれぞれ、分掌する事業領域を統括する責任を負う体制としております。当社の経営者は、当該ディビジョンカンパニーをセグメント単位として経営戦略、経営資源の配分を決定し、業績管理についても、「当社株主に帰属する当期純利益」をはじめとするいくつかの指標に基づき、当該ディビジョンカンパニーを単位として実施しております。
以上に鑑み、当社は、当該7つのディビジョンカンパニーを報告セグメントとして、セグメント情報を表示しております。
各報告セグメントが収益を得る源泉となる商品及びサービスの類型は次のとおりです。
繊維: 繊維原料、糸、織物から衣料品、服飾雑貨、その他生活消費関連分野のすべてにおいてグローバルに事業展開を行っております。また、ブランドビジネスの海外展開や、リーテイル分野でのインターネット販売等の販路展開にも取組んでおります。
機械: プラント、橋梁、鉄道等のインフラ関連プロジェクト及び関連機器・サービスの取扱、IPP、水・環境関連事業及び関連機器・サービスの取扱、船舶、航空機、自動車、建設機械、産業機械、工作機械、環境機器・電子機器等の単体機械及び関連機材取扱、再生可能・代替エネルギー関連ビジネス等の環境に配慮した事業を展開しております。更に、医療関連分野において、医療機器の取扱等を行っております。
金属: 金属鉱物資源開発事業、鉄鋼製品加工事業、太陽光・太陽熱発電事業、温室効果ガス排出権取引を含む環境ビジネス、鉄鉱石、石炭、その他製鉄・製鋼原料、非鉄・軽金属、鉄鋼製品、原子燃料関連、太陽光・太陽熱発電関連の国内・貿易取引を行っております。
エネルギー・化学品: 原油、石油製品、LPG、LNG、天然ガス、電力等、エネルギー関連商品全般のトレード、関連プロジェクトの推進及び石油・ガスプロジェクトの探鉱・開発・生産業務の推進、有機化学品、無機化学品、医薬品、合成樹脂、精密化学品、電子材料等のトレード及び事業を行っております。
食料: 原料からリーテイルまでの食料全般にわたる事業領域において、国内外で効率的な商品の生産・流通・販売を推進しております。
住生活: 住宅資材事業、紙パルプ事業、天然ゴム事業、タイヤ事業等の生活資材分野、不動産開発・分譲・賃貸・管理業や物流事業等の建設・物流分野において事業を推進しております。
情報・金融: ITソリューション・インターネット関連サービス事業、携帯流通及びアフターサービス事業等の情報・通信分野、各種金融サービス事業や保険事業等の金融・保険分野において事業を推進しております。
当社のセグメント情報は次のとおりです。なお、セグメント間の内部取引における価額は、外部顧客との取引価額に準じております。前連結会計年度及び当連結会計年度において、単一顧客に対する重要な収益はありません。
前連結会計年度(百万円)
繊維機械金属エネルギー・
化学品
外部顧客からの収益528,050361,945209,2861,426,409
セグメント間内部収益5101-910
収益合計528,560361,946209,2861,427,319
売上総利益132,396103,06869,600183,124
持分法による投資損益6,85324,78117,6274,648
当社株主に帰属する
当期純利益
25,21546,44645,24218,864
セグメント別資産495,892989,662854,9051,169,503

食料住生活情報・金融その他及び
修正消去
連結合計
外部顧客からの収益1,071,299548,125669,71323,6374,838,464
セグメント間内部収益38213,5316,920△22,254-
収益合計1,071,681561,656676,6331,3834,838,464
売上総利益272,222145,876171,64815,5281,093,462
持分法による投資損益18,97312,69530,89768,684185,158
当社株主に帰属する
当期純利益
70,51127,60940,05278,282352,221
セグメント別資産1,773,166840,350718,5941,279,9608,122,032

当連結会計年度(百万円)
繊維機械金属エネルギー・
化学品
外部顧客からの収益522,427722,774229,6611,576,750
セグメント間内部収益4227-1,097
収益合計522,469722,801229,6611,577,847
売上総利益121,978171,93493,464206,756
持分法による投資損益7,04625,06820,7796,249
当社株主に帰属する
当期純利益
12,49957,05282,46036,882
セグメント別資産474,8561,218,556850,2951,355,712

食料住生活情報・金融その他及び
修正消去
連結合計
外部顧客からの収益1,149,176594,420697,18717,6645,510,059
セグメント間内部収益46012,8766,965△21,467-
収益合計1,149,636607,296704,152△3,8035,510,059
売上総利益278,279152,428178,7416,8601,210,440
持分法による投資損益33,58418,07637,36968,057216,228
当社株主に帰属する
当期純利益
80,46655,68351,09924,192400,333
セグメント別資産1,962,169978,777766,1591,057,4138,663,937

(注)「その他及び修正消去」は、各事業セグメントに帰属しない損益及びセグメント間の内部取引消去が含まれております。CITIC Limited及び C.P. Pokphand Co. Ltd.に対する投資及び損益は当該セグメントに含まれております。
(2)地域別情報
当社の連結地域別収益の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度当連結会計年度
(百万円)(百万円)
日本3,270,7573,773,299
米国638,109693,109
シンガポール309,046327,748
オーストラリア160,775181,149
英国170,364174,553
その他289,413360,201
連結合計4,838,4645,510,059

当社の非流動資産(金融商品、繰延税金資産、退職後給付資産及び保険契約から生じる権利を除く)の帳簿価額の所在国別内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末当連結会計年度末
(百万円)(百万円)
日本563,041645,108
オーストラリア183,017167,268
英国124,401140,063
シンガポール130,896123,353
米国75,97789,700
その他89,788146,610
連結合計1,167,1201,312,102

(注)1 上記の地域別情報は、当社グループの各々の事業における取引実態及び経営資源・機能の配置状況等を
勘案し、分類しております。
2 製品及びサービスの供給別の分類はしておりません。
5 企業結合
前連結会計年度において、重要な企業結合はありません。
当連結会計年度に生じた主な企業結合は次のとおりです。
(タキロン(株)とシーアイ化成(株)の経営統合)
当社が議決権の98.3%を保有する子会社であるシーアイ化成(株)(以下、「シーアイ化成」という。)は、当社が議決権の33.7%を保有し、関連会社として持分法を適用していた、各種合成樹脂製品の製造・販売会社であるタキロン(株)(以下、「タキロン」という。)と、平成29年4月1日(以下、「取得日」という。)にタキロンを存続会社、シーアイ化成を消滅会社とする吸収合併による経営統合(以下、「本経営統合」という。)を行い、タキロンシーアイ(株)(以下、「タキロンシーアイ」という。)になりました。本経営統合に際し、タキロンはシーアイ化成の株主に対し、普通株式26,468,325株を割当てております。割当てに関しては、複数の第三者機関に依頼した株式交換比率の算定結果を参考に決定しております。その結果、本経営統合により当社の議決権保有割合は、タキロンの当社既保有持分と合わせて51.2%となり、タキロンシーアイは当社の子会社となりました。
今後は、当社が有する経営ノウハウやグローバルベースの販売体制等を活用することを通じて、タキロンシーアイが掲げる収益基盤強化と企業価値向上のための諸施策(「営業力、顧客基盤の強化」や「グローバル展開の加
速」等)の実行を積極的にサポートすることで、タキロンシーアイの成長に貢献していきます。
当該企業結合における取得日現在の支払対価、既保有持分、非支配持分、タキロンの取得資産及び引受負債の公
正価値は、次のとおりです。なお、条件付対価はありません。
項 目金額(百万円)
支払対価の公正価値(注)7,224
既保有持分の公正価値(注)13,825
非支配持分の公正価値(注)20,779
合 計41,828
取得資産及び引受負債の公正価値
流動資産55,540
有形固定資産17,814
その他の非流動資産10,460
流動負債△24,378
非流動負債△14,820
純資産44,616

(注)当社が取得日に交付したシーアイ化成の普通株式の時価等をもとに測定されております。
上記のとおり、タキロンの取得資産の公正価値から引受負債の公正価値を差し引いた純資産は、支払対価、既保有持分及び非支配持分の公正価値の合計を2,788百万円上回っております。これは当社が取得可能な情報を最大限入手したうえで実施した取得資産及び引受負債の公正価値の精査を踏まえたものであり、当該差額については当連結会計年度において「有価証券損益」にて一括利益認識しております。
取得資産及び引受負債、並びに非支配持分の公正価値は、第三者によるデューデリジェンスを通じて精査した財務・資産状況及びファイナンシャルアドバイザーによる企業価値評価(割引キャッシュ・フロー法)等を総合的に勘案して算定しております。
当連結会計年度の連結包括利益計算書に含まれている、タキロンの取得日からの業績は、経営統合に伴い個別の金額の算定が困難であることから、記載しておりません。
((株)ヤナセの子会社化)
当社は、議決権の39.5%を保有し、関連会社として持分法を適用していた(株)ヤナセ(以下、「当該会社」という。)の普通株式に対する公開買付を実施し、平成29年8月3日(以下、「取得日」という。)に議決権の26.6%を取得した結果、当社既保有持分と合わせて議決権の66.1%を保有することとなり、当該会社は当社の子会社となりました。
当該会社は、主たる事業として日本においてドイツ車をはじめとする輸入車及びその部品・アクセサリーの販売、自動車の修理・整備を行っております。当社は、今後当該会社と一層の連携を図るとともに、当社グループの有する資産、ノウハウ、顧客基盤等の経営資源を共有することを通じて、国内外事業展開に向けた連携やシナジーを実現し、更なる企業価値向上を目指します。
当該企業結合における取得日現在の支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は、次のとおりです。なお、条件付対価はありません。
項 目金額(百万円)
支払対価の公正価値(注)16,782
既保有持分の公正価値14,075
非支配持分の公正価値(注)28,664
合 計29,521
取得資産及び引受負債の公正価値
流動資産74,205
有形固定資産75,552
その他の非流動資産19,329
流動負債△74,568
非流動負債△58,840
純資産35,678

(注)1 支払対価はすべて現金により決済されております。
(注)2 公開買付にあたって設定した買付価格をもとに測定されております。
上記のとおり、当該会社の取得資産の公正価値から引受負債の公正価値を差し引いた純資産は、支払対価、既保有持分及び非支配持分の公正価値の合計を6,157百万円上回っております。これは当社が取得可能な情報を最大限入手したうえで実施した取得資産及び引受負債の公正価値の精査を踏まえたものであり、当該差額については割安購入益として当連結会計年度において「有価証券損益」にて一括利益認識しております。また、既保有持分に係る公正価値再測定に伴い「有価証券損益」にて5,830百万円の損失を計上しており、割安購入益と合わせて327百万円の利益を計上しております。
取得資産及び引受負債の公正価値は、取得にあたって実施した第三者によるデューデリジェンスを通じて精査した財務・資産状況の評価等を総合的に勘案して算定しております。
当連結会計年度の連結包括利益計算書に含まれている、当該会社の取得日からの業績は次のとおりです。
項 目当連結会計年度(百万円)
収益321,475
当期純利益5,978
当社株主に帰属する当期純利益3,946

(Alta Forest Products, LLC.の取得)
当社は、カナダのE.R. Probyn Ltd.及び米国のWelco Lumber Companyが保有する北米最大の木製フェンス製造会社であるAlta Forest Products, LLC.(以下、「当該会社」という。)の全出資持分(議決権の100%)を、平成30年1月12日に取得し、当該会社は当社の子会社となりました。取得に際しては、当該会社の出資持分の60%を保有するTMI Forest Products Inc.の全株式をE.R. Probyn Ltd.より取得するとともに、子会社である伊藤忠インターナショナル会社を通じて当該会社の出資持分の40%をWelco Lumber Companyより取得しております。取得価額は、株式及び出資持分売買契約に基づいた調整の結果、24,508百万円となり、すべて現金により支払っております。条件付対価はありません。
当社は、伊藤忠インターナショナル会社を通じて出資する北米フェンス製造・販売会社であるMASTER-HALCO, INC.(以下、「MASTER-HALCO」という。)において北米に5つの金網フェンス製造工場と53の販売拠点を展開しており、米国フェンス卸業界最大手の地位を確立しております。本企業結合を通じ、当該会社とMASTER-HALCOの販売ネットワークの相乗効果を見込むとともに、両社を軸に北米フェンス事業を強化し、更なる企業価値向上を目指します。
当該企業結合については、取得資産及び引受負債の公正価値測定を継続して実施しておりますが、見積り可能な金額で計上した取得日における取得資産及び引受負債は、それぞれ27,904百万円及び9,146百万円であり、主な内訳は、棚卸資産、有形固定資産、無形資産、社債及び借入金です。なお、当該金額については公正価値測定期間中であるため変更になる可能性があります。
当連結会計年度の連結包括利益計算書に含まれている、当該会社の取得日からの業績は次のとおりです。
項 目当連結会計年度(百万円)
収益7,029
当期純利益148
当社株主に帰属する当期純利益148

(プロフォーマ情報)
(株)ヤナセ及びAlta Forest Products, LLC.の企業結合が、当連結会計年度期首である平成29年4月1日に行われたと仮定した場合のプロフォーマ情報(非監査情報)は、重要性が乏しいため、記載しておりません。
当連結会計年度末日以降に生じた主な企業結合は次のとおりです。
(RICARDO PÉREZ, S.A.の取得)
当社は、Grupo Corporativo Pérez S.A.が保有するパナマにおけるトヨタ及びレクサスの独占卸売事業会社であるRICARDO PÉREZ, S.A.(以下、「当該会社」という。)の株式の70%を、平成30年4月13日に取得し、当該会社は当社の子会社となりました。取得価額は192百万米ドルで、当連結会計年度中に現金で支払っており、連結キャッシュ・フロー計算書の「その他の投資の取得による支出」に含まれております。なお、当該金額は株式売買契約に基づき今後調整されます。
当該会社は、1956年にトヨタ販売代理権獲得以来、20年超にわたりパナマ新車市場におけるシェア1位の座を維持しております。当社は1970年代より世界各国で自動車卸売事業会社を経営しており、その経験を活用し、トヨタ自動車(株)からのサポートも得ながらパナマにおけるトヨタ及びレクサスブランドの一層の浸透を図ります。幅広いビジネスをグローバルに展開する当社が株主となることによるシナジーや次世代ビジネスの展開を通じて、更なる企業価値向上を目指します。
なお、当該企業結合については、当有価証券報告書が提出できることとなった平成30年6月22日現在、取得資産及び引受負債の当初の公正価値測定が完了しておりません。
6 営業債権及びその他の債権
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における営業債権の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
受取手形157,608195,813
売掛金1,623,0231,818,736
未収入金173,749173,306
貸倒引当金(短期)△5,331△4,506
合計1,949,0492,183,349

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における営業債権以外の短期債権の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
短期貸付金25,56424,779
未収入金19,93119,176
貸倒引当金(短期)△2,004△490
その他30,83140,681
合計74,32284,146

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における長期債権の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
長期貸付金652,475614,218
その他19,20823,323
貸倒引当金(長期)△14,909△19,822
合計656,774617,719

7 棚卸資産
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における棚卸資産の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
商品493,764562,002
製品82,80678,269
販売用不動産121,299154,677
原材料及び貯蔵品51,78248,035
仕掛品25,74527,369
合計775,396870,352

前連結会計年度及び当連結会計年度に正味実現可能価額まで評価減した棚卸資産の評価損計上額は、それぞれ7,271百万円及び5,389百万円です。当該評価損計上額は、連結包括利益計算書の「商品販売等に係る原価」に含まれております。
8 有形固定資産
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における有形固定資産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額は次のとおりです。
土地建物及び
構築物
機械装置
及び車両
器具備品
及び
事務機器
鉱業権建設
仮勘定
その他合計
(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)
平成29年3月31日残高
取得原価108,640407,827589,966104,64479,54725,49421,6991,337,817
減価償却累計額及び
減損損失累計額
△8,227△204,254△318,192△69,092△45,472△366△11,839△657,442
帳簿価額100,413203,573271,77435,55234,07525,1289,860680,375
平成30年3月31日残高
取得原価165,710449,157597,507106,508138,74027,83727,4151,512,874
減価償却累計額及び
減損損失累計額
△6,930△223,500△334,527△71,923△45,577△695△16,428△699,580
帳簿価額158,780225,657262,98034,58593,16327,14210,987813,294

前連結会計年度及び当連結会計年度における有形固定資産の帳簿価額の増減は次のとおりです。
土地建物及び
構築物
機械装置
及び車両
器具備品
及び
事務機器
鉱業権建設
仮勘定
その他合計
(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)(百万円)
平成28年4月1日残高104,199209,063287,60036,35636,45421,2356,658701,565
企業結合による取得1,11614915549---1,469
個別取得1,32612,26816,64910,4905935,9146,49483,200
処分及び連結範囲の
異動による減少
△5,031△3,488△13,113△1,305-△131△89△23,157
減価償却費-△16,810△35,628△11,323△2,180-△5,459△71,400
純損益に認識された
減損損失
△937△1,984△2,495△159-△266△3△5,844
外貨換算差額△488△2,653△3,186△588△258△7071△7,172
その他2287,02821,7922,032-△31,5542,1881,714
平成29年3月31日残高100,413203,573271,77435,55234,07525,1289,860680,375
企業結合による取得58,04426,43511,2423,749-1,221459101,150
個別取得2,34416,87718,63110,53665,92844,6958,410167,421
処分及び連結範囲の
異動による減少
△8,412△5,707△3,420△2,075-△1,329△247△21,190
減価償却費-△18,716△41,829△11,993△2,252-△7,400△82,190
純損益に認識された
減損損失
△712△11,346△3,132△1,220-△329△36△16,775
外貨換算差額△157△1,731△6,848212△4,588△1,161△536△14,809
その他7,26016,27216,562△176-△41,083477△688
平成30年3月31日残高158,780225,657262,98034,58593,16327,14210,987813,294

有形固定資産に係る減価償却費は、連結包括利益計算書の「商品販売等に係る原価」、「役務提供及びロイヤルティ取引に係る原価」及び「販売費及び一般管理費」に計上しております。
前連結会計年度及び当連結会計年度において認識した減損損失の金額は、それぞれ5,844百万円及び16,775百万円です。
当該減損損失は、連結包括利益計算書の「固定資産に係る損益」に計上しております。
有形固定資産の減損テストにおける回収可能価額は、独立鑑定人の支援を受けて算定した使用価値または売却費用控除後の公正価値に基づいております。なお、使用価値は、取締役会が承認した事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を割引くことにより計算しております。事業計画は原則として5年を限度としており、過去の経験を反映させ、外部情報とも整合性を取ったうえで策定しております。成長率は、資金生成単位が属する市場もしくは国における長期の平均成長率を勘案して決定しております。割引率は、各資金生成単位の加重平均資本コスト等を基礎に算定しております(4~12%程度)。
9 投資不動産
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における投資不動産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額は次のとおりです。
投資不動産
(百万円)
平成29年3月31日残高
取得原価53,282
減価償却累計額及び減損損失累計額△26,677
帳簿価額26,605
平成30年3月31日残高
取得原価40,507
減価償却累計額及び減損損失累計額△21,373
帳簿価額19,134

前連結会計年度及び当連結会計年度における投資不動産の帳簿価額の増減は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
期首残高29,13226,605
企業結合による取得-29
個別取得350511
処分及び連結範囲の異動による減少△1,504△2,414
減価償却費△995△344
純損益に認識された減損損失△346-
外貨換算差額△76△142
有形固定資産からの(への)振替△314△4,929
その他358△182
期末残高26,60519,134

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における投資不動産の公正価値は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
公正価値26,70521,127

投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定の専門家による割引キャッシュ・フロー法を用いた評価に基づき、IFRS第13号「公正価値測定」におけるレベル3に分類しております。
前連結会計年度及び当連結会計年度における投資不動産の賃貸料収入は、それぞれ6,790百万円及び5,335百万円であり、賃貸料収入に付随して発生した直接的な費用は、それぞれ3,304百万円及び2,614百万円です。当該賃貸料収入は連結包括利益計算書の主に「収益」に含まれております。賃貸料収入に付随して発生した直接的な費用は主に「原価」に含まれております。
10 担保に差入れた資産
前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、次の資産を担保に差入れております。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
現預金及び定期預金90-
営業債権等7,8549,101
棚卸資産12,26160,450
投資及び長期債権18,53231,851
有形固定資産等18,11417,802
合計56,851119,204

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、被担保債務は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
借入金(短期)(注)2,9313,110
営業債務等3,90849,985
借入金(長期)14,40317,200
合計21,24270,295

(注)借入金(短期)のうち1年以内に期限の到来する長期借入金の残高は、前連結会計年度末及び当連結会計年
度末において、それぞれ1,308百万円及び1,283百万円です。
上記の他に、「営業債務」に含めている引受輸入手形については、手形引受銀行に差入れたトラスト・レシートにより、手形引受銀行へ当該輸入商品またはその売上代金を担保として差入れております。しかし、その担保に差入れている資産の額は、輸入取引量が膨大なことから実務上算定が困難なため上記数値には含まれておりません。
短期及び長期借入金については、慣習として、貸主の要求により借入に対する担保の設定または保証人の提供を行うこと、並びに現在の担保物件が特定の借入に対するものか否かを問わず現在及び将来の借入に対する担保として貸主は取扱えることを約定しております。また、銀行からの大部分の借入については、銀行預金と返済期日の到来した借入金(偶発債務より発生する債務を含む)または約定不履行により期限前決済となった借入金を貸主は相殺する権利を有することを約定しております。
11 のれん及び無形資産
(1)のれん
前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるのれんの取得原価、減損損失累計額、帳簿価額は次のとおりです。
繊維
(百万円)
機械
(百万円)
金属
(百万円)
エネルギー
・化学品
(百万円)
食料
(百万円)
住生活
(百万円)
情報
・金融
(百万円)
その他
(百万円)
合計
(百万円)
平成29年3月31日残高
取得原価21,17215,525-93755,12360,81645,3261,709200,608
減損損失累計額△12,173△6,847-△88△15,103△33,026-△1,709△68,946
帳簿価額8,9998,678-84940,02027,79045,326-131,662
平成30年3月31日残高
取得原価9,31114,980-88653,18069,85345,8961,617195,723
減損損失累計額△1,764△6,559-△83△21,325△35,092-△1,617△66,440
帳簿価額7,5478,421-80331,85534,76145,896-129,283

前連結会計年度及び当連結会計年度におけるのれんの帳簿価額の増減は次のとおりです。
繊維
(百万円)
機械
(百万円)
金属
(百万円)
エネルギー
・化学品
(百万円)
食料
(百万円)
住生活
(百万円)
情報
・金融
(百万円)
その他
(百万円)
合計
(百万円)
平成28年4月1日残高8,9996,049-85440,29242,97144,891-144,056
企業結合による取得-2,565----781-3,346
連結範囲の異動による
減少
---------
純損益に認識された
減損損失
-----△9,602--△9,602
外貨換算差額等-64-△5△272△5,579△346-△6,138
平成29年3月31日残高8,9998,678-84940,02027,79045,326-131,662
企業結合による取得-210---5,482361-6,053
連結範囲の異動による
減少
---------
純損益に認識された
減損損失
△1,452---△7,464---△8,916
外貨換算差額等-△467-△46△7011,489209-484
平成30年3月31日残高7,5478,421-80331,85534,76145,896-129,283

前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるのれん残高について、主なものは、住生活セグメントにおけるKwik-Fitグループの取得に伴い認識されたのれん、食料セグメントにおけるDole事業取得に伴い認識されたのれんです。Kwik-Fitグループの取得に伴い認識されたのれんは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ27,790百万円及び29,528百万円です。Dole事業取得に伴い認識されたのれんは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ16,231百万円及び7,911百万円です。のれんの帳簿価額の減少は、主として減損損失の計上によるものです。
前連結会計年度において実施した減損テストの結果、認識したのれんの減損損失の金額は9,602百万円です。Kwik-Fitグループの取得に伴い認識されたのれんについて、英国のEU離脱決定を受け、英国を含む欧州経済の将来懸念を背景に英国の実質小売売上高が減速傾向にあり、英国における乗用車用タイヤ販売が落ち込んでいること、また更なる英ポンド安の進行に伴い、仕入コストが上昇していることから、短・中期的見通しを総合的に見直した結果、9,602百万円の減損損失を計上しております。
当連結会計年度において実施した減損テストの結果、認識したのれんの減損損失の金額は8,916百万円です。Dole事業取得に伴い認識されたのれんのうち、加工食品事業において、北米冷凍果実事業の競争激化等の環境変化を考慮し、事業計画を見直した結果、7,464百万円の減損損失を計上しております。
当該減損損失は、連結包括利益計算書の「固定資産に係る損益」に計上しております。
のれんの減損テストにおける回収可能価額は、独立鑑定人の支援を受けて算定した使用価値に基づいております。使用価値は、取締役会が承認した事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を割引くことにより計算しております。事業計画は原則として5年を限度としており、過去の経験を反映させ、外部情報とも整合性を取ったうえで策定しております。成長率は、資金生成単位が属する市場もしくは国における長期の平均成長率を勘案して決定しております。割引率は、各資金生成単位の加重平均資本コスト等を基礎に算定しております(5~20%程度)。
(2)無形資産
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額は次のとおりです。
商標権
(百万円)
ソフトウエア
(百万円)
その他
(百万円)
合計
(百万円)
平成29年3月31日残高
取得原価155,904106,748109,650372,302
償却累計額及び減損損失累計額△17,830△68,330△48,426△134,586
帳簿価額138,07438,41861,224237,716
平成30年3月31日残高
取得原価151,387116,412104,194371,993
償却累計額及び減損損失累計額△23,560△74,772△40,373△138,705
帳簿価額127,82741,64063,821233,288

前連結会計年度及び当連結会計年度における無形資産の帳簿価額の増減は次のとおりです。
商標権
(百万円)
ソフトウエア
(百万円)
その他
(百万円)
合計
(百万円)
平成28年4月1日残高149,66835,85076,288261,806
企業結合による取得146232,2522,421
個別取得38415,9773,34719,708
処分△19△399△1,399△1,817
連結範囲の異動による減少△3,653△459△11,978△16,090
償却費△2,093△11,277△6,183△19,553
純損益に認識された減損損失-△119△275△394
外貨換算差額等△6,359△1,178△828△8,365
平成29年3月31日残高138,07438,41861,224237,716
企業結合による取得5521,12112,72514,398
個別取得86514,2344,20819,307
処分△105△426△479△1,010
連結範囲の異動による減少△267△605△3,436△4,308
償却費△2,274△11,685△5,645△19,604
純損益に認識された減損損失△8,424△409△2,048△10,881
外貨換算差額等△594992△2,728△2,330
平成30年3月31日残高127,82741,64063,821233,288

無形資産に係る償却費は、連結包括利益計算書の「商品販売等に係る原価」、「役務提供及びロイヤルティ取引に係る原価」及び「販売費及び一般管理費」に計上しております。
前連結会計年度において認識した減損損失の金額は394百万円です。
当連結会計年度において認識した減損損失の金額は10,881百万円です。繊維セグメントの国内アパレル関連事業に係る商標権及び顧客関連について、国内アパレル市況低迷を受けて計画未達が継続しており、当該環境を踏まえ、事業計画を見直した結果、6,890百万円の減損損失を計上しております。
当該減損損失は、連結包括利益計算書の「固定資産に係る損益」に計上しております。
前連結会計年度末における「その他」の帳簿価額には、コネクシオ(株)の販売網等10,877百万円、Dole International Holdings(株)の顧客関連等9,492百万円が含まれております。
当連結会計年度末における「その他」の帳簿価額には、TMI Forest Products Inc.の顧客関連等10,900百万円、コネクシオ(株)の販売網等10,074百万円、Dole International Holdings(株)の顧客関連等8,342百万円が含まれております。
耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ100,381百万円及び99,711百万円です。前連結会計年度末における耐用年数を確定できない無形資産のうち主なものは、Dole事業に係る商標権58,107百万円、Kwik-Fitグループに係る商標権38,995百万円です。当連結会計年度末における耐用年数を確定できない無形資産のうち主なものは、Dole事業に係る商標権55,025百万円、Kwik-Fitグループに係る商標権41,434百万円です。なお、Dole事業に係る商標権の帳簿価額の減少及びKwik-Fitグループに係る商標権の帳簿価額の増加は、主に外貨換算差額によるものです。これらの商標権は企業結合時に取得したものであり、その商標権の対象となる事業が継続する限り基本的に存続するため、耐用年数を確定できないと判断しております。
無形資産の減損テストにおける回収可能価額は、独立鑑定人の支援を受けて算定した使用価値に基づいております。使用価値は、取締役会が承認した事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を割引くことにより計算しております。事業計画は原則として5年を限度としており、過去の経験を反映させ、外部情報とも整合性を取ったうえで策定しております。成長率は、資金生成単位が属する市場もしくは国における長期の平均成長率を勘案して決定しております。割引率は、各資金生成単位の加重平均資本コスト等を基礎に算定しております(5~20%程度)。
12 有価証券及びその他の投資
連結財政状態計算書の「その他の短期金融資産」に含まれる有価証券及び「その他の投資」における計上額の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
有価証券
FVTPL金融資産22-
FVTOCI金融資産--
償却原価 (注)28143
合計50143
その他の投資
FVTPL金融資産47,85452,387
FVTOCI金融資産736,716754,142
償却原価 (注)9,0199,981
合計793,589816,510

(注)「その他の短期金融資産」に含まれる有価証券及び「その他の投資」において償却原価で測定される金融資産は主に公社債であり、帳簿価額と公正価値は、ほぼ同額となっております。
上記のFVTOCI金融資産における市場性のある株式及び市場性のない株式の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
市場性のある株式271,213328,851
市場性のない株式465,503425,291
合計736,716754,142

市場性のない株式は、主としてTING HSIN (CAYMAN ISLANDS) HOLDING CORP.及び資源関連分野(金属鉱物資源、石油・天然ガス等)における投資により構成されており、資源関連分野の主な銘柄はDrummond International, LLC、BHP Iron Ore (Jimblebar) Pty Ltd、サハリン石油ガス開発(株)、RAS LAFFAN LIQUEFIED NATURAL GAS COMPANY LIMITED、CSN Mineração S.A.等です。前連結会計年度末及び当連結会計年度末の資源関連分野における公正価値の合計額は、それぞれ314,080百万円及び279,287百万円です。
主な市場性のある株式の銘柄及び公正価値は次のとおりです。
前連結会計年度末
銘柄金額(百万円)
いすゞ自動車77,951
日清食品ホールディングス33,608
セブン&アイ・ホールディングス13,918
アドバンス・レジデンス投資法人10,719
マツダ9,700
昭和産業7,468
シナネンホールディングス4,440
みずほフィナンシャルグループ3,935
インターネットイニシアティブ3,922
エイチ・ツー・オー リテイリング3,783
日本製粉3,749
カネ美食品3,365
西武ホールディングス2,998
ニチハ2,716
雪印メグミルク2,574

当連結会計年度末
銘柄金額(百万円)
いすゞ自動車86,395
日清食品ホールディングス40,200
山東龍大肉食品23,055
セブン&アイ・ホールディングス14,591
アドバンス・レジデンス投資法人9,683
マツダ8,511
昭和産業7,026
中部飼料4,556
Honma Golf4,354
インターネットイニシアティブ4,210
エイチ・ツー・オー リテイリング4,132
日本製粉3,765
ベネフィット・ワン3,613
ニチハ3,376
みずほフィナンシャルグループ3,137

前連結会計年度及び当連結会計年度に認識を中止したFVTOCI金融資産の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
認識中止時点の
公正価値
累積利得・損失受取配当金認識中止時点の
公正価値
累積利得・損失受取配当金
22,774△5,48427326,601△9,096699

上記に係る連結財政状態計算書上の資本の部における「FVTOCI金融資産」から「利益剰余金」への振替額は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ△3,558百万円及び△7,828百万円です。これらは主として、取引関係の見直し等により売却したもの、並びに子会社、関連会社となったことから、FVTOCI金融資産としての認識を中止したことによるものです。
13 関連会社及びジョイント・ベンチャー
(1)関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資の帳簿価額
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、持分法を適用している関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資の連結財政状態計算書上の帳簿価額の総額は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
投資
関連会社1,243,9261,334,800
ジョイント・ベンチャー382,657510,071
合 計1,626,5831,844,871

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、当社及び子会社の関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資の帳簿価額と関連会社及びジョイント・ベンチャーの純資産に対する持分との差額(投資差額)は、それぞれ291,434百万円及び285,970百万円です。当該投資差額は、投資時に識別できる資産または負債に配分した公正価値調整額(税効果控除後)及びのれん相当額から構成されております。公正価値調整は主として無形資産に係るものです。
なお、一部の関連会社及びジョイント・ベンチャーにおいて、プロジェクト・ファイナンスによる資金調達が行われており、預金についての使用制限が付されております。
(2)関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する当期包括利益の持分取込額
前連結会計年度及び当連結会計年度における、持分法を適用している関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する当期包括利益の持分取込額は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
関連会社
当期純利益の持分取込額105,808126,108
その他の包括利益の持分取込額△9,56013,835
小 計96,248139,943
ジョイント・ベンチャー
当期純利益の持分取込額79,35090,120
その他の包括利益の持分取込額△41,83327,852
小 計37,517117,972
当期包括利益の持分取込額
当期純利益の持分取込額合計185,158216,228
その他の包括利益の持分取込額合計△51,39341,687
合 計133,765257,915

「持分法で会計処理されている投資」について、前連結会計年度及び当連結会計年度において認識した減損損失の金額は、それぞれ8,519百万円及び35,556百万円です。当該減損損失は、連結包括利益計算書の「有価証券損益」に計上しております。当連結会計年度においては、C.P. Pokphand Co. Ltd.に対する持分法投資に対して、ベトナム豚相場の下落に起因する業績の悪化並びに株価の低迷を受け、28,959百万円の減損損失を計上しております。
持分法を適用している関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資の減損テストにおいては、独立鑑定人の支援を受けて算定した使用価値や株価等を総合的に勘案したうえで回収可能価額を算出しております。使用価値は、取締役会が承認した事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を割引くことにより計算しております。事業計画は原則として5年を限度としており、過去の経験を反映させ、外部情報とも整合性を取ったうえで策定しております。成長率は、資金生成単位が属する市場もしくは国における長期の平均成長率を勘案して決定しております。割引率は、各資金生成単位の加重平均資本コスト等を基礎に算定しております(3~14%程度)。
(3)関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する債権残高及び債務残高
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、持分法を適用している関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する債権残高、債務残高は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
債権残高
関連会社221,953215,980
ジョイント・ベンチャー569,445536,970
合 計791,398752,950
債務残高
関連会社53,06854,581
ジョイント・ベンチャー2,1692,110
合 計55,23756,691

(4)関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する収益及び仕入高
前連結会計年度及び当連結会計年度における、持分法を適用している関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する収益、並びに原価に含まれる仕入高は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
収益
関連会社170,294205,833
ジョイント・ベンチャー20,96218,401
合 計191,256224,234
仕入高
関連会社285,099355,971
ジョイント・ベンチャー19,90020,953
合 計304,999376,924

(5)その他の事項
(当社の報告期間の末日と異なる関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資)
連結財務諸表には、関連会社を支配する株主及びジョイント・ベンチャーの他のパートナーが当社と異なる報告期間を採用している、あるいは当社と決算期を統一することが当該関連会社及びジョイント・ベンチャーの所在する現地の法制度上不可能である等の理由により、報告期間の末日を統一することが実務上不可能であるため、当社の報告期間の末日と異なる関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資が含まれております。当該関連会社及びジョイント・ベンチャーの報告期間の末日と当社の報告期間の末日の差異が3か月を超えることはありません。報告期間の末日の差異により生じる期間の重要な取引または事象については、調整を行っております。当該関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資のうち、主なものは、CITIC Limited(12月決算)、ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)(2月決算)等であります。
(重要な関連会社及びジョイント・ベンチャーに関する財務情報)
当社とCharoen Pokphand Group Company Limitedがそれぞれ50%ずつ出資しているChia Tai Bright Investment Company Limited(以下、「CTB」という。)は、CITIC Limited株式の総議決権数の20%を保有しており、CITIC Limitedに対して持分法を適用しております。
CTBの、CITIC Limited株式に対する取得額と取得時のCITIC Limited純資産の帳簿価額に対する持分との差額は、公正価値に基づいてすべて資産及び負債に適切に配分しており、当連結会計年度末における残高は11,127百万香港ドル(貸方残高)です。
CITIC Limitedが公表した財務情報に基づく要約財務情報は次のとおりです。
前連結会計年度末
(平成28年12月31日)
(百万香港ドル)
当連結会計年度末
(平成29年12月31日)
(百万香港ドル)
資産合計7,237,9957,520,739
負債合計6,542,1446,727,098
資本合計695,851793,641

前連結会計年度
(自 平成28年1月1日
至 平成28年12月31日)
(百万香港ドル)
当連結会計年度
(自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日)
(百万香港ドル)
収益380,822450,536
当期純利益62,63965,096
その他の包括利益△49,12737,457
当期包括利益13,512102,553

(重要な影響力に関する判断)
当社は、(株)オリエントコーポレーションの16.53%の議決権を保有しており、当社は同社の取締役会において、代表取締役を含む取締役の派遣を通して、営業及び財務方針決定に参加し、重要な影響力を有しているため同社への投資に対して持分法を適用しております。
当社は子会社を通じてコロンビアで操業中の炭鉱及び輸送インフラ資産を保有するDrummond International, LLCの20%の持分を保有しておりますが、当該子会社は同社の予算及び設備投資等の重要な決議事項に対する承認権を有しておらず、同社の営業及び財務方針に重要な影響力を行使することができないため、同社への投資に
対して持分法を適用しておりません。
14 営業債務及びその他の債務
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における営業債務の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
支払手形210,674212,989
買掛金1,281,3651,480,378
未払金96,744132,492
合計1,588,7831,825,859

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における営業債務以外の短期債務の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
未払金14,14638,130
リース債務(短期)14,54613,771
預り金24,80227,299
合計53,49479,200

前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるその他の長期金融負債の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
リース債務(長期)60,28765,234
その他48,04649,393
合計108,333114,627

15 社債及び借入金
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、連結財政状態計算書の「社債及び借入金(短期)」の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末当連結会計年度末
金額(百万円)利率(%)金額(百万円)利率(%)
銀行借入金等278,1481.3%281,2841.8%
コマーシャル・ペーパー11,9820.0%13,0500.0%
小計290,130294,334
1年以内に期限の到来する社債及び長期借入金272,903232,533
合計563,033526,867

利率は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の借入金残高を基準とした加重平均利率で表示しております。なお、1年以内に期限の到来する社債及び長期借入金の利率は、後段の「社債及び借入金(長期)」の中に含めて表示しております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、連結財政状態計算書の「社債及び借入金(長期)」の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
借入金:
担保付:
(償還期限)平成29-49年
(利率)主に0.0%-3.5%15,71118,483
無担保:
(償還期限)平成29-43年
(利率)主に0.0%-7.1%2,211,4592,101,917
社債:
無担保社債:
発行年償還期限利率種類
平成19-27年発行円貨建平成29-39年満期0.3%-2.3%利付普通社債365,000295,000
平成24年発行円貨建平成34年満期変動利付普通社債10,00010,000
平成26年発行米ドル建平成31年満期変動利付普通社債11,21910,624
平成24年以降発行子会社発行普通社債等
平成35年迄に順次返済期限到来
14,88128,796
小計2,628,2702,464,820
公正価値ヘッジ及びヘッジ中止による調整累計額26,25320,319
合計2,654,5232,485,139
控除:1年以内に期限の到来する社債及び借入金△272,903△232,533
社債及び借入金(長期)2,381,6202,252,606

上記の銀行及びその他の金融機関からの借入金のうち、(株)国際協力銀行からの当社の借入の一部については、借主の収益増加による余剰資金または増資、社債の発行による調達資金を、借入金の期前返済に充てるよう貸主が請求できる旨の約定を取り交わしております。しかし、当社は現在までこのような要求を受けたことはなく、また、今後ともこのような要求を受けることはないと考えております。
16 リース
(1)貸手側
当社及び子会社はオペレーティング・リースとして、航空機、不動産等の賃貸を行っております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における解約不能のオペレーティング・リースに係る将来最低受取リース料の受取年度別内訳は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
1年以内11,65212,206
1年超5年以内35,91735,058
5年超16,84215,697
合計64,41162,961

当社及び子会社はファイナンス・リースとして、情報通信機器、機械装置等の賃貸を行っております。前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるファイナンス・リースに係るリース投資未回収総額、最低受取リース料の現在価値及びこれらの調整額は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
リース投資未回収総額最低受取リース料の現在価値
1年以内9,34210,7658,3929,910
1年超5年以内25,57726,51623,46824,242
5年超10,81911,6498,9499,676
合計45,73848,93040,80943,828
(内、無保証残存価値)(300)(379)
控除:未稼得金融収益△4,741△4,845
無保証残存価値の現在価値△188△257
最低受取リース料の現在価値40,80943,828

当社及び子会社における貸手のリース契約には、半年ごとにLiborに連動してリース料を改定する条項を含む
ものがありますが、収益として認識した変動リース料に重要性はありません。
(2)借手側
当社及び子会社は、不動産、機械設備等をオペレーティング・リースにより賃借しております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における解約不能のオペレーティング・リースに係る将来最低支払リース料は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
1年以内47,69049,845
1年超5年以内137,347136,276
5年超160,578159,562
合計345,615345,683

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における解約不能のサブリースに係る将来最低受取リース料は、そ
れぞれ57,474百万円及び57,902百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるオペレーティング・リースに係る支払リース料は、それぞれ91,919百万円及び102,213百万円であり、サブリースによる受取リース料は、それぞれ11,172百万円及び10,646百万円です。
当社及び子会社は、建物、機械装置等をファイナンス・リースにより賃借しております。これらのリース資産の前連結会計年度末及び当連結会計年度末における取得価額、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
取得価額減価償却
累計額
及び
減損損失
累計額
帳簿価額取得価額減価償却
累計額
及び
減損損失
累計額
帳簿価額
建物及び構築物54,25226,51027,74258,28427,62530,659
機械及び装置27,08914,47212,61726,40313,04913,354
その他20,34111,7438,59819,41912,0557,364
合計101,68252,72548,957104,10652,72951,377

当社及び子会社が有する前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるファイナンス・リースに係る将来最低支払リース料、現在価値及びこれらの調整額は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
将来最低支払リース料将来最低支払リース料の現在価値
1年以内16,42015,20614,54613,771
1年超5年以内40,59842,58837,97039,712
5年超26,01129,27022,31725,522
合計83,02987,06474,83379,005
控除:将来財務費用△8,196△8,059
将来最低支払リース料の現在価値74,83379,005

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における解約不能のサブリースに係る将来最低受取リース料は、それぞれ25,632百万円及び29,830百万円です。
当社及び子会社における借手のリース契約には更新権または購入選択権を含むものがありますが、エスカレーション条項を含む重要な契約はありません。また、5年ごとに長期プライムレートに連動してリース料を改定する条項を含むもの等がありますが、費用として認識した変動リース料に重要性はありません。
17 退職給付に係る負債及び取締役報酬
当社及び一部の子会社は、確定給付型退職後給付制度である企業年金基金等の退職年金制度を有しており、ほとんどすべての従業員が対象となっております。この制度が提供する年金給付額は、従業員の勤続年数等に基づいております。
制度資産は、主に市場性のある株式、債券及びその他の利付証券から構成されており、株価及び金利のリスクに晒されております。また、当社及び一部の子会社は、退職一時金を給付する退職金制度及び確定拠出型退職後給付制度を有しております。
一部の子会社及び関連会社は、伊藤忠連合企業年金基金に加入しております。伊藤忠連合企業年金基金は、以下の点で単一事業主制度とは異なります。
(1)事業主が複数事業主制度に拠出した資産は、他の加入事業主の従業員の給付に使用される可能性があります。
(2)一部の事業主が掛金拠出を中断した場合、他の加入事業主に未積立債務の追加負担を求められる可能性があります。
(3)一部の事業主が複数事業主制度から脱退する場合、その事業主に対して未積立債務を脱退時特別掛金として拠出することが求められる可能性があります。
伊藤忠連合企業年金基金は上記の規約に基づき運用されている確定給付型の複数事業主制度ではありますが、参加企業において発生した事象の影響が、他の参加企業の制度資産及び費用の分配額に影響を及ぼすために、これらの分配が首尾一貫しておりません。従って、確定給付の会計処理を行うための十分な情報を入手できないため、確定拠出制度であるかのように会計処理を行っております。なお、当該制度に対する特別掛金については財政再計算時に前回の再計算時との差額を追加で負債として認識し、その後の特別掛金支払時に当該負債を取崩す処理を行っております。
入手しうる直近の情報に基づく伊藤忠連合企業年金基金の財政状態は、平成29年3月末で7,314百万円の積立不足となっております。なお、同基金は厚生年金基金の代行部分について、平成25年4月1日に厚生労働大臣から過去分返上の認可を受けております。これに伴う財政再計算及び掛金率の見直しを行った結果、上記積立不足は見直し後の特別掛金により充当される予定です。
前連結会計年度及び当連結会計年度における伊藤忠連合企業年金基金に対する子会社の掛金拠出額は、それぞれ2,100百万円及び2,157百万円です。また、翌連結会計年度の掛金拠出予定額は約2,000百万円です。
当連結会計年度における伊藤忠連合企業年金基金に対する子会社の掛金拠出割合は約70%です。
確定給付債務の現在価値の変動は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
期首残高356,629344,621
勤務費用11,07510,535
当期勤務費用10,87713,331
過去勤務費用198△2,796
利息費用2,4863,144
従業員による拠出額632634
数理計算上の差異△9103,746
制度資産からの給付額△15,056△16,070
事業主からの給付額△4,317△5,599
為替換算調整額△2,137△1,047
連結範囲の異動△3,78153,441
清算/縮小--
期末残高344,621393,405

制度資産の公正価値の変動は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
期首残高300,473296,894
利息収益2,1452,537
数理計算上の差異7,9048,318
事業主による拠出額3,9444,763
従業員による拠出額632634
制度資産からの給付額△15,056△16,070
為替換算調整額△1,873698
連結範囲の異動△1,27511,702
期末残高296,894309,476

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、当社及び子会社の資産カテゴリー別の制度資産の構成は次のとおりです。なお、公正価値の測定に使用されるインプット情報については、「連結財務諸表注記 26 公正価値の測定」をご参照ください。
前連結会計年度末
(百万円)
レベル1レベル2合計
資本性金融商品
国内株式22,22824,78547,013
外国株式5,69013,75319,443
負債性金融商品
国内債券26,70544,82571,530
外国債券15,60929,05044,659
その他資産
現金及び現金同等物50,639-50,639
企業年金保険(一般勘定)-34,37434,374
その他-29,23629,236
合計120,871176,023296,894

当連結会計年度末
(百万円)
レベル1レベル2合計
資本性金融商品
国内株式32,74729,72862,475
外国株式4,95022,31627,266
負債性金融商品
国内債券34,43551,09485,529
外国債券14,25829,53043,788
その他資産
現金及び現金同等物31,865-31,865
企業年金保険(一般勘定)-30,69030,690
その他-27,86327,863
合計118,255191,221309,476

当社の制度資産の運用にあたっては、将来の年金給付を確実に行うために必要とされる運用収益を、許容可能なリスクのもとで長期的に確保することを目的としております。この運用目的を達成するため、投資対象資産の収益予測に加え、過去実績を考慮したうえで最適なポートフォリオを策定し、これに基づいた運用状況の管理を行っております。
当社の企業年金基金における制度資産ポートフォリオは、国内外債券約65%、国内外株式約25%、代替資産約10%を基準とし、適宜それらの代替として現金及び現金同等物、企業年金保険(一般勘定)を組み込んだ資産配分で運用しております。その運用に際しては、流動性の確保を重視し、分散投資の徹底を図ることを基本方針としております。また、それ以外に制度資産の一部として、主に国内株式を退職給付信託で保有しております。資本性金融商品は主に証券取引所に上場されている株式であり、負債性金融商品は主に格付けの高い国債から構成されております。また、企業年金保険(一般勘定)は、保険業法施行規則によって定められた運用対象規制に従って運用されており、一定の予定利率と元本が保証されております。
退職給付の満期情報は次のとおりです。
退職給付債務は、現時点までに発生していると考えられる給付額を支払時から現時点まで割引いて算定します。このため、給付金の支払時期は退職給付債務や勤務費用の額に影響を与えることから、給付金の発生時期に関する情報の開示をIAS第19号「従業員給付」では要請しております。この要請に応じるための情報として、当社は給付金額と時期及び割引を考慮した平均的な期間を示す退職給付債務の加重平均デュレーションを開示することが有用な情報であると考えております。当社の退職給付債務の加重平均デュレーションは12年です。
当社及び一部の子会社は、年金制度資産が積立不足の状況にあるため、今後の拠出が当該期間の当期勤務費用と大きく異なる原因となる可能性があります。当該積立不足を解消するために各社の退職年金規約に基づき算定された掛金拠出額を一定期間にわたり積立てることになっており、当該拠出額は定期的に見直しがされることになっております。
翌連結会計年度の拠出予定額は約4,400百万円です。
確定給付債務に係る前提条件は、次のとおりです。
前連結会計年度当連結会計年度
割引率0.7%0.6%
昇給率3.7%3.7%
死亡率0.02 - 0.73%0.02 - 0.73%
退職率0.9 - 13.7%0.9 - 13.7%
一時金選択率28.4%29.7%

前述の年金数値計算上の仮定のうち、確定給付型退職後給付制度に係る計算は割引率の仮定の影響を受けやすくなっております。
割引率が報告期間の末日現在で1%変動した場合、確定給付債務に対する影響額は23,293百万円、勤務費用損益に与える影響は651百万円(税効果控除前)です。当該試算は数理計算上の仮定を割引率以外は変動させずに割引率のみ変動させた場合として算出しております。なお、当該算出方法は仮定に基づく試算であるため、実際の計算ではそれ以外の変数の変動により影響を受ける場合があります。
当社及び一部の子会社は、確定拠出型退職後給付制度を有しております。当該制度において、当社及び一部の子会社の責任は、各社ごとに定められた退職年金規約に定められた拠出額を拠出することに限定されております。
確定拠出型退職後給付制度に関して認識した費用の合計額は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ4,725百万円及び6,285百万円です。
役員報酬等の内容
平成29年度における当社の取締役に対する報酬等の内容は、次のとおりです。
区分人員数
(人)
報酬等の総額
(百万円)
内 訳
取締役
(内、社外)
9
(4)
1,431
(45)
①月例報酬501百万円
②当事業年度に係る取締役賞与(支払予定額)687百万円
③特別賞与(支払予定額)166百万円
④株式報酬76百万円

(注)1 株主総会決議による取締役の報酬限度額は、月例報酬総額として年額12億円(うち、社外取締役分は年額50百万円)、上記報酬額とは別枠で取締役(社外取締役を除く)に対する賞与総額として年額10億円(いずれも平成23年6月24日株主総会決議)です。
2 当社は、平成29年度における当社株主に帰属する当期純利益(連結)が通期見通しの4,000億円を上回る4,003億円となり、史上最高益を更新したことを受け、特別賞与を支給することを決定しました。これは、ガバナンス・報酬委員会の審議を経たうえでの平成30年2月2日開催の取締役会決議に基づくものです。特別賞与は、取締役賞与と合わせた金額が(注1)の賞与限度額(年額10億円)を超えない範囲で支給されます。
3 当社は平成28年6月24日開催の第92回定時株主総会において、取締役の業績連動型株式報酬(役員報酬BIP信託)の導入を決議しております。表の株式報酬の総額は、役員報酬BIP信託に関して当連結会計年度中に付与した株式付与ポイントに係る費用計上額です。
4 当社は、平成17年6月29日開催の第81回定時株主総会の日をもって取締役の退職慰労金制度を廃止し、同株主総会終結後引続いて在任する取締役に対しては、退職慰労金制度廃止までの在任期間に対応する退職慰労金を各氏の退任時に贈呈することを決議しております。
18 引当金
当連結会計年度における「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に含まれる引当金の増減は次のとおりです。
資産除去債務引当金
(百万円)
その他
(百万円)
合計
(百万円)
平成29年4月1日残高50,80111,50562,306
期中増加額8,62419,36327,987
期中減少額(目的使用)△877△8,161△9,038
期中減少額(戻入れ)△3,206△955△4,161
時の経過により生じた増加額1,458-1,458
割引率変更の影響731-731
その他△1,745△1,650△3,395
平成30年3月31日残高55,78620,10275,888

資産除去債務引当金は、主に石炭、鉄鉱石、石油の採掘に従事する子会社における資源開発設備の撤去に係る費用等に関するものであります。その他には、債務保証損失引当金等が含まれております。
連結財政状態計算書の「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に含まれる引当金の計上額の内訳は、次のとおりです。
当連結会計年度末
(百万円)
その他の流動負債8,394
その他の非流動負債67,494
合計75,888

19 法人所得税
当社及び国内子会社は、その所得に対して法人税、住民税及び事業税が課されております。これらの法定税率を
基礎として計算した法定実効税率は、31.0%となっております。なお、当社は平成14年度より連結納税制度を適用しております。海外子会社については、その所在国での法人所得税が課されております。
前連結会計年度及び当連結会計年度における法人所得税は、次の各項目に計上しております。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
法人所得税費用:
当期税金費用△81,591△100,975
繰延税金費用(注)△43,671△5,163
合 計△125,262△106,138
資本に直接計上された法人所得税:△30△52
合 計△30△52
その他の包括利益の各項目に関する法人所得税:
為替換算調整額△84△432
確定給付再測定額△2,797△1,320
FVTOCI金融資産△2,758△8,192
キャッシュ・フロー・ヘッジ△1,511△797
持分法で会計処理されている投資におけるその他の包括利益6121,670
合 計△6,538△9,071

(注)1 前連結会計年度及び当連結会計年度における一時差異の新規発生と解消、税務上の繰越欠損金及び
繰越税額控除額に係る繰延税金費用は、それぞれ25,618百万円(費用)及び8,301百万円(費用)
です。
2 前連結会計年度及び当連結会計年度における税制改正に係る繰延税金費用は、それぞれ15,542百万円
(費用)及び12,146百万円(利益)です。
3 前連結会計年度及び当連結会計年度における繰延税金資産の回収可能性の再評価に係る繰延税金費用は
それぞれ2,511百万円(費用)及び9,008百万円(費用)です。
前連結会計年度及び当連結会計年度における法定実効税率と連結包括利益計算書上の法人所得税費用の実効税率
との差異は次のとおりです。
前連結会計年度
(%)
当連結会計年度
(%)
法定実効税率31.031.0
課税所得の算定上損金あるいは益金に算入されない項目1.00.7
海外子会社の適用税率差異△0.0△0.7
受取配当金△0.1△0.2
税制改正の影響3.1△2.3
繰延税金資産の回収可能性の評価による影響0.51.7
持分法による投資損益△11.5△12.5
関係会社に対する持分等に係る税効果0.92.3
その他0.2△0.3
連結包括利益計算書上の法人所得税費用の実効税率25.119.7

一時差異を解消するに際し、納税主体ごとに将来課税所得の見積りを行った結果、実現可能性が低いと判断
される将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除額については繰延税金資産を認識しておりません。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、税務上の
繰越欠損金及び繰越税額控除額は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
将来減算一時差異343,195428,206
繰越欠損金/繰越税額控除額195,710225,760
合 計538,905653,966

上記の繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除額の失効期限は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
1年以内810264
2年以内3831,022
3年以内2,97113,174
4年以内3,8084,590
5年以内5,0066,986
5年超10年以内148,140145,763
10年超(及び無期限)34,59253,961
合 計195,710225,760

前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、繰延税金負債を認識していない子会社、関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資に係る将来加算一時差異に重要性はありません。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における繰延税金資産及び繰延税金負債を生じさせている主な一時
差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除額の税効果額は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
繰延税金資産:
棚卸資産及び有形固定資産51,92158,198
貸倒引当金7,6084,686
繰越欠損金21,78017,815
退職給付に係る負債51,85662,303
有価証券及び投資480159
その他48,75250,938
繰延税金資産合計182,397194,099
繰延税金負債:
退職給付に係る負債△37,222△37,977
有価証券及び投資△43,804△50,311
関係会社に対する持分等△80,949△80,580
有形固定資産及び無形資産△76,339△69,573
その他△12,797△22,978
繰延税金負債合計△251,111△261,419
繰延税金資産(負債)の純額△68,714△67,320

上記の繰延税金資産及び繰延税金負債の前連結会計年度末と当連結会計年度末の変動のうち、その他の包括利益で認識しているものは、主として有価証券及び投資に含まれるFVTOCI金融資産に係るものです。
なお、企業結合により生じた繰延税金資産及び繰延税金負債の影響は軽微です。
前連結会計年度及び当連結会計年度における繰延税金資産及び繰延税金負債の変動内容は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
繰延税金資産(負債)の純額:
期首残高△15,823△68,714
繰延税金費用△43,671△5,163
資本に直接計上された繰延税金
資本剰余金△27△50
その他の包括利益の各項目に関する繰延税金
為替換算調整額△82△277
確定給付再測定額△2,797△1,320
FVTOCI金融資産△3,437△8,037
キャッシュ・フロー・ヘッジ△1,511△797
持分法で会計処理されている投資におけるその他の包括利益6121,670
企業結合等に伴う繰延税金資産(負債)の増減△1,97815,368
期末残高△68,714△67,320

20 1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
前連結会計年度及び当連結会計年度における「基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益」は次のとおりです。
前連結会計年度当連結会計年度
基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益223.67円257.94円
希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益223.67円257.94円

前連結会計年度及び当連結会計年度における「基本的1株当たり当社株主に帰属する当期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益」の算定上の基礎は次のとおりです。
(分子項目)
前連結会計年度当連結会計年度
当社株主に帰属する当期純利益352,221百万円400,333百万円
希薄化後1株当たり当社株主に帰属する当期純利益の
算定に用いられた当期純利益調整額
--
希薄化後当社株主に帰属する当期純利益352,221百万円400,333百万円

(分母項目)
前連結会計年度当連結会計年度
発行済普通株式の加重平均株式数(自己株式控除後)1,574,707,759株1,552,027,460株

21 資本金、資本剰余金及び利益剰余金
(1)資本金
当社の発行可能株式総数、発行済株式総数及び期中増減は次のとおりです。
前連結会計年度当連結会計年度
発行可能株式総数
普通株式3,000,000,000株3,000,000,000株
発行済株式総数
期首1,662,889,504株1,662,889,504株
期中増減--
期末1,662,889,504株1,662,889,504株

上記の発行済株式総数に含まれる自己株式数は前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ95,642,000株及び112,725,195株であり、前連結会計年度末には、株式給付型ESOP信託口が所有する当社株式912,000株、役員報酬BIP信託口が所有する当社株式467,400株、当連結会計年度末には、株式給付型ESOP信託口が所有する当社株式902,200株、役員報酬BIP信託口が所有する当社株式457,433株が含まれております。また、上記の発行済株式総数はすべて払込済みです。なお、当社の普通株式は無額面です。
(2)資本剰余金及び利益剰余金
会社法の規定上、資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまでは、剰余金の配当を行うにあたり、当該剰余金の配当により減少する剰余金の10分の1を乗じて得た額を資本準備金(資本剰余金の配当の場合)または利益準備金(利益剰余金の配当の場合)として計上しなければならないとされております。
会社法により、剰余金の配当または自己株式の取得に係る分配可能額に関し一定の制限が設けられております。分配可能額は、日本の会計基準に従って計算された当社個別財務諸表上の利益剰余金等の金額に基づいて算定されます。連結財務諸表に含めているIFRSへの修正に伴う調整については、分配可能額の算定にあたって何ら影響を及ぼしません。当連結会計年度末における当社の分配可能額は、563,239百万円です(但し、その後の自己株式の取得等により、上記分配可能額は変動する可能性があります)。
会社法においては、株主総会の決議により、期末配当に加え、期中いつでも剰余金の配当を実施することが可能です。また、一定の要件(取締役会の他、監査役会及び会計監査人を設置し、かつ取締役の任期を1年とするもの)を満たす株式会社については、定款で定められている場合には、取締役会の決議によって剰余金の配当(現物配当を除く)を決定できることが会社法に規定されております。また、取締役会設置会社について、定款で定めている場合は、一事業年度の途中において一回に限り取締役会の決議によって剰余金の配当(金銭による配当に限る)を行うことができるとされております。
また、取締役会の決議により自己株式の処分及び定款で定めている場合は自己株式の取得が認められております。但し、自己株式の取得額は前述の分配可能額の範囲内に制限されております。
加えて、会社法では、株主総会の決議により、剰余金の全部または一部を資本金に組入れる等、資本金・準備金・剰余金間で計数を変動させることが認められております。
22 配当
(1)配当金支払額
決議株式の種類配当金の総額配当の原資1株当たり
配当額
基準日効力発生日
平成28年6月24日
定時株主総会
普通株式39,541百万円利益剰余金25円平成28年3月31日平成28年6月27日
平成28年11月2日
取締役会
普通株式43,495百万円利益剰余金27.5円平成28年9月30日平成28年12月2日
平成29年6月23日
定時株主総会
普通株式43,165百万円利益剰余金27.5円平成29年3月31日平成29年6月26日
平成29年11月2日
取締役会
普通株式49,680百万円利益剰余金32円平成29年9月30日平成29年12月4日

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
決議株式の種類配当金の総額配当の原資1株当たり
配当額
基準日効力発生日
平成30年6月22日
定時株主総会
普通株式58,995百万円利益剰余金38円平成30年3月31日平成30年6月25日

23 その他の資本の構成要素及びその他の包括利益
(1)その他の資本の構成要素
その他の資本の構成要素の各項目の増減は次のとおりです。
区分前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
為替換算調整額
期首残高202,795137,085
期中増減△65,710△356
期末残高137,085136,729
FVTOCI金融資産
期首残高△51,630△50,353
期中増減△1,960△17,957
利益剰余金への振替3,2376,826
期末残高△50,353△61,484
キャッシュ・フロー・ヘッジ
期首残高△10,4151,997
期中増減12,4123,964
期末残高1,9975,961
確定給付再測定額
期首残高--
期中増減5,6964,086
利益剰余金への振替△5,696△4,086
期末残高--
その他の資本の構成要素
期首残高140,75088,729
期中増減△49,562△10,263
利益剰余金への振替△2,4592,740
期末残高88,72981,206

(2)その他の包括利益
その他の包括利益の各項目の内訳とそれらに係る税効果額(非支配持分を含む)は次のとおりです。
区分前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
税効果前税効果税効果控除後税効果前税効果税効果控除後
純損益に振替えられることのない項目
FVTOCI金融資産
当期発生額3,021△2,758263△14,908△8,192△23,100
期中増減3,021△2,758263△14,908△8,192△23,100
確定給付再測定額
当期発生額8,814△2,7976,0174,572△1,3203,252
期中増減8,814△2,7976,0174,572△1,3203,252
持分法で会計処理されている投資
におけるその他の包括利益
当期発生額△4,008△107△4,1151,393△601,333
期中増減△4,008△107△4,1151,393△601,333
純損益に振替えられる可能性のある項目
為替換算調整額
当期発生額△11,019△87△11,106△37,588△438△38,026
当期純利益への組替調整額△6863△683△4326△426
期中増減△11,705△84△11,789△38,020△432△38,452
キャッシュ・フロー・ヘッジ
当期発生額7,856△1,7166,1403,065△1,3501,715
当期純利益への組替調整額△671205△466△1,773553△1,220
期中増減7,185△1,5115,6741,292△797495
持分法で会計処理されている投資
におけるその他の包括利益
当期発生額△47,620523△47,09738,1261,73239,858
当期純利益への組替調整額△377196△181498△2496
期中増減△47,997719△47,27838,6241,73040,354
その他の包括利益 合計△44,690△6,538△51,228△7,047△9,071△16,118

(注)前連結会計年度及び当連結会計年度において、外貨建借入金の為替リスクをヘッジ対象とし、キャッシ
ュ・フロー・ヘッジとして指定したヘッジ手段である為替デリバティブの公正価値変動から生じ、その他
の包括利益で認識されたヘッジ損益の金額は、税効果控除前でそれぞれ13,455百万円(損失)及び19,077
百万円(損失)、税効果控除後でそれぞれ9,284百万円(損失)及び13,163百万円(損失)です。当該ヘッ
ジ損益は、ヘッジ対象である外貨建借入金の換算が行われた期に同額がその他の資本の構成要素から当期
純利益へ組替調整されております。当該金額は上記キャッシュ・フロー・ヘッジの当期発生額及び当期純
利益への組替調整額に含めておりません。
24 金融商品
(1)資本管理
当社及び子会社は、財務体質の管理の指標として、NET DERを重要指標と定め、有利子負債のコントロールと利益の積上げによる連結株主資本の増強を通じて財務健全性を維持し、加えてリスクアセットをリスクバッファー(連結株主資本+非支配持分)の範囲内にコントロールすることを基本方針とする「リスクキャピタル・マネジメント」を導入・運用し、財務規律を遵守することで、持続的な成長と収益拡大を目指しております。
(注)1 NET DER(ネット有利子負債対株主資本倍率)=ネット有利子負債/株主資本。なお、ネット有利子負債は、社債及び借入金(短期及び長期)の合計額から現金及び現金同等物並びに定期預金を差引いて算出しております。
2 リスクアセットとは、投資を含む連結財政状態計算書上のすべての資産及びオフバランス取引において将来発生しうる最大毀損額を統計的に算出したものです。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、当社及び子会社のネット有利子負債、株主資本、NET DERは次のとおりです。
前連結会計年度末(百万円)当連結会計年度末(百万円)
有利子負債2,944,6532,779,473
現金及び現金同等物605,589432,140
定期預金8,38126,915
ネット有利子負債2,330,6832,320,418
株主資本2,401,8932,669,483
NET DER0.97倍0.87倍

なお、当社及び子会社が適用を受ける重要な資本の規制(会社法等の一般的な規定を除く)はありません。
(2)財務上のリスク管理方針
当社及び子会社は、世界各地で取引及び事業を展開しているため、以下に掲げる為替リスク、金利リスク、商品価格リスク、株価リスク、信用リスク、及び流動性リスクによる影響を受ける可能性があります。当社及び子会社は、定期的なモニタリング等を通じてこれらのリスクを管理しております。
① 為替リスク管理
当社及び子会社は、輸出入取引が主要事業の一つであり、外貨建の取引において為替変動リスクにさらされております。そのため、先物為替予約等のデリバティブを活用したヘッジ取引により、為替変動リスクの軽減に努めております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、当社及び子会社の為替リスクエクスポージャー(純額)は、次のとおりです。
前連結会計年度末(百万円)
米ドルユーロポンド人民元豪ドルブラジル
レアル
その他合計
短期為替バランス△13,457△7,80315,9875,210△5,5678,9255,7539,048
長期為替バランス23,3636,280△2,04130△4,891-10,20432,945
合計9,906△1,52313,9465,240△10,4588,92515,95741,993

当連結会計年度末(百万円)
米ドルユーロポンド人民元豪ドルブラジル
レアル
その他合計
短期為替バランス16,322△1,3836,2712,016△6,908△1122,22218,428
長期為替バランス18,8401,770△1,312△32△2,411-1,32018,175
合計35,1623874,9591,984△9,319△1123,54236,603

(注)1 為替バランスとは、輸出入取引等の外貨建債権債務、外貨建確定契約等のうち為替予約等により為替変動リスクがヘッジされていない外貨金額をいい、1年以内に決済期限が到来する為替バランスを短期為替バランス、1年を超えて決済期限が到来する為替バランスを長期為替バランスとして区分しております。
2 プラスは受取ポジション、またマイナス(△)は支払ポジションを表しております。
当連結会計年度末における当社及び子会社の短期・長期為替バランスに対して、日本円が1%円高となった場合に、当社及び子会社の税引前利益に与える影響額は366百万円(損失)となっております。但し、その他の変動要因(残高、金利等)は一定であることを前提としております。
上記とは別に、当社の海外事業に対する投資については、為替の変動により、為替換算調整額を通じて株主資本が増減するリスク、期間損益の円貨換算額が増減するリスクが存在します。また、保有する外貨建FVTOCI金融資産についても、為替の変動による円貨換算額の増減に伴い、株主資本が増減するリスクが存在します。
② 金利リスク管理
当社及び子会社は、投資活動、融資活動及び営業取引に伴う資金の調達や運用において金利変動リスクにさらされております。そのため、投資有価証券や固定資産等の金利不感応資産のうち、変動金利にて調達している部分を金利変動リスクにさらされている金利ミスマッチ額として捉え、金利が変動することによる損益額の振れを適切にコントロールするために金利変動リスクの定量化に取組んでおります。当連結会計年度末の金利ミスマッチ額は570,762百万円であり、金利1%上昇による支払利息額への影響額は税引前利益で5,708百万円となっております。この金額は、当連結会計年度末に当社及び子会社が保有する金利ミスマッチ額に1%を乗じて算出しており、将来にわたる残高の増減、為替変動の影響、変動金利の借入金に係る金利改定時期の分散効果等を考慮せず、その他のすべての変数を一定として算出しております。
具体的には「EaR(Earnings at Risk)」という手法を用いて、金利変動による支払利息への影響額を定期的に把握し、モニタリングしております。
③ 商品価格リスク管理
当社及び子会社は、様々な商品の売繋ぎを基本とした実需取引を行っておりますが、相場動向を考慮し買越及び売越ポジションを持つことで価格変動リスクにさらされる場合があります。そのため、棚卸資産、売買契約等を把握し、主要な商品についてはディビジョンカンパニーごとにミドル・バックオフィスを設置し、個別商品ごとに商品バランス枠及び損失限度額の設定、モニタリング管理を行うとともに、定期的なレビューを実施しております。
なお、商品価格リスクに対しては商品先物・先渡契約等によるヘッジ取引を行うことでリスクの軽減に努めております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、商品価格リスクに対するエクスポージャーは次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
買越売越買越売越
商品11,8883614,5711,535

商品価格感応度分析
当社及び子会社は、市場に影響されやすい市況商品取引のリスクを計測するために、「VaR(Value at Risk)」計測を用いております。前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、期末及び期中平均のVaRの
数値は次のとおりです。(手法:分散共分散法/信頼区間:99%/保有期間:5日間/計測頻度:週次)
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
期末平均期末平均
商品588485397295

④ 株価リスク管理
当社及び子会社は、主に顧客・サプライヤー等との関係強化、または投資先への各種提案等を行うこと等による事業収益追求や企業価値向上を図るため、市場性のある様々な株式を保有しており、株価変動のリスクにさらされております。そのため、VaRを用いて株価変動に伴う連結株主資本への影響額を定期的に把握し、モニタリングしております。
なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において保有する市場性のある株式(FVTOCI金融資産とFVTPL金融資産の合計)の公正価値は、それぞれ271,234百万円及び329,641百万円です。
株価リスク感応度分析
当社及び子会社は、株価リスクを計測するために、VaR計測を用いております。前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、VaRの数値は次のとおりです。(手法:分散共分散法/信頼区間:99%/保有期間:10日間/計測頻度:月次)
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
市場性のある株式18,62014,783

当社及び子会社では、定期的にVaRと実際の損益を比較するバックテストを実施しております。商品価格リスク及び株価リスクの計測に用いたVaRは、過去の一定期間の市場変動データに基づき、将来のある一定期間のうちに被る可能性のある最大損失額を統計的手法により推定したものであるため、実際の結果は、上記計測数値と
大きく乖離する可能性があります。
⑤ 信用リスク管理
当社及び子会社は、国内外の取引先に対し営業債権、貸付金、保証その他の形で信用供与を行っております。取引先の信用状況の悪化や経営破綻等により、これらの債権等が回収不能となる、あるいは、商取引が継続できないことにより、取引当事者としての義務を果たせず、契約履行責任を負担することとなる等の信用リスクを有しております。そのため、当社及び子会社では、信用供与の実施に際して、信用限度額の設定及び必要な担保・保証等の取得等を通じたリスク管理を行うことでリスクの軽減に努めるとともに、取引先の信用力、回収状況及び滞留債権の状況等に基づき貸倒引当金を設定しております。なお、当社及び子会社は、幅広い地域や業種に広がる多数の取引先と商取引を展開しており、特定の相手先に対して過度に集中した信用リスクのエクスポージャーを有しておりません。
連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額、及び保証並びに資金供与に関する契約金額は、獲得した担保の評価額を加味していない、当社及び子会社の金融資産に対する信用リスクのエクスポージャーの最大値です。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、信用リスクに対する最大エクスポージャーは次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
営業債権(固定化営業債権を含む)1,973,5882,211,112
貸付金678,039638,997
実保証額128,606122,481
その他203,273177,905
最大エクスポージャー 合計2,983,5063,150,495
貸倒引当金△27,295△26,235
最大エクスポージャーに
貸倒引当金を控除した 合計
2,956,2113,124,260

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、セグメント別の信用リスクエクスポージャーは次のとおりです。
前連結会計年度末(百万円)
営業債権貸付金実保証額その他貸倒引当金合計
繊維160,9975,29045012,925△2,419177,243
機械197,74565,01985,70213,553△6,079355,940
金属82,87318,6852,40420,953△5,020119,895
エネルギー・化学品547,48110,9417,91549,098△4,036611,399
食料591,5051,83818,27240,942△5,505647,052
住生活200,16833,66210,10514,870△1,779257,026
情報・金融187,15017,3052,15214,025△1,290219,342
その他5,669525,2991,60636,907△1,167568,314
合計1,973,588678,039128,606203,273△27,2952,956,211

当連結会計年度末(百万円)
営業債権貸付金実保証額その他貸倒引当金合計
繊維161,8512,4564689,069△2,635171,209
機械214,33857,31271,52123,269△8,637357,803
金属103,85115,628-10,888△919129,448
エネルギー・化学品617,2766,8516,37553,385△4,053679,834
食料686,1401,88316,73939,338△7,263736,837
住生活219,27836,13223,85814,986△1,598292,656
情報・金融202,34821,3002,18217,310△957242,183
その他6,030497,4351,3389,660△173514,290
合計2,211,112638,997122,481177,905△26,2353,124,260

上記のうち、貸付金について、前連結会計年度末及び当連結会計年度末にそれぞれ2,889百万円及び4,933百万
円を担保として保有しております。なお、当社及び子会社が担保として保有している物件及びその他信用補完については、公正価値によって評価しております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、期日が経過しているが減損していない債権の年齢分析は次のとおりです。下記は、保険の付保や担保の取得により回収が見込まれる金額を含んでおります。現時点において、減損の必要性はないと判断しております。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
90日以内8,81711,499
90日超1年以内825933
1年超1,068212
合計10,71012,644

前連結会計年度及び当連結会計年度における、貸倒引当金の増減は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
期首△31,836△27,295
貸倒損失△3,226△3,231
目的使用2,6412,177
為替換算調整額等5,1262,114
期末△27,295△26,235

なお、減損している債権の残高は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末でそれぞれ29,044百万円、24,336百万円であり、これに対してそれぞれ△16,698百万円、△17,687百万円の貸倒引当金を設定しております。
⑥ 流動性リスク管理
当社及び子会社は、投資活動、融資活動及び営業取引に伴う資金の調達・運用や返済支払において、流動性リスクにさらされております。そのため、金融情勢の変化に対応した資金調達の機動性の確保と資金コストの低減を目指すとともに、調達先の分散や調達手段の多様化を図っております。流動性準備としては、当連結会計年度末の「現金及び現金同等物」並びに「定期預金」の合計459,055百万円の他、コミットメントライン契約の未使用枠(円貨200,000百万円、外貨1,700百万米ドル)を有しております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、当社及び子会社の金融負債は、社債及び借入金(短期及び長期)、営業債務、営業債務以外の短期債務及びその他の金融負債(短期及び長期)、並びに偶発負債(関連会社、一般取引先に対する金銭債務実保証額)であり、これらの残存契約満期金額は次のとおりです。
前連結会計年度末(百万円)
1年以内1年超5年以内5年超合計
社債及び借入金(短期及び長期)563,0331,352,1651,029,4552,944,653
営業債務、営業債務以外の短期債務及び
その他の金融負債(短期及び長期)
1,669,38163,78133,1771,766,339
偶発負債17,72767,15643,723128,606

当連結会計年度末(百万円)
1年以内1年超5年以内5年超合計
社債及び借入金(短期及び長期)526,8671,533,206719,4002,779,473
営業債務、営業債務以外の短期債務及び
その他の金融負債(短期及び長期)
1,940,54565,43540,4972,046,477
偶発負債17,64276,09228,747122,481

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、当社及び子会社のデリバティブ資産及びデリバティブ負債の残存契約満期金額は次のとおりです。なお、他の契約と純額決済可能なデリバティブについても総額で表示しております。
前連結会計年度末(百万円)
1年以内1年超5年以内5年超合計
為替デリバティブ受取
支払(△)
4,647
△3,003
15,977
△4,552
-
△8
20,624
△7,563
金利デリバティブ受取
支払(△)
22
△71
5,508
△412
5,170
△458
10,700
△941
商品デリバティブ受取
支払(△)
14,553
△10,636
17
△307
-
-
14,570
△10,943

当連結会計年度末(百万円)
1年以内1年超5年以内5年超合計
為替デリバティブ受取
支払(△)
5,218
△7,185
493
△8,459
-
△1
5,711
△15,645
金利デリバティブ受取
支払(△)
133
△68
6,013
△453
4,787
△396
10,933
△917
商品デリバティブ受取
支払(△)
19,060
△13,201
25
△8
-
-
19,085
△13,209

(3)金融商品の公正価値
当社及び子会社は、多種の金融商品を有しており、契約相手による契約不履行の際に生ずる信用リスクにさらされておりますが、特定の相手またはグループに対する信用リスクの過度な集中を避けるため、多数の相手と取引を行っております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)並びに「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の帳簿価額とIFRS第13号「公正価値測定」に従い見積った公正価値及びそれらの評価手法は次のとおりです。(なお、有価証券及びその他の投資の公正価値については「連結財務諸表注記 12 有価証券及びその他の投資」、その評価手法については「連結財務諸表注記 26 公正価値の測定」をご参照ください。デリバティブ資産及びデリバティブ負債の公正価値及びその評価手法については「連結財務諸表注記 26 公正価値の測定」をご参照ください。)
前連結会計年度末
(百万円)
帳簿価額公正価値
金融資産
長期債権及び投資・債権以外の長期金融資産
(デリバティブ資産を除く)
金融負債
社債及び借入金(長期)及びその他の長期金融負債
(デリバティブ負債を除く)
223,348
2,484,103
223,946
2,484,158

当連結会計年度末
(百万円)
帳簿価額公正価値
金融資産
長期債権及び投資・債権以外の長期金融資産
(デリバティブ資産を除く)
金融負債
社債及び借入金(長期)及びその他の長期金融負債
(デリバティブ負債を除く)
191,344
2,357,899
191,758
2,357,612

(注)連結財政状態計算書における「長期債権」のうち、CITIC Limited株式取得に係るChia Tai Bright Investment Company Limited(以下、「CTB」という。)への株主融資については上記には含めず、
後述②において当該金融商品に関する情報を記載しております。
① 金融商品の公正価値の評価手法
「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)の公正価値の評価手法は次のとおりです。
「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)の公正価値は、同程度の信用格付けを有する貸付金または顧客に同一の残存期間で同条件の貸付または信用供与を行う場合において現在適用される市場での金利に基づいて、将来のキャッシュ・フローを割引くことにより見積っており、レベル2に分類しております。また、貸倒引当金を設定している「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」についてはレベル3に分類しております。
「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の評価手法は次のとおりです。
「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の公正価値は、同一の残存期間を有する債務を当社が調達する場合において現在適用される市場での金利に基づいて、将来のキャッシュ・フローを割引くことにより見積っており、レベル2に分類しております。
なお、上記以外の流動金融資産及び負債については、主として満期または決済までの期間が短期で構成されており、帳簿価額と公正価値は、ほぼ同額となっております。
② CITIC Limited株式取得に係るCTBへの株主融資
当社とCharoen Pokphand Group Company Limitedがそれぞれ50%ずつ出資しているCTBは、CITIC Limitedが発行する同社の普通株式の20%に相当する5,818百万株を保有しており、同社を持分法適用会社としております。当社は、CTBにおけるCITIC Limited株式取得に係る必要資金の調達のため、投資及び株主融資を行っております。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるCITIC Limited株式取得に係るCTBへの投資残高は、それぞれ514百万米ドル(57,631百万円)、514百万米ドル(54,574百万円)となります。また、前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるCITIC Limited株式取得に係るCTBへの株主融資残高は、それぞれ4,682百万米ドル(525,254百万円)、4,682百万米ドル(497,397百万円)となります。当該株主融資残高は、連結財政状態計算
書における「長期債権」に含めて表示しております。
なお、香港証券取引所におけるCITIC Limited株式の平成29年3月31日及び平成30年3月31日の終値はそれぞれ1株当たり11.08香港ドル、10.98香港ドルであり、当該株価にCTBが保有するCITIC Limitedの株式数を乗じた金額は、それぞれ64,464百万香港ドル(930,861百万円)、63,882百万香港ドル(864,965百万円)となります。また、当該金額に当社のCTBに対する出資比率である50%を乗じた金額は、それぞれ32,232百万香港ドル
(465,430百万円)、31,941百万香港ドル(432,483百万円)となります。
(4)金融資産と金融負債の相殺
当社及び子会社の金融商品の取引は、マスター・ネッティング契約またはそれに類似する契約に基づいて行われており、契約当事者間で決済の不履行が起きた場合は、当該客先の債権債務を純額で決済することとなっております。前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、同一客先に対して認識した金融資産及び金融負債の相殺に関する情報は次のとおりです。
前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
連結財政状態計算書に表示されている
金融資産の金額(注)
4,262,5094,303,722
マスター・ネッティング契約等に基づいて
将来相殺される可能性がある金額
△148,401△190,684
預り現金担保△85△302
純額4,114,0234,112,736

前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
連結財政状態計算書に表示されている
金融負債の金額(注)
4,710,9924,825,950
マスター・ネッティング契約等に基づいて
将来相殺される可能性がある金額
△148,401△190,684
差入現金担保△1,940△87
純額4,560,6514,635,179

(注)連結財政状態計算書において、金融資産と金融負債の相殺の要件に従って、既に相殺している金額に重要性はありません。
25 ヘッジ活動
(1)公正価値ヘッジ
公正価値ヘッジは、既に認識された資産もしくは負債、または未認識の確定約定の公正価値の変動に対するヘッジであり、ヘッジの効果が有効である限り、公正価値ヘッジとして指定され、かつ適格なヘッジ手段の公正価値の変動は、ヘッジ対象の公正価値の変動とともに損益に計上しております。前連結会計年度及び当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性評価から除外した部分に関して損益に計上された金額に重要性はありません。
当社及び子会社は、未認識の確定約定に係る公正価値変動リスクのヘッジ手段として為替デリバティブを利用しており、ヘッジ期間は主に1年以内となっております。また、当社及び子会社は、固定金利での貸付または借入に係る公正価値変動リスクのヘッジ手段として金利デリバティブを利用しており、ヘッジ期間は概ねヘッジ対象である貸付または借入の期間に見合っております。並びに、当社及び子会社は、未認識の確定約定及び棚卸資産に係る公正価値変動リスクをヘッジするために商品デリバティブを利用しており、ヘッジ期間は主に1年以内となっております。なお、ヘッジ価格は、各ヘッジ手段が活発に取引される主要な市場もしくは最も有利な市場で成立する価格に近似しております。
(2)キャッシュ・フロー・ヘッジ
キャッシュ・フロー・ヘッジは、予定取引または既に認識された資産もしくは負債に関連して発生する将来キャッシュ・フローの変動に対するヘッジであり、ヘッジの効果が有効である限り、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定され、かつ適格なヘッジ手段の公正価値の変動は連結包括利益計算書のその他の包括利益に計上しております。この会計処理は、ヘッジ対象に指定された未認識の予定取引または既に認識された資産もしくは負債に関連して発生する将来キャッシュ・フローの変動が、損益に計上されるまで継続しております。また、ヘッジの効果が有効でない部分は、損益に計上しております。前連結会計年度及び当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性評価から除外した部分に関して損益に計上された金額に重要性はありません。
当社及び子会社は、予定取引または既に認識された資産もしくは負債に係るキャッシュ・フロー変動リスクのヘッジ手段として、為替デリバティブ及び商品デリバティブを利用しており、ヘッジ期間は主に1年以内となっております。また、当社及び子会社は、将来の金利変動及び為替変動に伴うキャッシュ・フロー変動リスクをヘッジするために、金利デリバティブ及び為替デリバティブを利用しており、ヘッジ期間は概ねヘッジ対象である貸付または借入の期間に見合っております。なお、ヘッジ価格は、各ヘッジ手段が活発に取引される主要な市場もしくは最も有利な市場で成立する価格に近似しております。
前連結会計年度及び当連結会計年度に、予定取引の発生が見込まれなくなったため、連結財政状態計算書のその他の資本の構成要素から損益に再分類された金額に重要性はありません。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるヘッジ手段の公正価値は次のとおりです。
連結財政状態計算書において、ヘッジ手段に係る資産の公正価値は、「その他の短期金融資産」及び「投資・債権以外の長期金融資産」に含まれており、ヘッジ手段に係る負債の公正価値は、「その他の短期金融負
債」及び「その他の長期金融負債」に含まれております。
前連結会計年度末(百万円)
ヘッジ種類ヘッジ手段想定元本資産負債
公正価値ヘッジ為替デリバティブ49,515365451
金利デリバティブ141,5007,163-
商品デリバティブ183,7723,4901,544
キャッシュ・
フロー・ヘッジ
為替デリバティブ208,72216,1934,776
金利デリバティブ171,7093,535938
商品デリバティブ12,44490944

当連結会計年度末(百万円)
ヘッジ種類ヘッジ手段想定元本資産負債
公正価値ヘッジ為替デリバティブ56,809290699
金利デリバティブ131,5005,764-
商品デリバティブ146,9012,626710
キャッシュ・
フロー・ヘッジ
為替デリバティブ259,2895789,691
金利デリバティブ315,6035,169917
商品デリバティブ25,9442,728717

前連結会計年度末及び当連結会計年度末において公正価値ヘッジとして指定したヘッジ対象の金額は次のとおりです。
前連結会計年度末(百万円)
リスク区分連結財政状態計算書上
の主な表示科目
帳簿価額帳簿価額のうち公正価値ヘッジ調整の累計額
為替リスク営業債権1,8461
営業債務2,8514
その他の流動資産438438
その他の流動負債349349
金利リスク社債及び借入金148,6637,163
商品価格リスク棚卸資産19,513△687
その他の流動資産1,5371,537
その他の流動負債2,7962,796

当連結会計年度末(百万円)
リスク区分連結財政状態計算書上
の主な表示科目
帳簿価額帳簿価額のうち公正価値ヘッジ調整の累計額
為替リスク営業債権82520
営業債務1,04823
その他の流動資産679679
その他の流動負債267267
金利リスク社債及び借入金137,2645,764
商品価格リスク棚卸資産15,80523
その他の流動資産488488
その他の流動負債2,4272,427

(注)前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、公正価値ヘッジを中止した取引に係る公正価値ヘッジ調整の影響額は、それぞれ19,090百万円及び14,555百万円です。当該金額は「社債及び借入金(短
期)」及び「社債及び借入金(長期)」に含まれております。
前連結会計年度及び当連結会計年度においてキャッシュ・フロー・ヘッジとして指定したヘッジ手段に関する当社及び子会社のその他の資本の構成要素及び損益の金額は次のとおりです。
前連結会計年度(百万円)
リスク区分キャッシュ・
フロー・ヘッジ
剰余金の金額
その他の包括利益で認識された
ヘッジ損益の金額
その他の資本の構成
要素から再分類された
損益の主な計上科目
その他の資本の
構成要素から
再分類された金額
為替リスク33,100その他の損益△765
金利リスク2,5424,048支払利息92
商品価格リスク721708商品販売等に係る収益2
合計3,2667,856△671

当連結会計年度(百万円)
リスク区分キャッシュ・
フロー・ヘッジ
剰余金の金額
その他の包括利益で認識された
ヘッジ損益の金額
その他の資本の構成
要素から再分類された
損益の主な計上科目
その他の資本の
構成要素から
再分類された金額
為替リスク△333653その他の損益△2,111
金利リスク3,1411,545支払利息60
商品価格リスク683867商品販売等に係る収益278
合計3,4913,065△1,773

(注)前連結会計年度及び当連結会計年度において、外貨建借入金の為替リスクをヘッジ対象とし、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定したヘッジ手段である為替デリバティブの公正価値変動から生じ、その他の包括利益で認識されたヘッジ損益の金額は、それぞれ13,455百万円(損失)及び19,077百万円(損失)です。当該ヘッジ損益は、ヘッジ対象である外貨建借入金の換算が行われた期に同額がその他の資本の構成要素から再分類されております。当該金額は上記に含めておりません。
26 公正価値の測定
IFRS第13号「公正価値測定」では、公正価値の定義を「測定日において市場参加者間で秩序ある取引が行われた場合に、資産の売却によって受取るであろう価格または負債の移転のために支払うであろう価格」としたうえで、公正価値を、その測定のために使われるインプット情報における外部からの観察可能性に応じて、次の3つのレベルに区分することを規定しております。
・レベル1:活発な市場における同一資産または同一負債に係る相場価格を無調整で採用しているもの
・レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外の、直接的または間接的に外部から観察可能なインプット情報を用
いて算定される公正価値
・レベル3:外部から観察不能なインプット情報を用いて算定される公正価値
当社及び子会社の経常的な公正価値の評価手法は次のとおりです。
現金同等物は、主として当初決済期日が3か月以内のコマーシャル・ペーパー等により構成されております。こ
れらは、流通市場における相場価格を使用し公正価値を測定したうえで、レベル2に分類しております。
公正価値評価の対象となる棚卸資産は、短期間の市場価格の変動による利益を獲得することを目的に取得されたもの等により構成されております。これらは、対象となるコモディティ取引価格等に基づく価格フォーミュラ等に
より公正価値を測定していることから、レベル2に分類しております。
FVTPL金融資産、またはFVTOCI金融資産に分類される金融商品は、株式及び債券と、オルタナティブ投資等により構成されております。取引所に上場されている銘柄は、当該取引相場価格を公正価値として使用しております。このうち、取引が頻繁に行われている活発な市場での相場価格が入手できるものはレベル1に分類し、取引頻度が少ない市場での相場価格相当を使用しているものはレベル2に分類しております。取引所に上場されていない銘柄は、当該投資先の将来の収益性の見通し及び対象銘柄における純資産価額、当該投資先が保有する主要資産の定量的情報等のインプット情報を総合的に考慮し、割引キャッシュ・フロー法、修正純資産法等を用いて公正価値を測定しております。なお、公正価値の測定に際し、観察不能なインプット情報による影響額が重要な割合を占めるものについてはレベル3に分類し、観察不能なインプット情報による影響額が重要な割合を占めないものについてはレベル2に分類しております。
デリバティブ資産及びデリバティブ負債は、主として為替デリバティブ、金利デリバティブ、商品デリバティブにより構成されております。このうち、取引所において取引が行われているものは当該取引相場価格を公正価値として使用し、レベル1に分類しております。上記以外のデリバティブについては、外部より観察可能なインプット情報のみに基づき、ブラック・ショールズ・モデル等の一般的な公正価値算定モデルを用いて公正価値を測定し、レベル2に分類しております。
当社及び子会社は、当社において定めた公正価値の測定における方針及び手続に基づき、公正価値測定の対象となる資産及び負債の性質及び特徴並びにリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプット情報を用いて公正価値を測定しております。レベル3に分類された金融資産は割引キャッシュ・フロー法、修正純資産法等により評価しております。なお、公正価値測定の結果については、各ディビジョンカンパニーごとに適切な権限者により承認されております。
割引キャッシュ・フロー法により評価されレベル3に分類された主なものの公正価値は、割引率等の上昇/低下により減少/増加します。割引率は金融資産ごとに決定され、リスクフリーレートにカントリーリスクプレミアム等を加味した率(6~11%程度)で算定しております。
観察不能なインプット情報を合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に公正価値の著しい変動は見込まれておりません。
なお、当社及び子会社は、資産・負債のレベル間の振替は、振替のあった各四半期連結会計期間末時点で認識しております。
公正価値で測定される資産及び負債に係る前連結会計年度末及び当連結会計年度末における公正価値のレベル別内訳は次のとおりです。なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
前連結会計年度末
(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
現金同等物
棚卸資産
有価証券及びその他の投資
FVTPL金融資産
FVTOCI金融資産
デリバティブ資産
負債
デリバティブ負債
-
-
21
271,213
5,796
3,426
-
27,135
13,193
-
40,098
16,021
-
-
34,662
465,503
-
-
-
27,135
47,876
736,716
45,894
19,447

当連結会計年度末
(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
現金同等物
棚卸資産
有価証券及びその他の投資
FVTPL金融資産
FVTOCI金融資産
デリバティブ資産
負債
デリバティブ負債
-
-
790
328,851
8,346
6,837
-
7,951
11,645
-
27,383
22,934
-
-
39,952
425,291
-
-
-
7,951
52,387
754,142
35,729
29,771

レベル3に分類されたものに係る前連結会計年度及び当連結会計年度の増減の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
FVTPL金融資産FVTOCI金融資産
期首38,765489,738
包括利益合計642△18,580
当期純利益(有価証券損益)に含まれるもの642-
その他の包括利益(FVTOCI金融資産)に含まれるもの-△16,638
その他の包括利益(為替換算調整額)に含まれるもの-△1,942
購入1,1786,268
売却△21△5,255
レベル3への振替--
レベル3からの振替-△467
その他△5,902△6,201
期末34,662465,503
連結会計年度末において保有する資産に係る
「有価証券損益」
3,362-

当連結会計年度
(百万円)
FVTPL金融資産FVTOCI金融資産
期首34,662465,503
包括利益合計3,626△57,976
当期純利益(有価証券損益)に含まれるもの3,626-
その他の包括利益(FVTOCI金融資産)に含まれるもの-△46,065
その他の包括利益(為替換算調整額)に含まれるもの-△11,911
購入1,51711,600
売却△1,151△4,252
レベル3への振替--
レベル3からの振替-△914
その他1,29811,330
期末39,952425,291
連結会計年度末において保有する資産に係る
「有価証券損益」
3,589-

前連結会計年度及び当連結会計年度におけるFVTOCI金融資産に係る「レベル3からの振替」は、保有銘柄の上場等に伴いその取引相場価格により公正価値を測定することが可能となったことによるものです。
27 販売費及び一般管理費
前連結会計年度及び当連結会計年度における販売費及び一般管理費の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
人件費414,120453,453
減価償却費27,06332,643
諸償却費10,88710,453
支払手数料72,27582,036
物流費66,03572,136
賃借料及び支払リース料60,49572,111
その他150,962167,444
合計801,837890,276

28 有価証券損益
前連結会計年度及び当連結会計年度における有価証券損益の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
関係会社投資35,915△262
FVTPL金融資産4707,439
償却原価で測定される金融資産(注)△4,241△97
合計32,1447,080

(注)前連結会計年度及び当連結会計年度において、償却原価で測定される金融資産に係る減損損失が、それぞれ4,241百万円及び91百万円含まれております。また、当連結会計年度において、償却原価で測定される金融資産の売却に伴う認識の中止により生じた損益が6百万円(損失)含まれております。
29 固定資産に係る損益
前連結会計年度及び当連結会計年度における固定資産に係る損益の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
固定資産売却益2,0719,446
固定資産除却損及び売却損△2,255△2,726
固定資産減損損失△7,813△28,537
のれん減損損失△9,602△8,916
その他9031,104
合計△16,696△29,629

30 その他の損益
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の損益の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
為替差損益△7,9011,732
その他2,476△2,012
合計△5,425△280

31 金融収益及び金融費用
前連結会計年度及び当連結会計年度における金融収益及び金融費用の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
受取利息
償却原価で測定される金融資産26,62534,702
小計26,62534,702
受取配当金
FVTPL金融資産99107
FVTOCI金融資産19,80234,166
小計19,90134,273
支払利息
償却原価で測定される金融負債△12,986△44,176
デリバティブ△15,5514,792
その他△1,714△2,065
小計△30,251△41,449
合計16,27527,526

32 キャッシュ・フロー情報
(1)子会社の取得及び売却
(子会社の取得)
前連結会計年度において、重要な子会社の取得は発生しておりません。
当連結会計年度においては、タキロン(株)とシーアイ化成(株)の経営統合、(株)ヤナセ、Alta Forest
Products, LLC.、イラク油田権益の取得に係るものが発生しております。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
子会社の取得
取得資産-348,135
引受負債-△204,687
子会社の純資産
(取得時の現金受入額控除前)
-143,448
既保有持分の公正価値-△27,900
のれん及び非支配持分等-△32,638
支払対価の公正価値-82,910
現金支出以外の支払対価-△7,224
支払対価のうち未払額-△4,213
為替による影響額-△62
取得時の現金受入額-△32,521
子会社の取得による支出
(取得時の現金受入額控除後)(△は収入)
-38,890

(子会社の売却)
前連結会計年度及び当連結会計年度において、重要な子会社の売却は発生しておりません。
(2)財務活動から生じた負債の変動
当連結会計年度における財務活動から生じた負債の変動は次のとおりです。
社債及び借入金
(百万円)
リース債務等
(百万円)
合計
(百万円)
期首残高2,944,65369,7713,014,424
キャッシュ・フロー△150,120△10,738△160,858
非資金変動
連結範囲の異動による増加65,65345066,103
連結範囲の異動による減少△4,637△1,198△5,835
新規リース-21,81921,819
外貨換算差額△70,331△148△70,479
公正価値の変動△5,756-△5,756
その他11△708△697
期末残高2,779,47379,2482,858,721

33 子会社に対する持分
当連結会計年度末における当社の子会社は次のとおりです。
会社名住 所議決権所有割合
(%)
(繊維)
㈱三景東京都江東区100.0
㈱エドウイン東京都荒川区98.5
(1.0)
㈱ジョイックスコーポレーション東京都千代田区100.0
㈱レリアン東京都世田谷区99.2
ITOCHU Textile Prominent (ASIA) Ltd.Hong Kong, China100.0
(50.0)
伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司Shanghai, China100.0
(40.0)
その他50社
(機械)
㈱アイメックス東京都港区100.0
伊藤忠アビエーション㈱東京都港区100.0
伊藤忠プランテック㈱東京都港区100.0
日本エアロスペース㈱東京都港区100.0
ヤナセ㈱東京都港区66.1
伊藤忠建機㈱東京都中央区100.0
伊藤忠マシンテクノス㈱東京都千代田区100.0
センチュリーメディカル㈱東京都品川区100.0
I-Power Investment Inc.Wilmington, Delaware, U.S.A.100.0
I-ENVIRONMENT INVESTMENTS LIMITEDLondon, U.K.100.0
(30.0)
Auto Investment Inc.Birmingham, Alabama, U.S.A.100.0
ITOCHU Automobile America Inc.Detroit, Michigan, U.S.A.100.0
VEHICLES MIDDLE EAST FZCODubai, U.A.E.100.0
MULTIQUIP INC.Carson, California, U.S.A.100.0
(80.0)
その他92社

会社名住 所議決権所有割合
(%)
(金属)
日伯鉄鉱石㈱東京都港区75.7
伊藤忠メタルズ㈱東京都港区100.0
ITC Platinum Development LtdLondon, U.K.75.0
ITOCHU Coal Americas Inc.Wilmington, Delaware, U.S.A.100.0
ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty LtdPerth, W.A., Australia100.0
(3.7)
その他6社
(エネルギー・化学品)
伊藤忠エネクス㈱東京都港区54.0
伊藤忠プラスチックス㈱東京都千代田区100.0
伊藤忠ケミカルフロンティア㈱東京都港区100.0
タキロンシーアイ㈱大阪市北区51.1
(0.1)
伊藤忠リーテイルリンク㈱東京都中央区100.0
ITOCHU PETROLEUM CO., (SINGAPORE) PTE. LTD.Singapore100.0
CIECO Exploration and Production (UK) LimitedLondon, U.K.100.0
ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc.Grand Cayman, Cayman Islands100.0
IPC (USA),Inc.Santa Ana, California, U.S.A.100.0
CIECO West Qurna LimitedLondon, U.K.100.0
ITOCHU Plastics Pte., Ltd.Singapore100.0
(30.0)
互騰貿易(上海)有限公司Shanghai, China100.0
(40.0)
その他123社
(食料)
伊藤忠製糖㈱愛知県碧南市100.0
伊藤忠飼料㈱東京都江東区99.9
(0.0)
伊藤忠食糧㈱東京都港区100.0
伊藤忠フードインベストメント合同会社東京都港区100.0
(10.0)
Dole International Holdings㈱東京都港区100.0
伊藤忠食品㈱大阪市中央区52.3
(0.1)
㈱日本アクセス東京都品川区93.8
その他86社

会社名住 所議決権所有割合
(%)
(住生活)
伊藤忠建材㈱東京都中央区100.0
伊藤忠紙パルプ㈱東京都中央区100.0
伊藤忠ロジスティクス㈱東京都港区99.0
伊藤忠都市開発㈱東京都港区99.8
P.T. ANEKA BUMI PRATAMAPalembang, Indonesia100.0
(0.5)
European Tyre Enterprise LimitedLetchworth, U.K.100.0
(20.0)
ITOCHU FIBRE LIMITEDLondon, U.K.100.0
(10.0)
TMI Forest Products Inc.Chehalis, Washington, U.S.A.100.0
その他70社
(情報・金融)
伊藤忠テクノソリューションズ㈱東京都千代田区58.3
コネクシオ㈱東京都新宿区60.4
伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱東京都港区63.0
㈱GIT東京都港区100.0
その他31社
(その他)
伊藤忠トレジャリー㈱東京都港区100.0
Orchid Alliance Holdings LimitedBR. Virgin Islands100.0
その他18社

会社名住 所議決権所有割合
(%)
(海外現地法人)
伊藤忠インターナショナル会社New York, N.Y., U.S.A.100.0
伊藤忠欧州会社London, U.K.100.0
伊藤忠シンガポール会社Singapore100.0
韓国伊藤忠株式会社Seoul, Korea100.0
伊藤忠タイ会社Bangkok, Thailand100.0
伊藤忠香港会社Hong Kong, China100.0
伊藤忠中南米会社Panama, Republic of Panama100.0
伊藤忠ブラジル会社Sao Paulo, Brazil100.0
伊藤忠豪州会社Sydney, N.S.W., Australia100.0
伊藤忠中近東会社Dubai, U.A.E.100.0
伊藤忠(中国)集団有限公司Beijing, China100.0
台湾伊藤忠股份有限公司Taipei, Taiwan100.0
その他19社

(注)1 上記の子会社数には、親会社の一部と考えられる投資会社(181社)を含めておりません。
2 議決権所有割合の( )内は、間接所有割合を内数で記載しております。
3 タキロン㈱とシーアイ化成㈱は、平成29年4月1日に経営統合し、タキロンシーアイ㈱となりました。
(子会社に対する支配喪失)
前連結会計年度及び当連結会計年度において、重要な子会社に対する支配喪失はありません。
34 ストラクチャード・エンティティ
IFRS第12号「他の企業への関与の開示」に基づくストラクチャード・エンティティとは、誰が企業を支配しているかの決定に際して、議決権または類似の権利が決定的な要因とならないように設計された企業をいいます。当社及び当社の子会社が、ストラクチャード・エンティティに対して実質的に支配を有している場合には、当該ストラクチャード・エンティティを子会社として連結しております。
子会社として連結していないストラクチャード・エンティティは、船舶運航事業、不動産関連事業、インフラ関連事業等を目的として設立され、当社及び子会社は、当該ストラクチャード・エンティティに対して投資及び融資等を通じて関与しております。子会社として連結していないストラクチャード・エンティティのうち、当社及び子会社からの投資並びに融資の合計額を超えて、追加で損失を負担する可能性がある非連結のストラクチャード・エンティティ(以下、「当該非連結のストラクチャード・エンティティ」という。)の前連結会計年度末及び当連結会計年度末における総資産は、それぞれ454,488百万円及び537,421百万円です。当該非連結のストラクチャード・エンティティは、主として銀行借入により資金調達を行っております。
当社及び子会社が、当該非連結のストラクチャード・エンティティに対する関与に関連して、連結財政状態計算書において認識した資産の帳簿価額は次のとおりです。
区分前連結会計年度末
(百万円)
当連結会計年度末
(百万円)
営業債権以外の短期債権1,7901,320
持分法で会計処理されている投資等20,91323,807
長期債権16,39416,657
合計39,09741,784

また、当該非連結のストラクチャード・エンティティに対する最大エクスポージャーは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ121,224百万円及び123,969百万円です。上記の連結財政状態計算書において認識した資産の帳簿価額との差異は、主として保証です。
35 偶発負債
当社及び子会社は、関連会社及びジョイント・ベンチャー、並びに一般取引先に対し、種々の形態の保証を行っております。被保証先が債務不履行に陥った場合、当社及び子会社に支払義務が発生します。当社及び子会社の前連結会計年度末及び当連結会計年度末における関連会社及びジョイント・ベンチャー、並びに一般取引先に対する保証のそれぞれの保証総額及び実保証額は次のとおりです。
前連結会計年度末(百万円)
金融保証取引履行保証合計
関連会社及び
ジョイント・ベンチャーに対する保証
保証総額98,20712,468110,675
実保証額86,20812,46898,676
一般取引先に対する保証
保証総額45,5548,01753,571
実保証額27,0512,87929,930
合計
保証総額143,76120,485164,246
実保証額113,25915,347128,606

当連結会計年度末(百万円)
金融保証取引履行保証合計
関連会社及び
ジョイント・ベンチャーに対する保証
保証総額99,31810,249109,567
実保証額89,55310,24999,802
一般取引先に対する保証
保証総額42,09410,45752,551
実保証額18,8473,83222,679
合計
保証総額141,41220,706162,118
実保証額108,40014,081122,481

保証総額とは、保証契約における最高支払限度枠の金額であり、当社及び子会社に支払義務が生じる可能性がある最大金額です。また、実保証額とは、当該最高支払限度枠の範囲内で被保証先が認識した債務額に基づく金額であり、第三者が当社及び子会社に対して差入れた再保証等がある場合に、これらを控除した実質的リスク負担額と考えられる金額です。
保証総額のうち、第三者が当社及び子会社に差入れた再保証等の金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ11,772百万円及び11,857百万円です。
また、上記の保証につき、損失が見込まれるものについては損失見込み額を負債計上しております。当連結会計年度末において、負債計上しているものを除き、これらの保証について保証差入先への保証履行を要求されてい
る、あるいは被保証先の経営状況の悪化に伴う追加保証差入が見込まれる重要なものはありません。
当社子会社の日伯鉄鉱石(株)は、平成27年11月に当社持分法適用会社であったNacional Minérios S.A.(以下、「NAMISA社」という。)とNAMISA社の親会社であるブラジル鉄鋼大手Companhia Siderúrgica Nacionalが保有するCasa de Pedra鉱山及び鉄道会社株式・港湾使用権との経営統合が実行されたことに伴い、現在CSN Mineração S.A.(以下、「CM社」という。)を「その他の投資」として保有しております。NAMISA社は、平成21年8月から平成26年7月にわたる税務上ののれん償却について、平成21年から平成23年の所得に起因する法人税及び社会負担金に関するタックス・アセスメントを平成24年12月にブラジル税務当局より受領しており、これを引継いだCM社は、行政での不服申立手続を終え、平成29年9月にブラジリア連邦裁判所に提訴いたしました。当該タックス・アセスメントにつき、税務上ののれん償却が否認された場合の日伯鉄鉱石(株)への影響額は27,700百万円であり、このうち、当社持分相当額は、延滞税及び加算税の14,082百万円を含めて18,696百万円です。税務訴訟を引継いだCM社が本件に関して計上した債務はありません。
上記を除き、当社グループの財政状態や業績に重大な影響を及ぼすおそれのある訴訟、仲裁その他の法的手続は現在ありません。但し、当社グループの国内及び海外における営業活動等が今後重要な訴訟等の対象となり、将来の当社グループの財政状態や業績に悪影響を及ぼす可能性が無いことを保証するものではありません。
36 連結財務諸表の承認
連結財務諸表は、平成30年6月13日に取締役会により承認されております。
37 重要な後発事象
当社の連結財務諸表が発行できる状態となった平成30年6月22日までの期間において後発事象の評価を行った結果、該当事項はありません。

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