有価証券報告書
- 【提出】
- 2014/06/30 14:41
- 【資料】
- PDFをみる
連結財務諸表注記事項(IFRS)
連結財務諸表注記事項
1.報告企業
三菱商事株式会社(以下、「当社」)は、日本国に所在する株式会社です。当社及び国内外の連結子会社(以下、まとめて「連結会社」)は、国内外のネットワークを通じて、エネルギー、金属、機械、化学品、生活産業関連の多種多様な商品の売買や製造、資源開発、インフラ関連事業、金融事業を行うほか、新エネルギー・環境分野等における新しいビジネスモデルや新技術の事業化、総合商社の持つ機能を活かした各種サービスの提供など、広範な分野で多角的に事業を展開しています。連結会社の主な事業活動内容は、注記6「セグメント情報」にて開示しています。当社の連結財務諸表は、連結会社、並びに連結会社の関連会社及び共同支配の取決めに対する持分により構成されています。
2.作成の基礎
(1)IFRSに準拠している旨及び初度適用に関する事項
当連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「特定会社」の要件をすべて満たすことから、同規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。
連結会社は平成26年3月31日に終了する連結会計年度にIFRSを初めて適用し、IFRS移行日は平成24年4月1日です。連結会社の会計方針は、早期適用しなかったIFRSの規定及び注記43「IFRSへの移行に関する開示」に記載の免除規定を除き、平成26年3月31日現在有効なIFRSに準拠しています。
連結会社は、従来、米国会計基準に従い連結財務諸表を作成していましたが、米国会計基準とIFRSで差異がある分野に関して、IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、従来の米国会計基準に従った認識、測定、表示及び開示について修正しており、移行日及び比較情報は当該修正及び組替を反映させた数値により表示しています。
(2)測定の基礎
連結財務諸表は、注記3「重要な会計方針」に記載されている、公正価値で測定されている特定の資産及び負債を除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3)機能通貨及び表示通貨
連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しています。日本円で表示しているすべての財務情報は、百万円未満を四捨五入しています。
(4)重要な会計上の判断、見積り及び仮定
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行う必要があります。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は、継続して見直されます。会計上の見積りの改訂による影響は、その見積りが改訂された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
連結財務諸表上で認識する金額に重要な影響を与える会計方針の適用に際して行う判断に関する情報は、以下の注記に含まれています。
・注記3 重要な会計方針 (1)連結の基礎
・注記3 重要な会計方針 (18)収益
翌連結会計年度において重要な修正をもたらすリスクのある、仮定及び見積りの不確実性に関する情報は、以下の注記に含まれています。
・金融商品の公正価値-注記7、29
・金融資産の減損-注記8
・非金融資産の減損-注記11、12、13、14
・確定給付制度債務の測定-注記18
・引当金-注記19
・繰延税金資産の回収可能性-注記27
3. 重要な会計方針
(1)連結の基礎
① 子会社
当社は直接・間接に支配している会社を連結子会社としています。したがって、連結会社が議決権の過半数を所有する会社については原則として連結子会社としています。ただし、連結会社が議決権の過半数を所有していない場合でも、意思決定機関を実質的に支配していると判断した場合には、当該会社を連結子会社としています。また、連結会社が議決権の過半数を所有している場合でも、少数株主が当該会社の通常の事業活動における意思決定に対して重要な参加権を持つ場合においては、連結会社が支配を有しないため、持分法を適用しています。
また、連結会社は、議決権によらずに意思決定機関を実質的に支配しているストラクチャード・エンティティ(組成された事業体)についても連結子会社としています。ストラクチャード・エンティティに対する支配の有無について、連結会社は、当該ストラクチャード・エンティティへの関与からの変動しうるリターンに対するエクスポージャーに晒されているか、又は当該リターンに対する権利を有する場合で、かつ当該ストラクチャード・エンティティに対するパワーを通じてそれらのリターンに影響を与える能力を有する場合に、支配を有すると判断しています。連結会社が意思決定権を有する場合には、ストラクチャード・エンティティを支配しているか否かを判定する際に以下の要因を考慮して自らが本人か代理人かを決定しています。
(a) 被投資企業に対する意思決定権限の範囲
(b) 他の当事者が保有している権利
(c) 報酬契約に従って得る権利のある報酬
(d) 被投資企業に対して保有している他の関与により生じるリターンの変動性に対する
連結会社のエクスポージャー
連結財務諸表には、支配を獲得した日から支配を喪失した日までの子会社の純損益及びその他の包括利益を含めています。子会社の財務諸表は、必要に応じて連結会社が採用する会計方針への調整を行っています。
連結会社間の重要な内部取引及び債権債務は、相殺消去しています。
支配の喪失に至らない、子会社に対する持分の変動は、資本取引として会計処理しています。親会社持分及び非支配持分の帳簿価額は、子会社に対する相対的な持分の変動を反映するよう修正しています。非支配持分の金額と支払対価又は受領した対価との差額は、資本に直接認識し、親会社持分に配分しています。
子会社に対する支配を喪失した場合、(1)受領した対価の公正価値と残存する持分の公正価値との合計と、(2)子会社の資産(のれんを含む)及び負債、並びに非支配持分の従前の帳簿価額との差額を、純損益として計上しています。支配の喪失日において、残存する投資の公正価値は、IFRS第9号「金融商品」に従った事後の会計処理のための当初認識時の公正価値とみなしています。
主要な連結子会社については、「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しています。
② 企業結合
事業の取得は「取得法」で会計処理をしています。企業結合時に引き渡した対価は、連結会社が移転した資産、被取得企業の従前の所有者に対する連結会社の負債、そして被取得企業の支配と交換に、連結会社が発行した資本性金融商品の取得日の公正価値の合計で測定しています。取得関連費用は発生時において純損益に認識しています。
取得日において、識別可能な資産及び負債は、以下を除き、取得日における公正価値で認識しています。
・繰延税金資産(又は繰延税金負債)及び従業員給付契約に関連する負債(又は資産)は、それぞれIAS第12号「法人所得税」及びIAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定しています。
・IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類される資産又は処分グループは、当該基準書に従って測定しています。
・被取得企業の株式に基づく報酬取引に係る負債若しくは資本性金融商品、又は被取得企業の株式に基づく報酬取引の連結会社の株式に基づく報酬取引への置換えに係る負債若しくは資本性金融商品は、IFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定しています。
のれんは、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計金額が、取得日における識別可能資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しています。
評価の見直しの結果、取得日における識別可能資産及び負債の正味価額が、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計を上回る場合、その超過額はバーゲンパーチェス益として直ちに純損益に認識しています。
段階的に達成される企業結合の場合、連結会社が以前に保有していた被取得企業の資本持分は取得日(すなわち連結会社の支配獲得日)の公正価値で再評価され、発生した利得又は損失は純損益に認識しています。取得日以前にその他の包括利益に計上されていた被取得企業の持分の金額は、その持分を処分した場合と同様の適切な方法で、純損益又はその他の包括利益に認識しています。
企業結合が発生した報告年度末までに企業結合の当初の会計処理が完了しない場合、連結会社は、未完了の項目については暫定的な金額で報告します。それらが判明していた場合には取得日に認識された金額に影響を与えたと考えられる、取得日に存在していた事実や状況に関して得た新しい情報を反映するために、暫定的な金額を測定期間(最長で1年間)の間に修正するか、又は追加の資産又は負債を認識しています。
③ 関連会社及びジョイント・ベンチャー(共同支配企業)
関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資については持分法を適用しています。関連会社とは、連結会社がその財務及び営業又は事業の方針の決定に対して重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。連結会社が他の企業の議決権の20%以上50%以下を保有する場合、連結会社は当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。保有する議決権が20%未満であっても、他の投資家との契約により、財務及び営業又は事業の方針の決定に重要な影響力を行使しうる会社も関連会社に含めています。反対に、議決権の20%以上を保有している場合でも、連結会社が重要な影響力を保持しないと判断した場合には持分法を適用していません。
ジョイント・ベンチャー(共同支配企業)とは、ジョイント・アレンジメント(共同支配の取決め、すなわち、複数の当事者が共同支配を有する取決め)のうち、共同支配を行う参加者が独立の事業体の純資産に対する権利を有するものをいいます。また、共同支配とは、契約上合意された支配の共有であり、参加者が財務及び営業又は事業の方針を、参加者の全会一致で決定し、当該活動を共同で営むことで成立します。
持分法の下では、投資額は当初は原価で測定し、それ以後は、関連会社及びジョイント・ベンチャーの純資産に対する連結会社の持分の取得後の変動に応じて投資額を変動させています。その際、関連会社及びジョイント・ベンチャーの純損益のうち連結会社の持分相当額は連結会社の純損益に計上しています。また、関連会社及びジョイント・ベンチャーのその他の包括利益のうち連結会社の持分相当額は連結会社のその他の包括利益に計上しています。関連会社及びジョイント・ベンチャーの損失に対する持分相当額が投資額(実質的に関連会社又はジョイント・ベンチャーに対する連結会社の正味投資の一部を構成する長期の持分を含みます)を超過するまで当該持分相当額は純損益に計上し、さらなる超過額は連結会社が損失を負担する法的又は推定的義務を負う或いは企業が関連会社又は共同支配企業に代わって支払う範囲内で損失として計上しています。重要な内部取引に係る利益は、関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する持分比率に応じて相殺消去しています。
連結会社は投資先が関連会社又はジョイント・ベンチャーに該当した時点から持分法を適用しています。関連会社及びジョイント・ベンチャーの、取得日に認識した資産、負債及び偶発負債の正味の公正価値に対する持分を取得対価が超える額はのれん相当額として認識し、投資の帳簿価額に含めています。
持分法投資を処分し、重要な影響力を喪失した場合には、残存投資は処分日の公正価値で測定し、IFRS第9号「金融商品」に従って金融資産として会計処理しています。残存投資の従前の帳簿価額と公正価値との差額は、当該投資の処分損益として計上しています。関連会社及びジョイント・ベンチャーが以前にその他の包括利益として認識していた金額は、あたかも関連する資産又は負債を直接処分したかのように、純損益への再組替を行うか否かを決定し会計処理しています。
④ ジョイント・オペレーション(共同支配事業)
ジョイント・オペレーション(共同支配事業)とは、ジョイント・アレンジメント(共同支配の取決め)のうち、共同支配を行う参加者が契約上の取決めに関連する資産に対する権利及び負債に係る義務を有するものをいいます。ジョイント・オペレーションに係る投資については、共同支配の営業活動から生じる資産、負債、収益及び費用のうち、連結会社の持分相当額のみを認識しています。連結会社間の重要な内部取引並びに債権債務は、持分比率に応じて相殺消去しています。
⑤ 投資企業
連結会社は、IFRS第10号「連結財務諸表(投資企業)」(平成24年10月改訂)を早期適用しています。投資企業の定義を満たす持分法適用会社は、当該会社の子会社を原則として連結せず、代わりに当該子会社に対する投資をIFRS第9号「金融商品」に従って純損益を通じて公正価値で測定しています。IFRS第10号では、投資企業は以下の全てを満たす企業とされています。
・1つ又は複数の投資者から、当該投資者に投資管理サービスを提供する目的で資金を得ている。
・投資者に対して、自らの目的は資本増価、投資収益、又はその両方からのリターンのためだけに資金を投資することであると確約している。
・投資のほとんどすべての測定及び業績評価を公正価値ベースで行っている。
⑥ 報告日
当連結財務諸表の作成に当たり、現地法制度上又は株主間協定等で当社と異なる決算日が要請されていることにより決算日を統一することが実務上不可能であり、また、事業の特性やその他の実務上の要因によって当社の報告期間の末日をもって仮決算を行うことが実務上不可能な一部の子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントについては12月31日、又は12月31日の翌日から当社の決算日である3月31日までに終了する会計年度の財務諸表を用いています。これらの子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントの決算日と連結決算日との間に生じた重要な取引又は事象については当連結財務諸表に反映しています。
(2)外貨換算
外貨建財務諸表の項目については取引日の為替レートにより換算を行っており、貨幣性項目については決算日において同日の為替レートで換算替を行っています。公正価値で測定された非貨幣性項目は、公正価値を算定した日の為替レートで換算替を行っています。取得原価で測定された非貨幣性項目は、換算替を行っていません。貨幣性項目の換算替により生じる差額は、原則として、連結損益計算書の「その他の損益-純額」に計上しています。
海外子会社及び関連会社等の在外営業活動体の資産及び負債は、それぞれの決算日の為替レートにより、収益及び費用は、著しい変動のない限り期中平均レートにより円貨に換算しています。換算により生じる為替換算差額については、税効果後の金額をその他の包括利益に計上し、「その他の資本の構成要素」に計上されます。
在外営業活動体を処分し支配を喪失した際には、為替換算差額の累積額は純損益に振り替えています。子会社に対する支配の喪失に至らない一部処分の場合には、為替換算差額の累積額の持分割合は非支配持分に再度配分されますが、純損益は認識しません。その他の重要な影響力又は共同支配を喪失するような一部処分の場合には、為替換算差額の処分比率に応じた額を純損益に組替えます。
在外営業活動体の取得により生じたのれん及び公正価値修正は、報告期間末時点で当該活動体の資産及び負債として換算替を行い、換算差額は「その他の資本の構成要素」に認識し資本に累積されます。
(3)金融商品
連結会社は、金融商品に係る会計処理について、IFRS第9号「金融商品」(平成23年12月改訂)を早期適用しています。
① 非デリバティブ金融資産
連結会社は、営業債権及びその他の債権を、発生日に当初認識しています。その他の全ての金融資産は、連結会社が当該金融商品の契約当事者となった取引日に当初認識しています。
連結会社は、金融資産を公正価値により当初認識しています。純損益を通じて公正価値で測定するものではない金融資産の場合には、金融資産の取得に直接起因する取引コストを公正価値に加算しています。当初認識後は償却原価又は公正価値のいずれかにより測定しています。
② 償却原価で測定される金融資産
金融資産は、以下の要件を両方満たす場合、実効金利法を用いて償却原価で測定しています。
・契約上のキャッシュ・フローを回収することを目的として保有している
・契約条件が、特定された日に元本及び利息の支払のみによるキャッシュ・フローを生じさせることを規定している 実効金利は、当該金融資産の予想残存期間(場合によっては、それより短い期間)を通じての、将来の現金受取額の見積額(手数料、取引コスト、その他のすべてのプレミアム及びディスカウントを含む)を、正味帳簿価額まで正確に割り引く利率です。償却原価で測定される金融資産の認識を中止した場合、資産の帳簿価額と受け取った対価又は受取可能な対価との差額は純損益に認識しています。
③ 償却原価で測定される金融資産の減損
連結会社は、償却原価で測定される金融資産の減損の証拠を、個別の資産ごとに検討するとともに全体としても検討しています。契約条件に従って全額を回収できない可能性が高いと判断される資産については、個別に減損の有無を評価しています。減損の認識及び測定にあたっては、投資格付、投資契約の内容、担保の状況、キャッシュ・フローに係る権利及び優位性、並びに発行体の状況を総合的に評価しています。個別に減損する必要がない資産については、発生しているが識別されていない減損の有無の評価を全体として実施しています。全体として減損の有無の評価を行う際には、貸倒実績率及び将来倒産確率等により、回収不能見込み額を算定しています。減損損失を認識する場合は、当該資産の帳簿価額を直接に、又は貸倒引当金を通じて減額しています。
④ 公正価値で測定される金融資産
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は公正価値で測定し、その変動を原則として純損益として認識しています(FVTPL)。ただし、連結会社は、売買目的で保有していない資本性金融商品への投資の一部については、公正価値で測定し、その変動をその他の包括利益で認識(FVTOCI)する金融資産として指定することを選択しています。売買目的で保有する場合とは、以下の場合を指します。
(a)主として短期間に売却又は買戻しを行う目的で取得したか又は発生した。
(b)当初認識時において、まとめて管理され、かつ、最近における実際の短期的な利益獲得のパターンの証拠がある識別された金融商品のポートフォリオの一部である。
(c)デリバティブである(金融保証契約又は指定された有効なヘッジ手段であるデリバティブを除く)。
FVTOCIの金融資産に係る公正価値の変動は、当該資産の認識を中止した場合にその他の包括利益から直接利益剰余金に振り替え、純損益では認識していません。FVTOCIの金融資産に係る受取配当金については、配当を受領する権利が確立された時点で金融収益の一部として純損益に認識しています。
⑤ 金融資産の認識の中止
連結会社は、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は金融資産を譲渡し、ほとんどすべてのリスクと経済価値が移転した時にのみ、金融資産の認識を中止しています。連結会社がリスクと経済価値のほとんどすべてを移転しないが保持もせず、譲渡された資産を支配し続ける場合には、連結会社は資産に対する留保持分及び関連して支払う可能性がある負債を認識しています。
⑥ 現金及び現金同等物
現金同等物とは、3ヶ月以内に満期日が到来する、換金が容易で、かつ価値変動リスクが僅少な流動性の高い投資で、定期預金・コマーシャルペーパー・債券・譲渡性預金を含めています。
⑦ 非デリバティブ金融負債
連結会社は、連結会社が発行した負債証券及び劣後負債を、その発行日に当初認識しています。その他の金融負債はすべて、連結会社がその金融商品の契約の当事者になる取引日に認識しています。
連結会社は、契約上の義務が免責、取消又は失効となった時に、金融負債の認識を中止しています。
金融負債は公正価値から直接取引費用を控除して当初認識しています。当初認識後は、実効金利法を用いて償却原価で測定しています。実効金利は、当該金融負債の予想残存期間(場合によっては、それより短い期間)を通じての、将来の現金支払額の見積額(手数料、取引コスト、その他のすべてのプレミアム及びディスカウントを含む)を、正味帳簿価額まで正確に割り引く利率です。尚、当初認識時において、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債として取消不能の指定を行ったものはありません。
⑧ 資本
普通株式 当社が発行した資本性金融商品は、発行価額を「資本金」及び「資本剰余金」に計上し、直接発行費用(税効果考慮後)は「資本剰余金」から控除しています。
自己株式 自己株式を取得した場合は、直接取引費用を含む税効果考慮後の支払対価を、資本の控除項目として認識しています。ストックオプション行使に伴う自己株式の処分を含め、自己株式を売却した場合は、処分差損益を「資本剰余金」として認識しています。
⑨ ヘッジ会計及びデリバティブ
連結会社は、主として金利変動リスクや為替変動リスクの軽減、たな卸資産や取引契約の相場変動リスクの回避を目的としてデリバティブ取引を利用しており、すべてのデリバティブ取引を公正価値で資産又は負債として計上しています。
連結会社は、通常、デリバティブの契約日において、ヘッジ会計の要件を満たす限り、これらのデリバティブを公正価値ヘッジ又はキャッシュ・フローヘッジとしてヘッジ指定しています。
連結会社は、少なくとも四半期ごとに、ヘッジされているリスクに起因する公正価値又はキャッシュ・フローの変動が、ヘッジ手段の公正価値又はキャッシュ・フローの変動により相殺される程度を確認することで、ヘッジの有効性を評価しています。
公正価値ヘッジ
公正価値ヘッジとして指定されるデリバティブは、主として固定金利付資産・負債を変動金利付資産・負債に変換する金利スワップです。ヘッジ手段であるデリバティブ取引の公正価値の変動は、純損益として計上しており、ヘッジ対象である資産、負債及び確定契約の公正価値の変動額と相殺して連結損益計算書の「その他の損益-純額」として計上しています。
連結会社は、ヘッジ指定を取り消した時、ヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合、及びヘッジ会計の要件を満たさなくなった場合には、ヘッジ会計を中止しています。ヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象の帳簿価額に対する公正価値の修正額は、ヘッジの中止日から償却して純損益に計上しています。
キャッシュ・フローヘッジ
キャッシュ・フローヘッジとして指定したデリバティブは、主として変動金利付負債を固定金利付負債に変換する金利スワップ、及び予定販売取引に係る機能通貨ベースのキャッシュ・フローの変動を減殺する為替予約です。また、商品スワップ及び先物契約も利用しており、キャッシュ・フローヘッジとして指定しています。キャッシュ・フローヘッジとして指定したデリバティブの公正価値変動額の有効部分は、ヘッジ対象取引が実行され純損益に計上されるまで「その他の資本の構成要素」として繰り延べています。「その他の資本の構成要素」に計上されたデリバティブ関連の損益は、対応するヘッジ対象取引が純損益に認識された時点で純損益に振り替えています。非有効部分は直ちに純損益に認識しています。
連結会社は、ヘッジ指定を取り消した時、ヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合、及びヘッジ会計の要件を満たさなくなった場合には、ヘッジ会計を中止しています。その他の包括利益に認識し、「その他の資本の構成要素」に累積されている損益はヘッジの中止時点では資本に残し、予定取引が純損益に認識される際に純損益に振り替えています。予定取引の発生がもはや見込まれない場合は、「その他の資本の構成要素」に累積されていた損益は直ちに純損益に振り替えています。
在外事業体に対する純投資のヘッジ
連結会社は、在外事業体に対する純投資の為替変動リスクを回避するために、為替予約及び外貨建借入債務などのデリバティブ取引以外の金融商品を活用しています。ヘッジ手段であるデリバティブ取引の公正価値の変動は、その他の包括利益に認識され「その他の資本の構成要素」に含まれる「在外営業活動体の換算差額」に計上されています。
ヘッジ活動以外に用いられるデリバティブ取引
連結会社は、商品先物市場におけるブローカー業務やトレーディング活動の一環として、商品デリバティブ契約や金融デリバティブ契約を締結しています。連結会社は、ブローカー業務及びトレーディング活動に係るデリバティブ取引とリスク管理目的で利用するデリバティブ取引とを明確に区分しています。また、連結会社は、内部統制上の方針として、デリバティブ取引に伴う潜在的な損失を管理するため厳格なポジションの限度枠を設定し、その準拠状況をみるために定期的にポジションを監視しています。
ヘッジ指定されていない乃至はトレーディング目的で取得したデリバティブ取引の公正価値の変動は、純損益に計上しています。
⑩ 金融保証契約
連結会社が発行した金融保証契約負債は当初公正価値で測定され、FVTPLとして指定されない場合には、当初測定後は以下のいずれか大きい金額により測定しています。
・IAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」に従って算定された、契約上の債務金額
・当初認識額から、適切な場合には、収益認識の会計方針に従って認識された累積償却額を控除した当初認識金額
⑪ 金融資産と金融負債の相殺
連結会社は、金融資産と金融負債について、認識している金額を相殺する法的に強制可能な権利を現在有しており、かつ純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有している場合に、金融資産と金融負債とを相殺し、純額を連結財政状態計算書に表示しています。
(4)たな卸資産
たな卸資産は移動平均法又は個別法に基づく取得原価又は正味実現可能価額のいずれか低い価額で計上しています。正味実現可能価額は、たな卸資産の見積販売価額から完成までに要するすべての費用及び販売に要する費用を控除した後の金額を示しています。
また、たな卸資産のうち、短期的な価格変動により利益を獲得する目的で取得したものについては、売却費用控除後の公正価値で測定しています。
(5)生物資産
生物資産は、売却費用控除後の公正価値で測定し、その変動を純損益として認識しています。売却費用には、輸送費用を含むその資産の販売に必要なすべての経費が含まれています。生物資産から収穫された農産物は、収穫時において公正価値から売却費用を控除した金額でたな卸資産に振り替えています。
(6)有形固定資産
認識及び測定
有形固定資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で計上しています。
取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体・除去及び土地の原状回復費用、及び資産計上すべき借入費用が含まれています。有形固定資産の構成要素ごとに耐用年数が異なる場合は、それぞれ別個の有形固定資産項目として計上しています。
減価償却
土地は減価償却していません。その他の有形固定資産に係る減価償却費は償却可能価額をもとに算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額又は取得価額に準じる額から残存価額を差し引いて算出しています。鉱物資源関連資産以外の有形固定資産の減価償却は、各資産の見積耐用年数に基づき、主として建物及び構築物は定額法、機械及び装置は定額法又は定率法、航空機及び船舶は定額法によって算出しています。
各資産の見積耐用年数は主として以下のとおりです。
建物及び構築物 5年から40年
機械及び装置 5年から40年
航空機及び船舶 13年から25年
石油・ガス及び鉱物に係る権益取得、探査、評価、開発及び産出活動に係る資産は鉱物資源関連資産に区分しています。
鉱物資源関連資産の減価償却は、主として確認埋蔵量及び推定埋蔵量に基づき、生産高比例法を用いて算出しています。
ファイナンス・リース資産の改良に伴う費用は、見積耐用年数又は当該資産のリース期間のいずれか短い期間で償却しています。
上記の減価償却方法を採用した理由は、当該資産によって生み出される将来の経済的便益の費消パターンに最も近似していると考えられるためです。
減価償却方法、見積耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
認識の中止
有形固定資産は、処分時、又は継続的な使用又は処分から将来の経済的便益が期待されなくなった時に認識を中止しています。有形固定資産項目の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該資産項目の認識中止時に純損益に含めています。
(7)投資不動産
投資不動産とは、賃貸料収入又はキャピタル・ゲイン、若しくはその両方を得ることを目的として保有する不動産です。通常の営業過程で販売する不動産(販売用不動産)や、商品又はサービスの製造・販売、又はその他の管理目的で使用する不動産(有形固定資産)は含まれていません。連結会社は投資不動産に対して原価モデルを適用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。投資不動産の見積耐用年数は主として5年から50年であり、定額法によって減価償却を行っています。また、投資不動産を処分した場合、又は恒久的に使用を取り止め、処分による将来の経済的便益が見込まれなくなった場合には認識を中止しています。投資不動産の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該投資不動産の認識中止時に純損益に含めています。
(8)無形資産及びのれん
① 研究開発費
新規の科学的又は技術的な知識及び理解を得る目的で実施される研究活動に関する支出は、発生時に費用として認識しています。
開発費用は、信頼をもって測定可能であり、製品又は工程が技術的及び商業的に実現可能であり、将来経済的便益を得られる可能性が高く、連結会社が開発を完成させ、当該資産を使用又は販売する意図及びそのための十分な資源を有している場合にのみ資産化しています。その他の開発費用は、発生時に費用として認識しています。
② その他の無形資産
連結会社が取得したその他の無形資産で耐用年数の確定できるものについては、取得価額から償却累計額及び減損損失累計額を控除して測定しています。耐用年数の確定できない無形資産については償却せず、取得価額から減損損失累計額を控除して測定しています。
③ のれん
当初認識
子会社の取得により生じたのれんは連結財政状態計算書上の「無形資産及びのれん」に計上しています。当初認識時におけるのれんの測定については、上記(1)②に記載しています。
当初認識後の測定
のれんは取得価額から減損損失累計額を控除して測定しています。持分法適用会社については、のれんの帳簿価額を投資の帳簿価額に含めています。
のれんは、関連する資金生成単位の処分時に認識を中止し、純損益に計上しています。
④ 償却
のれん及び耐用年数の確定できない無形資産を除き、無形資産は当該資産が使用可能な状態になった日から見積耐用年数にわたり、定額法によって償却しています。
各資産の見積耐用年数は主として以下のとおりです。
ソフトウエア 4年から10年
製造・販売・サービス実施権、及び商標権 17年から50年
顧客関係 2年から23年
営業権 5年から15年
償却方法、見積耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
(9)リース
契約上、資産の所有に伴うすべてのリスクと経済価値を実質的に借手に移転するリースは、ファイナンス・リースとして分類しています。
ファイナンス・リース以外のリースはオペレーティング・リースとして分類しています。
① 貸手としてのリース
ファイナンス・リースに基づく借手からの受取額は、リースに係る純投資額を営業債権及びその他の債権として計上し、未獲得利益はリース期間にわたり純投資額に対して一定率で配分し、その帰属する年度に認識しています。
オペレーティング・リースに係る受取リース料は、リース期間にわたり均等に認識しています。
② 借手としてのリース
ファイナンス・リースに係るリース資産及びリース負債は、最低支払リース料の現在価値又はリース開始時の公正価値のいずれか小さい方の金額で当初認識しています。当初認識後は、その資産に適用される会計方針に基づいて会計処理しています。リース料支払額は、リース負債の残高に対して一定率で配分し、金融費用及びリース負債の減額として会計処理しています。
オペレーティング・リースに基づくリース支払額は、リース期間にわたり定額法により費用として計上しています。
(10)石油・ガスの探鉱及び開発
石油・ガスの探査及び評価活動には、以下の項目が含まれます。
・探査権の取得
・地勢的、地理的、地球化学及び地球物理学的研究による探査情報の収集
・探査向けの掘削、トレンチ作業、標本採取
・鉱物資源の採掘の技術的可能性及び経済的実行可能性の評価に関する活動
地質調査費用等の探査及び評価に係る支出は、発生時点で費用化しています。探査及び評価活動に係る支出のうち、利権鉱区取得費用、試掘井及び開発井の掘削・建設費用、及び関連生産設備は有形固定資産又は無形資産として計上しています。資産計上した探査及び評価活動に係る支出は使用可能ではないため、減価償却していません。資産化した探査及び評価活動に係る支出は、減損の兆候の有無を判定しています。資産化した支出について帳簿価額の回収可能性が損なわれたと判断される場合には、公正価値に基づき減損損失を認識しています。
資産計上した探査及び評価活動に係る支出について商業採算性が確認された場合は、その後に発生する開発費用は資産に計上し、生産高比例法により償却しています。
(11)鉱物採掘活動
鉱物の探鉱費用は鉱物の採掘活動の商業採算性が確認されるまで発生時に費用認識しています。商業採算性が確認された後に発生した採掘活動に関する費用については資産に計上し、確認埋蔵量及び推定埋蔵量に基づき生産高比例法により償却しています。
生産期に発生した剥土費用は発生した期間における変動生産費として、当該鉱業資産のたな卸資産の原価を構成しています。ただし、剥土活動の便益が資源へのアクセスを改善する限りにおいては、それらのコストは有形固定資産又は無形資産として計上しています。
資産計上した採掘活動に関する費用については、商業生産を開始できないか、資産計上した支出の回収可能性がないと判断した場合には、公正価値に基づき減損損失を認識しています。
(12)売却目的で保有する非流動資産
連結会社は、非流動資産又は処分グループの帳簿価額が継続的使用ではなく主に売却取引により回収される場合は、当該資産又は処分グループを売却目的保有に分類し、流動資産に振り替えています。これに該当するのは、資産又は処分グループが売却に関する通常又は慣例的な条件のみに従って直ちに売却することが可能であり、その売却の可能性が非常に高い場合です。経営者は当該資産又は処分グループの売却計画の実行を確約している必要があり、売却が完了したものと認識されるための要件を売却目的保有に分類した日から1年以内に満たす予定でなければなりません。
売却目的保有に分類された非流動資産又は処分グループは、帳簿価額と売却費用控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しています。
(13)借入費用
意図した使用又は販売が可能になるまでに相当の期間を必要とする資産(適格資産)の取得、建設又は製造に直接起因して発生する借入費用は、その資産について実質的に意図した使用又は販売ができるまでは、当該資産の取得原価に含めています。
その他のすべての借入費用は、発生した期間に純損益に認識しています。
(14)非金融資産の減損
① 減損の判定
たな卸資産及び繰延税金資産を除く連結会社の非金融資産について、帳簿価額が回収できない可能性を示す事象や状況の変化が生じた場合に、減損の兆候があるものとして、当該資産の回収可能価額を見積っています。のれん及び耐用年数の確定できない無形資産については、少なくとも年1回、又は減損の兆候がある場合はより頻繁に減損テストを行っています。持分法適用会社に対する投資の帳簿価額の一部を構成するのれんは別個に認識されておらず、個別に減損テストを実施していませんが、持分法適用会社に対する投資の総額を単一の資産として減損の兆候を判定し、減損テストを行っています。
減損の判定は資産、資金生成単位又はそのグループごとに実施しています。資産、資金生成単位又はそのグループの帳簿価額が回収可能価額を上回った場合に、減損損失を純損益として認識しています。
資産、資金生成単位又はそのグループの回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額としています。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを資産又は資金生成単位の固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算出しています。
② 資金生成単位
複数の資産が一体となってキャッシュ・フローを生み出している場合には、他の資産又は資産グループのキャッシュ・フローから概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位を資金生成単位としています。
のれんを含む資金生成単位については、のれんが内部報告目的で管理される最小の単位で設定しており、事業セグメントより小さい単位となっています。資金生成単位に関連して減損損失を認識した場合、まず当該資金生成単位に含まれるのれんの帳簿価額を減額し、残額がある場合には資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額します。
③ 減損損失の戻入
過去に認識した減損は、減損の戻入の兆候があり、回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合に戻し入れています。減損損失の戻入は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から、必要な減価償却費又は償却費を控除した後の帳簿価額を上限として計上しています。ただし、のれんに関連する減損は戻し入れていません。
(15)退職後給付
連結会社は、確定給付型制度及び確定拠出型制度を採用しています。
① 確定給付型制度
確定給付型制度に関連する債務は、当該制度に係る給付債務から年金資産の公正価値を差し引いた純額として、連結財政状態計算書に計上しています。この計算による資産計上額は、利用可能な制度からの返還及び将来掛金の減額の現在価値を加えた額を上限としています。給付債務は、制度ごとに、将来における見積給付額のうち従業員が既に提供したサービスの対価に相当する額の割引現在価値として算定しています。給付債務及び年金資産は、毎期再測定しており、給付債務の算定に当たっては年金数理人を用いています。
年金制度の改定による従業員の過去勤務に係る給付債務の増減は、純損益で認識しています。
連結会社は、確定給付型制度の給付債務及び年金資産についての再測定による債務の増減を、その他の包括利益で認識し、「その他の資本の構成要素」への累積額は即時に「利益剰余金」に振り替えています。
② 確定拠出型制度
一部の子会社では、確定拠出型年金制度を採用しています。確定拠出型年金制度は、雇用主が一定額の掛金を退職後給付の原資として拠出し、その拠出額以上の債務を負わない退職後給付制度です。確定拠出型年金制度の拠出債務は、従業員がサービスを提供した期間に費用として純損益で認識しています。
(16)引当金
引当金は、連結会社が、過去の事象の結果として現在の法的又は推定的債務を有しており、当該債務を決済する必要が生じる可能性が高く、かつ債務の金額が信頼性をもって見積ることができる場合に認識します。
引当金として認識する金額は、当該債務をとりまくリスクや不確実性を考慮した最善の見積りによるものであり、時間価値に重要性がある場合には割引計算を行って算出しています。
資産除去債務
連結会社は、資産除去債務を毎期レビューし、閉鎖日、法規制、割引率、将来の見積費用の変更を含めた変動を反映するように引当金の額を調整しています。現地の状況や要請に従い算定された将来の予測される費用の現在価値を負債として認識するとともに、負債に対応する金額を有形固定資産及び投資不動産の一部として認識し、その資産の経済的耐用年数にわたって減価償却しています。時の経過による割引の振り戻しによる負債の増価は、金融費用に計上しています。割引率は、貨幣の時間的価値の市場評価を反映した税引前割引率を適用しています。
(17)株式報酬
連結会社は、株式に基づく報酬費用を、権利付与日の公正価値に基づき算定しており、当社取締役(社外役員は除く)、執行役員及び従業員のうち理事の職にある者が対価としてサービスを提供する期間にわたって定額法で費用計上し、対応する金額を資本として計上しています。ストックオプションの公正価値は、ブラック・ショールズのオプション価格モデルにて算定しています。
(18)収益
連結会社は、取引単位毎に収益を認識しています。取引の単位は原則として契約の単位とし、一つの契約の中に実質的に異なる複数の取引要素を含む場合には、識別可能な個々の取引要素を取引の単位としています。また、複数の契約であっても、各々の契約が相互に密接に関連し、全体として一つの取引要素を構成しているような場合には、複数の契約を一つの取引単位としています。収益の額は、受領又は受領可能な対価の公正価値で測定しています。
連結会社は、金属、機械、化学品、一般消費財等、多岐にわたる製品の製造や、資源開発を行っています。また、様々な商品を取り扱っており、在庫の所有リスクを負担している場合もあれば、単に顧客の商品やその他の製品の売買をサポートし、その対価として手数料を得る場合もあります。
製品及び商品の販売に係る収益は、以下の全ての条件が満たされた場合に認識しています。
・物品の所有に重要なリスク及び経済価値を買手に移転したこと
・物品の所有と通常見なされる程度の継続的な管理上の関与も実質的な支配も保持していないこと
・収益の金額を信頼性をもって測定できること
・取引に関連する経済的便益が企業に流入する可能性が高いこと
・取引に関連して発生した又は発生する原価を信頼性をもって測定できること
製品及び商品の販売に係る収益について、値引及び割戻等がある場合には、収益から控除しています。
役務の提供に係る収益は、以下の全ての条件が満たされた場合に、連結会計年度末における進捗度に応じて認識しています。
・収益の金額を信頼をもって測定できること
・取引に関連する経済的便益が企業に流入する可能性が高いこと
・期末日において取引の進捗度を信頼性をもって測定できること
・取引に関連して発生した原価及び取引の完了に要する原価を信頼性をもって測定できること
役務の提供に係る収益について、取引の成果を信頼性をもって見積れない場合には、費用が回収可能と認められる部分についてのみ収益を認識しています。
Ⅰ 取引の種類ごとの収益の認識
① 製品及び商品の販売
連結会社は、製造業やその他の事業において、商品の売買に係る契約当事者となっています。連結会社は、商品在庫の運搬を行い、商品の売値と買値の差額を損益として計上するような様々な商取引において、契約当事者として活動しています。これら商取引における商品の受渡は、客先と合意した受渡条件が満たされた時点で、実施されたと考えられます。これは一般的には、客先に商品が届けられ、客先の受け入れが完了するか、商品の所有権が移転するか、試運転が完了した時点となります。
② 工事契約
連結会社は、製造業の一部として、長期建設契約を締結しています。連結会社は、長期建設工事から得られる収益について、完成までに要する原価及び当該長期契約の進捗度合を合理的に見積もることができ、かつ、その義務を満たすことができる当事者間に法的強制力のある契約がある場合には、工事進行基準を適用しています。そうでない場合には、工事原価のうち回収可能と認められる範囲内で工事収益を認識しています。
発生した原価に利益を加えた金額が、その時点の請求額を上回る場合には、当該超過額は「営業債権及びその他の債権」として計上し、下回る場合には「営業債務及びその他の債務」として計上しています。作業の完了前に受領した金額は「前受金」として計上しています。
③ 役務提供その他のサービス提供
連結会社は、サービス関連事業及びリース事業からなるその他の事業も行っています。サービス関連事業には、金融、物流、情報通信、技術支援やその他のサービスなど、様々な役務の提供が含まれています。また、連結会社は、オフィスビル、航空機、その他事業用資産などを含む資産のリース事業にも従事しています。サービス関連事業に係る収益は、契約された役務が、その契約に沿って顧客に対して履行された時点で計上しています。リース事業に係る収益認識については、前述のリースに係る会計方針をご参照ください。
Ⅱ 代理人取引
連結会社は、代理人として取引を行っており、代理人として行っている様々な商取引に関連する差損益と手数料収入を計上しています。これらの商取引を通して、連結会社は、顧客の商品その他製品に関する売買をサポートし、その対価として手数料を得ています。売買取引に係る差損益及び手数料は、他の全ての収益認識要件を充足した時点で認識されます。
Ⅲ 収益の総額表示と純額表示
連結会社は、製品及び商品の販売において、契約の主たる義務者として、客先から発注を受ける前の一般的な在庫リスク等を負担して販売を実施した場合は、収益を総額で連結損益計算書上に計上しています。また、役務の提供において、契約の主たる義務者として取引の重要なリスクを負っている場合は、収益を総額で連結損益計算書上に計上しています。
製品及び商品の販売、役務の提供ともに、代理人として取引を行った場合には、収益を純額で連結損益計算書上に計上しています。
(19)サービス・コンセッション
公的機関(国や地方公共団体)が行っている公共サービスに民間企業の参入を認め、民間企業の資金及びノウハウを活用して公共サービスを行うために公的機関と民間企業との間で締結する契約をサービス・コンセッション契約といいます。
サービス・コンセッション契約については、建設サービスに係る収益及び費用と、運営サービスに係る収益及び費用とを区分して会計処理しています。金額が個別に識別可能なときには、受領した又は受領する対価は、引き渡されたサービスの相対的な公正価値を参照して配分しています。
サービス・コンセッション契約において公共サービス提供の対価(最低報酬金額を含む)が事前に確定している場合には、連結会社は公共施設(インフラストラクチャー)の建設サービスに係る収益を原則として工事進行基準により認識し、その対価を金融資産として計上しています。連結会社は、当該金融資産についてIFRS第9号「金融商品」に従って会計処理し、受取利息を実効金利法に基づいて算定の上、純損益に認識しています。
(20)政府補助金
政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、補助金を受け取る合理的な保証があるまで認識していません。
政府補助金は、補助金により補償が意図される関連コストが費用として認識される期間にわたって、規則的に純損益に認識しています。連結会社が非流動資産を購入、建設又はその他の方法で取得しなければならないことを主要な条件とする政府補助金については、連結財政状態計算書において関連する資産の取得原価を減額することで認識し、耐用年数にわたって規則的かつ合理的な基準により純損益に振り替えています。
(21)法人所得税
税金費用は、当期税金と繰延税金から構成されています。これらは、企業結合に関連するもの、及び直接資本の部又はその他の包括利益に認識する項目を除き、純損益に認識しています。
繰延税金は、会計上と税務上の資産及び負債の差額である一時差異に対して認識しています。
子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントに係る将来加算一時差異については繰延税金負債を認識しています。ただし、一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な将来において一時差異が解消しない可能性が高い場合には認識していません。子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントに係る将来減算一時差異から発生する繰延税金資産は、一時差異からの便益を利用するのに十分な課税所得があり、かつ予測可能な将来において実現する可能性が高い範囲でのみ認識しています。
繰延税金資産及び負債は、期末日に施行又は実質的に施行されている法律に基づき、一時差異が解消される際に適用されると予測される税率を用いて測定しています。
繰延税金資産は、税務上の繰越欠損金、税額控除及び将来減算一時差異のうち、将来課税所得を減算できる可能性が高いものに限り認識しています。繰延税金資産の回収可能性は毎期末日に見直し、税務便益の実現が見込めないと判断される部分について減額しています。
連結会社は、法人所得税の不確実な税務ポジションについて、税法上の解釈に基づき税務ポジションが発生する可能性が高い場合には、合理的な見積額を資産又は負債として認識しています。
当社及び国内の100%出資子会社は、1つの連結納税グループとして法人税の申告・納付を行う連結納税制度を適用しています。
(22)公正価値の測定
特定の資産・負債は、公正価値によって計上することが求められています。当該資産・負債の公正価値は、市場価格等の市場の情報や、マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、コスト・アプローチ等の算出手順に基づき、決定されています。公正価値の測定に使用されるインプットは、以下の3つのレベルがあります。
① レベル1
測定日現在で連結会社がアクセスできる活発な市場(十分な売買頻度と取引量が継続的に確保されている市場)における同一資産又は負債の市場価格を、調整を入れずにそのまま使用しています。
② レベル2
活発な市場における類似の資産又は負債の公表価格、活発でない市場における同一の資産又は負債の公表価格、資産又は負債の観察可能な公表価格以外のインプット、及び相関その他の手法により、観察可能な市場データによって主に算出又は裏付けられたインプットを含んでいます。
③ レベル3
限られた市場のデータしか存在しないために、市場参加者が資産又は負債の価格を決定する上で使用している前提条件についての連結会社の判断を反映した観察不能なインプットを使用しています。連結会社は、連結会社自身のデータを含め、入手可能な最良の情報に基づき、インプットを算定しています。
4. 未適用の新たな基準書及び解釈指針
連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書及び解釈指針の新設又は改訂は次のとおりであり、平成26年3月31日現在において連結会社はこれらを適用していません。連結会社は、新たな基準書及び解釈指針の適用による影響を判定するため、現在、当該基準書及び解釈指針の規定を検討中です。
5. 企業結合
前連結会計年度において生じた主な企業結合は次のとおりです。
エムオーテック
連結会社は、株式公開買付により、平成25年2月20日(取得日)に仮設機材の賃貸、販売、工事、整備加工、運送を行っている(株)エムオーテック(以下「エムオーテック」)の議決権の52.83%を追加取得した結果、既保有持分と合わせエムオーテックの議決権の94.56%を保有し、支配を獲得しました。これにより、連結会社はエムオーテックを連結子会社としました。連結会社は、建材・冷鉄源事業及び重仮設事業の収益拡大を目的としてエムオーテックの株式を追加取得したものです。
取得日現在における、支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
連結会社は、当該取得に伴い既保有持分を公正価値で再測定した結果、202百万円の利益を前連結会計年度の「有価証券損益」に計上しました。
また、連結会社は、当該追加取得の結果、バーゲンパーチェス益を計上しました。これは、取得資産及び引受負債の公正価値が、支払対価の公正価値、既保有持分の公正価値及び非支配持分の公正価値の合計を10,782百万円上回っていたためであり、前連結会計年度において金属セグメントの「その他の損益-純額」にて一括利益認識しています。
上場会社であるエムオーテックの既保有持分及び非支配持分の公正価値は、ともに市場価額で測定しています。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
米久
連結会社は、株式公開買付により、平成25年2月27日(取得日)に加工品の製造販売、食肉の処理加工販売、飲食店の経営、飲料の製造販売等を行っている米久(株)(以下「米久」)の議決権の44.27%を追加取得した結果、既保有持分と合わせ米久の議決権の71.02%を保有し、支配を獲得しました。これにより、連結会社は米久を連結子会社としました。連結会社は、飼料・畜産事業の強化を目的として当該会社の株式を追加取得したものです。
取得日現在における、支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
連結会社は、当該追加取得に伴い既保有持分を公正価値で再測定した結果、985百万円の利益を前連結会計年度の「有価証券損益」に計上しました。
また、連結会社は、当該追加取得の結果、バーゲンパーチェス益を計上しました。これは、取得資産及び引受負債の公正価値が、支払対価の公正価値、既保有持分の公正価値及び非支配持分の公正価値の合計を10,697百万円上回っていたためであり、前連結会計年度において生活産業セグメントの「その他の損益-純額」にて一括利益認識しています。
上場会社である米久の既保有持分の公正価値は市場価額で測定しています。非支配持分の公正価値は市場価額にコントロールプレミアムを考慮した価額で測定しています。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
当連結会計年度において生じた主な企業結合は次のとおりです。
キリン協和フーズ
連結会社は、平成25年7月1日(取得日)に食品化学製品の製造販売を行っているキリン協和フーズ(株)(現「MCフードスペシャリティーズ(株)」、以下「キリン協和フーズ」)の議決権の81.02%を、現金を対価としてキリンホールディングス(株)より取得し、支配を獲得しました。これにより、連結会社はキリン協和フーズを連結子会社としました。連結会社は、キリン協和フーズを中核事業会社としながらグループ各社に蓄積された食品素材の開発技術ノウハウを結集させ、世界のリーディングカンパニーと肩を並べる事業グループを育成することを目的としてキリン協和フーズの株式を取得したものです。
取得日現在における、支払対価、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
キリン協和フーズの非支配持分の公正価値は、投資先が保有する資産負債に対する第三者評価、及び第三者による企業価値評価等を総合的に勘案して測定しています。
のれんの内容は主に、超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。また、のれんは、税務上損金算入不能なものです。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
Los Grobo Ceagro do Brasil S.A.
連結会社は、平成25年9月13日(取得日)に穀物の生産、集荷販売、輸出及び農業資材(種子、肥料、農薬)の販売を行っているLos Grobo Ceagro do Brasil S.A.(現「AGREX DO BRASIL S.A.」、以下「Los Grobo Ceagro do Brasil」)の議決権の60.00%を、現金を対価として追加取得した結果、既保有持分と合わせLos Grobo Ceagro do Brasilの議決権の80.00%を保有し、支配を獲得しました。これにより、連結会社はLos Grobo Ceagro do Brasilを連結子会社としました。連結会社は、グローバルベースでの食糧資源供給ソースの拡大を目的としてLos Grobo Ceagro do Brasilの株式を取得したものです。また、関連する一連の取引の中で、Los Grobo Ceagro do Brasilよりスピンオフした土地保有会社であるAGREX DO BRASIL PATRIMONIAL S.A.の議決権の49.99%を併せて取得し、支配を獲得しました。
取得日現在における、支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
連結会社は、当該追加取得に伴い既保有持分を公正価値で再測定した結果、927百万円の利益を当連結会計年度の「有価証券損益」に計上しました。
既保有持分及び非支配持分の公正価値は、投資先が保有する資産負債に対する第三者評価、及び第三者による企業価値評価等を総合的に勘案して測定しています。
のれんの内容は主に、超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。また、のれんは、税務上損金算入不能なものです。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
6. セグメント情報
【事業セグメント情報】
事業セグメントは、連結会社の最高経営意思決定者である当社の代表取締役社長が経営資源の配分や業績評価を行うにあたり通常使用しており、財務情報が入手可能な企業の構成単位、として定義されています。
事業セグメントは商品及び提供するサービスの性質に基づき決定されています。連結会社の報告セグメントは以下の7グループにより構成されています。
各事業セグメントにおける会計方針は、注記3「重要な会計方針」に記載のとおりです。なお、一部項目については、マネジメントアプローチに従い、経営者による内部での意思決定のために調整しています。
経営者は管理上、当社の所有者に帰属する当期純利益を主要な指標として、いくつかの要素に基づき各セグメントの業績評価を行っています。
なお、セグメント間の内部取引における価額は、外部顧客との取引価額に準じています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における連結会社の事業セグメント情報は以下のとおりです。
(注)1.「その他」は、主に当社及び関係会社に対するサービス及び業務支援を行うコーポレートスタッフ部門などを表しています。また当欄には、各事業セグメントに配賦できない、財務・人事関連の営業活動による収益及び費用も含まれています。資産合計のうち「その他」に含めた全社資産は、主に財務・投資活動に係る現金・預金及び有価証券により構成されています。
2.「調整・消去」には、各事業セグメントに配賦できない収益及び費用やセグメント間の内部取引消去が含まれています。
3.「地球環境・インフラ事業グループ」のうち、インフラ関連事業は営業グループ同様の経営管理を行っているため、「地球環境・インフラ事業」として表示しています。
【地域別情報】
前連結会計年度及び当連結会計年度における収益、非流動資産は以下のとおりです。
(注) 収益は、その発生原因となる資産の所在する地域により区分しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結会社又はいずれのセグメントにおいても、連結会社の収益の10%を超過する単一の顧客、顧客グループ又は政府機関はありません。
7. 短期運用資産及びその他の投資
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、短期運用資産及びその他の投資の帳簿価額の内訳は以下のとおりです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、FVTOCIとして指定した金融資産の公正価値は以下のとおりです。
上記のうち、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、市場性のある銘柄の公正価値は以下のとおりです。
(移行日)
(前連結会計年度末)
(当連結会計年度末)
市場性のない銘柄は主に資源関連銘柄であり、主な銘柄はLNG関連ではSakhalin Energy Investment Company及びMalaysia LNG Dua、銅関連ではAnglo American Sur(移行日のみ)、Minera Escondida、Anglo American Quellaveco及びCompania Minera Antaminaです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、資源関連銘柄の公正価値合計はそれぞれ1,155,776百万円、829,609百万円及び826,521百万円です。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末において保有するFVTOCIの金融資産に関し、前連結会計年度及び当連結会計年度に認識した受取配当金の額はそれぞれ、128,781百万円、161,923百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度において営業政策の見直しによる売却などにより認識を中止したFVTOCIの金融資産の認識中止時の公正価値、処分にかかる利得又は損失の累計額(税引前)、及び受取配当金は以下のとおりです。
FVTOCIの金融資産については、認識中止時にその他の資本の構成要素に計上されていた利得又は損失の累計額(税引後)を利益剰余金に振り替えています。当該振替額は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ19,133百万円及び55,936百万円です。
8. 営業債権及びその他の債権
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、「営業債権及びその他の債権」の帳簿価額の内訳は以下のとおりです。
連結会社は、長期・短期を問わず、契約上の金銭を受け取る権利がある債権について、取引先の社内格付及び財務状態に係る現在の状況から債権全額(元利合計)を当初の契約条件に従って回収することが出来ない可能性が高いと判断される場合には、それぞれの取引先に対して適切な金額の貸倒引当金を設定しています。貸倒引当金の設定金額は、債権の内容、回収遅延期間、格付機関による評価、割引キャッシュ・フロー法に基づく評価、担保物件の公正価値、並びにその他の情報に基づき決定しています。また、連結会社は一部の債権を集合的に評価し、過去の貸倒実績率及び将来倒産確率などに基づき適切な金額の貸倒引当金を設定しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、貸倒引当金の期中増減の明細は以下のとおりです。
(注) 「その他」には、主に為替変動の影響などが含まれています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、個別に減損が生じている営業債権及びその他の債権の残高はそれぞれ、48,769百万円、96,907百万円、111,270百万円であり、対応する貸倒引当金はそれぞれ27,783百万円、31,537百万円、39,592百万円です。また、前連結会計年度及び当連結会計年度に計上した減損損失(貸倒引当金繰入額を含む)は、それぞれ5,517百万円、19,692百万円です。
前連結会計年度における減損損失(貸倒引当金繰入額を含む)のうち2,255百万円は、機械セグメントにおける船舶のリース取引に係るもので、主な原因は取引先の経営状況悪化によるものです。
当連結会計年度における減損損失(貸倒引当金繰入額を含む)のうち11,879百万円は、金属セグメントにおける融資先に係るもので、主な原因は急激な為替変動による融資先の財務状況悪化によるものです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、個別に減損を認識していない遅延債権の遅延日数ごとの内訳は以下のとおりです。
9. たな卸資産
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における「たな卸資産」の内訳は以下のとおりです。
販売用不動産には、各連結会計年度末から12ヶ月より後に販売が見込まれるものが含まれています。
前連結会計年度及び当連結会計年度に原価として認識されたたな卸資産の金額は、それぞれ4,700,869百万円及び6,180,393百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度に費用として認識されたたな卸資産の評価減の金額は、それぞれ3,272百万円及び2,105百万円です。
10.売却目的で保有する非流動資産又は処分グループ
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、売買契約が締結され、かつ1年以内に引渡しが予定されている非流動資産又は処分グループは、売却による処分予定の非流動資産又は処分グループとして連結財政状態計算書の「その他の流動資産」及び「その他の流動負債」に含めています。移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、売却による処分予定の非流動資産又は処分グループに係る帳簿価額は以下のとおりです。なお、減損した売却による処分予定の非流動資産については注記29をご参照ください。
(移行日)
売却による処分予定の非流動資産又は処分グループはありません。
(前連結会計年度末)
売却目的保有に分類された非流動資産
(当連結会計年度末)
売却目的保有に分類された非流動資産
売却目的保有に分類された処分グループ(子会社)
11.有形固定資産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、有形固定資産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額の明細は以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、有形固定資産の帳簿価額の期中増減の明細は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
(注) 「その他の増減」には、投資不動産への(からの)振替、建設仮勘定から本勘定への振替、及び石油・ガスの探査及び評価から生じた資産の費用化等が含まれています。
(当連結会計年度)
(注) 「その他の増減」には、投資不動産への(からの)振替や建設仮勘定から本勘定への振替、及び石油・ガスの探査及び評価から生じた資産の費用化等が含まれています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、減損損失のセグメント別の内訳は以下のとおりです。
(注) 1.「その他」は、特定の事業セグメントに割り振ることの出来ない共用資産の減損損失等を表しています。
2.「地球環境・インフラ事業グループ」のうち、インフラ関連事業は営業グループ同様の経営管理を行っているため、「地球環境・インフラ事業」として表示しています。
前連結会計年度における有形固定資産の減損損失には、生活産業セグメントにおける連結子会社が保有する北米の製紙関連事業用設備の紙・パルプ市況将来見通し悪化に伴う減損損失40,540百万円、機械セグメントにおける保有船舶(建造中のものを含む)の市況悪化に伴う減損損失11,601百万円、及び金属セグメントにおける連結子会社が保有する鉱物資源関連資産の事業環境悪化に伴う減損損失10,202百万円が含まれている他、エネルギー事業セグメントにおける連結子会社が保有する一部石油・ガス鉱区の操業費負担増に伴う減損損失等が含まれています。
当連結会計年度における有形固定資産の減損損失には、エネルギー事業セグメントにおける連結子会社が保有する石油・ガス鉱区からの撤退等に伴う減損損失11,182百万円が含まれています。
これらの減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれており、減損の兆候があった資産について当該資産の帳簿価額と回収可能価額との差額として算定しています。なお、回収可能価額は主に使用価値で測定しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、戻し入れられた有形固定資産の減損損失に重要性はありません。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、有形固定資産の取得について約定しているものの実行していない金額は、それぞれ304,765百万円、284,623百万円及び97,069百万円です。
前連結会計年度において、減損、滅失、又は引渡した有形固定資産に対する第三者からの補填として純損益に計上した金額は、4,988百万円です。なお、当連結会計年度においては重要性がありません。
12.投資不動産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、投資不動産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額の明細は以下のとおりです。
投資不動産の期中増減の明細は以下のとおりです。
投資不動産の公正価値は以下のとおりです。
投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定の専門家による評価額に基づいており、割引キャッシュ・フロー法による評価額又は観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。その評価額は全額が公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。
投資不動産に関連して連結損益計算書に認識された金額は以下のとおりです。
減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれています。
前連結会計年度末における、投資不動産の購入等について契約を締結したが実行していない金額は、3,080百万円です。なお、移行日及び当連結会計年度末においては重要性がありません。
13.無形資産及びのれん
無形資産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額の明細は以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、無形資産の帳簿価額の期中増減の明細は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
(当連結会計年度)
連結会社は営業権や借地権など契約上年限が決定されておらず、かつ少額のコストで権利価値の維持が可能であることから耐用年数を確定できない無形資産については償却を行っていません。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、耐用年数が確定できない無形資産の帳簿価額は以下のとおりです。
無形資産の償却費は連結損益計算書上の「原価」又は「販売費及び一般管理費」に含まれています。
無形資産の減損損失は連結損益計算書上の「固定資産減損損失」に含まれており、減損の兆候があった資産について当該資産の帳簿価額と回収可能価額(通常、使用価値で測定)との差額として算定しています。なお、使用価値は主に割引キャッシュ・フロー法に基づき見積っています。
自己創設に該当する無形資産は主にソフトウエアであり、帳簿価額は移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ14,800百万円、24,851百万円及び27,261百万円です。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、無形資産の取得について約定しているものの実行していない金額は僅少です。
前連結会計年度及び当連結会計年度において純損益に認識した研究開発費は、それぞれ5,367百万円、6,886百万円です。
のれん
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるのれんの期中増減の明細は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
(当連結会計年度)
(注) 「その他」には、企業結合に伴う取得価額の配分の調整等が含まれています。
のれんの減損損失は、連結損益計算書上、「その他の損益-純額」に含まれています。
14.鉱物資源の探査及び評価
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、鉱物資源の探査及び評価から生じた資産の帳簿価額は
以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、鉱物資源の探査及び評価から生じた費用及びキャッシュ・フローは
以下のとおりです。
(注)「鉱物資源の探査及び評価から生じた費用」は、連結損益計算書上の「固定資産減損損失」及び
「その他の損益-純額」に計上しています。
15.担保差入資産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における借入金及び取引保証等に対する担保差入資産の帳簿価額は以下のとおりです。
上記の「その他の投資等」には、関連会社又は非関連会社が債務者となっているプロジェクト・ファイナンスに関連して、連結会社が担保として差し入れている株式が含まれています。
連結会社は、輸入金融の方法として、通常は銀行にトラスト・レシート(輸入担保荷物保管証)を差し入れ、その銀行に対して輸入商品(たな卸資産)又は当該商品の売却代金に対する担保権を付与しています。輸入取引量が膨大であることから、手形を期日に決済するにあたり、個々に当該手形とその売却代金との関連付けは行っていません。従って、これらトラスト・レシートの対象となっている資産総額を確定することは実務上困難であり、上記金額には含まれていません。
上記の担保差入資産とは別に、大部分の長短銀行借入が基づく銀行取引約定には、本邦における慣行上、銀行は一定の条件下において借手に対して担保(又は追加担保)若しくは保証人を要求することができる旨の規定が含まれています。更に、担保が借手の特定債務に対して差し入れられた場合でも、銀行は当該担保を借手の全債務に対して供されたものとして取り扱うことができる旨の規定が含まれています。
16.社債及び借入金
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の「社債及び借入金」(流動負債)の内訳は以下のとおりです。
利率は、当連結会計年度末の借入金残高を基準とした加重平均利率で表示しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の「社債及び借入金」(非流動負債)の内訳は以下のとおりです。
融資与信枠、財務制限条項、支払期日別の内訳等の関連情報は、「32.金融商品に関連するリスク」の「流動性リスクの管理」に記載しています。
17.営業債務及びその他の債務
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、「営業債務及びその他の債務」の帳簿価額の内訳は以下のとおりです。
18.従業員給付
年金及び退職給付債務
当社及び一部の連結子会社は、役員を除くほぼ全従業員を対象とした確定給付型年金制度を設定しています。
確定給付型年金制度の主なものは、日本の確定給付企業年金法に基づく企業年金基金制度です。企業年金基金制度における給付額は従業員の給与水準や勤続年数等に基づき算定されます。なお、当社が設定している企業年金基金制度については、平成25年4月までにその一部を確定拠出年金制度に段階的に移行しました。
また、上記確定給付型年金制度に加え、多くの国内の連結子会社は、役員を除く従業員を対象とする非積立型退職一時金制度を設定しています。この制度は、定年退職や早期退職の際に、対象者に対し退職一時金を支給するものです。これらの制度における給付額は、従業員の給与水準や勤続年数等に基づき算定されます。
連結会社は測定日を3月31日としています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における連結会社の確定給付債務に関して連結財政状態計算書に計上した純額の変動の内訳は以下のとおりです。
(注) 確定給付制度債務に係る数理計算上の差異は主に財務上の仮定の変化により発生します。
投資方針
連結会社の確定給付型年金制度の年金資産の投資方針としては、そのリスク許容度を適切に活用し、資本性金融商品、負債性金融商品、オルタナティブ商品などにバランスよく分散したポートフォリオを構成し、将来の給付義務を全う出来る水準の収益を長期的・安定的に目指しています。
なお、投資方針については、確定給付型年金制度の財政状況や運用環境を勘案しながら、必要に応じて見直しを行うこととしています。
また、各資産の運用を実行する際にも、連結会社は戦略・ファンドマネージャーに係わるリスク分散に留意し、継続的なモニタリングを通じて運用面の効率性を追求することとしています。
制度資産の種類別公正価値
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における連結会社の制度資産の内訳は以下のとおりです。
(注)1. 国内株式、海外株式ともにファンドへの投資を通じた保有形態を含みます。また、海外株式は国内株式と海外株式を混在して保有するファンドを含みます。
(注)2. 国内債券、海外債券ともにファンドへの投資を通じた保有形態を含みます。また、海外債券は国内債券と海外債券が混在して保有するファンドを含みます。
(注)3. 企業年金保険契約は、元本と利率が保証されている一般勘定、元本と利率が保証されていない特別勘定により構成されます。
(注)4. その他には、主にローン担保証券やインフラファンドが含まれます。
数理計算上の重要な仮定
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、確定給付制度債務の測定上使用した前提条件(加重平均値)は以下のとおりです。
重要な数理計算上の仮定に関する感応度分析
当連結会計年度末において、連結会社の確定給付制度債務の大部分を占める当社における割引率が0.5%低下した場合、確定給付制度債務は、28,456百万円増加すると想定されます。この分析は、他のすべての変数が一定であると仮定しておりますが、実際には割引率のみが独立して変動するとは限りません。
制度資産の拠出金
連結会社は、制度資産の積立について、拠出額は過去の役務提供に対する給付に加え、将来の役務提供に対する給付を賄うことを基本方針としていますが、国内会社は、一般的に税務上損金算入できる範囲で拠出しています。翌連結会計年度における拠出見込み額は、約7,000百万円です。
予想将来給付額
確定給付制度の年度ごとの予想将来給付額は、以下のとおりです。
確定拠出年金制度費用処理額
当社及び一部の連結子会社では、確定拠出年金制度を採用しています。連結会社は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、これら確定拠出年金制度に係る年金費用としてそれぞれ3,378百万円及び4,504百万円を費用として計上しています。
人件費
前連結会計年度及び当連結会計年度において連結損益計算書に含まれる人件費の金額は、それぞれ473,986百万円及び518,770百万円です。
19.引当金
引当金は、連結財政状態計算書上「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に計上しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における引当金の増減の内訳は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
(当連結会計年度)
(注) 「その他増減」には、主に為替変動、期中に未使用で取り崩された金額及び連結除外の影響が含まれています。
資産除去債務
連結会社の資産除去債務は、主に廃坑、土地の埋立、設備の除去に関連するものであり、石炭、石油、ガスの採掘設備等を通常使用する際に生じる法的義務に関連する債務を計上しています。この債務に関する支出は、最長40年間にわたって生じる見込みですが、本質的に予測が難しく、将来の事業計画等により影響を受けます。
環境対策引当金
環境対策引当金は、法令により処理することが義務付けられている廃棄物の運搬及び処理費用等の支出に備えるた
め、必要と認められる額を計上しています。この債務の支払時期は、将来の事業計画等により影響を受けます。
その他
その他には、製品保証引当金及び不利な契約に係る引当金等が含まれています。
20.資本
資本金
日本の会社法では、資本金の額は、原則として、株主となる者が払込み・給付した財産の額となりますが、例外として、払込み又は給付に係る額の2分の1を超えない額は、資本金として計上せず、資本剰余金に含まれている資本準備金とすることができます。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における授権株式総数は以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度における発行済株式総数の期中増減は以下のとおりです。
資本剰余金及び利益剰余金
会社法では、利益剰余金を原資とする配当額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金又は利益準備金として積立てることになっています。
会社法では、資本金及び準備金、剰余金について、株主総会決議等、一定の要件を充たす場合には、相互に組入れることができます。
自己株式
会社法では、株主総会の決議により分配可能額の範囲内で、取得する株式の数、取得価格の総額などを決定し、自己株式を取得することができます。また、市場取引又は公開買付による場合には、定款の定めにより、会社法上定められた要件の範囲内で、取締役会の決議により自己株式を取得することができます。
当社は、平成16年6月24日に開催された定時株主総会において、定款の一部を変更しており、取締役会の決議をもって自己株式を買受けることができます。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における自己株式及び子会社又は関連会社が保有する自己株式は、それぞれ、7,332,832株、6,347,756株、4,964,444株です。
配当金
会社法では、剰余金の配当支払額と自己株式取得に伴い交付する金銭等の総額については、分配可能額を超えてはならないとされており、この金額は、日本で一般に認められた会計原則に準拠して記帳された会計帳簿上の剰余金の額に基づき算定されます。IFRSに則った連結財務諸表への修正額は、会社法上の分配可能額の算定に影響はありません。
平成26年3月31日現在の会社法上の分配可能額は、1,849,848百万円です。なお、会社法上の分配可能額は、配当の効力発生日までに発生した自己株式の取得等により変動する可能性があります。
会社法では、株主総会の決議により事業年度中いつでも配当を行うことができ、当社は、取締役会決議により、中間配当を行うことができます。
前連結会計年度及び当連結会計年度における配当金支払額は以下のとおりです。
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となる配当金の総額は以下のとおりです。
自己資本の管理
自己資本は、当社の所有者に帰属する持分合計で構成されます。
連結会社は、収益基盤を強固なものとしつつ、効率性・健全性も考慮しながら、持続的な成長・企業価値の最大化を図っていくことを資本政策の基本方針としています。また、有利子負債から現金及び現金同等物・定期預金を差し引いたネット有利子負債と当社の所有者に帰属する持分合計から算出されるネット有利子負債倍率を財務健全性の指標として使用しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるネット有利子負債倍率は以下のとおりです。
なお、連結会社は、資金調達のため借入金融機関等による財務制限条項等の資本に対する制限を受けることがあり、その要求を満たすように運営しています。
21.その他の資本の構成要素及びその他の包括利益
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の資本の構成要素(当社の所有者に帰属)の各項目の内訳(税効果後)は以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の包括利益(非支配持分に帰属)の各項目の内訳(税効
果後)は、以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の包括利益(非支配持分を含む)の各項目の内訳は以下のとおりです。
22.株式に基づく報酬制度
当社は従来、2種類のストックオプション制度を導入していましたが、制度内容の見直しを行い、平成19年7月20日開催の取締役会において決議された平成19年度新株予約権(ストックオプション)よりストックオプション制度を一本化しています。
平成19年6月以前に取締役会で決議されたストックオプション
従来導入していた2種類のストックオプション制度のうち、一つは、当社取締役(社外取締役は除く)、執行役員及び従業員のうち理事の職にある者に対して、権利付与日の東京証券取引所の終値、又は付与日1ヶ月前の平均終値のいずれか高い方を基に算出された権利行使価格で当社の普通株式を購入する権利が与えられます。このストックオプションは権利付与日より2年間の据置期間の後、権利が確定し、確定と同時に権利行使可能であり、権利行使期間は8年間となっています。
もう一方は、当社取締役(社外取締役は除く)及び執行役員に対して、行使価格1円で当社の普通株式を購入する権利が与えられます。このストックオプションの権利行使期間は権利付与日より30年間となっていますが、このストックオプションを保有する者は、取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日より10年間に限り行使可能となり、上記にかかわらず、付与日から25年後までに権利行使日を迎えなかった場合には、その翌日より行使可能となります。また、権利付与後、翌年6月30日までに取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した場合には、当初割当個数の内、上記期間中の在任月数に応じた数のストックオプションのみが行使が可能となります。
平成19年7月以降に取締役会で決議されたストックオプション
平成19年7月以降に取締役会で決議されたストックオプションについては、当社取締役(社外役員は除く)、執行役員及び従業員のうち理事の職にある者に対して、行使価格1円で当社普通株式を購入する権利が与えられる制度に一本化しています。このストックオプションの権利行使期間は権利付与日より30年間となっており、権利付与日から2年後又は取締役、執行役員及び理事のいずれの地位をも喪失した日の翌日の、いずれか早い日から行使が可能となっており、取締役、執行役員及び理事のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10年間に限り行使可能となっています。また、権利付与後、翌年6月30日までに取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した場合には、当初割当個数の内、上記期間中の在任月数に応じた数のストックオプションのみが行使が可能となります。
前連結会計年度及び当連結会計年度において計上された株式に基づく報酬費用はそれぞれ1,006百万円及び1,322百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社のストックオプション制度に基づき発行されたストックオプションの各測定日における加重平均公正価値はそれぞれ1,042円及び1,475円です。
ストックオプションの公正価値はブラック・ショールズ価格モデルにて算出しています。公正価値の計算における前提条件は以下のとおりです。なお、リスクフリー利子率は見積権利行使期間を残存期間とする権利付与日の国債利回りに基づき算出しています。見積ボラティリティは権利付与日を基準に、過去の見積権利行使期間における日次株価に基づき算出しています。見積配当は前連結会計年度の配当実績を使用しています。見積権利行使期間については、付与されたストックオプションの行使までの予想期間を表しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における当社のストックオプションの付与状況は以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度中に権利行使されたストックオプションについて権利行使日時点の加重平均株価はそれぞれ1,705円、1,884円です。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における当社のストックオプションの残高は以下のとおりです。
(前連結会計年度末)
(当連結会計年度末)
23.収益
前連結会計年度及び当連結会計年度における「収益」の内訳は以下のとおりです。
24.販売費及び一般管理費
前連結会計年度及び当連結会計年度における「販売費及び一般管理費」の内訳は以下のとおりです。
25.金融商品に係る収益及び費用
前連結会計年度及び当連結会計年度における「有価証券損益」、「金融収益」及び「金融費用」の内訳は以下のとおりです。
上記の他、前連結会計年度及び当連結会計年度において、ヘッジ指定されていないデリバティブの損益(純額)が、それぞれ、「収益/原価」に△4,619百万円及び25,083百万円、「その他の損益-純額」に33,206百万円及び4,868百万円含まれています。ヘッジに係る損益については、注記31をご参照ください。
また、上記の金融収益及び費用の他に、前連結会計年度及び当連結会計年度において、償却原価で測定された金融資産に係る受取利息が13,307百万円及び13,234百万円、償却原価で測定された金融負債に係る支払利息が18,875百万円及び22,374百万円生じており、これらは主として「収益/原価」に含まれています。
借入費用の資産化に際しては、有形固定資産の取得に個別に紐つく借入がある場合には、当該借入についての借入費用を資産化しています。また、一般目的の借入で有形固定資産を取得した場合には、借入費用をその取得に使用した範囲で資産化しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において資産化された借入費用は、それぞれ7,479百万円及び9,359百万円です。
26.その他の損益-純額
前連結会計年度及び当連結会計年度における「その他の損益-純額」の内訳は以下のとおりです。
(注)為替関連損益(純額)には外国為替デリバティブ関連損益が含まれています。
27.法人所得税
本邦における法人所得税は、法人税、住民税及び事業税から構成されており、これら本邦における税金の法定税率を基礎として算出した法定実効税率は38%です。「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、復興特別法人税が1年前倒しして廃止されることになりました。これに伴い、平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異についても繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率が従来の38%から36%に変更されます。この税率変更に伴う影響は軽微です。
海外子会社に対しては、その所在国における法人所得税が課せられています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における法人所得税の内訳は以下のとおりです。
前連結会計年度及び当連結会計年度の法定実効税率と連結損益計算書上の法人所得税の実効税率との差異要因は以下のとおりです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における繰延税金資産及び負債の主な構成項目は以下のとおりです。
当社では、連結子会社及びジョイント・アレンジメントの未分配利益のうち現時点において配当することが予定されていないものについては、繰延税金負債を認識していません。移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、連結財務諸表上、繰延税金負債を認識していない連結子会社及びジョイント・アレンジメントの未分配利益はそれぞれ1,027,170百万円、1,165,745百万円及び1,214,432百万円です。
繰延税金資産には、将来税務上減算される一時差異、税額控除及び繰越欠損金について、連結会社が将来における課税所得の発生及び将来加算一時差異の解消により実現する可能性が高いと判断した額を計上しています。
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除の合計額に関する失効期限別の内訳は以下のとおりです。
豪州における鉱物資源利用税(Minerals Resource Rent Tax Act 2012)では、鉱業収益から鉱業費用を差し引き、更に控除項目を減額して計算される鉱業利益に対して課税が行われます。同税制では、適用開始時に、鉱業プロジェクトの権益に関連する有形固定資産や法的権利を「開始ベース資産」として測定する必要があり、その際に市場価値法を使用することを認めています。連結会社は、「開始ベース資産」の測定にあたり市場価値法を採用しているため、当該資産について一時差異が発生しています。公正価値で再測定された「開始ベース資産」は、税務上償却し、課税所得の計算にあたり控除されます。しかしながら、同税制では、開始ベース資産の償却より優先して適用されるロイヤリティー控除等の他の控除項目があり、連結会社では、開始ベース資産の償却による控除の前の段階でも課税所得が発生しない見通しにあることから、連結会社は同税制に係る全ての一時差異に対して繰延税金資産を認識していません。同税制に基づき、繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異は、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ1,028,527百万円、1,412,083百万円及び1,413,448百万円あり、これらは上記の表に含めていません。また、これにより連結財政状態計算書において認識していない繰延税金資産の金額は、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ161,993百万円、222,403百万円及び222,618百万円です。
連結会社は不確実性のある税務ポジションについて最善の見積りに基づき資産又は負債を計上しています。移行日の未認識税務ベネフィットの内、認識された場合、実効税率を改善させる額は、4,481百万円です。前連結会計年度及び当連結会計年度の金額には重要性がありません。当連結会計年度末において、今後12ヶ月以内の未認識税務ベネフィットの重要な変動を合理的に予想することはできません。
28.1株当たり当期純利益
1株当たり当期純利益(当社の所有者に帰属)及び希薄化後1株当たり当期純利益(当社の所有者に帰属)の調整計算は以下のとおりです。
29.公正価値測定
継続的に公正価値で測定される資産及び負債
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、継続的に公正価値で測定される資産及び負債の内訳は、以下のとおりです。
(移行日)
(注) 「デリバティブ」は、連結財政状態計算書上の「その他の金融資産」、「その他の流動資産」、「その他の金融負債」、又は「その他の流動負債」に計上しています。
(前連結会計年度末)
(注)1. 前連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
2. 「デリバティブ」は、連結財政状態計算書上の「その他の金融資産」、「その他の流動資産」、「その他の金融負債」、又は「その他の流動負債」に計上しています。
(当連結会計年度末)
(注)1. 当連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
2. 「デリバティブ」は、連結財政状態計算書上の「その他の金融資産」、「その他の流動資産」、「その他の金融負債」、又は「その他の流動負債」に計上しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、継続的に公正価値で測定されるレベル3の資産及び負債の調整表は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
(注)1. 「購入等による増加」及び「売却等による減少」には新規連結、連結除外による増減、及び他勘定からの(への)振替による増減が含まれています。
2. 前連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
(当連結会計年度)
(注)1. 「購入等による増加」及び「売却等による減少」には新規連結、連結除外による増減、及び他勘定からの(への)振替による増減が含まれています。
2. 当連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
短期運用資産及びその他の投資について当期純利益で認識した損益は、連結損益計算書の「有価証券損益」に含まれています。また、デリバティブについて当期純利益で認識した損益は、連結損益計算書の「収益」及び「原価」に含まれています。
FVTPLの金融資産についてその他の包括損益で認識した金額は、連結その他包括利益計算書の「在外営業活動体の換算差額」に含まれています。また、FVTOCIの金融資産についてその他の包括損益で認識した金額は、連結その他包括利益計算書の「FVTOCIに指定したその他の投資による損益」及び「在外営業活動体の換算差額」に含まれています。
現金及び現金同等物
レベル1の現金及び現金同等物は、現金及び当座預金であり、帳簿価額と公正価値がほぼ同額です。
短期運用資産及びその他の投資
レベル1の短期運用資産及びその他の投資は、主に市場性のある株式であり、活発な市場における市場価格で評価しています。
レベル2の短期運用資産及びその他の投資は、主にヘッジファンド宛の投資であり、投資先の一株当たり純資産価値により評価しています。レベル3の短期運用資産及びその他の投資は、主に市場性のない株式であり、将来キャッシュ・フローの割引現在価値、類似取引事例との比較、及び投資先の1株当たり純資産価値等により評価しています。
レベル3の短期運用資産及びその他の投資については、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、投資先の将来キャッシュ・フローの情報、1株当たり純資産価値情報、及び第三者による鑑定評価等を入手し、公正価値を測定しています。
営業債権及びその他の債権(FVTPL)
FVTPLの営業債権及びその他の債権は、主にノンリコース債権であり、帳簿価額と公正価値がほぼ同額であると見なされる変動金利付貸付金等を除いて、同程度の信用格付を有する貸付先又は顧客に対して、同一の残存期間で同条件の貸付又は信用供与を行う場合の金利を用いて、将来キャッシュ・フローの割引現在価値により評価しています。公正価値に対して、観察不能なインプットによる影響額が重要な割合を占めるものについてはレベル3に、観察不能なインプットによる影響額が重要な割合を占めていないものについてはレベル2に分類しています。
レベル3の営業債権及びその他の債権については、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、当該債権に係る将来キャッシュ・フロー情報を入手し、公正価値を測定しています。
デリバティブ
レベル1のデリバティブは、主に公設市場で取引されるコモディティ契約のデリバティブであり、取引市場価格により評価しています。レベル2のデリバティブは、主に相対取引のコモディティ契約のデリバティブであり、金利、外国為替レート及び商品相場価格などの観察可能なインプットを使用し、評価モデルにより評価しています。レベル3のデリバティブは、コモディティ関連の複合デリバティブであり、観察不能なインプットを使用して評価しています。
デリバティブ契約については、取引先に対する債権債務相殺後の純額に対して信用リスク調整を行っています。
レベル3のデリバティブについては、該当する資産を保有する子会社の経理担当者が、外部の金融機関から価格情報を入手し、公正価値を測定しています。
たな卸資産
レベル1及びレベル2のたな卸資産は、主にトレーディング目的で保有する非鉄金属の在庫であり、取引市場価格により評価しているものについてはレベル1に、商品相場価格などの観察可能なインプットを使用し、評価モデルにより評価しているものについてはレベル2に分類しています。これらのたな卸資産の公正価値には販売費用が含まれていますが、当該販売費用は重要ではありません。
全ての測定結果は、四半期毎に当社セグメントの管理部局又は子会社の経理担当者のレビューを受け、会計責任者の承認を得ています。また、公正価値測定に係る評価方法を含む評価方針及び手続きは、管理取り纏め部局にて設定され定期的に見直されています。
非継続的に公正価値で測定される資産及び負債
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、非継続的に公正価値で測定される資産及び負債の内訳は、以下のとおりです。
(移行日)
レベル3の有形固定資産及び投資不動産はみなし原価適用によるものであり、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、第三者による鑑定評価を入手し、公正価値を測定しています。
測定結果については、当社セグメントの管理部局又は子会社の経理担当者のレビューを受け、会計責任者の承認を得ています。
(前連結会計年度末)
レベル2の売却目的非流動資産に係る減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれています。
レベル2の売却目的非流動資産は、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、当該資産に係る将来キャッシュ・フロー情報を入手し、公正価値を測定しています。
測定結果については、当社セグメントの管理部局又は子会社の経理担当者のレビューを受け、会計責任者の承認を得ています。
(当連結会計年度末)
レベル2の売却目的非流動資産に係る減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれています。
レベル2の売却目的非流動資産は、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、当該資産に係る将来キャッシュ・フロー情報を入手し、公正価値を測定しています。
測定結果については、当社セグメントの管理部局又は子会社の経理部局の経理担当者のレビューを受け、会計責任
者の承認を得ています。
レベル3に分類される資産に関する定量的情報
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、レベル3に分類される継続的に公正価値で測定された資産の内、重要な観察不能なインプットを使用して公正価値を測定した資産に関する定量的情報は以下のとおりです。
(移行日)
(前連結会計年度末)
(当連結会計年度末)
非上場株式の公正価値測定で用いている重要な観察不能なインプットは割引率です。これらのインプットの著しい増加(減少)は、公正価値の著しい低下(上昇)を生じることとなります。
償却原価で測定される金融商品の公正価値
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、償却原価で測定される金融商品の帳簿価額及び公正価値の内訳は以下のとおりです。
(移行日)
(前連結会計年度末)
(当連結会計年度末)
償却原価で測定される金融商品に係る公正価値の測定方法
現金同等物及び定期預金
償却原価で測定される現金同等物及び定期預金は、比較的短期で満期が到来するため、公正価値は帳簿価額とほぼ同額です。
短期運用資産及びその他の投資
償却原価で測定される短期運用資産及びその他の投資は、主に国内及び海外の債券、並びに差入保証金などの市場性のない投資です。レベル1及びレベル2に分類される債券については、それぞれ、活発な市場における市場価格、及び活発ではない市場における同一の資産の市場価格により評価しています。なお、償却原価で測定される差入保証金などの市場性のない投資は、公正価値を算定するための情報の入手が困難な多数に及ぶ投資であり、その公正価値を見積ることは実務上困難なため、帳簿価額により評価しています。
営業債権及びその他の債権
比較的短期で満期が到来する営業債権及びその他の債権については、帳簿価額と公正価値がほぼ同額です。短期で満期が到来しない営業債権及びその他の債権の公正価値は、それぞれの債権の元本及び契約金利等に基づく将来の見積りキャッシュ・フローを、連結会社の見積りによる信用スプレッドを加味した割引率にて割り引くことにより算定しています。
社債及び借入金
社債及び借入金の公正価値は、連結会社が新たに同一残存期間の借入を同様の条件の下で行う場合に適用される利率を使用して、将来の見積りキャッシュ・フローを割り引くことにより算定しています。
営業債務及びその他の債務
比較的短期で満期が到来する営業債務及びその他の債務については、帳簿価額と公正価値がほぼ同額です。短期で満期が到来しない営業債務及びその他の債務の公正価値は、連結会社が新たに同一残存期間の借入を同様の条件の下で行う場合に適用される利率を使用して、将来の見積りキャッシュ・フローを割り引くことにより算定しています。
30.金融資産及び金融負債の相殺
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、取引相手先との間の法的強制力のあるマスターネッティング契約又は類似契約の対象となっている金融資産及び金融負債の金額は以下のとおりです。
(移行日)
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、77,872百万円は「その他の金融資産」(流動)、1,916百万円は「その他の流動資産」、92,597百万円は「その他の金融資産」(非流動)に計上しています。また、「貸付金」の「連結財政状態計算書上の計上額」は「営業債権及びその他の債権」(流動)に計上しています。
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、80,157百万円は「その他の金融負債」(流動)、2百万円は「その他の流動負債」、36,169百万円は「その他の金融負債」(非流動)に計上しています。
(前連結会計年度末)
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、137,579百万円は「その他の金融資産」(流動)、19百万円は「その他の流動資産」、112,186百万円は「その他の金融資産」(非流動)に計上しています。また、「貸付金」の「連結財政状態計算書上の計上額」は「営業債権及びその他の債権」(流動)に計上しています。
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、117,087百万円は「その他の金融負債」(流動)、2,804百万円は「その他の流動負債」、53,389百万円は「その他の金融負債」(非流動)に計上しています。
(当連結会計年度末)
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、136,398百万円は「その他の金融資産」(流動)、1,011百万円は「その他の流動資産」、93,174百万円は「その他の金融資産」(非流動)に計上しています。また、「貸付金」の「連結財政状態計算書上の計上額」は「営業債権及びその他の債権」(流動)に計上しています。
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、110,557百万円は「その他の金融負債」(流動)、32,966百万円は「その他の金融負債」(非流動)に計上しています。
デリバティブ取引
連結会社と取引相手との間には、法的強制力のあるマスターネッティング契約又は類似の契約が存在します。
これらの契約では、1つでも約定の不履行又は解除があった場合には、当該契約の対象となっているすべての金融商品を単一の純額で決済することを定めています。マスターネッティッグ契約は、相殺権を創出しますが、契約によって自動的に相殺権が与えられるわけではありません。
現先取引
連結会社は、債券を担保として現金を貸し付ける場合、取引相手の債務不履行や倒産・破産の際には、担保である債券と貸付とを相殺できる契約を締結しています。これらの契約は、相殺権を創出しますが、契約によって自動的に相殺権が与えられるわけではありません。
31.デリバティブ取引及びヘッジ活動
連結会社は、通常の営業活動において、金利変動、為替変動及び商品相場変動などの市場リスクに晒されています。これらのリスクを管理するため、連結会社は、原則として、リスクの純額を把握してナチュラルヘッジを有効に活用しています。更に、取引相手先に関するリスク管理方針に則って様々なデリバティブ取引を締結し、特定リスクの軽減を図っています。
連結会社が利用しているデリバティブ取引は、主に金利スワップ、為替予約、通貨スワップ、商品先物取引です。これらのデリバティブ取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動は、その一部若しくは全部が、対応するヘッジ対象取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動を相殺する効果を有します。連結会社は、実務上可能な場合には、常にヘッジ会計の適用要件を満たすべく特定リスクに対してヘッジ指定を行っています。連結会社は、ヘッジの開始時及び継続期間中に亘って、ヘッジ手段のデリバティブ取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動がヘッジ対象取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動と高い相殺関係があるかどうかに関する有効性評価を実施しています。デリバティブ取引に関してヘッジの有効性が認められなくなった場合は、そのデリバティブに対するヘッジ会計の適用を中止しています。
公正価値ヘッジ
公正価値ヘッジとして指定されるデリバティブは、主に固定金利付金融資産・負債に係る金利変動リスクを回避するための固定金利を変動金利に変換する金利スワップ、及び外貨建金銭債権債務に係る為替変動リスクを回避するための通貨スワップです。
キャッシュ・フローヘッジ
キャッシュ・フローヘッジとして指定されるデリバティブは、主に変動金利付金融負債に係る金利キャッシュ・フローの変動リスクを回避するための変動金利を固定金利に変換する金利スワップ、外貨建予定取引に係る機能通貨ベースのキャッシュ・フローの変動リスクを回避するための為替予約、並びに商品相場変動リスクを回避するための商品スワップ及び先物契約です。
現在の未決済となっている契約は、平成32年までの予定取引をヘッジしています。
在外営業活動体に対する純投資のヘッジ
当社は、在外営業活動体に対する純投資の為替変動リスクを回避するために、為替予約及び外貨建借入債務などのデリバティブ取引以外の金融商品を利用しています。
連結財政状態計算書におけるヘッジの影響
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、ヘッジ指定されているデリバティブ契約及びデリバティブ取引以外の金融商品の公正価値(相殺処理前)は以下のとおりです。
(移行日)
公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジ及び純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ契約
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ取引以外の金融商品
(前連結会計年度末)
公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジ及び純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ契約
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ取引以外の金融商品
(当連結会計年度末)
公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジ及び純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ契約
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ取引以外の金融商品
連結損益計算書及びその他の包括損益におけるヘッジの影響
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるヘッジに係る損益は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
公正価値ヘッジとして指定されたデリバティブ
キャッシュ・フローヘッジとして指定されたデリバティブ
(注)1.前連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
2.前連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フローヘッジを終了した結果、移行日における「その他の資本の構成要素」から損益計上したものはありません。
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ
前連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
(当連結会計年度)
公正価値ヘッジとして指定されたデリバティブ
キャッシュ・フローヘッジとして指定されたデリバティブ
(注)1.当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
2.当連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フローヘッジを終了した結果、前連結会計年度末における「その他の資本の構成要素」から損益計上したものはありません。
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ
当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
32.金融商品に関連するリスク管理
金利変動リスクの管理
連結会社のファイナンス、投資活動、資金管理などの業務は、金利変動に伴う市場リスクに晒されています。これらのリスクを管理するために、連結会社は金利スワップ契約を締結しています。金利スワップは、多くの場合、固定金利付金融資産・負債を変動金利付金融資産・負債に変換するために、また一部の変動金利付金融資産・負債を固定金利付金融資産・負債に変換するために利用しています。固定金利付及び変動金利付の資産・負債の割合を維持することによって、資産負債に関するキャッシュ・フローの全体の価値を管理しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における有利子負債総額は、それぞれ5兆818億円、5兆8,896億円及び6兆758億円であり、一部を除いて変動金利となっているため、金利が上昇する局面では利息負担が増加するリスクがあります。
しかし、この有利子負債の相当部分は金利の変動により影響を受ける営業債権・貸付金等と見合っており、金利が上昇した場合に、これらの資産から得られる収益も増加するため、金利の変動リスクは、タイムラグはあるものの、相殺されることになります。また、純粋に金利の変動リスクに晒されている部分についても、見合いの資産となっている投資有価証券や固定資産からもたらされる取引利益、受取配当金などの収益は景気変動と相関性が高いため、景気回復の局面において金利が上昇し支払利息が増加しても、見合いの資産から得られる収益も増加し、結果として影響が相殺される可能性が高いと考えられます。ただし、金利の上昇が急である場合には、利息負担が先行して増加し、その影響を見合いの資産からの収益増加で相殺しきれず、当社の業績は一時的にマイナスの影響を受ける可能性があります。このような金利などの市場動向を注視し、機動的に市場リスク対応を行う体制を固めるため、当社ではALM(Asset Liability Management)委員会を設置し、資金調達政策の立案や金利変動リスクの管理を行っています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、金利が1%上昇又は下落すると仮定した場合の当期純利益及び資本合計への影響額は重要ではありません。
為替変動リスクの管理
連結会社は、グローバルに企業活動を行っており、各社が拠点とする現地通貨以外による売買取引、ファイナンス、投資に伴う為替変動リスクに晒されています。連結会社は、ナチュラルヘッジを有効に利用して資産や負債、未認識の確定契約に対する為替リスクを相殺すること、及び非機能通貨のキャッシュ・フローの経済価値を保全するべく為替予約などの契約を利用することにより、為替変動リスクを管理しています。これら外貨建契約がヘッジ手段として指定されていない場合であっても、連結会社は、これらの取引が為替変動による影響を有効に相殺していると判断しています。ヘッジ対象となる主な通貨は、米ドル、豪ドル、ユーロです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、日本円が1円円高になると仮定した場合の資本合計の減少額の概算は以下のとおりです。なお、日本円が1円円安になると仮定した場合の資本合計の増加額も同額です。
商品相場変動リスクの管理
連結会社は、売買取引及びその他の営業活動において、様々な商品の相場変動リスクに晒されています。連結会社は、リスク管理方針に基づき、商品相場のリスクをヘッジするべく商品先物、商品先渡、商品オプション、商品スワップを利用しています。これらの契約は、キャッシュ・フローヘッジとしてヘッジ指定された一部の取引を除き、ヘッジ手段として指定されていないものの、商品相場変動による影響を有効に相殺していると判断しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、ヘッジ目的以外の商品関連デリバティブ取引は原則として行っていないため、デリバティブ取引とヘッジの対象となった取引のネットポジションに係るリスクエクスポージャー、及び商品相場価格の変動による当期純利益及び資本合計への影響は重要ではありません。
株価変動リスクの管理
連結会社は、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、取引先や関連会社を中心にそれぞれ約1兆4,000億円、約1兆5,500億円及び約1兆4,000億円(全て公正価値ベース)の市場性のある株式を保有しており、株価変動のリスクを負っています。連結会社は、リスク管理方針に基づき、出資先ごとの公正価値や未実現損益について定期的にモニタリングを行うことにより、株価変動リスクを管理しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、株価が10%上昇又は下落すると仮定した場合、資本合計の増加額又は減少額はそれぞれ約590億円、約650億円及び約550億円です。なお、連結会社が保有する市場性のある株式の大部分は注記3に記載のとおり、FVTOCIの金融資産として指定しているため、株価が10%上昇又は下落すると仮定した場合の当期純利益に与える影響額は重要ではありません。
信用リスクの管理
連結会社は、様々な営業取引を行うことによって取引先に対して信用供与を行っており、取引先の信用悪化や経営破綻等により損失が発生する信用リスクを負っています。連結会社は、当該リスクを管理するために、取引先毎に成約限度額・信用限度額を定めると同時に、社内格付制度を導入し、社内格付と与信額により定めた社内規程に基づき、与信先の信用状態に応じて必要な担保・保証などの取り付けを行っています。連結会社の取引先は多種多様な業種や業界にわたっていますが、連結会社は、信用リスクの性質及び特徴は業種や業界に係らず、取引先の財務状態をインプットとする一定のフォーミュラにより定量化できると捉えており、測定された信用リスクの総量が、連結会社の抱える市場や為替といった他のリスクと比べて大きくないことから、業種や業界別の管理を行っていません。したがって、連結会社は原則として単一の社内制度に基づき信用リスクの管理を行っています。
連結会社は、単独の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクのエクスポージャーを有していません。
保証及び資金供与に関する契約の額、並びに連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、保有する担保の評価額を考慮に入れない、連結会社の金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値です。保証及び資金供与に関する契約の額の詳細については、注記41をご参照ください。
流動性リスクの管理
連結会社は、事業活動を支える資金調達に際して、低コストでかつ安定的に資金が確保できることを目標として取り組んでいます。資金調達にあたっては、CPや社債などの直接金融と銀行借入等の間接金融とを機動的に選択・活用しており、その時々でのマーケット状況での有利手段を追求しています。当社は資本市場でのレピュテーションも高く、加えて間接金融についても、メガバンク以外に外国銀行・生命保険会社・地方銀行等の金融機関とも幅広く好関係を維持しており、調達コストは競争的なものとなっています。連結ベースでの資金管理体制については、当社を中心に、国内外の金融子会社、海外現地法人等において集中して資金調達を行い、子会社へ資金供給するというグループファイナンス方針を原則としています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、金融負債(ファイナンス・リースに係る債務を除く)の支払期限別の内訳は以下のとおりです。なお、公正価値ヘッジ会計による公正価値への調整は含まれていません。
ファイナンス・リースにかかる債務の支払期限別の内訳については、注記34をご参照ください。
(移行日)
(前連結会計年度末)
(当連結会計年度末)
連結会社は、様々な銀行との間で融資与信枠を設定しており、協調融資枠や当座借越契約を含む未使用融資与信枠は、移行日において短期901,973百万円及び長期408,812百万円、前連結会計年度末において短期893,098百万円及び長期663,567百万円、当連結会計年度末において短期971,265百万円及び長期669,266百万円となっています。
また、上記の協調融資枠には、当連結会計年度末において、当社が保有している円建協調融資枠510,000百万円、国内連結子会社が保有している円建協調融資枠90,000百万円、及び当社及び海外連結子会社が保有している外貨建協調融資枠として、主要通貨1,000百万米ドル、ソフトカレンシー300百万米ドル相当が含まれています。当社及び国内外の連結子会社は協調融資枠の保有にあたり、一定の財務制限の維持を求められています。
当社は平成30年12月に契約満期を迎える上記の長期未使用融資与信枠、合計410,000百万円を、主にコマーシャル・ペーパーの償還資金が不足した時に使用することとしています。このコマーシャル・ペーパーは、当社の運転資金及びその他一般資金需要に充当すべく発行しているものであり、本未使用融資与信枠を背景にしたコマーシャル・ペーパーの残高は、移行日において75,000百万円、前連結会計年度末において95,000百万円であり、当連結会計年度末の残高はありません。
33.金融商品の譲渡
当連結会計年度において生じた主な金融資産の譲渡は以下の通りです。なお、移行日及び前連結会計年度において重要な金融資産譲渡取引はありません。
連結会社は、500百万ユーロ(70,825百万円)の債権売却用ファシリティーを設定し、契約上適格な貸付債権を第三者へ譲渡しています。当該ファシリティーにより、連結会社は、平成25年7月以降3年間に渡り使用残高500百万ユーロ(70,825百万円)を最大値として継続的に債権を譲渡することが可能になります。上記使用残高は第三者への割引後の金額となります。なお、連結会社は、譲渡資産である貸付債権からの将来の利息収入のうち一部を受け取る権利を有するとともに、譲渡先の第三者に対して現金預託及び保証差入を行っており、ファシリティー使用残高全体の一定割合を上限として信用リスクを負担しています。また、連結会社は、サービサーとして、貸付債権の利息及び元本の回収を行います。
譲渡資産は連結会社から法的に隔離されており、譲受人である第三者の権利に重要な制約がなく、かつ連結会社の継続関与も限定されており実質的な支配を維持していないことから、連結会社は本譲渡取引を売却処理しています。当連結会計年度に本譲渡取引により売却処理された貸付債権の累計残高は92,173百万円であり、譲渡対価として91,804百万円を受け取っています。当該取引における売却益は2,150百万円です。なお、当該売却益の太宗は平成25年8月に認識しています。
連結会社は、貸付債権譲渡時点及び期末時点で、将来の利息収入の一部を受け取る権利を注記29に記載の割引キャッシュ・フロー法に基づく公正価値により評価し、営業債権及びその他の債権(流動及び非流動)に計上しており、レベル3に区分しています。当該評価に使用した主なインプットは観察不能であり、期待収益率6~7%です。また、当連結会計年度の本譲渡取引により計上した当該資産の累計額は4,722百万円であり、当該資産に関連して受け取った収入は1,454百万円です。
また、連結会社は、貸付債権譲渡時点及び期末時点で、負担する譲渡資産の信用リスク及び貸付債権の回収業務に関するサービス負債を計上していますが、当連結会計年度の本譲渡取引により計上した当該負債に重要性はありません。
上記の資産・負債はいずれも継続的に上記と同様の方法により公正価値により評価し、公正価値の変動はその他の損益-純額として認識しています。
当連結会計年度末における、当該取引に関連する上記の主な残高は以下のとおりです。
なお、譲渡対象債権残高は、本譲渡取引により売却処理された貸付債権の期末残高です。また、損失の最大エクスポージャーの金額は、連結会社が第三者に対して行っている現金預託及び保証差入の合計金額となり、当連結会計年度に発生した信用損失の負担はありません。
34.リース取引
賃借人としてのリース取引
(1)賃借人としてのファイナンス・リース取引
連結会社は、機械装置及び不動産などをファイナンス・リースにより賃借しています。一部の賃貸契約には、更新及び購入選択権があります。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、ファイナンス・リースにより賃借している資産の帳簿価額は、以下のとおりです。
ファイナンス・リースに係る債務は、連結財政状態計算書の「営業債務及びその他の債務」に含まれています。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、ファイナンス・リースに係る将来最低支払リース料の支払期間別内訳並びに現在価値の構成要素は、以下のとおりです。
なお、移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、転貸リースに係る将来最低受取リース料は、それぞれ28,496百万円、25,456百万円、26,605百万円であり、上記の金額から控除されていません。
(2)賃借人としてのオペレーティング・リース取引
連結会社は、オフィスビル等をオペレーティング・リースの形態で賃借しています。一部の賃借契約には、更新及び購入選択権があります。
前連結会計年度及び当連結会計年度において費用計上したリース料合計額は、それぞれ83,764百万円及び90,517百万円です。また、前連結会計年度及び当連結会計年度における転貸受取リース料は、それぞれ22,673百万円及び25,703百万円です。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、解約不能なリース契約に基づき発生する将来最低支払リース料の支払期間別内訳は以下のとおりです。なお、移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における解約不能な転貸リースに係る将来最低受取リース料は、それぞれ21,293百万円、30,945百万円、60,990百万円であり、以下の金額から控除されていません。
賃貸人としてのリース取引
(1)賃貸人としてのファイナンス・リース取引
連結会社は、車輌、船舶、その他の産業用機械及び装置をファイナンス・リースの形態で賃貸しています。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末におけるファイナンス・リースに係る債権は、連結財政状態計算書の「営業債権及びその他の債権」に含まれており、受取期間別の将来最低受取リース料及びその現在価値、ファイナンス・リースに係る債権残高の構成要素は以下のとおりです。
なお、受取期間別の将来最低受取リース料には偶発受取リース料は含まれていません。
(2)賃貸人としてのオペレーティング・リース取引
連結会社は、航空機、船舶及びその他の産業用機械をオペレーティング・リースの形態で賃貸しています。移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、解約不能なリース契約に基づき発生する将来最低受取リース料の受取期間別の内訳は、以下のとおりです。
35.サービス・コンセッション契約
連結会社はオーストラリアにおいて、水道局等の公的機関との契約に基づいて、上下水道から再生水、海水淡水化まで、公共施設(インフラストラクチャー)の設計、施工、運営・管理などを総合的に展開し、一般利用者から産業向けに幅広いサービスを提供しています。連結会社は当該サービス・コンセッション契約に基づき、公共施設(インフラストラクチャー)を使用し、公共サービスを提供する権利を公的機関より委譲されています。
サービス・コンセッション契約終了時点において、公共施設を引き渡す義務を負っている等の理由により、公的機関が実質的に公共施設に対する重要な残余持分を支配している場合にはIFRIC第12号「サービス・コンセッション契約」を適用しています。また、プロジェクトの中には契約期間の更新が可能である場合がありますが、連結財務諸表に対して重要な影響はありません。当連結会計年度末における主要なサービス・コンセッション契約の残存期間は6年~20年です。
36.キャッシュ・フロー情報
連結キャッシュ・フロー計算書についての補足情報は以下のとおりです。
37.連結子会社
支配の喪失とならない連結子会社の所有持分の変動による資本剰余金への影響
連結子会社の支配喪失に伴う損益
前連結会計年度及び当連結会計年度において連結子会社の支配喪失に伴う所有持分の変動について認識した損益(税効果前)は、それぞれ1,102百万円及び15,702百万円であり、連結損益計算書上、「有価証券損益」に計上されています。このうち、前連結会計年度及び当連結会計年度において残存保有持分を公正価値で再測定することにより認識した損益(税効果前)は、それぞれ441百万円及び6,832百万円です。
38.ジョイント・アレンジメント(共同支配の取決め)及び関連会社
(1)企業の議決権の過半を保有しているが支配していないと判断している企業
MI Berau B.V.(MI Berau社)
連結会社は、Tangguh LNGプロジェクトとよばれるインドネシアでのLNG事業に参画しているMI Berau社(オランダ企業)の株式を56%保有しており、国際石油開発帝石株式会社(以下「インペックス社」)が株式を44%保有しています。インペックス社との合弁契約書において、MI Berau社の経営上の重要事項の決定に関しては連結会社に加えて、インペックス社の同意を必要とする旨が規定されています。合弁契約書にて付与された権利により、インペックス社はMI Berau社に対して、実質的な参加権を保有しており、連結会社は、単独での支配権を行使する立場にないため、ジョイント・ベンチャーとして、連結会社はMI Berau社に対して持分法を適用しています。
Sulawesi LNG Development Ltd.(Sulawesi LNG Development社)
連結会社は、Donggi Senoro LNGプロジェクトとよばれるインドネシアでのLNG事業に出資しているSulawesi LNG Development社(イギリス企業)の株式を75%保有しており、韓国ガス公社が株式を25%保有しています。韓国ガス公社との株主間協定書において、Sulawesi LNG Development社の経営上の重要事項の決定に関しては連結会社に加えて、韓国ガス公社の同意を必要とする旨が規定されています。株主間協定書にて付与された権利により、韓国ガス公社はSulawesi LNG Development社に対して、実質的な参加権を保有しており、連結会社は、単独での支配権を行使する立場にないため、ジョイント・ベンチャーとして、連結会社はSulawesi LNG Development社に対して持分法を適用しています。
(2)企業の議決権の20%以上を保有しているが重要な影響力を有していないと判断している企業
Anglo American Sur S.A. (アングロ・アメリカン・スール社)
連結会社は、移行日において、チリ国銅資産権益保有会社アングロ・アメリカン・スール社の株式を24.5%保有していたものの、Anglo American plc(以下「アングロ・アメリカン社」)がアングロ・アメリカン・スール社の意思決定機関に対する意思決定権を排他的に支配していたため、重要な影響力を行使することが実務上不可能と判断されたことから、当該投資に対して持分法を適用していません。
その後、連結会社は同社の経営に関する株主間協定書を同社株主であるアングロ・アメリカン社及び他株主と締結したことにより重要な影響力を行使しうることとなったため、前連結会計年度より持分法を適用しています。
尚、持分法適用前に公正価値で測定したことにより認識したその他包括利益に重要性はなく、また、持分法適用時に損益として認識しておりません。
(3)ジョイント・ベンチャー及び関連会社に対する持分の変動額
39.ストラクチャード・エンティティ
連結会社は、ストラクチャード・エンティティに対する関与について検討し、ストラクチャード・エンティティに対して支配を有しているかどうかを判定します。連結会社が、ストラクチャード・エンティティのリターンに最も重要な影響を及ぼす活動を指示する権限を有し、かつ、ストラクチャード・エンティティにとって潜在的に重要となる可能性のある損失を負担する義務又は利益を享受する権利を有する場合には、連結会社は、当該ストラクチャード・エンティティを支配する者に該当するものと判定し、当該ストラクチャード・エンティティを連結しています。
非連結のストラクチャード・エンティティ
連結会社が支配していないことから連結していないストラクチャード・エンティティは、様々な活動を行っており、代表的なものとして、不動産関連事業、インフラ事業におけるプロジェクト・ファイナンスを遂行するための事業体及び船舶関連事業があります。これらのストラクチャード・エンティティは、主として借入により資金調達を行っており、連結会社は、投資、保証、又は貸付という形態により関与し、投資リスク及び信用リスクにさらされています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるこれらのストラクチャード・エンティティの資産合計、連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る資産合計及び負債合計、並びに連結会社がこれらのストラクチャード・エンティティへの関与から被る可能性のある想定最大損失額は以下のとおりです。なお、これらの情報については、入手しうる直近の財務情報を用いています。
(移行日)
(前連結会計年度末)
(当連結会計年度末)
連結財政状態計算書に認識したストラクチャード・エンティティに係る資産合計のうち、主なものは「営業債権及びその他の債権」(流動資産、非流動資産)及び「持分法で会計処理される投資」であり、負債合計のうち、主なものは「営業債務及びその他の債務」(流動負債)及び「繰延税金負債」です。
想定最大損失額には、当該ストラクチャード・エンティティに対する信用保証が含まれていることなどにより、連結財政状態計算書に認識したストラクチャード・エンティティに係る資産合計との間に差異が生じています。なお、想定最大損失額は、ストラクチャード・エンティティへの関与から通常見込まれる損失見込額とは関係なく、将来見込まれる損失額を大幅に上回るものです。
40.関連当事者との取引
(1)主要な経営幹部との取引
(役員報酬)
当社取締役の報酬等の額は以下のとおりです。
積立型退任時報酬は、各取締役の1年間の職務執行に対する報酬の一定額を、退任時報酬として、毎年積み立てているものであり、実際の支給は取締役退任後となります。
また、ストックオプションについては、当連結会計年度に会計処理(費用計上)した額を記載しており、実際に行使・売却して得られる金額とは異なります。
(2)連結会社のジョイント・ベンチャー及び関連会社宛の物品の販売及びサービスの提供、並びにジョイント・ベンチャー及び関連会社からの物品の購入及びサービスの受領
(ジョイント・ベンチャー)
(関連会社)
(3)連結会社のジョイント・ベンチャー及び関連会社に対する資産及び負債の残高
(ジョイント・ベンチャー)
上記のほか、ジョイント・ベンチャーに対して、前連結会計年度末及び当連結会計年度末にそれぞれ44,801百万円及び44,934百万円の信用保証を行っており、また、232,742百万円及び234,696百万円の買付契約残高があります。
(関連会社)
上記のほか、関連会社に対して、前連結会計年度末及び当連結会計年度末にそれぞれ376,654百万円及び402,779百万円の信用保証を行っており、また、646,542百万円及び471,287百万円の買付契約残高があります。
41.契約及び偶発負債
契約
連結会社は、資金供与に関する契約(ローン・コミットメント)を締結しており、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における契約残高はそれぞれ、23,440百万円、4,306百万円及び6,028百万円です。
保証
連結会社は、保証の提供によって、債務を引き受けることとなる様々な契約の当事者となっています。そうした保証は持分法適用会社や顧客や取引先に対して提供するものです。
信用保証
連結会社は、金融保証又は取引履行保証の形態により、顧客や取引先、及び持分法適用会社に対して信用保証を行っており、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における信用保証に係る保証残高及び保証極度額は以下のとおりです。
これらの信用保証は、顧客や取引先、及び持分法適用会社による第三者との取引又は第三者からの資金調達を可能にすることを目的としています。多くの保証契約は10年以内に満期を迎えるものであり、残りの信用保証も平成51年までに満期となります。仮に被保証者である顧客や取引先、又は持分法適用会社が取引契約又は借入契約に基づく義務の履行を怠った場合には、連結会社が被保証者に代わって債務を履行する必要があります。連結会社では、保証先の財務諸表等の情報に基づき社内格付を設定し、その社内格付に基づき、保証先ごとの保証限度額の設定や必要な担保・保証などの取り付けを行うことにより信用保証リスクの管理を行っています。移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、再保証又は担保資産により担保されている残高の合計額は、それぞれ、金融保証2,228百万円、1,812百万円及び1,087百万円、取引履行保証14,469百万円、163,813百万円及び154,390百万円です。また、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における上記の信用保証に係る負債計上額は、それぞれ1,571百万円、2,286百万円及び4,709百万円です。
当連結会計年度末において、保証実行により重大な損失が発生する可能性の高い信用保証はありません。
○ロシアにおけるLNGプロジェクト
連結会社は、ロシアにおけるLNGプロジェクトに係る総額67億米ドルの銀行借入に関連し、当該LNGプロジェクトの資産の一部に対する担保権設定が完了していないことに起因して銀行に損害が生じた場合には、連結会社が持分割合(10%)に応じて損害額を補償する契約を、銀行との間で締結しています。
同補償契約については、その性質上、当該契約に基づく連結会社の最大負担額を予想することはできないため、上記の信用保証金額には含めていません。また、当該契約による連結会社の補償義務については、発生可能性が低くかつ見積不能であるため、負債計上していません。
なお、本借入は約定どおり返済がすすめられています。
○豪州におけるLNGプロジェクト
豪州のLNGプロジェクトへの参画及び開発に関連し、当該LNGプロジェクトの権益の一部を保有する当社の持分法適用会社は、事業推進に係る必要資金の一部として、1,927百万米ドルを限度とする融資契約を銀行と締結しており、当社は本事業に参画した他の事業者とともに、当持分法適用会社の融資の返済を同銀行に対して保証しています。当連結会計年度末における当社の保証額は、最大1,533百万米ドルで、「金融保証極度額」に含まれています。なお、当連結会計年度末での融資実行額の内、当社保証額は、490百万米ドルで、「金融保証残高」に含まれています。
また、当社は、本事業に参画した他の事業者とともに、当該LNGプロジェクトの他権益保有者に対して、権益購入代金の支払、及び共同操業協定上の資金拠出義務に関する履行保証を連帯保証形式で差し入れています。当連結会計年度末における保証総額は、2,107百万米ドル相当と算定しており、プロジェクト契約締結をもって同金額の保証債務が発生したとの考え方に基づき、「取引履行保証極度額」及び「取引履行保証残高」にそれぞれ同額を含めています。
履行保証の対象債務には、前述の返済保証している融資金を原資とする支払予定分も含んでいます。したがって、保証極度額においては、当持分法適用会社が融資実行を受け、プロジェクトに対して資金の払込みを行えば、履行保証に係る極度額はその分減少し、融資返済保証に係る極度額のみが残ることとなります。また、その場合、保証残高においては、履行保証に係る残高が同額減少する一方、その見合いで融資返済保証に係る残高が増加することとなります。
損失補償
連結会社は、事業売却や譲渡の過程において、環境や税務などに関する偶発損失を補償する契約を締結することがあります。補償の性質上、これらの契約に基づく連結会社の最大負担額を予想することはできません。これらの契約による連結会社の補償義務については、一部既に請求行為を受けているものを除いて、発生可能性が低くかつ見積不能であるため、負債は計上していません。
訴訟
連結会社にはいくつかの係争中の事件がありますが、経営者は、これらの事件が最終的に解決され、仮に連結会社が債務を負うことになったとしても、連結会社の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすことはないと考えています。
42.重要な後発事象
連結会社は、後発事象を平成26年6月30日まで評価しています。
自己株式取得
平成26年5月8日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式を取得することを、以下のとおり決議しました。
取得の内容
1. 取得する株式の種類 :当社普通株式
2. 取得する株式の総数 :4,000万株を上限とする
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.4%)
3. 株式の取得価額の総額 :600億円を上限とする
4. 取得する期間 :平成26年5月9日~平成26年7月31日
ストックオプション
平成26年5月16日開催の取締役会において、当社取締役、執行役員及び理事等に対して、以下のとおりのストックオプションを割当てることを決議しました。
平成26年度新株予約権Aプラン(株式報酬型ストックオプション)
1. 付与株式総数 :当社普通株式114,500株を上限とする
2. 権利行使価格 :1株当たり1円
3. 権利行使期間 :平成26年6月3日~平成55年8月12日
平成26年度新株予約権Bプラン(株式報酬型ストックオプション)
1. 付与株式総数 :当社普通株式594,100株を上限とする
2. 権利行使価格 :1株当たり1円
3. 権利行使期間 :平成26年6月3日~平成56年6月2日
配当
平成26年6月20日開催の定時株主総会において、平成26年3月31日現在の株主に対し、1株当たり38円、総額62,647百万円の現金配当を行うことが決議されました。
43.IFRSへの移行に関する開示
当連結財務諸表は、当社が作成する最初のIFRS連結財務諸表です。
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社に対して、原則IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めています。ただし、IFRS第1号では、IFRSで要求される基準の一部について強制的に免除規定を適用しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めています。これらの規定の適用に基づく影響は、IFRS移行日において利益剰余金、又はその他の資本の構成要素で調整しています。連結会社が米国会計基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した主な免除規定は次のとおりです。
・企業結合:IFRS第1号では、IFRS第3号は遡及適用、又は、将来に向かって適用することができます。遡及適用する場合、移行日前に行われたすべての企業結合はIFRS第3号に基づいて修正されます。連結会社は、移行日前に行われた企業結合に対してIFRS第3号を遡及適用しないことを選択しています。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、米国会計基準に基づき決定していた帳簿価額のまま調整していません。なお、当該のれんについては、減損の兆候の有無にかかわらず移行日時点で減損テストを実施しています。
・みなし原価としての公正価値:IFRS第1号では、有形固定資産及び投資不動産に移行日現在の公正価値を当該日現在のみなし原価として使用することが認められています。連結会社は、航空機及び船舶等の有形固定資産及び投資不動産の一部について、移行日現在の公正価値を当該日におけるIFRS上のみなし原価として使用しています。なお、連結会社はIFRSにおいて、有形固定資産及び投資不動産に原価モデルを採用しています。
・在外営業活動体の換算差額:IFRS第1号では、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすこと、又は子会社等の設立又は取得時まで遡及して当該換算差額を再計算することを選択することができます。連結会社は、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなしています。
・以前に認識された金融商品の指定:IFRS第1号では、以前に認識された金融商品についてのIFRS第9号に基づく指定を、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき行うことができます。連結会社は、移行日時点で存在する事実と状況に基づいて、IFRS第9号に従った金融商品についての指定を行っています。
IFRS第1号の強制的な例外規定
IFRS第1号では、「見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」及び「金融資産の分類及び測定」について、IFRSの遡及適用を禁止しています。連結会社はこれらの項目について移行日より将来に向かって適用しています。
米国会計基準からIFRSへの調整
移行日の連結財政状態計算書の作成にあたり、連結会社は米国会計基準に準拠し作成された連結財務諸表の金額を調整しています。
米国会計基準からIFRSへの移行が連結会社の連結財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に与える影響は次のとおりです。
移行日の資本に対する調整
前連結会計年度の資本に対する調整
前連結会計年度の包括利益に対する調整
連結財政状態計算書の表示組替に関する注記
以下の項目については、連結財政状態計算書の表示の変更であり、連結損益計算書、連結その他包括利益計算書及び利益剰余金への影響はありません。
① 米国会計基準では、通常の取引に基づき発生した営業上の資産・負債については、その実現・決済が連結貸借対照表日の翌日から起算し、1年を超えるものを非流動項目として区分表示していましたが、IFRSでは、実現・決済まで1年を超える資産・負債であっても正常営業循環期間内の資産・負債であれば流動資産・負債に区分されるため、該当する資産・負債の区分を非流動から流動へ組み替えています。
② 米国会計基準では、繰延税金資産・負債を流動資産・負債及び非流動資産・負債に区分表示していましたが、IFRSでは、流動資産・負債に表示することは認められていないため、非流動資産・負債へ組み替えています。
③ 米国会計基準では、マスターネッティング契約を有する相手先に対するデリバティブ債権・債務については、相殺表示していましたが、IFRSでは、法的強制力のある相殺権を現在有し、かつ、純額又は同時決済の意思があるもののみを相殺表示しています。
その他IFRS科目にあわせ集約・別掲の表記をしています。
認識及び測定の差異に関する注記
1.有価証券及び投資
連結会社は、米国会計基準では、債券及び市場性のある株式について、保有目的に従い売買目的有価証券又は売却可能有価証券のいずれかに分類しています。売買目的有価証券は公正価値で評価し、未実現評価損益を当期の損益として認識する一方で、売却可能有価証券は公正価値で評価し、未実現評価損益は損益に含めず税効果後の金額を「累積その他の包括損益」に計上しています。
市場性のない非関連会社に対する投資(優先株等を含む)は公正価値の入手が容易でないため、取得原価(「原価法投資」)で計上しています。
連結会社は、市場性のある有価証券及び市場性のない投資について定期的に減損の有無を検討しています。各々の投資の公正価値が投資の帳簿価額を下回り、その下落が一時的なものではないと判断された場合には、公正価値と帳簿価額の差額について、減損損失を認識しています。
有価証券及び投資の認識を中止した場合は、処分価額と帳簿価額の差額を連結損益計算書上で認識し、累積その他の包括損益を損益に振り替えています。
IFRSでは、債券及び株式は市場性の有無にかかわらず、債券については償却原価又は公正価値で、株式については公正価値で測定されます。
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は公正価値で測定し、その変動を原則として純損益として認識しています(FVTPL)。ただし、売買目的で保有していない資本性金融商品への投資については、当該資本性金融商品に係る公正価値の変動をその他の包括利益として認識する金融資産(FVTOCI)として指定することが可能です。
FVTOCIの金融資産に係る公正価値の変動は、当該資産の認識を中止した場合にその他の包括利益から直接利益剰余金に振り替え、純損益では認識していません。FVTOCIの金融資産に係る受取配当金については、株主として配当を受領する権利が確立された時点で金融収益の一部として純損益として認識しています。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
連結損益計算書
2.非金融資産の減損
米国会計基準では、固定資産の減損の有無を判定する際に、当該資産の帳簿価額と当該資産に係る割引前の将来見積キャッシュ・フロー総額を比較することによりその回収可能性を検討し、当該資産の帳簿価額と公正価値の差額を減損損失として認識しています。また、認識した減損損失を戻し入れることはありません。
IFRSでは、固定資産の帳簿価額と回収可能価額(使用価値と売却費用控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額)の差額を減損損失として認識しています。なお、使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを資産又は資金生成単位の固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算出しています。また、のれん以外の固定資産について減損の兆候が消滅した場合は、過年度において当該資産について認識された減損損失が無かったとした場合の帳簿価額と回収可能価額のいずれか低い金額まで、過去に認識した減損損失を戻し入れています。
当該変更により、移行日において、エネルギー事業セグメントにおける連結子会社が保有する一部石油・ガス鉱区の操業費負担増に伴う収益性低下による減損損失を認識し、前連結会計年度において、主に生活産業セグメントにおける連結子会社が保有する製紙関連事業用設備の市況悪化に伴う収益性低下による減損損失、機械セグメントが保有する船舶の市況悪化に伴う収益性低下による減損損失及び金属セグメントにおける連結子会社が保有する鉱業権の事業環境悪化に伴う収益性低下による減損損失を認識しています。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
連結損益計算書
3.みなし原価
連結会社は、有形固定資産及び投資不動産のうち、一部の不動産や航空機、船舶について、移行日の公正価値をみなし原価として使用する選択可能な免除規定を適用しています。移行日において、みなし原価規定を適用した有形固定資産及び投資不動産の従前の帳簿価額はそれぞれ248,539百万円、48,273百万円であり、公正価値はそれぞれ161,242百万円、38,379百万円です。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
連結損益計算書
4.持分法の適用
従前から保有している投資に関して、当該投資先が追加取得等により関連会社に該当することとなった場合、連結会社は、米国会計基準では、投資先が関連会社に該当する時点までは、従前から保有している投資を「その他の投資」に計上し、投資先が関連会社に該当することとなった時点において、過年度の連結財務諸表を遡及的に調整し、従前から保有している投資を「関連会社に対する投資及び長期債権」に計上しています。
IFRSでは、投資先が関連会社に該当する時点までは、従前から保有している投資を「その他の投資」に計上し、投資先が関連会社に該当することとなった時点において「持分法で会計処理される投資」に振り替え、持分法の適用を開始しています。
当該変更により、移行日において、米国会計基準では「関連会社に対する投資及び長期債権」に計上していたチリ国銅資産権益保有会社アングロ・アメリカン・スール社の株式437,593百万円を、IFRSでは「その他の投資」に計上しています。
5.従業員給付
米国会計基準では、確定給付型年金制度及び退職一時金制度に係る年金費用は年金数理計算に基づき算定しており、当期に生じたものの当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった保険数理計算損益及び過去勤務費用(利益)は、税効果考慮後の金額で、累積その他の包括損益として認識しています。累積その他の包括損益に認識された金額は、その後、連結損益計算書に退職給付費用の構成要素として認識することにより調整しています。
IFRSでは、確定給付型年金制度及び退職一時金制度から生じる確定給付負債(資産)の純額のすべての変動を、発生時に勤務費用及び利息純額は純損益に認識し、その他のすべての再測定はその他の包括利益で認識し即時にその他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えています。また、過去勤務費用(利益)については、即時に退職給付費用の構成要素として認識しています。
またIFRSでは、確定給付制度が積立超過である場合には、確定給付資産の純額を当該確定給付制度の積立超過と資産上限額(将来掛金の減額又は現金の返還という形で利用可能な将来の経済的便益の現在価値)のいずれか低い方で測定しています。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
連結損益計算書
6.在外営業活動体の換算差額
当社は、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しています。この免除規定はIFRS第1号に準拠し、すべての在外営業活動体に適用しています。これにより、移行日において換算差額の累計額△426,450百万円を利益剰余金に振り替えていますが、資本の中での振替であり、純資産に与える影響はありません。
7.法人所得税
上記調整により、繰延税金負債(繰延税金資産との相殺後の純額)が次のとおり増加しています。
前連結会計年度の連結損益計算書において、米国会計基準での税金費用に比べ14,384百万円減少しています。
上記表のその他については、主に以下により発生しています。
① 米国会計基準では、関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異については、回収可能性が高い範囲内まで繰延税金資産を計上していました。IFRSでは、関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異については、予測可能な将来に当該一時差異が解消し、回収可能性が高い範囲内で繰延税金資産を計上しています。
② 米国会計基準では、過去にその他の包括利益に認識した繰延税金資産・負債に関して税率が変更された場合、当該影響による繰延税金については損益に認識していましたが、IFRSでは、これらの繰延税金についてはその他の包括利益に認識しています。
③ 米国会計基準では、内部未実現利益の消去に伴う税効果については売却元の支払税額を繰延税金資産として計上していましたが、IFRSでは、これらの税効果については購入元の資産の一時差異として購入元の税率で繰延税金資産を計上しています。
8.利益剰余金
上記調整による利益剰余金の影響は次のとおりです。(△:損失)
上記表のその他については、主に以下により発生しています。
① 米国会計基準では、子会社若しくは持分法適用会社の決算日が親会社の決算日と異なる場合、異なる期間内に発生した重要な事象又は取引を調整することを求められていません。IFRSでは、子会社若しくは持分法適用会社の決算日が親会社の決算日と異なる場合、実務上不可能な場合を除き、決算日を統一しなければなりません。また、IFRSでは、決算日の統一が実務上不可能な場合、異なる期間内に発生した重要な事象又は取引を調整しなければなりません。これにより、利益剰余金が移行日及び前連結会計年度末において、それぞれ17,157百万円及び476百万円増加しています。
② 米国会計基準では、生産期に発生した剥土費用を発生した期間における変動生産費として、当該鉱業資産のたな卸資産原価として処理することが求められていました。IFRSではIFRIC第20号「露天掘り鉱山の生産フェーズにおける剥土コスト」により、生産期に発生した剥土費用を関連する鉱体の生産に紐付けて処理することが求められます。これにより、利益剰余金が移行日及び前連結会計年度末において、それぞれ14,760百万円及び11,256百万円増加しています。
前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書に対する重要な調整項目の開示
IFRSに基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書と、従前の会計基準に基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。
44.連結財務諸表の承認
連結財務諸表は、平成26年6月30日に取締役会によって承認されています。
1.報告企業
三菱商事株式会社(以下、「当社」)は、日本国に所在する株式会社です。当社及び国内外の連結子会社(以下、まとめて「連結会社」)は、国内外のネットワークを通じて、エネルギー、金属、機械、化学品、生活産業関連の多種多様な商品の売買や製造、資源開発、インフラ関連事業、金融事業を行うほか、新エネルギー・環境分野等における新しいビジネスモデルや新技術の事業化、総合商社の持つ機能を活かした各種サービスの提供など、広範な分野で多角的に事業を展開しています。連結会社の主な事業活動内容は、注記6「セグメント情報」にて開示しています。当社の連結財務諸表は、連結会社、並びに連結会社の関連会社及び共同支配の取決めに対する持分により構成されています。
2.作成の基礎
(1)IFRSに準拠している旨及び初度適用に関する事項
当連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「特定会社」の要件をすべて満たすことから、同規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。
連結会社は平成26年3月31日に終了する連結会計年度にIFRSを初めて適用し、IFRS移行日は平成24年4月1日です。連結会社の会計方針は、早期適用しなかったIFRSの規定及び注記43「IFRSへの移行に関する開示」に記載の免除規定を除き、平成26年3月31日現在有効なIFRSに準拠しています。
連結会社は、従来、米国会計基準に従い連結財務諸表を作成していましたが、米国会計基準とIFRSで差異がある分野に関して、IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、従来の米国会計基準に従った認識、測定、表示及び開示について修正しており、移行日及び比較情報は当該修正及び組替を反映させた数値により表示しています。
(2)測定の基礎
連結財務諸表は、注記3「重要な会計方針」に記載されている、公正価値で測定されている特定の資産及び負債を除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3)機能通貨及び表示通貨
連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しています。日本円で表示しているすべての財務情報は、百万円未満を四捨五入しています。
(4)重要な会計上の判断、見積り及び仮定
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行う必要があります。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は、継続して見直されます。会計上の見積りの改訂による影響は、その見積りが改訂された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
連結財務諸表上で認識する金額に重要な影響を与える会計方針の適用に際して行う判断に関する情報は、以下の注記に含まれています。
・注記3 重要な会計方針 (1)連結の基礎
・注記3 重要な会計方針 (18)収益
翌連結会計年度において重要な修正をもたらすリスクのある、仮定及び見積りの不確実性に関する情報は、以下の注記に含まれています。
・金融商品の公正価値-注記7、29
・金融資産の減損-注記8
・非金融資産の減損-注記11、12、13、14
・確定給付制度債務の測定-注記18
・引当金-注記19
・繰延税金資産の回収可能性-注記27
3. 重要な会計方針
(1)連結の基礎
① 子会社
当社は直接・間接に支配している会社を連結子会社としています。したがって、連結会社が議決権の過半数を所有する会社については原則として連結子会社としています。ただし、連結会社が議決権の過半数を所有していない場合でも、意思決定機関を実質的に支配していると判断した場合には、当該会社を連結子会社としています。また、連結会社が議決権の過半数を所有している場合でも、少数株主が当該会社の通常の事業活動における意思決定に対して重要な参加権を持つ場合においては、連結会社が支配を有しないため、持分法を適用しています。
また、連結会社は、議決権によらずに意思決定機関を実質的に支配しているストラクチャード・エンティティ(組成された事業体)についても連結子会社としています。ストラクチャード・エンティティに対する支配の有無について、連結会社は、当該ストラクチャード・エンティティへの関与からの変動しうるリターンに対するエクスポージャーに晒されているか、又は当該リターンに対する権利を有する場合で、かつ当該ストラクチャード・エンティティに対するパワーを通じてそれらのリターンに影響を与える能力を有する場合に、支配を有すると判断しています。連結会社が意思決定権を有する場合には、ストラクチャード・エンティティを支配しているか否かを判定する際に以下の要因を考慮して自らが本人か代理人かを決定しています。
(a) 被投資企業に対する意思決定権限の範囲
(b) 他の当事者が保有している権利
(c) 報酬契約に従って得る権利のある報酬
(d) 被投資企業に対して保有している他の関与により生じるリターンの変動性に対する
連結会社のエクスポージャー
連結財務諸表には、支配を獲得した日から支配を喪失した日までの子会社の純損益及びその他の包括利益を含めています。子会社の財務諸表は、必要に応じて連結会社が採用する会計方針への調整を行っています。
連結会社間の重要な内部取引及び債権債務は、相殺消去しています。
支配の喪失に至らない、子会社に対する持分の変動は、資本取引として会計処理しています。親会社持分及び非支配持分の帳簿価額は、子会社に対する相対的な持分の変動を反映するよう修正しています。非支配持分の金額と支払対価又は受領した対価との差額は、資本に直接認識し、親会社持分に配分しています。
子会社に対する支配を喪失した場合、(1)受領した対価の公正価値と残存する持分の公正価値との合計と、(2)子会社の資産(のれんを含む)及び負債、並びに非支配持分の従前の帳簿価額との差額を、純損益として計上しています。支配の喪失日において、残存する投資の公正価値は、IFRS第9号「金融商品」に従った事後の会計処理のための当初認識時の公正価値とみなしています。
主要な連結子会社については、「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しています。
② 企業結合
事業の取得は「取得法」で会計処理をしています。企業結合時に引き渡した対価は、連結会社が移転した資産、被取得企業の従前の所有者に対する連結会社の負債、そして被取得企業の支配と交換に、連結会社が発行した資本性金融商品の取得日の公正価値の合計で測定しています。取得関連費用は発生時において純損益に認識しています。
取得日において、識別可能な資産及び負債は、以下を除き、取得日における公正価値で認識しています。
・繰延税金資産(又は繰延税金負債)及び従業員給付契約に関連する負債(又は資産)は、それぞれIAS第12号「法人所得税」及びIAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定しています。
・IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類される資産又は処分グループは、当該基準書に従って測定しています。
・被取得企業の株式に基づく報酬取引に係る負債若しくは資本性金融商品、又は被取得企業の株式に基づく報酬取引の連結会社の株式に基づく報酬取引への置換えに係る負債若しくは資本性金融商品は、IFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定しています。
のれんは、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計金額が、取得日における識別可能資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しています。
評価の見直しの結果、取得日における識別可能資産及び負債の正味価額が、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計を上回る場合、その超過額はバーゲンパーチェス益として直ちに純損益に認識しています。
段階的に達成される企業結合の場合、連結会社が以前に保有していた被取得企業の資本持分は取得日(すなわち連結会社の支配獲得日)の公正価値で再評価され、発生した利得又は損失は純損益に認識しています。取得日以前にその他の包括利益に計上されていた被取得企業の持分の金額は、その持分を処分した場合と同様の適切な方法で、純損益又はその他の包括利益に認識しています。
企業結合が発生した報告年度末までに企業結合の当初の会計処理が完了しない場合、連結会社は、未完了の項目については暫定的な金額で報告します。それらが判明していた場合には取得日に認識された金額に影響を与えたと考えられる、取得日に存在していた事実や状況に関して得た新しい情報を反映するために、暫定的な金額を測定期間(最長で1年間)の間に修正するか、又は追加の資産又は負債を認識しています。
③ 関連会社及びジョイント・ベンチャー(共同支配企業)
関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する投資については持分法を適用しています。関連会社とは、連結会社がその財務及び営業又は事業の方針の決定に対して重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。連結会社が他の企業の議決権の20%以上50%以下を保有する場合、連結会社は当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。保有する議決権が20%未満であっても、他の投資家との契約により、財務及び営業又は事業の方針の決定に重要な影響力を行使しうる会社も関連会社に含めています。反対に、議決権の20%以上を保有している場合でも、連結会社が重要な影響力を保持しないと判断した場合には持分法を適用していません。
ジョイント・ベンチャー(共同支配企業)とは、ジョイント・アレンジメント(共同支配の取決め、すなわち、複数の当事者が共同支配を有する取決め)のうち、共同支配を行う参加者が独立の事業体の純資産に対する権利を有するものをいいます。また、共同支配とは、契約上合意された支配の共有であり、参加者が財務及び営業又は事業の方針を、参加者の全会一致で決定し、当該活動を共同で営むことで成立します。
持分法の下では、投資額は当初は原価で測定し、それ以後は、関連会社及びジョイント・ベンチャーの純資産に対する連結会社の持分の取得後の変動に応じて投資額を変動させています。その際、関連会社及びジョイント・ベンチャーの純損益のうち連結会社の持分相当額は連結会社の純損益に計上しています。また、関連会社及びジョイント・ベンチャーのその他の包括利益のうち連結会社の持分相当額は連結会社のその他の包括利益に計上しています。関連会社及びジョイント・ベンチャーの損失に対する持分相当額が投資額(実質的に関連会社又はジョイント・ベンチャーに対する連結会社の正味投資の一部を構成する長期の持分を含みます)を超過するまで当該持分相当額は純損益に計上し、さらなる超過額は連結会社が損失を負担する法的又は推定的義務を負う或いは企業が関連会社又は共同支配企業に代わって支払う範囲内で損失として計上しています。重要な内部取引に係る利益は、関連会社及びジョイント・ベンチャーに対する持分比率に応じて相殺消去しています。
連結会社は投資先が関連会社又はジョイント・ベンチャーに該当した時点から持分法を適用しています。関連会社及びジョイント・ベンチャーの、取得日に認識した資産、負債及び偶発負債の正味の公正価値に対する持分を取得対価が超える額はのれん相当額として認識し、投資の帳簿価額に含めています。
持分法投資を処分し、重要な影響力を喪失した場合には、残存投資は処分日の公正価値で測定し、IFRS第9号「金融商品」に従って金融資産として会計処理しています。残存投資の従前の帳簿価額と公正価値との差額は、当該投資の処分損益として計上しています。関連会社及びジョイント・ベンチャーが以前にその他の包括利益として認識していた金額は、あたかも関連する資産又は負債を直接処分したかのように、純損益への再組替を行うか否かを決定し会計処理しています。
④ ジョイント・オペレーション(共同支配事業)
ジョイント・オペレーション(共同支配事業)とは、ジョイント・アレンジメント(共同支配の取決め)のうち、共同支配を行う参加者が契約上の取決めに関連する資産に対する権利及び負債に係る義務を有するものをいいます。ジョイント・オペレーションに係る投資については、共同支配の営業活動から生じる資産、負債、収益及び費用のうち、連結会社の持分相当額のみを認識しています。連結会社間の重要な内部取引並びに債権債務は、持分比率に応じて相殺消去しています。
⑤ 投資企業
連結会社は、IFRS第10号「連結財務諸表(投資企業)」(平成24年10月改訂)を早期適用しています。投資企業の定義を満たす持分法適用会社は、当該会社の子会社を原則として連結せず、代わりに当該子会社に対する投資をIFRS第9号「金融商品」に従って純損益を通じて公正価値で測定しています。IFRS第10号では、投資企業は以下の全てを満たす企業とされています。
・1つ又は複数の投資者から、当該投資者に投資管理サービスを提供する目的で資金を得ている。
・投資者に対して、自らの目的は資本増価、投資収益、又はその両方からのリターンのためだけに資金を投資することであると確約している。
・投資のほとんどすべての測定及び業績評価を公正価値ベースで行っている。
⑥ 報告日
当連結財務諸表の作成に当たり、現地法制度上又は株主間協定等で当社と異なる決算日が要請されていることにより決算日を統一することが実務上不可能であり、また、事業の特性やその他の実務上の要因によって当社の報告期間の末日をもって仮決算を行うことが実務上不可能な一部の子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントについては12月31日、又は12月31日の翌日から当社の決算日である3月31日までに終了する会計年度の財務諸表を用いています。これらの子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントの決算日と連結決算日との間に生じた重要な取引又は事象については当連結財務諸表に反映しています。
(2)外貨換算
外貨建財務諸表の項目については取引日の為替レートにより換算を行っており、貨幣性項目については決算日において同日の為替レートで換算替を行っています。公正価値で測定された非貨幣性項目は、公正価値を算定した日の為替レートで換算替を行っています。取得原価で測定された非貨幣性項目は、換算替を行っていません。貨幣性項目の換算替により生じる差額は、原則として、連結損益計算書の「その他の損益-純額」に計上しています。
海外子会社及び関連会社等の在外営業活動体の資産及び負債は、それぞれの決算日の為替レートにより、収益及び費用は、著しい変動のない限り期中平均レートにより円貨に換算しています。換算により生じる為替換算差額については、税効果後の金額をその他の包括利益に計上し、「その他の資本の構成要素」に計上されます。
在外営業活動体を処分し支配を喪失した際には、為替換算差額の累積額は純損益に振り替えています。子会社に対する支配の喪失に至らない一部処分の場合には、為替換算差額の累積額の持分割合は非支配持分に再度配分されますが、純損益は認識しません。その他の重要な影響力又は共同支配を喪失するような一部処分の場合には、為替換算差額の処分比率に応じた額を純損益に組替えます。
在外営業活動体の取得により生じたのれん及び公正価値修正は、報告期間末時点で当該活動体の資産及び負債として換算替を行い、換算差額は「その他の資本の構成要素」に認識し資本に累積されます。
(3)金融商品
連結会社は、金融商品に係る会計処理について、IFRS第9号「金融商品」(平成23年12月改訂)を早期適用しています。
① 非デリバティブ金融資産
連結会社は、営業債権及びその他の債権を、発生日に当初認識しています。その他の全ての金融資産は、連結会社が当該金融商品の契約当事者となった取引日に当初認識しています。
連結会社は、金融資産を公正価値により当初認識しています。純損益を通じて公正価値で測定するものではない金融資産の場合には、金融資産の取得に直接起因する取引コストを公正価値に加算しています。当初認識後は償却原価又は公正価値のいずれかにより測定しています。
② 償却原価で測定される金融資産
金融資産は、以下の要件を両方満たす場合、実効金利法を用いて償却原価で測定しています。
・契約上のキャッシュ・フローを回収することを目的として保有している
・契約条件が、特定された日に元本及び利息の支払のみによるキャッシュ・フローを生じさせることを規定している 実効金利は、当該金融資産の予想残存期間(場合によっては、それより短い期間)を通じての、将来の現金受取額の見積額(手数料、取引コスト、その他のすべてのプレミアム及びディスカウントを含む)を、正味帳簿価額まで正確に割り引く利率です。償却原価で測定される金融資産の認識を中止した場合、資産の帳簿価額と受け取った対価又は受取可能な対価との差額は純損益に認識しています。
③ 償却原価で測定される金融資産の減損
連結会社は、償却原価で測定される金融資産の減損の証拠を、個別の資産ごとに検討するとともに全体としても検討しています。契約条件に従って全額を回収できない可能性が高いと判断される資産については、個別に減損の有無を評価しています。減損の認識及び測定にあたっては、投資格付、投資契約の内容、担保の状況、キャッシュ・フローに係る権利及び優位性、並びに発行体の状況を総合的に評価しています。個別に減損する必要がない資産については、発生しているが識別されていない減損の有無の評価を全体として実施しています。全体として減損の有無の評価を行う際には、貸倒実績率及び将来倒産確率等により、回収不能見込み額を算定しています。減損損失を認識する場合は、当該資産の帳簿価額を直接に、又は貸倒引当金を通じて減額しています。
④ 公正価値で測定される金融資産
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は公正価値で測定し、その変動を原則として純損益として認識しています(FVTPL)。ただし、連結会社は、売買目的で保有していない資本性金融商品への投資の一部については、公正価値で測定し、その変動をその他の包括利益で認識(FVTOCI)する金融資産として指定することを選択しています。売買目的で保有する場合とは、以下の場合を指します。
(a)主として短期間に売却又は買戻しを行う目的で取得したか又は発生した。
(b)当初認識時において、まとめて管理され、かつ、最近における実際の短期的な利益獲得のパターンの証拠がある識別された金融商品のポートフォリオの一部である。
(c)デリバティブである(金融保証契約又は指定された有効なヘッジ手段であるデリバティブを除く)。
FVTOCIの金融資産に係る公正価値の変動は、当該資産の認識を中止した場合にその他の包括利益から直接利益剰余金に振り替え、純損益では認識していません。FVTOCIの金融資産に係る受取配当金については、配当を受領する権利が確立された時点で金融収益の一部として純損益に認識しています。
⑤ 金融資産の認識の中止
連結会社は、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は金融資産を譲渡し、ほとんどすべてのリスクと経済価値が移転した時にのみ、金融資産の認識を中止しています。連結会社がリスクと経済価値のほとんどすべてを移転しないが保持もせず、譲渡された資産を支配し続ける場合には、連結会社は資産に対する留保持分及び関連して支払う可能性がある負債を認識しています。
⑥ 現金及び現金同等物
現金同等物とは、3ヶ月以内に満期日が到来する、換金が容易で、かつ価値変動リスクが僅少な流動性の高い投資で、定期預金・コマーシャルペーパー・債券・譲渡性預金を含めています。
⑦ 非デリバティブ金融負債
連結会社は、連結会社が発行した負債証券及び劣後負債を、その発行日に当初認識しています。その他の金融負債はすべて、連結会社がその金融商品の契約の当事者になる取引日に認識しています。
連結会社は、契約上の義務が免責、取消又は失効となった時に、金融負債の認識を中止しています。
金融負債は公正価値から直接取引費用を控除して当初認識しています。当初認識後は、実効金利法を用いて償却原価で測定しています。実効金利は、当該金融負債の予想残存期間(場合によっては、それより短い期間)を通じての、将来の現金支払額の見積額(手数料、取引コスト、その他のすべてのプレミアム及びディスカウントを含む)を、正味帳簿価額まで正確に割り引く利率です。尚、当初認識時において、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債として取消不能の指定を行ったものはありません。
⑧ 資本
普通株式 当社が発行した資本性金融商品は、発行価額を「資本金」及び「資本剰余金」に計上し、直接発行費用(税効果考慮後)は「資本剰余金」から控除しています。
自己株式 自己株式を取得した場合は、直接取引費用を含む税効果考慮後の支払対価を、資本の控除項目として認識しています。ストックオプション行使に伴う自己株式の処分を含め、自己株式を売却した場合は、処分差損益を「資本剰余金」として認識しています。
⑨ ヘッジ会計及びデリバティブ
連結会社は、主として金利変動リスクや為替変動リスクの軽減、たな卸資産や取引契約の相場変動リスクの回避を目的としてデリバティブ取引を利用しており、すべてのデリバティブ取引を公正価値で資産又は負債として計上しています。
連結会社は、通常、デリバティブの契約日において、ヘッジ会計の要件を満たす限り、これらのデリバティブを公正価値ヘッジ又はキャッシュ・フローヘッジとしてヘッジ指定しています。
連結会社は、少なくとも四半期ごとに、ヘッジされているリスクに起因する公正価値又はキャッシュ・フローの変動が、ヘッジ手段の公正価値又はキャッシュ・フローの変動により相殺される程度を確認することで、ヘッジの有効性を評価しています。
公正価値ヘッジ
公正価値ヘッジとして指定されるデリバティブは、主として固定金利付資産・負債を変動金利付資産・負債に変換する金利スワップです。ヘッジ手段であるデリバティブ取引の公正価値の変動は、純損益として計上しており、ヘッジ対象である資産、負債及び確定契約の公正価値の変動額と相殺して連結損益計算書の「その他の損益-純額」として計上しています。
連結会社は、ヘッジ指定を取り消した時、ヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合、及びヘッジ会計の要件を満たさなくなった場合には、ヘッジ会計を中止しています。ヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象の帳簿価額に対する公正価値の修正額は、ヘッジの中止日から償却して純損益に計上しています。
キャッシュ・フローヘッジ
キャッシュ・フローヘッジとして指定したデリバティブは、主として変動金利付負債を固定金利付負債に変換する金利スワップ、及び予定販売取引に係る機能通貨ベースのキャッシュ・フローの変動を減殺する為替予約です。また、商品スワップ及び先物契約も利用しており、キャッシュ・フローヘッジとして指定しています。キャッシュ・フローヘッジとして指定したデリバティブの公正価値変動額の有効部分は、ヘッジ対象取引が実行され純損益に計上されるまで「その他の資本の構成要素」として繰り延べています。「その他の資本の構成要素」に計上されたデリバティブ関連の損益は、対応するヘッジ対象取引が純損益に認識された時点で純損益に振り替えています。非有効部分は直ちに純損益に認識しています。
連結会社は、ヘッジ指定を取り消した時、ヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合、及びヘッジ会計の要件を満たさなくなった場合には、ヘッジ会計を中止しています。その他の包括利益に認識し、「その他の資本の構成要素」に累積されている損益はヘッジの中止時点では資本に残し、予定取引が純損益に認識される際に純損益に振り替えています。予定取引の発生がもはや見込まれない場合は、「その他の資本の構成要素」に累積されていた損益は直ちに純損益に振り替えています。
在外事業体に対する純投資のヘッジ
連結会社は、在外事業体に対する純投資の為替変動リスクを回避するために、為替予約及び外貨建借入債務などのデリバティブ取引以外の金融商品を活用しています。ヘッジ手段であるデリバティブ取引の公正価値の変動は、その他の包括利益に認識され「その他の資本の構成要素」に含まれる「在外営業活動体の換算差額」に計上されています。
ヘッジ活動以外に用いられるデリバティブ取引
連結会社は、商品先物市場におけるブローカー業務やトレーディング活動の一環として、商品デリバティブ契約や金融デリバティブ契約を締結しています。連結会社は、ブローカー業務及びトレーディング活動に係るデリバティブ取引とリスク管理目的で利用するデリバティブ取引とを明確に区分しています。また、連結会社は、内部統制上の方針として、デリバティブ取引に伴う潜在的な損失を管理するため厳格なポジションの限度枠を設定し、その準拠状況をみるために定期的にポジションを監視しています。
ヘッジ指定されていない乃至はトレーディング目的で取得したデリバティブ取引の公正価値の変動は、純損益に計上しています。
⑩ 金融保証契約
連結会社が発行した金融保証契約負債は当初公正価値で測定され、FVTPLとして指定されない場合には、当初測定後は以下のいずれか大きい金額により測定しています。
・IAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」に従って算定された、契約上の債務金額
・当初認識額から、適切な場合には、収益認識の会計方針に従って認識された累積償却額を控除した当初認識金額
⑪ 金融資産と金融負債の相殺
連結会社は、金融資産と金融負債について、認識している金額を相殺する法的に強制可能な権利を現在有しており、かつ純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有している場合に、金融資産と金融負債とを相殺し、純額を連結財政状態計算書に表示しています。
(4)たな卸資産
たな卸資産は移動平均法又は個別法に基づく取得原価又は正味実現可能価額のいずれか低い価額で計上しています。正味実現可能価額は、たな卸資産の見積販売価額から完成までに要するすべての費用及び販売に要する費用を控除した後の金額を示しています。
また、たな卸資産のうち、短期的な価格変動により利益を獲得する目的で取得したものについては、売却費用控除後の公正価値で測定しています。
(5)生物資産
生物資産は、売却費用控除後の公正価値で測定し、その変動を純損益として認識しています。売却費用には、輸送費用を含むその資産の販売に必要なすべての経費が含まれています。生物資産から収穫された農産物は、収穫時において公正価値から売却費用を控除した金額でたな卸資産に振り替えています。
(6)有形固定資産
認識及び測定
有形固定資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で計上しています。
取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体・除去及び土地の原状回復費用、及び資産計上すべき借入費用が含まれています。有形固定資産の構成要素ごとに耐用年数が異なる場合は、それぞれ別個の有形固定資産項目として計上しています。
減価償却
土地は減価償却していません。その他の有形固定資産に係る減価償却費は償却可能価額をもとに算定しています。償却可能価額は、資産の取得価額又は取得価額に準じる額から残存価額を差し引いて算出しています。鉱物資源関連資産以外の有形固定資産の減価償却は、各資産の見積耐用年数に基づき、主として建物及び構築物は定額法、機械及び装置は定額法又は定率法、航空機及び船舶は定額法によって算出しています。
各資産の見積耐用年数は主として以下のとおりです。
建物及び構築物 5年から40年
機械及び装置 5年から40年
航空機及び船舶 13年から25年
石油・ガス及び鉱物に係る権益取得、探査、評価、開発及び産出活動に係る資産は鉱物資源関連資産に区分しています。
鉱物資源関連資産の減価償却は、主として確認埋蔵量及び推定埋蔵量に基づき、生産高比例法を用いて算出しています。
ファイナンス・リース資産の改良に伴う費用は、見積耐用年数又は当該資産のリース期間のいずれか短い期間で償却しています。
上記の減価償却方法を採用した理由は、当該資産によって生み出される将来の経済的便益の費消パターンに最も近似していると考えられるためです。
減価償却方法、見積耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
認識の中止
有形固定資産は、処分時、又は継続的な使用又は処分から将来の経済的便益が期待されなくなった時に認識を中止しています。有形固定資産項目の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該資産項目の認識中止時に純損益に含めています。
(7)投資不動産
投資不動産とは、賃貸料収入又はキャピタル・ゲイン、若しくはその両方を得ることを目的として保有する不動産です。通常の営業過程で販売する不動産(販売用不動産)や、商品又はサービスの製造・販売、又はその他の管理目的で使用する不動産(有形固定資産)は含まれていません。連結会社は投資不動産に対して原価モデルを適用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。投資不動産の見積耐用年数は主として5年から50年であり、定額法によって減価償却を行っています。また、投資不動産を処分した場合、又は恒久的に使用を取り止め、処分による将来の経済的便益が見込まれなくなった場合には認識を中止しています。投資不動産の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該投資不動産の認識中止時に純損益に含めています。
(8)無形資産及びのれん
① 研究開発費
新規の科学的又は技術的な知識及び理解を得る目的で実施される研究活動に関する支出は、発生時に費用として認識しています。
開発費用は、信頼をもって測定可能であり、製品又は工程が技術的及び商業的に実現可能であり、将来経済的便益を得られる可能性が高く、連結会社が開発を完成させ、当該資産を使用又は販売する意図及びそのための十分な資源を有している場合にのみ資産化しています。その他の開発費用は、発生時に費用として認識しています。
② その他の無形資産
連結会社が取得したその他の無形資産で耐用年数の確定できるものについては、取得価額から償却累計額及び減損損失累計額を控除して測定しています。耐用年数の確定できない無形資産については償却せず、取得価額から減損損失累計額を控除して測定しています。
③ のれん
当初認識
子会社の取得により生じたのれんは連結財政状態計算書上の「無形資産及びのれん」に計上しています。当初認識時におけるのれんの測定については、上記(1)②に記載しています。
当初認識後の測定
のれんは取得価額から減損損失累計額を控除して測定しています。持分法適用会社については、のれんの帳簿価額を投資の帳簿価額に含めています。
のれんは、関連する資金生成単位の処分時に認識を中止し、純損益に計上しています。
④ 償却
のれん及び耐用年数の確定できない無形資産を除き、無形資産は当該資産が使用可能な状態になった日から見積耐用年数にわたり、定額法によって償却しています。
各資産の見積耐用年数は主として以下のとおりです。
ソフトウエア 4年から10年
製造・販売・サービス実施権、及び商標権 17年から50年
顧客関係 2年から23年
営業権 5年から15年
償却方法、見積耐用年数及び残存価額は、毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しています。
(9)リース
契約上、資産の所有に伴うすべてのリスクと経済価値を実質的に借手に移転するリースは、ファイナンス・リースとして分類しています。
ファイナンス・リース以外のリースはオペレーティング・リースとして分類しています。
① 貸手としてのリース
ファイナンス・リースに基づく借手からの受取額は、リースに係る純投資額を営業債権及びその他の債権として計上し、未獲得利益はリース期間にわたり純投資額に対して一定率で配分し、その帰属する年度に認識しています。
オペレーティング・リースに係る受取リース料は、リース期間にわたり均等に認識しています。
② 借手としてのリース
ファイナンス・リースに係るリース資産及びリース負債は、最低支払リース料の現在価値又はリース開始時の公正価値のいずれか小さい方の金額で当初認識しています。当初認識後は、その資産に適用される会計方針に基づいて会計処理しています。リース料支払額は、リース負債の残高に対して一定率で配分し、金融費用及びリース負債の減額として会計処理しています。
オペレーティング・リースに基づくリース支払額は、リース期間にわたり定額法により費用として計上しています。
(10)石油・ガスの探鉱及び開発
石油・ガスの探査及び評価活動には、以下の項目が含まれます。
・探査権の取得
・地勢的、地理的、地球化学及び地球物理学的研究による探査情報の収集
・探査向けの掘削、トレンチ作業、標本採取
・鉱物資源の採掘の技術的可能性及び経済的実行可能性の評価に関する活動
地質調査費用等の探査及び評価に係る支出は、発生時点で費用化しています。探査及び評価活動に係る支出のうち、利権鉱区取得費用、試掘井及び開発井の掘削・建設費用、及び関連生産設備は有形固定資産又は無形資産として計上しています。資産計上した探査及び評価活動に係る支出は使用可能ではないため、減価償却していません。資産化した探査及び評価活動に係る支出は、減損の兆候の有無を判定しています。資産化した支出について帳簿価額の回収可能性が損なわれたと判断される場合には、公正価値に基づき減損損失を認識しています。
資産計上した探査及び評価活動に係る支出について商業採算性が確認された場合は、その後に発生する開発費用は資産に計上し、生産高比例法により償却しています。
(11)鉱物採掘活動
鉱物の探鉱費用は鉱物の採掘活動の商業採算性が確認されるまで発生時に費用認識しています。商業採算性が確認された後に発生した採掘活動に関する費用については資産に計上し、確認埋蔵量及び推定埋蔵量に基づき生産高比例法により償却しています。
生産期に発生した剥土費用は発生した期間における変動生産費として、当該鉱業資産のたな卸資産の原価を構成しています。ただし、剥土活動の便益が資源へのアクセスを改善する限りにおいては、それらのコストは有形固定資産又は無形資産として計上しています。
資産計上した採掘活動に関する費用については、商業生産を開始できないか、資産計上した支出の回収可能性がないと判断した場合には、公正価値に基づき減損損失を認識しています。
(12)売却目的で保有する非流動資産
連結会社は、非流動資産又は処分グループの帳簿価額が継続的使用ではなく主に売却取引により回収される場合は、当該資産又は処分グループを売却目的保有に分類し、流動資産に振り替えています。これに該当するのは、資産又は処分グループが売却に関する通常又は慣例的な条件のみに従って直ちに売却することが可能であり、その売却の可能性が非常に高い場合です。経営者は当該資産又は処分グループの売却計画の実行を確約している必要があり、売却が完了したものと認識されるための要件を売却目的保有に分類した日から1年以内に満たす予定でなければなりません。
売却目的保有に分類された非流動資産又は処分グループは、帳簿価額と売却費用控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しています。
(13)借入費用
意図した使用又は販売が可能になるまでに相当の期間を必要とする資産(適格資産)の取得、建設又は製造に直接起因して発生する借入費用は、その資産について実質的に意図した使用又は販売ができるまでは、当該資産の取得原価に含めています。
その他のすべての借入費用は、発生した期間に純損益に認識しています。
(14)非金融資産の減損
① 減損の判定
たな卸資産及び繰延税金資産を除く連結会社の非金融資産について、帳簿価額が回収できない可能性を示す事象や状況の変化が生じた場合に、減損の兆候があるものとして、当該資産の回収可能価額を見積っています。のれん及び耐用年数の確定できない無形資産については、少なくとも年1回、又は減損の兆候がある場合はより頻繁に減損テストを行っています。持分法適用会社に対する投資の帳簿価額の一部を構成するのれんは別個に認識されておらず、個別に減損テストを実施していませんが、持分法適用会社に対する投資の総額を単一の資産として減損の兆候を判定し、減損テストを行っています。
減損の判定は資産、資金生成単位又はそのグループごとに実施しています。資産、資金生成単位又はそのグループの帳簿価額が回収可能価額を上回った場合に、減損損失を純損益として認識しています。
資産、資金生成単位又はそのグループの回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額としています。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを資産又は資金生成単位の固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算出しています。
② 資金生成単位
複数の資産が一体となってキャッシュ・フローを生み出している場合には、他の資産又は資産グループのキャッシュ・フローから概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位を資金生成単位としています。
のれんを含む資金生成単位については、のれんが内部報告目的で管理される最小の単位で設定しており、事業セグメントより小さい単位となっています。資金生成単位に関連して減損損失を認識した場合、まず当該資金生成単位に含まれるのれんの帳簿価額を減額し、残額がある場合には資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額します。
③ 減損損失の戻入
過去に認識した減損は、減損の戻入の兆候があり、回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合に戻し入れています。減損損失の戻入は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から、必要な減価償却費又は償却費を控除した後の帳簿価額を上限として計上しています。ただし、のれんに関連する減損は戻し入れていません。
(15)退職後給付
連結会社は、確定給付型制度及び確定拠出型制度を採用しています。
① 確定給付型制度
確定給付型制度に関連する債務は、当該制度に係る給付債務から年金資産の公正価値を差し引いた純額として、連結財政状態計算書に計上しています。この計算による資産計上額は、利用可能な制度からの返還及び将来掛金の減額の現在価値を加えた額を上限としています。給付債務は、制度ごとに、将来における見積給付額のうち従業員が既に提供したサービスの対価に相当する額の割引現在価値として算定しています。給付債務及び年金資産は、毎期再測定しており、給付債務の算定に当たっては年金数理人を用いています。
年金制度の改定による従業員の過去勤務に係る給付債務の増減は、純損益で認識しています。
連結会社は、確定給付型制度の給付債務及び年金資産についての再測定による債務の増減を、その他の包括利益で認識し、「その他の資本の構成要素」への累積額は即時に「利益剰余金」に振り替えています。
② 確定拠出型制度
一部の子会社では、確定拠出型年金制度を採用しています。確定拠出型年金制度は、雇用主が一定額の掛金を退職後給付の原資として拠出し、その拠出額以上の債務を負わない退職後給付制度です。確定拠出型年金制度の拠出債務は、従業員がサービスを提供した期間に費用として純損益で認識しています。
(16)引当金
引当金は、連結会社が、過去の事象の結果として現在の法的又は推定的債務を有しており、当該債務を決済する必要が生じる可能性が高く、かつ債務の金額が信頼性をもって見積ることができる場合に認識します。
引当金として認識する金額は、当該債務をとりまくリスクや不確実性を考慮した最善の見積りによるものであり、時間価値に重要性がある場合には割引計算を行って算出しています。
資産除去債務
連結会社は、資産除去債務を毎期レビューし、閉鎖日、法規制、割引率、将来の見積費用の変更を含めた変動を反映するように引当金の額を調整しています。現地の状況や要請に従い算定された将来の予測される費用の現在価値を負債として認識するとともに、負債に対応する金額を有形固定資産及び投資不動産の一部として認識し、その資産の経済的耐用年数にわたって減価償却しています。時の経過による割引の振り戻しによる負債の増価は、金融費用に計上しています。割引率は、貨幣の時間的価値の市場評価を反映した税引前割引率を適用しています。
(17)株式報酬
連結会社は、株式に基づく報酬費用を、権利付与日の公正価値に基づき算定しており、当社取締役(社外役員は除く)、執行役員及び従業員のうち理事の職にある者が対価としてサービスを提供する期間にわたって定額法で費用計上し、対応する金額を資本として計上しています。ストックオプションの公正価値は、ブラック・ショールズのオプション価格モデルにて算定しています。
(18)収益
連結会社は、取引単位毎に収益を認識しています。取引の単位は原則として契約の単位とし、一つの契約の中に実質的に異なる複数の取引要素を含む場合には、識別可能な個々の取引要素を取引の単位としています。また、複数の契約であっても、各々の契約が相互に密接に関連し、全体として一つの取引要素を構成しているような場合には、複数の契約を一つの取引単位としています。収益の額は、受領又は受領可能な対価の公正価値で測定しています。
連結会社は、金属、機械、化学品、一般消費財等、多岐にわたる製品の製造や、資源開発を行っています。また、様々な商品を取り扱っており、在庫の所有リスクを負担している場合もあれば、単に顧客の商品やその他の製品の売買をサポートし、その対価として手数料を得る場合もあります。
製品及び商品の販売に係る収益は、以下の全ての条件が満たされた場合に認識しています。
・物品の所有に重要なリスク及び経済価値を買手に移転したこと
・物品の所有と通常見なされる程度の継続的な管理上の関与も実質的な支配も保持していないこと
・収益の金額を信頼性をもって測定できること
・取引に関連する経済的便益が企業に流入する可能性が高いこと
・取引に関連して発生した又は発生する原価を信頼性をもって測定できること
製品及び商品の販売に係る収益について、値引及び割戻等がある場合には、収益から控除しています。
役務の提供に係る収益は、以下の全ての条件が満たされた場合に、連結会計年度末における進捗度に応じて認識しています。
・収益の金額を信頼をもって測定できること
・取引に関連する経済的便益が企業に流入する可能性が高いこと
・期末日において取引の進捗度を信頼性をもって測定できること
・取引に関連して発生した原価及び取引の完了に要する原価を信頼性をもって測定できること
役務の提供に係る収益について、取引の成果を信頼性をもって見積れない場合には、費用が回収可能と認められる部分についてのみ収益を認識しています。
Ⅰ 取引の種類ごとの収益の認識
① 製品及び商品の販売
連結会社は、製造業やその他の事業において、商品の売買に係る契約当事者となっています。連結会社は、商品在庫の運搬を行い、商品の売値と買値の差額を損益として計上するような様々な商取引において、契約当事者として活動しています。これら商取引における商品の受渡は、客先と合意した受渡条件が満たされた時点で、実施されたと考えられます。これは一般的には、客先に商品が届けられ、客先の受け入れが完了するか、商品の所有権が移転するか、試運転が完了した時点となります。
② 工事契約
連結会社は、製造業の一部として、長期建設契約を締結しています。連結会社は、長期建設工事から得られる収益について、完成までに要する原価及び当該長期契約の進捗度合を合理的に見積もることができ、かつ、その義務を満たすことができる当事者間に法的強制力のある契約がある場合には、工事進行基準を適用しています。そうでない場合には、工事原価のうち回収可能と認められる範囲内で工事収益を認識しています。
発生した原価に利益を加えた金額が、その時点の請求額を上回る場合には、当該超過額は「営業債権及びその他の債権」として計上し、下回る場合には「営業債務及びその他の債務」として計上しています。作業の完了前に受領した金額は「前受金」として計上しています。
③ 役務提供その他のサービス提供
連結会社は、サービス関連事業及びリース事業からなるその他の事業も行っています。サービス関連事業には、金融、物流、情報通信、技術支援やその他のサービスなど、様々な役務の提供が含まれています。また、連結会社は、オフィスビル、航空機、その他事業用資産などを含む資産のリース事業にも従事しています。サービス関連事業に係る収益は、契約された役務が、その契約に沿って顧客に対して履行された時点で計上しています。リース事業に係る収益認識については、前述のリースに係る会計方針をご参照ください。
Ⅱ 代理人取引
連結会社は、代理人として取引を行っており、代理人として行っている様々な商取引に関連する差損益と手数料収入を計上しています。これらの商取引を通して、連結会社は、顧客の商品その他製品に関する売買をサポートし、その対価として手数料を得ています。売買取引に係る差損益及び手数料は、他の全ての収益認識要件を充足した時点で認識されます。
Ⅲ 収益の総額表示と純額表示
連結会社は、製品及び商品の販売において、契約の主たる義務者として、客先から発注を受ける前の一般的な在庫リスク等を負担して販売を実施した場合は、収益を総額で連結損益計算書上に計上しています。また、役務の提供において、契約の主たる義務者として取引の重要なリスクを負っている場合は、収益を総額で連結損益計算書上に計上しています。
製品及び商品の販売、役務の提供ともに、代理人として取引を行った場合には、収益を純額で連結損益計算書上に計上しています。
(19)サービス・コンセッション
公的機関(国や地方公共団体)が行っている公共サービスに民間企業の参入を認め、民間企業の資金及びノウハウを活用して公共サービスを行うために公的機関と民間企業との間で締結する契約をサービス・コンセッション契約といいます。
サービス・コンセッション契約については、建設サービスに係る収益及び費用と、運営サービスに係る収益及び費用とを区分して会計処理しています。金額が個別に識別可能なときには、受領した又は受領する対価は、引き渡されたサービスの相対的な公正価値を参照して配分しています。
サービス・コンセッション契約において公共サービス提供の対価(最低報酬金額を含む)が事前に確定している場合には、連結会社は公共施設(インフラストラクチャー)の建設サービスに係る収益を原則として工事進行基準により認識し、その対価を金融資産として計上しています。連結会社は、当該金融資産についてIFRS第9号「金融商品」に従って会計処理し、受取利息を実効金利法に基づいて算定の上、純損益に認識しています。
(20)政府補助金
政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、補助金を受け取る合理的な保証があるまで認識していません。
政府補助金は、補助金により補償が意図される関連コストが費用として認識される期間にわたって、規則的に純損益に認識しています。連結会社が非流動資産を購入、建設又はその他の方法で取得しなければならないことを主要な条件とする政府補助金については、連結財政状態計算書において関連する資産の取得原価を減額することで認識し、耐用年数にわたって規則的かつ合理的な基準により純損益に振り替えています。
(21)法人所得税
税金費用は、当期税金と繰延税金から構成されています。これらは、企業結合に関連するもの、及び直接資本の部又はその他の包括利益に認識する項目を除き、純損益に認識しています。
繰延税金は、会計上と税務上の資産及び負債の差額である一時差異に対して認識しています。
子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントに係る将来加算一時差異については繰延税金負債を認識しています。ただし、一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な将来において一時差異が解消しない可能性が高い場合には認識していません。子会社、関連会社及びジョイント・アレンジメントに係る将来減算一時差異から発生する繰延税金資産は、一時差異からの便益を利用するのに十分な課税所得があり、かつ予測可能な将来において実現する可能性が高い範囲でのみ認識しています。
繰延税金資産及び負債は、期末日に施行又は実質的に施行されている法律に基づき、一時差異が解消される際に適用されると予測される税率を用いて測定しています。
繰延税金資産は、税務上の繰越欠損金、税額控除及び将来減算一時差異のうち、将来課税所得を減算できる可能性が高いものに限り認識しています。繰延税金資産の回収可能性は毎期末日に見直し、税務便益の実現が見込めないと判断される部分について減額しています。
連結会社は、法人所得税の不確実な税務ポジションについて、税法上の解釈に基づき税務ポジションが発生する可能性が高い場合には、合理的な見積額を資産又は負債として認識しています。
当社及び国内の100%出資子会社は、1つの連結納税グループとして法人税の申告・納付を行う連結納税制度を適用しています。
(22)公正価値の測定
特定の資産・負債は、公正価値によって計上することが求められています。当該資産・負債の公正価値は、市場価格等の市場の情報や、マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、コスト・アプローチ等の算出手順に基づき、決定されています。公正価値の測定に使用されるインプットは、以下の3つのレベルがあります。
① レベル1
測定日現在で連結会社がアクセスできる活発な市場(十分な売買頻度と取引量が継続的に確保されている市場)における同一資産又は負債の市場価格を、調整を入れずにそのまま使用しています。
② レベル2
活発な市場における類似の資産又は負債の公表価格、活発でない市場における同一の資産又は負債の公表価格、資産又は負債の観察可能な公表価格以外のインプット、及び相関その他の手法により、観察可能な市場データによって主に算出又は裏付けられたインプットを含んでいます。
③ レベル3
限られた市場のデータしか存在しないために、市場参加者が資産又は負債の価格を決定する上で使用している前提条件についての連結会社の判断を反映した観察不能なインプットを使用しています。連結会社は、連結会社自身のデータを含め、入手可能な最良の情報に基づき、インプットを算定しています。
4. 未適用の新たな基準書及び解釈指針
連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書及び解釈指針の新設又は改訂は次のとおりであり、平成26年3月31日現在において連結会社はこれらを適用していません。連結会社は、新たな基準書及び解釈指針の適用による影響を判定するため、現在、当該基準書及び解釈指針の規定を検討中です。
| 基準書 | 基準書名 | 強制適用時期 (以降開始年度) | 当社適用年度 | 新設・改訂の概要 |
| IFRIC第21号 | 賦課金 | 平成26年1月1日 | 平成26年度 | 賦課金に関する負債の会計処理 |
| IAS第36号 (改訂) | 資産の減損 | 平成26年1月1日 | 平成26年度 | 減損した資産の回収可能価額に 関する開示要求 |
| IFRS第9号 (平成25年) | 金融商品:ヘッジ会計 | 未定 | 未定 | ヘッジ会計の処理及び開示要求 |
| IFRS第15号 | 顧客との契約から生じる収益 | 平成29年1月1日 | 平成29年度 | 収益の認識に関する会計処理及び 開示要求 |
| IFRS第11号 (改訂) | ジョイント・アレンジメント | 平成28年1月1日 | 平成28年度 | 共同支配事業に対する持分を取得 した際の会計処理の明確化 |
5. 企業結合
前連結会計年度において生じた主な企業結合は次のとおりです。
エムオーテック
連結会社は、株式公開買付により、平成25年2月20日(取得日)に仮設機材の賃貸、販売、工事、整備加工、運送を行っている(株)エムオーテック(以下「エムオーテック」)の議決権の52.83%を追加取得した結果、既保有持分と合わせエムオーテックの議決権の94.56%を保有し、支配を獲得しました。これにより、連結会社はエムオーテックを連結子会社としました。連結会社は、建材・冷鉄源事業及び重仮設事業の収益拡大を目的としてエムオーテックの株式を追加取得したものです。
取得日現在における、支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
| 項目 | 金額(百万円) | |||
| 支払対価の公正価値 | 2,580 | |||
| 既保有持分の公正価値 | 1,962 | |||
| 非支配持分の公正価値 | 281 | |||
| 合計 | 4,823 | |||
| 取得資産及び引受負債の公正価値 | ||||
| 営業債権及びその他の債権(流動) | 14,175 | |||
| たな卸資産 | 19,302 | |||
| 有形固定資産 | 10,487 | |||
| その他の資産 | 3,769 | |||
| 流動負債 | △28,690 | |||
| 非流動負債 | △3,438 | |||
| 合計 | 15,605 | |||
連結会社は、当該取得に伴い既保有持分を公正価値で再測定した結果、202百万円の利益を前連結会計年度の「有価証券損益」に計上しました。
また、連結会社は、当該追加取得の結果、バーゲンパーチェス益を計上しました。これは、取得資産及び引受負債の公正価値が、支払対価の公正価値、既保有持分の公正価値及び非支配持分の公正価値の合計を10,782百万円上回っていたためであり、前連結会計年度において金属セグメントの「その他の損益-純額」にて一括利益認識しています。
上場会社であるエムオーテックの既保有持分及び非支配持分の公正価値は、ともに市場価額で測定しています。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
米久
連結会社は、株式公開買付により、平成25年2月27日(取得日)に加工品の製造販売、食肉の処理加工販売、飲食店の経営、飲料の製造販売等を行っている米久(株)(以下「米久」)の議決権の44.27%を追加取得した結果、既保有持分と合わせ米久の議決権の71.02%を保有し、支配を獲得しました。これにより、連結会社は米久を連結子会社としました。連結会社は、飼料・畜産事業の強化を目的として当該会社の株式を追加取得したものです。
取得日現在における、支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
| 項目 | 金額(百万円) | |||
| 支払対価の公正価値 | 10,670 | |||
| 既保有持分の公正価値 | 6,447 | |||
| 非支配持分の公正価値 | 5,426 | |||
| 合計 | 22,543 | |||
| 取得資産及び引受負債の公正価値 | ||||
| 現金及び現金同等物 | 8,847 | |||
| 営業債権及びその他の債権(流動) | 15,672 | |||
| たな卸資産 | 8,342 | |||
| その他の投資 | 5,526 | |||
| 有形固定資産 | 18,336 | |||
| その他の資産 | 3,703 | |||
| 流動負債 | △24,550 | |||
| 非流動負債 | △2,636 | |||
| 合計 | 33,240 | |||
連結会社は、当該追加取得に伴い既保有持分を公正価値で再測定した結果、985百万円の利益を前連結会計年度の「有価証券損益」に計上しました。
また、連結会社は、当該追加取得の結果、バーゲンパーチェス益を計上しました。これは、取得資産及び引受負債の公正価値が、支払対価の公正価値、既保有持分の公正価値及び非支配持分の公正価値の合計を10,697百万円上回っていたためであり、前連結会計年度において生活産業セグメントの「その他の損益-純額」にて一括利益認識しています。
上場会社である米久の既保有持分の公正価値は市場価額で測定しています。非支配持分の公正価値は市場価額にコントロールプレミアムを考慮した価額で測定しています。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
当連結会計年度において生じた主な企業結合は次のとおりです。
キリン協和フーズ
連結会社は、平成25年7月1日(取得日)に食品化学製品の製造販売を行っているキリン協和フーズ(株)(現「MCフードスペシャリティーズ(株)」、以下「キリン協和フーズ」)の議決権の81.02%を、現金を対価としてキリンホールディングス(株)より取得し、支配を獲得しました。これにより、連結会社はキリン協和フーズを連結子会社としました。連結会社は、キリン協和フーズを中核事業会社としながらグループ各社に蓄積された食品素材の開発技術ノウハウを結集させ、世界のリーディングカンパニーと肩を並べる事業グループを育成することを目的としてキリン協和フーズの株式を取得したものです。
取得日現在における、支払対価、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
| 項目 | 金額(百万円) | |||
| 支払対価の公正価値 | 24,705 | |||
| 非支配持分の公正価値 | 5,795 | |||
| 合計 | 30,500 | |||
| 取得資産、引受負債及びのれんの公正価値 | ||||
| 営業債権及びその他の債権(流動) | 20,274 | |||
| たな卸資産 | 10,187 | |||
| 持分法で会計処理される投資 | 3,415 | |||
| その他の投資 | 7,893 | |||
| 有形固定資産 | 15,929 | |||
| 無形資産 | 7,427 | |||
| のれん | 4,294 | |||
| その他の資産 | 3,219 | |||
| 流動負債 | △19,308 | |||
| 非流動負債 | △22,830 | |||
| 合計 | 30,500 | |||
キリン協和フーズの非支配持分の公正価値は、投資先が保有する資産負債に対する第三者評価、及び第三者による企業価値評価等を総合的に勘案して測定しています。
のれんの内容は主に、超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。また、のれんは、税務上損金算入不能なものです。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
Los Grobo Ceagro do Brasil S.A.
連結会社は、平成25年9月13日(取得日)に穀物の生産、集荷販売、輸出及び農業資材(種子、肥料、農薬)の販売を行っているLos Grobo Ceagro do Brasil S.A.(現「AGREX DO BRASIL S.A.」、以下「Los Grobo Ceagro do Brasil」)の議決権の60.00%を、現金を対価として追加取得した結果、既保有持分と合わせLos Grobo Ceagro do Brasilの議決権の80.00%を保有し、支配を獲得しました。これにより、連結会社はLos Grobo Ceagro do Brasilを連結子会社としました。連結会社は、グローバルベースでの食糧資源供給ソースの拡大を目的としてLos Grobo Ceagro do Brasilの株式を取得したものです。また、関連する一連の取引の中で、Los Grobo Ceagro do Brasilよりスピンオフした土地保有会社であるAGREX DO BRASIL PATRIMONIAL S.A.の議決権の49.99%を併せて取得し、支配を獲得しました。
取得日現在における、支払対価、既保有持分、非支配持分、取得資産及び引受負債の公正価値は次のとおりです。
| 項目 | 金額(百万円) | |||
| 支払対価の公正価値 | 15,246 | |||
| 既保有持分の公正価値 | 4,385 | |||
| 非支配持分の公正価値 | 5,054 | |||
| 合計 | 24,685 | |||
| 取得資産、引受負債及びのれんの公正価値 | ||||
| 現金及び現金同等物 | 3,406 | |||
| 営業債権及びその他の債権(流動) | 9,485 | |||
| たな卸資産 | 17,659 | |||
| 持分法で会計処理される投資 | 2,163 | |||
| 有形固定資産 | 6,649 | |||
| のれん | 16,035 | |||
| その他の資産 | 4,545 | |||
| 流動負債 | △26,419 | |||
| 非流動負債 | △8,838 | |||
| 合計 | 24,685 | |||
連結会社は、当該追加取得に伴い既保有持分を公正価値で再測定した結果、927百万円の利益を当連結会計年度の「有価証券損益」に計上しました。
既保有持分及び非支配持分の公正価値は、投資先が保有する資産負債に対する第三者評価、及び第三者による企業価値評価等を総合的に勘案して測定しています。
のれんの内容は主に、超過収益力及び既存事業とのシナジー効果です。また、のれんは、税務上損金算入不能なものです。
上記の企業結合に係る取得日以降の損益情報及びプロフォーマ損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
6. セグメント情報
【事業セグメント情報】
事業セグメントは、連結会社の最高経営意思決定者である当社の代表取締役社長が経営資源の配分や業績評価を行うにあたり通常使用しており、財務情報が入手可能な企業の構成単位、として定義されています。
事業セグメントは商品及び提供するサービスの性質に基づき決定されています。連結会社の報告セグメントは以下の7グループにより構成されています。
| 地球環境・ インフラ事業: | 電力、水、交通や、その他産業基盤となるインフラ分野における事業及び関連する取引などを行っています。 | |
| 新産業金融事業: | アセットマネジメント、インフラ向け投資、企業のバイアウト投資から、リース、不動産開発、物流などの分野において、商社型産業金融ビジネスを展開しています。 | |
| エネルギー事業: | 石油・ガスの探鉱・開発・生産事業や、天然ガス液化プロジェクトへの投資、原油・石油製品・炭素製品・LNG・LPGなどの販売取引、新規エネルギー事業の企画開発などを行っています。 | |
| 金属: | 薄板・厚板などの鉄鋼製品、石炭・鉄鉱石などの鉄鋼原料、銅・アルミなどの非鉄金属原料・製品の分野において、販売取引、事業開発、投資などを行っています。 | |
| 機械: | 工作機械、農業機械、建設機械、鉱山機械、昇降機、船舶、宇宙航空関連機器、自動車などの幅広い分野において、販売、金融、物流、投資などを行っています。 | |
| 化学品: | 原油、天然ガス、鉱物、植物、海洋資源などより生産されるエチレン、メタノール、塩といった基礎原料から、プラスチック、電子材料、食品素材、肥料や医農薬などの川下・川中製品まで、幅広い化学品の分野において、販売取引、事業開発、投資などを行っています。 | |
| 生活産業: | 食料、繊維、生活物資、ヘルスケア、流通・小売など、人々の生活に身近な分野で、原料・素材の調達から、消費市場に至るまでの幅広い領域において、商品・サービスの提供、事業開発、投資などを行っています。 |
各事業セグメントにおける会計方針は、注記3「重要な会計方針」に記載のとおりです。なお、一部項目については、マネジメントアプローチに従い、経営者による内部での意思決定のために調整しています。
経営者は管理上、当社の所有者に帰属する当期純利益を主要な指標として、いくつかの要素に基づき各セグメントの業績評価を行っています。
なお、セグメント間の内部取引における価額は、外部顧客との取引価額に準じています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における連結会社の事業セグメント情報は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 | (単位:百万円) |
| 地球環境・インフラ 事業 | 新産業金融事業 | エネルギー事業 | 金属 | 機械 | 化学品 | 生活産業 | 合計 | その他 | 調整・消去 | 連結金額 | |
| 収益 | 20,612 | 189,766 | 1,553,116 | 691,532 | 852,842 | 1,136,137 | 1,528,318 | 5,972,323 | 39,844 | △2,280 | 6,009,887 |
| 売上総利益 | 19,574 | 65,326 | 65,248 | 140,700 | 185,714 | 92,225 | 465,186 | 1,033,973 | 23,241 | △2,281 | 1,054,933 |
| 持分法による投資損益 | 17,606 | 15,665 | 72,638 | 22,915 | 12,572 | 13,754 | 22,743 | 177,893 | △10,433 | 380 | 167,840 |
| 当社の所有者に帰属する当期純利益 | 18,361 | 27,896 | 127,295 | 28,275 | 61,497 | 25,632 | 39,026 | 327,982 | △5,377 | 852 | 323,457 |
| 資産合計 | 725,607 | 1,005,162 | 2,249,866 | 4,500,384 | 1,807,220 | 921,939 | 2,574,442 | 13,784,620 | 2,845,728 | △1,565,610 | 15,064,738 |
| 当連結会計年度 | (単位:百万円) |
| 地球環境・インフラ 事業 | 新産業金融事業 | エネルギー事業 | 金属 | 機械 | 化学品 | 生活産業 | 合計 | その他 | 調整・消去 | 連結金額 | |
| 収益 | 29,664 | 172,265 | 1,886,026 | 873,154 | 829,006 | 1,465,304 | 2,353,559 | 7,608,978 | 32,937 | △6,747 | 7,635,168 |
| 売上総利益 | 28,050 | 67,168 | 62,150 | 241,898 | 186,680 | 102,589 | 480,928 | 1,169,463 | 23,289 | △6,747 | 1,186,005 |
| 持分法による投資損益 | 18,402 | 16,189 | 65,743 | 1,193 | 30,026 | 17,290 | 22,649 | 171,492 | △3,485 | 349 | 168,356 |
| 当社の所有者に帰属する当期純利益 | 16,500 | 29,674 | 118,574 | 8,047 | 98,835 | 21,689 | 59,155 | 352,474 | 9,661 | △776 | 361,359 |
| 資産合計 | 862,148 | 1,031,393 | 2,464,014 | 4,703,943 | 1,891,157 | 1,008,397 | 2,662,090 | 14,623,142 | 3,148,569 | △1,870,586 | 15,901,125 |
(注)1.「その他」は、主に当社及び関係会社に対するサービス及び業務支援を行うコーポレートスタッフ部門などを表しています。また当欄には、各事業セグメントに配賦できない、財務・人事関連の営業活動による収益及び費用も含まれています。資産合計のうち「その他」に含めた全社資産は、主に財務・投資活動に係る現金・預金及び有価証券により構成されています。
2.「調整・消去」には、各事業セグメントに配賦できない収益及び費用やセグメント間の内部取引消去が含まれています。
3.「地球環境・インフラ事業グループ」のうち、インフラ関連事業は営業グループ同様の経営管理を行っているため、「地球環境・インフラ事業」として表示しています。
【地域別情報】
前連結会計年度及び当連結会計年度における収益、非流動資産は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 収益 | ||
| 日本 | 4,486,974 | 5,431,592 |
| アメリカ | 166,243 | 622,689 |
| その他 | 1,356,670 | 1,580,887 |
| 合計 | 6,009,887 | 7,635,168 |
| 非流動資産(金融資産、繰延税金資産及び退職後給付資産を除く) | ||
| オーストラリア | 1,029,060 | 1,162,417 |
| 日本 | 782,537 | 755,100 |
| その他 | 792,064 | 947,589 |
| 合計 | 2,603,661 | 2,865,106 |
(注) 収益は、その発生原因となる資産の所在する地域により区分しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結会社又はいずれのセグメントにおいても、連結会社の収益の10%を超過する単一の顧客、顧客グループ又は政府機関はありません。
7. 短期運用資産及びその他の投資
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、短期運用資産及びその他の投資の帳簿価額の内訳は以下のとおりです。
| FVTPLの金融資産 (百万円) | FVTOCIの金融資産 (百万円) | 償却原価で測定される金融資産 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| (移行日) | ||||
| 短期運用資産 | 9,153 | - | 10,383 | 19,536 |
| その他の投資 | 109,480 | 2,235,521 | 130,651 | 2,475,652 |
| (前連結会計年度末) | ||||
| 短期運用資産 | 11,801 | - | 15,358 | 27,159 |
| その他の投資 | 107,970 | 2,021,745 | 119,309 | 2,249,024 |
| (当連結会計年度末) | ||||
| 短期運用資産 | 13,542 | - | 9,991 | 23,533 |
| その他の投資 | 52,444 | 1,944,769 | 125,231 | 2,122,444 |
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、FVTOCIとして指定した金融資産の公正価値は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 市場性あり | 916,801 | 1,017,988 | 906,683 |
| 市場性なし | 1,318,720 | 1,003,757 | 1,038,086 |
上記のうち、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、市場性のある銘柄の公正価値は以下のとおりです。
(移行日)
| 銘柄名 | 金額(百万円) |
| CAP | 102,054 |
| いすゞ自動車 | 75,897 |
| 国際石油開発帝石 | 75,186 |
| 三菱自動車工業 | 72,828 |
| AYALA | 49,499 |
| イオン | 47,515 |
| JXホールディングス | 24,940 |
| POSCO | 24,260 |
| 日清食品ホールディングス | 24,141 |
| SUMBER ALFARIA TRIJAYA | 15,615 |
| 三菱地所 | 15,482 |
| THAI UNION FROZEN PRODUCTS | 13,685 |
| 山崎製パン | 11,682 |
| 新日鐵住金 | 11,508 |
| 東京ガス | 10,904 |
| 三菱重工業 | 10,673 |
| ACERINOX | 9,906 |
| 日本発条 | 9,895 |
| LIANHUA SUPERMARKET HOLDINGS | 8,697 |
| 東京海上ホールディングス | 8,200 |
| その他 | 294,234 |
(前連結会計年度末)
| 銘柄名 | 金額(百万円) |
| CAP | 88,089 |
| いすゞ自動車 | 86,851 |
| 三菱自動車工業 | 83,455 |
| AYALA | 83,185 |
| 国際石油開発帝石 | 57,250 |
| イオン | 53,151 |
| 日清食品ホールディングス | 36,565 |
| 三菱地所 | 27,230 |
| JXホールディングス | 25,329 |
| POSCO | 24,344 |
| SUMBER ALFARIA TRIJAYA | 21,860 |
| THAI UNION FROZEN PRODUCTS | 17,735 |
| MANILA WATER | 15,751 |
| 東京ガス | 14,371 |
| 三菱重工業 | 14,239 |
| 山崎製パン | 12,608 |
| 日本発条 | 10,907 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 10,204 |
| キリンホールディングス | 10,140 |
| 信越化学工業 | 10,052 |
| その他 | 314,672 |
(当連結会計年度末)
| 銘柄名 | 金額(百万円) |
| 三菱自動車工業 | 106,968 |
| いすゞ自動車 | 92,797 |
| AYALA | 84,220 |
| イオン | 50,906 |
| CAP | 48,656 |
| 三菱自動車工業(匿名組合/議決権無) | 41,729 |
| 日清食品ホールディングス | 38,816 |
| 三菱地所 | 25,656 |
| JXホールディングス | 24,162 |
| 国際石油開発帝石 | 19,580 |
| 北越紀州製紙 | 18,969 |
| THAI UNION FROZEN PRODUCTS | 18,947 |
| SUMBER ALFARIA TRIJAYA | 16,239 |
| 三菱重工業 | 15,889 |
| ティーガイア | 12,145 |
| 山崎製パン | 12,036 |
| 良品計画 | 10,718 |
| 日本発条 | 10,640 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 10,368 |
| キリンホールディングス | 9,596 |
| その他 | 237,646 |
市場性のない銘柄は主に資源関連銘柄であり、主な銘柄はLNG関連ではSakhalin Energy Investment Company及びMalaysia LNG Dua、銅関連ではAnglo American Sur(移行日のみ)、Minera Escondida、Anglo American Quellaveco及びCompania Minera Antaminaです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、資源関連銘柄の公正価値合計はそれぞれ1,155,776百万円、829,609百万円及び826,521百万円です。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末において保有するFVTOCIの金融資産に関し、前連結会計年度及び当連結会計年度に認識した受取配当金の額はそれぞれ、128,781百万円、161,923百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度において営業政策の見直しによる売却などにより認識を中止したFVTOCIの金融資産の認識中止時の公正価値、処分にかかる利得又は損失の累計額(税引前)、及び受取配当金は以下のとおりです。
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 認識中止時の公正価値 | 142,032 | 194,685 |
| 処分にかかる利得又は損失の累計額(税引前) | 28,858 | 90,440 |
| 受取配当金 | 762 | 2,819 |
FVTOCIの金融資産については、認識中止時にその他の資本の構成要素に計上されていた利得又は損失の累計額(税引後)を利益剰余金に振り替えています。当該振替額は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ19,133百万円及び55,936百万円です。
8. 営業債権及びその他の債権
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、「営業債権及びその他の債権」の帳簿価額の内訳は以下のとおりです。
| 区分 | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 流動資産 | |||
| 受取手形 | 369,436 | 349,199 | 373,192 |
| 売掛金及び未収入金 | 2,854,865 | 3,013,214 | 3,096,488 |
| (内1年以内に回収が見込まれない額) | 34,075 | 32,394 | 35,063 |
| 貸付金等 | 189,971 | 266,905 | 308,898 |
| 貸倒引当金 | △23,809 | △28,917 | △26,713 |
| 流動資産 計 | 3,390,463 | 3,600,401 | 3,751,865 |
| 非流動資産 | |||
| 貸付金 | 175,681 | 238,226 | 198,579 |
| その他の債権 | 381,029 | 460,881 | 461,443 |
| 貸倒引当金 | △23,480 | △22,824 | △36,336 |
| 非流動資産 計 | 533,230 | 676,283 | 623,686 |
連結会社は、長期・短期を問わず、契約上の金銭を受け取る権利がある債権について、取引先の社内格付及び財務状態に係る現在の状況から債権全額(元利合計)を当初の契約条件に従って回収することが出来ない可能性が高いと判断される場合には、それぞれの取引先に対して適切な金額の貸倒引当金を設定しています。貸倒引当金の設定金額は、債権の内容、回収遅延期間、格付機関による評価、割引キャッシュ・フロー法に基づく評価、担保物件の公正価値、並びにその他の情報に基づき決定しています。また、連結会社は一部の債権を集合的に評価し、過去の貸倒実績率及び将来倒産確率などに基づき適切な金額の貸倒引当金を設定しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、貸倒引当金の期中増減の明細は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 期首残高 | 47,289 | 51,741 |
| 貸倒引当金繰入額 | 7,364 | 18,994 |
| 取崩額 | △5,070 | △9,446 |
| その他(注) | 2,158 | 1,760 |
| 期末残高 | 51,741 | 63,049 |
(注) 「その他」には、主に為替変動の影響などが含まれています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、個別に減損が生じている営業債権及びその他の債権の残高はそれぞれ、48,769百万円、96,907百万円、111,270百万円であり、対応する貸倒引当金はそれぞれ27,783百万円、31,537百万円、39,592百万円です。また、前連結会計年度及び当連結会計年度に計上した減損損失(貸倒引当金繰入額を含む)は、それぞれ5,517百万円、19,692百万円です。
前連結会計年度における減損損失(貸倒引当金繰入額を含む)のうち2,255百万円は、機械セグメントにおける船舶のリース取引に係るもので、主な原因は取引先の経営状況悪化によるものです。
当連結会計年度における減損損失(貸倒引当金繰入額を含む)のうち11,879百万円は、金属セグメントにおける融資先に係るもので、主な原因は急激な為替変動による融資先の財務状況悪化によるものです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、個別に減損を認識していない遅延債権の遅延日数ごとの内訳は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 30日以内 | 29,840 | 46,616 | 61,181 |
| 30日超90日以内 | 9,360 | 39,404 | 26,232 |
| 90日超1年以内 | 4,799 | 6,609 | 13,411 |
| 1年超 | 6,244 | 6,852 | 5,572 |
| 合計 | 50,243 | 99,481 | 106,396 |
9. たな卸資産
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における「たな卸資産」の内訳は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 商品・製品 | 785,631 | 923,651 | 996,287 |
| 原材料・仕掛品・貯蔵品 | 190,275 | 211,963 | 204,853 |
| 販売用不動産 | 104,297 | 53,116 | 86,819 |
| 合計 | 1,080,203 | 1,188,730 | 1,287,959 |
| (上記のうち販売費用控除後の公正価値で評価したたな卸資産の帳簿価額(注記29参照)) | (105,598) | (155,922) | (184,408) |
販売用不動産には、各連結会計年度末から12ヶ月より後に販売が見込まれるものが含まれています。
前連結会計年度及び当連結会計年度に原価として認識されたたな卸資産の金額は、それぞれ4,700,869百万円及び6,180,393百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度に費用として認識されたたな卸資産の評価減の金額は、それぞれ3,272百万円及び2,105百万円です。
10.売却目的で保有する非流動資産又は処分グループ
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、売買契約が締結され、かつ1年以内に引渡しが予定されている非流動資産又は処分グループは、売却による処分予定の非流動資産又は処分グループとして連結財政状態計算書の「その他の流動資産」及び「その他の流動負債」に含めています。移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、売却による処分予定の非流動資産又は処分グループに係る帳簿価額は以下のとおりです。なお、減損した売却による処分予定の非流動資産については注記29をご参照ください。
(移行日)
売却による処分予定の非流動資産又は処分グループはありません。
(前連結会計年度末)
売却目的保有に分類された非流動資産
| セグメント | 内訳 | 前連結会計年度末 (百万円) | |
| 新産業金融事業 | 有形固定資産(航空機) | 12,965 | |
| 有形固定資産(不動産) | 5,445 | ||
| 投資不動産 | 15,309 | ||
| 合計 | 33,719 | ||
(当連結会計年度末)
売却目的保有に分類された非流動資産
| セグメント | 内訳 | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 新産業金融事業 | 有形固定資産(航空機) | 38,341 |
| 合計 | 38,341 |
売却目的保有に分類された処分グループ(子会社)
| セグメント | 内訳 | 当連結会計年度末 (百万円) |
| その他 | 営業債権及びその他の債権 | 7,861 |
| 有形固定資産(建物) | 6,515 | |
| 無形資産(ソフトウエア) | 3,157 | |
| 資産合計 | 17,533 | |
| 営業債務及びその他の債務 | 9,043 | |
| 負債合計 | 9,043 |
11.有形固定資産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、有形固定資産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額の明細は以下のとおりです。
| 土地 (百万円) | 建物及び 構築物 (百万円) | 機械及び 装置 (百万円) | 航空機及び 船舶 (百万円) | 鉱物資源 関連資産 (百万円) | 建設仮勘定 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| (移行日) | |||||||
| 取得原価 | 218,574 | 528,929 | 667,171 | 344,372 | 1,072,083 | 42,760 | 2,873,889 |
| 減価償却累計額及び 減損損失累計額 | 16,338 | 334,031 | 470,485 | 100,247 | 258,849 | - | 1,179,950 |
| 帳簿価額 | 202,236 | 194,898 | 196,686 | 244,125 | 813,234 | 42,760 | 1,693,939 |
| (前連結会計年度末) | |||||||
| 取得原価 | 230,905 | 563,065 | 749,913 | 511,566 | 1,533,040 | 73,801 | 3,662,290 |
| 減価償却累計額及び 減損損失累計額 | 17,136 | 347,607 | 539,265 | 128,401 | 358,146 | 8,125 | 1,398,680 |
| 帳簿価額 | 213,769 | 215,458 | 210,648 | 383,165 | 1,174,894 | 65,676 | 2,263,610 |
| (当連結会計年度末) | |||||||
| 取得原価 | 235,107 | 584,751 | 828,414 | 613,690 | 1,756,924 | 30,471 | 4,049,357 |
| 減価償却累計額及び 減損損失累計額 | 14,761 | 359,788 | 583,956 | 155,547 | 422,967 | 2,420 | 1,539,439 |
| 帳簿価額 | 220,346 | 224,963 | 244,458 | 458,143 | 1,333,957 | 28,051 | 2,509,918 |
前連結会計年度及び当連結会計年度における、有形固定資産の帳簿価額の期中増減の明細は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
| 帳簿価額 | 土地 (百万円) | 建物及び 構築物 (百万円) | 機械及び 装置 (百万円) | 航空機及び 船舶 (百万円) | 鉱物資源 関連資産 (百万円) | 建設仮勘定 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 期首 | 202,236 | 194,898 | 196,686 | 244,125 | 813,234 | 42,760 | 1,693,939 |
| 増加 | 4,374 | 19,107 | 28,634 | 130,265 | 301,422 | 100,050 | 583,852 |
| 企業結合による増加 | 13,541 | 18,137 | 11,700 | 28 | - | 476 | 43,882 |
| 処分又は売却目的保有資産への振替 | △5,207 | △6,521 | △1,975 | △28,577 | △1,631 | △80 | △43,991 |
| 減価償却 | - | △17,461 | △39,853 | △27,376 | △46,464 | - | △131,154 |
| 減損 | △449 | △6,996 | △33,302 | △5,385 | △15,775 | △8,024 | △69,931 |
| 為替換算 | 2,986 | 7,227 | 17,109 | 35,388 | 138,032 | 3,172 | 203,914 |
| その他の増減 | △3,712 | 7,067 | 31,649 | 34,697 | △13,924 | △72,678 | △16,901 |
| 期末 | 213,769 | 215,458 | 210,648 | 383,165 | 1,174,894 | 65,676 | 2,263,610 |
(注) 「その他の増減」には、投資不動産への(からの)振替、建設仮勘定から本勘定への振替、及び石油・ガスの探査及び評価から生じた資産の費用化等が含まれています。
(当連結会計年度)
| 帳簿価額 | 土地 (百万円) | 建物及び 構築物 (百万円) | 機械及び 装置 (百万円) | 航空機及び 船舶 (百万円) | 鉱物資源 関連資産 (百万円) | 建設仮勘定 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 期首 | 213,769 | 215,458 | 210,648 | 383,165 | 1,174,894 | 65,676 | 2,263,610 |
| 増加 | 1,694 | 17,257 | 39,027 | 93,054 | 254,289 | 80,623 | 485,944 |
| 企業結合による増加 | 4,717 | 7,420 | 8,470 | 1,616 | - | 400 | 22,623 |
| 処分又は売却目的保有資産への振替 | △1,053 | △8,711 | △2,917 | △95,485 | △2,486 | △1,664 | △112,316 |
| 減価償却 | - | △19,885 | △45,684 | △32,006 | △67,720 | - | △165,295 |
| 減損 | △309 | △2,225 | △1,322 | △4,385 | △11,193 | △176 | △19,610 |
| 為替換算 | 1,117 | 5,002 | 14,235 | 27,279 | 4,226 | 1,960 | 53,819 |
| その他の増減 | 411 | 10,647 | 22,001 | 84,905 | △18,053 | △118,768 | △18,857 |
| 期末 | 220,346 | 224,963 | 244,458 | 458,143 | 1,333,957 | 28,051 | 2,509,918 |
(注) 「その他の増減」には、投資不動産への(からの)振替や建設仮勘定から本勘定への振替、及び石油・ガスの探査及び評価から生じた資産の費用化等が含まれています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、減損損失のセグメント別の内訳は以下のとおりです。
| セグメント | 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) |
| 地球環境・インフラ事業 | 641 | - |
| 新産業金融事業 | 499 | 2,809 |
| エネルギー事業 | 5,594 | 11,185 |
| 金属 | 10,530 | 1,805 |
| 機械 | 11,602 | 1,572 |
| 化学品 | 234 | 1,215 |
| 生活産業 | 40,830 | 1,023 |
| その他 | 1 | 1 |
| 合計 | 69,931 | 19,610 |
(注) 1.「その他」は、特定の事業セグメントに割り振ることの出来ない共用資産の減損損失等を表しています。
2.「地球環境・インフラ事業グループ」のうち、インフラ関連事業は営業グループ同様の経営管理を行っているため、「地球環境・インフラ事業」として表示しています。
前連結会計年度における有形固定資産の減損損失には、生活産業セグメントにおける連結子会社が保有する北米の製紙関連事業用設備の紙・パルプ市況将来見通し悪化に伴う減損損失40,540百万円、機械セグメントにおける保有船舶(建造中のものを含む)の市況悪化に伴う減損損失11,601百万円、及び金属セグメントにおける連結子会社が保有する鉱物資源関連資産の事業環境悪化に伴う減損損失10,202百万円が含まれている他、エネルギー事業セグメントにおける連結子会社が保有する一部石油・ガス鉱区の操業費負担増に伴う減損損失等が含まれています。
当連結会計年度における有形固定資産の減損損失には、エネルギー事業セグメントにおける連結子会社が保有する石油・ガス鉱区からの撤退等に伴う減損損失11,182百万円が含まれています。
これらの減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれており、減損の兆候があった資産について当該資産の帳簿価額と回収可能価額との差額として算定しています。なお、回収可能価額は主に使用価値で測定しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、戻し入れられた有形固定資産の減損損失に重要性はありません。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、有形固定資産の取得について約定しているものの実行していない金額は、それぞれ304,765百万円、284,623百万円及び97,069百万円です。
前連結会計年度において、減損、滅失、又は引渡した有形固定資産に対する第三者からの補填として純損益に計上した金額は、4,988百万円です。なお、当連結会計年度においては重要性がありません。
12.投資不動産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、投資不動産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額の明細は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 取得原価 | 198,239 | 158,540 | 143,308 |
| 減価償却累計額及び減損損失累計額 | 43,764 | 41,755 | 39,583 |
| 帳簿価額 | 154,475 | 116,785 | 103,725 |
投資不動産の期中増減の明細は以下のとおりです。
| 帳簿価額 | 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) |
| 期首残高 | 154,475 | 116,785 |
| 増加 | 19,768 | 1,460 |
| 企業結合による増加 | 394 | 1,614 |
| 処分又は売却目的保有資産への振替 | △54,562 | △14,450 |
| 減価償却 | △3,533 | △2,028 |
| 減損 | △1,612 | △693 |
| その他の増減 | 1,855 | 1,037 |
| 期末残高 | 116,785 | 103,725 |
投資不動産の公正価値は以下のとおりです。
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | 当連結会計年度末(百万円) | |
| 公正価値 | 174,562 | 144,455 | 128,700 |
投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定の専門家による評価額に基づいており、割引キャッシュ・フロー法による評価額又は観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。その評価額は全額が公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。
投資不動産に関連して連結損益計算書に認識された金額は以下のとおりです。
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 賃貸料収入 | 17,540 | 12,778 |
| 賃貸料収入を生み出した投資不動産に起因する固定資産税及びその他の直接営業費用 | 11,501 | 8,296 |
| 賃貸料収入を生み出さなかった投資不動産に起因する固定資産税及びその他の直接営業費用 | 102 | 120 |
| 減損損失 | 1,612 | 693 |
減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれています。
前連結会計年度末における、投資不動産の購入等について契約を締結したが実行していない金額は、3,080百万円です。なお、移行日及び当連結会計年度末においては重要性がありません。
13.無形資産及びのれん
無形資産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額、帳簿価額の明細は以下のとおりです。
| 区分 | ソフト ウエア (百万円) | 製造・販売 ・サービス 実施権、及び商標権 (百万円) | 事業化 調査関連 知的財産 (百万円) | 顧客関係 (百万円) | 営業権 (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) |
| (移行日) | |||||||
| 取得原価 | 122,748 | 28,525 | 14,895 | 11,330 | 13,908 | 12,815 | 204,221 |
| 償却累計額及び 減損損失累計額 | 70,438 | 18,925 | - | 1,736 | 4,971 | 4,715 | 100,785 |
| 帳簿価額 | 52,310 | 9,600 | 14,895 | 9,594 | 8,937 | 8,100 | 103,436 |
| (前連結会計年度末) | |||||||
| 取得原価 | 138,681 | 31,458 | 17,118 | 13,032 | 17,099 | 11,785 | 229,173 |
| 償却累計額及び 減損損失累計額 | 75,851 | 21,575 | - | 2,679 | 5,795 | 3,549 | 109,449 |
| 帳簿価額 | 62,830 | 9,883 | 17,118 | 10,353 | 11,304 | 8,236 | 119,724 |
| (当連結会計年度末) | |||||||
| 取得原価 | 139,557 | 34,867 | 16,639 | 20,475 | 19,167 | 13,856 | 244,561 |
| 償却累計額及び 減損損失累計額 | 74,246 | 25,542 | - | 3,398 | 6,184 | 3,997 | 113,367 |
| 帳簿価額 | 65,311 | 9,325 | 16,639 | 17,077 | 12,983 | 9,859 | 131,194 |
前連結会計年度及び当連結会計年度における、無形資産の帳簿価額の期中増減の明細は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
| 帳簿価額 | ソフト ウエア (百万円) | 製造・販売 ・サービス 実施権、及び商標権 (百万円) | 事業化 調査関連 知的財産 (百万円) | 顧客関係 (百万円) | 営業権 (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 期首 | 52,310 | 9,600 | 14,895 | 9,594 | 8,937 | 8,100 | 103,436 |
| 増加 | 23,838 | 478 | - | 176 | 1,058 | 897 | 26,447 |
| 企業結合による増加 | 920 | 291 | - | - | 1,219 | 440 | 2,870 |
| 処分又は売却目的保有資産への振替 | △442 | △3 | - | - | △19 | △147 | △611 |
| 償却 | △14,495 | △690 | - | △887 | △802 | △500 | △17,374 |
| 減損 | △57 | - | - | - | - | △477 | △534 |
| 為替換算 | 788 | 449 | 2,223 | 1,291 | 873 | 803 | 6,427 |
| その他の増減 | △32 | △242 | - | 179 | 38 | △880 | △937 |
| 期末 | 62,830 | 9,883 | 17,118 | 10,353 | 11,304 | 8,236 | 119,724 |
(当連結会計年度)
| 帳簿価額 | ソフト ウエア (百万円) | 製造・販売 ・サービス 実施権、及び商標権 (百万円) | 事業化 調査関連 知的財産 (百万円) | 顧客関係 (百万円) | 営業権 (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 期首 | 62,830 | 9,883 | 17,118 | 10,353 | 11,304 | 8,236 | 119,724 |
| 増加 | 19,632 | 45 | - | 472 | 529 | 1,836 | 22,514 |
| 企業結合による増加 | 411 | - | - | 7,190 | - | 205 | 7,806 |
| 処分又は売却目的保有資産への振替 | △3,647 | △2 | - | - | △10 | △196 | △3,855 |
| 償却 | △14,128 | △655 | - | △304 | △924 | △1,260 | △17,271 |
| 減損 | △92 | - | - | - | △91 | △108 | △291 |
| 為替換算 | 145 | 628 | △479 | △185 | 1,610 | 638 | 2,357 |
| その他の増減 | 160 | △574 | - | △449 | 565 | 508 | 210 |
| 期末 | 65,311 | 9,325 | 16,639 | 17,077 | 12,983 | 9,859 | 131,194 |
連結会社は営業権や借地権など契約上年限が決定されておらず、かつ少額のコストで権利価値の維持が可能であることから耐用年数を確定できない無形資産については償却を行っていません。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、耐用年数が確定できない無形資産の帳簿価額は以下のとおりです。
| 帳簿価額 | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 営業権 | 4,473 | 4,714 | 4,797 |
| 借地権 | 2,870 | 3,313 | 4,689 |
| その他 | 3,326 | 3,405 | 3,607 |
| 合計 | 10,669 | 11,432 | 13,093 |
無形資産の償却費は連結損益計算書上の「原価」又は「販売費及び一般管理費」に含まれています。
無形資産の減損損失は連結損益計算書上の「固定資産減損損失」に含まれており、減損の兆候があった資産について当該資産の帳簿価額と回収可能価額(通常、使用価値で測定)との差額として算定しています。なお、使用価値は主に割引キャッシュ・フロー法に基づき見積っています。
自己創設に該当する無形資産は主にソフトウエアであり、帳簿価額は移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ14,800百万円、24,851百万円及び27,261百万円です。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、無形資産の取得について約定しているものの実行していない金額は僅少です。
前連結会計年度及び当連結会計年度において純損益に認識した研究開発費は、それぞれ5,367百万円、6,886百万円です。
のれん
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるのれんの期中増減の明細は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
| 取得原価 (百万円) | 減損損失累計額 (百万円) | (差引)帳簿価額 (百万円) | |
| 期首 | 63,797 | △3,299 | 60,498 |
| 増加 | 3,003 | - | 3,003 |
| 減損 | - | - | - |
| 売却 | △383 | - | △383 |
| 為替換算 | 2,232 | - | 2,232 |
| その他 | △4,491 | - | △4,491 |
| 期末 | 64,158 | △3,299 | 60,859 |
(当連結会計年度)
| 取得原価 (百万円) | 減損損失累計額 (百万円) | (差引)帳簿価額 (百万円) | |
| 期首 | 64,158 | △3,299 | 60,859 |
| 増加 | 20,857 | - | 20,857 |
| 減損 | - | △1,045 | △1,045 |
| 売却 | △334 | - | △334 |
| 為替換算 | 2,888 | - | 2,888 |
| その他 | △690 | - | △690 |
| 期末 | 86,879 | △4,344 | 82,535 |
(注) 「その他」には、企業結合に伴う取得価額の配分の調整等が含まれています。
のれんの減損損失は、連結損益計算書上、「その他の損益-純額」に含まれています。
14.鉱物資源の探査及び評価
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、鉱物資源の探査及び評価から生じた資産の帳簿価額は
以下のとおりです。
| 帳簿価額 | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 鉱物資源の探査及び評価から生じた資産 | 193,557 | 236,671 | 234,885 |
前連結会計年度及び当連結会計年度における、鉱物資源の探査及び評価から生じた費用及びキャッシュ・フローは
以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 鉱物資源の探査及び評価から生じた費用 | 32,662 | 30,672 |
| 鉱物資源の探査及び評価から生じた営業活動によるキャッシュ・フロー | △12,724 | △8,663 |
| 鉱物資源の探査及び評価から生じた投資活動によるキャッシュ・フロー | △35,552 | △27,557 |
(注)「鉱物資源の探査及び評価から生じた費用」は、連結損益計算書上の「固定資産減損損失」及び
「その他の損益-純額」に計上しています。
15.担保差入資産
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における借入金及び取引保証等に対する担保差入資産の帳簿価額は以下のとおりです。
| 科目 | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 営業債権及びその他の債権(流動及び非流動) | 58,025 | 68,620 | 81,504 |
| その他の投資等(流動及び非流動) | 161,937 | 212,262 | 236,221 |
| 有形固定資産(減価償却累計額及び減損損失累計額控除後) | 98,401 | 110,822 | 136,051 |
| 投資不動産(減価償却累計額及び減損損失累計額控除後) | 99,804 | 73,543 | 71,596 |
| たな卸資産 | 18,781 | 1,073 | 42,416 |
| その他 | 2,290 | 18,315 | 4,925 |
| 合計 | 439,238 | 484,635 | 572,713 |
上記の「その他の投資等」には、関連会社又は非関連会社が債務者となっているプロジェクト・ファイナンスに関連して、連結会社が担保として差し入れている株式が含まれています。
連結会社は、輸入金融の方法として、通常は銀行にトラスト・レシート(輸入担保荷物保管証)を差し入れ、その銀行に対して輸入商品(たな卸資産)又は当該商品の売却代金に対する担保権を付与しています。輸入取引量が膨大であることから、手形を期日に決済するにあたり、個々に当該手形とその売却代金との関連付けは行っていません。従って、これらトラスト・レシートの対象となっている資産総額を確定することは実務上困難であり、上記金額には含まれていません。
上記の担保差入資産とは別に、大部分の長短銀行借入が基づく銀行取引約定には、本邦における慣行上、銀行は一定の条件下において借手に対して担保(又は追加担保)若しくは保証人を要求することができる旨の規定が含まれています。更に、担保が借手の特定債務に対して差し入れられた場合でも、銀行は当該担保を借手の全債務に対して供されたものとして取り扱うことができる旨の規定が含まれています。
16.社債及び借入金
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の「社債及び借入金」(流動負債)の内訳は以下のとおりです。
| 区分 | 移行日 (百万円) | 前連結会計 年度末 (百万円) | 当連結会計 年度末 (百万円) |
| 銀行借入金 当連結会計年度末 年利率1.6% | 731,329 | 590,193 | 666,850 |
| コマーシャル・ペーパー 当連結会計年度末 年利率0.2% | 155,102 | 209,790 | 173,082 |
| 社債及び借入金のうち1年内期限到来分 | 435,221 | 590,976 | 542,048 |
| 合計 | 1,321,652 | 1,390,959 | 1,381,980 |
利率は、当連結会計年度末の借入金残高を基準とした加重平均利率で表示しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の「社債及び借入金」(非流動負債)の内訳は以下のとおりです。
| 区分 | 移行日 (百万円) | 前連結会計 年度末 (百万円) | 当連結会計 年度末 (百万円) |
| 担保付 | |||
| 銀行及びその他の金融機関からの借入 当連結会計年度末 最終返済期限 平成46年、年利率 主として0%~1.9% | 114,593 | 97,149 | 93,548 |
| 銀行及びその他の金融機関からの借入(外貨建) 当連結会計年度末 最終返済期限 平成35年、年利率 主として0%~4.9% | 17,330 | 49,847 | 87,211 |
| 円建普通社債 当連結会計年度末(平成26年~30年満期、変動利率 0.4%~2.3%) | 580 | 200 | 180 |
| 外貨建社債 当連結会計年度末(平成33年満期、固定利率 6.1%) | 4,513 | 4,643 | 5,155 |
| 小計 | 137,016 | 151,839 | 186,094 |
| 無担保 | |||
| 銀行及びその他の金融機関からの借入 当連結会計年度末 最終返済期限 平成46年、年利率 主として0%~1.9% | 2,364,934 | 2,398,292 | 2,354,366 |
| 銀行及びその他金融機関からの借入(外貨建) 当連結会計年度末 最終返済期限 平成44年、年利率 主として0%~3.9% | 529,448 | 1,218,590 | 1,478,300 |
| 円建期限前償還条項付社債 当連結会計年度末(平成27年満期、可変固定利率 0.9%) | 10,000 | 10,000 | 10,000 |
| 円建社債 当連結会計年度末(平成27年~33年満期、変動利率 0.0%~2.1%) (平成26年~40年満期、固定利率 0.3%~3.2%) | 217,644 668,740 | 217,695 694,772 | 128,594 683,656 |
| 米ドル建社債 当連結会計年度末(平成27年~31年満期、変動年利率 0.5%~1.0%) (平成26年~30年満期、固定年利率 1.8%~3.1%) | 1,999 123,471 | 5,635 212,643 | 10,283 284,217 |
| ニュージーランドドル建社債 当連結会計年度末(平成29年満期、年利率 3.9%) | - | 787 | 893 |
| 豪ドル建社債 当連結会計年度末(平成30年満期、固定利率 4.8%) | 1,705 | - | 28,235 |
| ブラジルレアル建社債 当連結会計年度末(平成26年満期、年利率 9.8%) | - | - | 81 |
| 円建コマーシャル・ペーパー | 75,000 | 95,000 | - |
| 小計 | 3,992,941 | 4,853,414 | 4,978,625 |
| 合計 | 4,129,957 | 5,005,253 | 5,164,719 |
| 加算 公正価値ヘッジ会計による公正価値への調整 | 65,365 | 84,406 | 71,184 |
| 合計 | 4,195,322 | 5,089,659 | 5,235,903 |
| 差引 1年内期限到来分 | △435,221 | △590,976 | △542,048 |
| 社債及び借入金(非流動負債) | 3,760,101 | 4,498,683 | 4,693,855 |
融資与信枠、財務制限条項、支払期日別の内訳等の関連情報は、「32.金融商品に関連するリスク」の「流動性リスクの管理」に記載しています。
17.営業債務及びその他の債務
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、「営業債務及びその他の債務」の帳簿価額の内訳は以下のとおりです。
| 区分 | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 流動負債 | |||
| 支払手形 | 207,615 | 201,425 | 200,034 |
| 買掛金及び未払金等 | 2,373,320 | 2,523,957 | 2,480,920 |
| (内1年以内に決済が見込まれない額) | 36,211 | 28,887 | 22,855 |
| 流動負債 計 | 2,580,935 | 2,725,382 | 2,680,954 |
| 非流動負債 計 | 78,535 | 77,861 | 91,361 |
18.従業員給付
年金及び退職給付債務
当社及び一部の連結子会社は、役員を除くほぼ全従業員を対象とした確定給付型年金制度を設定しています。
確定給付型年金制度の主なものは、日本の確定給付企業年金法に基づく企業年金基金制度です。企業年金基金制度における給付額は従業員の給与水準や勤続年数等に基づき算定されます。なお、当社が設定している企業年金基金制度については、平成25年4月までにその一部を確定拠出年金制度に段階的に移行しました。
また、上記確定給付型年金制度に加え、多くの国内の連結子会社は、役員を除く従業員を対象とする非積立型退職一時金制度を設定しています。この制度は、定年退職や早期退職の際に、対象者に対し退職一時金を支給するものです。これらの制度における給付額は、従業員の給与水準や勤続年数等に基づき算定されます。
連結会社は測定日を3月31日としています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における連結会社の確定給付債務に関して連結財政状態計算書に計上した純額の変動の内訳は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 確定給付制度債務の現在価値の変動: | ||
| 期首確定給付制度債務の現在価値 | 448,248 | 514,831 |
| 勤務費用 | 12,715 | 15,254 |
| 利息費用 | 10,872 | 8,920 |
| 従業員拠出額 | 194 | 247 |
| 制度改定 | 1,601 | 143 |
| 数理計算上の差異(注) | 53,540 | 7,981 |
| 退職給付支払額 | △20,532 | △21,339 |
| 縮小・清算 | △2,468 | △2,609 |
| 新規連結及び連結除外の影響等 | 5,337 | 7,037 |
| 為替換算 | 5,324 | 9,081 |
| 期末確定給付制度債務の現在価値 | 514,831 | 539,546 |
| 制度資産の変動: | ||
| 期首制度資産の公正価値 | 427,487 | 483,938 |
| 利息収益 | 11,210 | 9,439 |
| 利息以外の制度資産に係る収益 | 30,220 | 30,437 |
| 会社拠出額 | 26,042 | 13,554 |
| 従業員拠出額 | 194 | 247 |
| 退職給付支払額 | △16,130 | △16,748 |
| 清算 | △2,494 | △2,609 |
| 新規連結及び連結除外の影響等 | 2,978 | 3,323 |
| 為替換算 | 4,431 | 8,539 |
| 期末制度資産の公正価値 | 483,938 | 530,120 |
| 資産上限額の影響 | 582 | 606 |
| 連結財政状態計算書に計上した純額(負債) | 31,475 | 10,032 |
(注) 確定給付制度債務に係る数理計算上の差異は主に財務上の仮定の変化により発生します。
投資方針
連結会社の確定給付型年金制度の年金資産の投資方針としては、そのリスク許容度を適切に活用し、資本性金融商品、負債性金融商品、オルタナティブ商品などにバランスよく分散したポートフォリオを構成し、将来の給付義務を全う出来る水準の収益を長期的・安定的に目指しています。
なお、投資方針については、確定給付型年金制度の財政状況や運用環境を勘案しながら、必要に応じて見直しを行うこととしています。
また、各資産の運用を実行する際にも、連結会社は戦略・ファンドマネージャーに係わるリスク分散に留意し、継続的なモニタリングを通じて運用面の効率性を追求することとしています。
制度資産の種類別公正価値
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における連結会社の制度資産の内訳は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 活発な市場における公表市場価格があるもの | |||
| 資本性金融商品(注)1 | |||
| 国内株式 | 110,507 | 131,637 | 140,483 |
| 海外株式 | 5,051 | 6,726 | 9,329 |
| 負債性金融商品(注)2 | |||
| 海外債券 | 6,169 | 8,239 | 1,846 |
| 計 | 121,727 | 146,602 | 151,658 |
| 活発な市場における公表市場価格がないもの | |||
| 資本性金融商品(注)1 | |||
| 国内株式 | 16,942 | 18,778 | 21,725 |
| 海外株式 | 40,499 | 50,348 | 58,070 |
| 負債性金融商品(注)2 | |||
| 国内債券 | 84,706 | 7,402 | 8,893 |
| 海外債券 | 82,367 | 126,722 | 176,754 |
| ヘッジファンド | 16,326 | 13,496 | 16,797 |
| 未公開株ファンド | 5,192 | 4,588 | 4,691 |
| 不動産ファンド | 3,424 | 2,005 | 3,795 |
| 企業年金保険契約(注)3 | 17,516 | 25,072 | 30,417 |
| 現金及び現金同等物 | 31,814 | 80,895 | 49,293 |
| その他(注)4 | 6,974 | 8,030 | 8,027 |
| 計 | 305,760 | 337,336 | 378,462 |
| 制度資産合計 | 427,487 | 483,938 | 530,120 |
(注)1. 国内株式、海外株式ともにファンドへの投資を通じた保有形態を含みます。また、海外株式は国内株式と海外株式を混在して保有するファンドを含みます。
(注)2. 国内債券、海外債券ともにファンドへの投資を通じた保有形態を含みます。また、海外債券は国内債券と海外債券が混在して保有するファンドを含みます。
(注)3. 企業年金保険契約は、元本と利率が保証されている一般勘定、元本と利率が保証されていない特別勘定により構成されます。
(注)4. その他には、主にローン担保証券やインフラファンドが含まれます。
数理計算上の重要な仮定
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、確定給付制度債務の測定上使用した前提条件(加重平均値)は以下のとおりです。
| 移行日(%) | 前連結会計年度末(%) | 当連結会計年度末(%) | |
| 割引率 | 2.6 | 1.8 | 1.9 |
| 昇給率 | 2.6 | 2.6 | 2.7 |
重要な数理計算上の仮定に関する感応度分析
当連結会計年度末において、連結会社の確定給付制度債務の大部分を占める当社における割引率が0.5%低下した場合、確定給付制度債務は、28,456百万円増加すると想定されます。この分析は、他のすべての変数が一定であると仮定しておりますが、実際には割引率のみが独立して変動するとは限りません。
制度資産の拠出金
連結会社は、制度資産の積立について、拠出額は過去の役務提供に対する給付に加え、将来の役務提供に対する給付を賄うことを基本方針としていますが、国内会社は、一般的に税務上損金算入できる範囲で拠出しています。翌連結会計年度における拠出見込み額は、約7,000百万円です。
予想将来給付額
確定給付制度の年度ごとの予想将来給付額は、以下のとおりです。
| 当連結会計年度(百万円) | |
| 平成26年度 | 24,127 |
| 平成27年度 | 24,384 |
| 平成28年度 | 26,244 |
| 平成29年度 | 26,054 |
| 平成30年度 | 26,256 |
| 平成31年度~平成35年度計 | 129,704 |
確定拠出年金制度費用処理額
当社及び一部の連結子会社では、確定拠出年金制度を採用しています。連結会社は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、これら確定拠出年金制度に係る年金費用としてそれぞれ3,378百万円及び4,504百万円を費用として計上しています。
人件費
前連結会計年度及び当連結会計年度において連結損益計算書に含まれる人件費の金額は、それぞれ473,986百万円及び518,770百万円です。
19.引当金
引当金は、連結財政状態計算書上「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に計上しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における引当金の増減の内訳は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
| 期首残高 (百万円) | 繰入額 (百万円) | 使用額 (百万円) | 増価費用 (百万円) | その他増減(注) (百万円) | 期末残高 (百万円) | |
| 資産除去債務 | 70,781 | 13,365 | △2,477 | 4,061 | 8,052 | 93,782 |
| 環境対策引当金 | 1,909 | - | △9 | - | - | 1,900 |
| その他 | 2,310 | 6,609 | △787 | - | 416 | 8,548 |
(当連結会計年度)
| 期首残高 (百万円) | 繰入額 (百万円) | 使用額 (百万円) | 増価費用 (百万円) | その他増減(注) (百万円) | 期末残高 (百万円) | |
| 資産除去債務 | 93,782 | 14,764 | △1,924 | 5,038 | 1,125 | 112,785 |
| 環境対策引当金 | 1,900 | 8,984 | △8 | - | - | 10,876 |
| その他 | 8,548 | 8,255 | △4,039 | - | △87 | 12,677 |
(注) 「その他増減」には、主に為替変動、期中に未使用で取り崩された金額及び連結除外の影響が含まれています。
資産除去債務
連結会社の資産除去債務は、主に廃坑、土地の埋立、設備の除去に関連するものであり、石炭、石油、ガスの採掘設備等を通常使用する際に生じる法的義務に関連する債務を計上しています。この債務に関する支出は、最長40年間にわたって生じる見込みですが、本質的に予測が難しく、将来の事業計画等により影響を受けます。
環境対策引当金
環境対策引当金は、法令により処理することが義務付けられている廃棄物の運搬及び処理費用等の支出に備えるた
め、必要と認められる額を計上しています。この債務の支払時期は、将来の事業計画等により影響を受けます。
その他
その他には、製品保証引当金及び不利な契約に係る引当金等が含まれています。
20.資本
資本金
日本の会社法では、資本金の額は、原則として、株主となる者が払込み・給付した財産の額となりますが、例外として、払込み又は給付に係る額の2分の1を超えない額は、資本金として計上せず、資本剰余金に含まれている資本準備金とすることができます。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における授権株式総数は以下のとおりです。
| 移行日 (株) | 前連結会計年度末 (株) | 当連結会計年度末 (株) | |
| 普通株式(無額面株式) | 2,500,000,000 | 2,500,000,000 | 2,500,000,000 |
前連結会計年度及び当連結会計年度における発行済株式総数の期中増減は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (株) | 当連結会計年度 (株) | |
| 期首残高 | 1,653,505,751 | 1,653,505,751 |
| 期中増減 | - | - |
| 期末残高 | 1,653,505,751 | 1,653,505,751 |
資本剰余金及び利益剰余金
会社法では、利益剰余金を原資とする配当額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金又は利益準備金として積立てることになっています。
会社法では、資本金及び準備金、剰余金について、株主総会決議等、一定の要件を充たす場合には、相互に組入れることができます。
自己株式
会社法では、株主総会の決議により分配可能額の範囲内で、取得する株式の数、取得価格の総額などを決定し、自己株式を取得することができます。また、市場取引又は公開買付による場合には、定款の定めにより、会社法上定められた要件の範囲内で、取締役会の決議により自己株式を取得することができます。
当社は、平成16年6月24日に開催された定時株主総会において、定款の一部を変更しており、取締役会の決議をもって自己株式を買受けることができます。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における自己株式及び子会社又は関連会社が保有する自己株式は、それぞれ、7,332,832株、6,347,756株、4,964,444株です。
配当金
会社法では、剰余金の配当支払額と自己株式取得に伴い交付する金銭等の総額については、分配可能額を超えてはならないとされており、この金額は、日本で一般に認められた会計原則に準拠して記帳された会計帳簿上の剰余金の額に基づき算定されます。IFRSに則った連結財務諸表への修正額は、会社法上の分配可能額の算定に影響はありません。
平成26年3月31日現在の会社法上の分配可能額は、1,849,848百万円です。なお、会社法上の分配可能額は、配当の効力発生日までに発生した自己株式の取得等により変動する可能性があります。
会社法では、株主総会の決議により事業年度中いつでも配当を行うことができ、当社は、取締役会決議により、中間配当を行うことができます。
前連結会計年度及び当連結会計年度における配当金支払額は以下のとおりです。
| 決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり 配当額 (円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 平成24年6月26日 定時株主総会 | 普通株式 | 54,333 | 33 | 平成24年3月31日 | 平成24年6月27日 |
| 平成24年11月2日 取締役会 | 普通株式 | 41,170 | 25 | 平成24年9月30日 | 平成24年12月3日 |
| 平成25年6月21日 定時株主総会 | 普通株式 | 49,420 | 30 | 平成25年3月31日 | 平成25年6月24日 |
| 平成25年11月1日 取締役会 | 普通株式 | 49,442 | 30 | 平成25年9月30日 | 平成25年12月2日 |
基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となる配当金の総額は以下のとおりです。
| 決議 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 配当の原資 | 1株当たり 配当額 (円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 平成26年6月20日 定時株主総会 | 普通株式 | 62,647 | 利益剰余金 | 38 | 平成26年3月31日 | 平成26年6月23日 |
自己資本の管理
自己資本は、当社の所有者に帰属する持分合計で構成されます。
連結会社は、収益基盤を強固なものとしつつ、効率性・健全性も考慮しながら、持続的な成長・企業価値の最大化を図っていくことを資本政策の基本方針としています。また、有利子負債から現金及び現金同等物・定期預金を差し引いたネット有利子負債と当社の所有者に帰属する持分合計から算出されるネット有利子負債倍率を財務健全性の指標として使用しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるネット有利子負債倍率は以下のとおりです。
| 移行日 | 前連結会計年度末 | 当連結会計年度末 | |
| 有利子負債(百万円) | 5,081,753 | 5,889,642 | 6,075,835 |
| 現金及び現金同等物・定期預金(百万円) | 1,370,996 | 1,469,574 | 1,474,741 |
| ネット有利子負債(百万円) | 3,710,757 | 4,420,068 | 4,601,094 |
| 当社の所有者に帰属する持分合計(百万円) | 3,773,471 | 4,517,107 | 5,067,666 |
| ネット有利子負債倍率(倍) | 1.0 | 1.0 | 0.9 |
なお、連結会社は、資金調達のため借入金融機関等による財務制限条項等の資本に対する制限を受けることがあり、その要求を満たすように運営しています。
21.その他の資本の構成要素及びその他の包括利益
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の資本の構成要素(当社の所有者に帰属)の各項目の内訳(税効果後)は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| FVTOCIに指定したその他の投資: | ||
| 期首残高 | 546,707 | 686,859 |
| その他の包括利益 | 160,127 | △9,168 |
| 利益剰余金への振替額 | △19,975 | △52,540 |
| 期末残高 | 686,859 | 625,151 |
| 確定給付制度の再測定: | ||
| 期首残高 | - | - |
| その他の包括利益 | △15,622 | 17,294 |
| 利益剰余金への振替額 | 15,622 | △17,294 |
| 期末残高 | - | - |
| キャッシュ・フローヘッジ: | ||
| 期首残高 | △10,155 | △6,978 |
| その他の包括利益 | 3,177 | 2,859 |
| 期末残高 | △6,978 | △4,119 |
| 在外営業活動体の換算差額: | ||
| 期首残高 | - | 366,714 |
| その他の包括利益 | 366,714 | 271,506 |
| 期末残高 | 366,714 | 638,220 |
| その他の資本の構成要素合計 | ||
| 期首残高 | 536,552 | 1,046,595 |
| その他の包括利益 | 514,396 | 282,491 |
| 利益剰余金への振替額 | △4,353 | △69,834 |
| 期末残高 | 1,046,595 | 1,259,252 |
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の包括利益(非支配持分に帰属)の各項目の内訳(税効
果後)は、以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| FVTOCIに指定したその他の投資による損益 | 7,632 | 6,718 |
| 確定給付制度の再測定 | △354 | 588 |
| キャッシュ・フローヘッジ | △635 | 396 |
| 在外営業活動体の換算差額 | 11,202 | 6,771 |
| 合計 | 17,845 | 14,473 |
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるその他の包括利益(非支配持分を含む)の各項目の内訳は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| その他の包括利益 | ||
| 純損益に振り替えられることのない項目 | ||
| FVTOCIに指定したその他の投資による損益 | ||
| 期中発生額 | 263,243 | △7,537 |
| 税効果 | △95,484 | 5,087 |
| 合計 | 167,759 | △2,450 |
| 確定給付制度の再測定 | ||
| 期中発生額 | △24,083 | 26,304 |
| 税効果 | 8,107 | △8,422 |
| 合計 | △15,976 | 17,882 |
| 純損益に振り替えられる可能性のある項目 | ||
| キャッシュ・フローヘッジ | ||
| 期中発生額 | 8,133 | △15,738 |
| 当期純利益への組替額 | △3,311 | 17,478 |
| 期中変動額 | 4,822 | 1,740 |
| 税効果 | △2,280 | 1,515 |
| 合計 | 2,542 | 3,255 |
| 在外営業活動体の換算差額 | ||
| 期中発生額 | 367,614 | 280,871 |
| 当期純利益への組替額 | 56 | △2,046 |
| 期中変動額 | 367,670 | 278,825 |
| 税効果 | 10,246 | △548 |
| 合計 | 377,916 | 278,277 |
| その他の包括利益合計 | 532,241 | 296,964 |
22.株式に基づく報酬制度
当社は従来、2種類のストックオプション制度を導入していましたが、制度内容の見直しを行い、平成19年7月20日開催の取締役会において決議された平成19年度新株予約権(ストックオプション)よりストックオプション制度を一本化しています。
平成19年6月以前に取締役会で決議されたストックオプション
従来導入していた2種類のストックオプション制度のうち、一つは、当社取締役(社外取締役は除く)、執行役員及び従業員のうち理事の職にある者に対して、権利付与日の東京証券取引所の終値、又は付与日1ヶ月前の平均終値のいずれか高い方を基に算出された権利行使価格で当社の普通株式を購入する権利が与えられます。このストックオプションは権利付与日より2年間の据置期間の後、権利が確定し、確定と同時に権利行使可能であり、権利行使期間は8年間となっています。
もう一方は、当社取締役(社外取締役は除く)及び執行役員に対して、行使価格1円で当社の普通株式を購入する権利が与えられます。このストックオプションの権利行使期間は権利付与日より30年間となっていますが、このストックオプションを保有する者は、取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日より10年間に限り行使可能となり、上記にかかわらず、付与日から25年後までに権利行使日を迎えなかった場合には、その翌日より行使可能となります。また、権利付与後、翌年6月30日までに取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した場合には、当初割当個数の内、上記期間中の在任月数に応じた数のストックオプションのみが行使が可能となります。
平成19年7月以降に取締役会で決議されたストックオプション
平成19年7月以降に取締役会で決議されたストックオプションについては、当社取締役(社外役員は除く)、執行役員及び従業員のうち理事の職にある者に対して、行使価格1円で当社普通株式を購入する権利が与えられる制度に一本化しています。このストックオプションの権利行使期間は権利付与日より30年間となっており、権利付与日から2年後又は取締役、執行役員及び理事のいずれの地位をも喪失した日の翌日の、いずれか早い日から行使が可能となっており、取締役、執行役員及び理事のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10年間に限り行使可能となっています。また、権利付与後、翌年6月30日までに取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した場合には、当初割当個数の内、上記期間中の在任月数に応じた数のストックオプションのみが行使が可能となります。
前連結会計年度及び当連結会計年度において計上された株式に基づく報酬費用はそれぞれ1,006百万円及び1,322百万円です。
前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社のストックオプション制度に基づき発行されたストックオプションの各測定日における加重平均公正価値はそれぞれ1,042円及び1,475円です。
ストックオプションの公正価値はブラック・ショールズ価格モデルにて算出しています。公正価値の計算における前提条件は以下のとおりです。なお、リスクフリー利子率は見積権利行使期間を残存期間とする権利付与日の国債利回りに基づき算出しています。見積ボラティリティは権利付与日を基準に、過去の見積権利行使期間における日次株価に基づき算出しています。見積配当は前連結会計年度の配当実績を使用しています。見積権利行使期間については、付与されたストックオプションの行使までの予想期間を表しています。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
| リスクフリー利子率 | 0.67%-0.72% | 0.50%-0.79% |
| 見積ボラティリティ | 39.21%-39.60% | 38.38%-40.86% |
| 見積配当率 | 4.21%-4.39% | 2.89%-3.10% |
| 見積権利行使期間 | 9-9.25年 | 7-9.60年 |
| 測定日における株価 | 1,480-1,545円 | 1,777-1,902円 |
前連結会計年度及び当連結会計年度における当社のストックオプションの付与状況は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
| 株式数 (株) | 加重平均行使価格 (円) | 株式数 (株) | 加重平均行使価格 (円) | |
| 期首未行使残高 | 5,609,100 | 881 | 5,653,400 | 797 |
| 付与数 | 970,000 | 1 | 920,100 | 1 |
| キャンセル又は喪失数 | △8,400 | 1 | △23,500 | 1 |
| 行使数 | △917,300 | 472 | △1,270,000 | 417 |
| 期末未行使残高 | 5,653,400 | 797 | 5,280,000 | 754 |
| 期末行使可能残高 | 4,165,400 | 1,082 | 3,832,300 | 1,038 |
前連結会計年度及び当連結会計年度中に権利行使されたストックオプションについて権利行使日時点の加重平均株価はそれぞれ1,705円、1,884円です。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における当社のストックオプションの残高は以下のとおりです。
(前連結会計年度末)
| 未行使残高 | 行使可能残高 | |||||
| 行使価額(円) | 1 | 958~1,691 | 2,435 | 1 | 958~1,691 | 2,435 |
| 株式数(株) | 3,479,500 | 856,500 | 1,317,400 | 1,991,500 | 856,500 | 1,317,400 |
| 加重平均残余期間(年) | 22.3 | 1.9 | 3.3 | 17.9 | 1.9 | 3.3 |
(当連結会計年度末)
| 未行使残高 | 行使可能残高 | |||||
| 行使価額(円) | 1 | 1,090~1,691 | 2,435 | 1 | 1,090~1,691 | 2,435 |
| 株式数(株) | 3,501,800 | 460,800 | 1,317,400 | 2,054,100 | 460,800 | 1,317,400 |
| 加重平均残余期間(年) | 21.2 | 1.2 | 2.3 | 16.3 | 1.2 | 2.3 |
23.収益
前連結会計年度及び当連結会計年度における「収益」の内訳は以下のとおりです。
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 商品販売に係る収益 | 5,009,390 | 6,634,114 |
| サービス及びその他に係る収益 | 1,000,497 | 1,001,054 |
| 合計 | 6,009,887 | 7,635,168 |
24.販売費及び一般管理費
前連結会計年度及び当連結会計年度における「販売費及び一般管理費」の内訳は以下のとおりです。
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 人件費 | 376,430 | 406,238 |
| 運賃・保管料 | 126,148 | 126,293 |
| 設備費 | 98,719 | 106,948 |
| 事務費 | 63,133 | 64,310 |
| 業務委託費 | 58,278 | 69,210 |
| その他 | 163,204 | 179,899 |
| 合計 | 885,912 | 952,898 |
25.金融商品に係る収益及び費用
前連結会計年度及び当連結会計年度における「有価証券損益」、「金融収益」及び「金融費用」の内訳は以下のとおりです。
| 区分 | 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) |
| 有価証券損益 | ||
| FVTPLの金融資産 | 9,467 | 31,588 |
| その他 | 2,849 | 14,747 |
| 有価証券損益 合計 | 12,316 | 46,335 |
| 金融収益 | ||
| 受取利息 | ||
| 償却原価で測定される金融資産 | 17,359 | 20,275 |
| FVTPLの金融資産 | 6,137 | 12,214 |
| 受取利息 合計 | 23,496 | 32,489 |
| 受取配当金 | ||
| FVTOCIの金融資産 | 129,543 | 164,742 |
| 受取配当金 合計 | 129,543 | 164,742 |
| 金融収益 合計 | 153,039 | 197,231 |
| 金融費用 | ||
| 支払利息 | ||
| 償却原価で測定される金融負債 | 21,776 | 25,487 |
| その他 | 5,146 | 6,241 |
| 金融費用 合計 | 26,922 | 31,728 |
上記の他、前連結会計年度及び当連結会計年度において、ヘッジ指定されていないデリバティブの損益(純額)が、それぞれ、「収益/原価」に△4,619百万円及び25,083百万円、「その他の損益-純額」に33,206百万円及び4,868百万円含まれています。ヘッジに係る損益については、注記31をご参照ください。
また、上記の金融収益及び費用の他に、前連結会計年度及び当連結会計年度において、償却原価で測定された金融資産に係る受取利息が13,307百万円及び13,234百万円、償却原価で測定された金融負債に係る支払利息が18,875百万円及び22,374百万円生じており、これらは主として「収益/原価」に含まれています。
借入費用の資産化に際しては、有形固定資産の取得に個別に紐つく借入がある場合には、当該借入についての借入費用を資産化しています。また、一般目的の借入で有形固定資産を取得した場合には、借入費用をその取得に使用した範囲で資産化しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度において資産化された借入費用は、それぞれ7,479百万円及び9,359百万円です。
26.その他の損益-純額
前連結会計年度及び当連結会計年度における「その他の損益-純額」の内訳は以下のとおりです。
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 為替関連損益(純額) | △117 | △44,064 |
| 探鉱費 | △22,297 | △23,028 |
| 保険求償益 | 24,748 | - |
| バーゲンパーチェス益 | 21,479 | - |
| その他 | 8,492 | 298 |
| 合計 | 32,305 | △66,794 |
(注)為替関連損益(純額)には外国為替デリバティブ関連損益が含まれています。
27.法人所得税
本邦における法人所得税は、法人税、住民税及び事業税から構成されており、これら本邦における税金の法定税率を基礎として算出した法定実効税率は38%です。「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、復興特別法人税が1年前倒しして廃止されることになりました。これに伴い、平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異についても繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率が従来の38%から36%に変更されます。この税率変更に伴う影響は軽微です。
海外子会社に対しては、その所在国における法人所得税が課せられています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における法人所得税の内訳は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 当期税金 | 107,673 | 118,935 |
| 繰延税金 | △8,571 | 26,660 |
| 法人所得税 | 99,102 | 145,595 |
| その他の包括利益に係る法人所得税 | 79,411 | 2,368 |
| 合計 | 178,513 | 147,963 |
前連結会計年度及び当連結会計年度の法定実効税率と連結損益計算書上の法人所得税の実効税率との差異要因は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (%) | 当連結会計年度 (%) | |
| 法定実効税率 | 38.0 | 38.0 |
| 持分法による投資損益等の影響 | △12.9 | △11.2 |
| 税務上の損金不算入額 | 0.8 | 0.9 |
| 繰延税金資産の回収可能性の評価による影響 | 1.4 | 3.5 |
| 当期に認識した子会社の過年度損失に係る税効果 | △0.1 | △0.2 |
| 低税率諸国にある海外子会社の当期利益 | △2.4 | △3.9 |
| 受取配当金 | △0.1 | △1.3 |
| その他 | △2.3 | 1.6 |
| 連結損益計算書上の法人所得税の実効税率 | 22.4 | 27.4 |
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における繰延税金資産及び負債の主な構成項目は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 繰延税金資産 | |||
| 貸倒引当金 | 9,812 | 8,578 | 19,588 |
| 退職給付に係る負債 | 24,628 | 27,918 | 21,577 |
| 有形固定資産、投資不動産及び無形資産 | 28,872 | 44,562 | 31,040 |
| 短期運用資産及びその他の投資 | 59,476 | 54,368 | 33,955 |
| 繰越欠損金 | 25,146 | 47,107 | 51,101 |
| 未払費用等 | 43,385 | 50,565 | 63,570 |
| その他 | 42,444 | 74,660 | 96,039 |
| 繰延税金資産(総額) | 233,763 | 307,758 | 316,870 |
| 繰延税金負債 | |||
| 短期運用資産及びその他の投資 | 390,544 | 472,944 | 417,210 |
| 有形固定資産、投資不動産及び無形資産 | 151,131 | 158,132 | 174,299 |
| 持分法で会計処理される投資 | 28,181 | 56,199 | 98,196 |
| その他 | 30,423 | 45,101 | 43,734 |
| 繰延税金負債(総額) | 600,279 | 732,376 | 733,439 |
| 繰延税金資産及び負債(△)(純額) | △366,516 | △424,618 | △416,569 |
当社では、連結子会社及びジョイント・アレンジメントの未分配利益のうち現時点において配当することが予定されていないものについては、繰延税金負債を認識していません。移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、連結財務諸表上、繰延税金負債を認識していない連結子会社及びジョイント・アレンジメントの未分配利益はそれぞれ1,027,170百万円、1,165,745百万円及び1,214,432百万円です。
繰延税金資産には、将来税務上減算される一時差異、税額控除及び繰越欠損金について、連結会社が将来における課税所得の発生及び将来加算一時差異の解消により実現する可能性が高いと判断した額を計上しています。
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除の合計額に関する失効期限別の内訳は以下のとおりです。
| 失効期限 | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) |
| 1年以内 | 4,870 | 3,393 | 3,183 |
| 1年超2年以内 | 5,584 | 5,585 | 1,549 |
| 2年超3年以内 | 5,172 | 2,577 | 6,091 |
| 3年超4年以内 | 4,698 | 1,214 | 3,630 |
| 4年超5年以内 | 4,992 | 6,589 | 4,502 |
| 5年超10年以内 | 27,616 | 31,388 | 33,795 |
| 10年超15年以内 | 1,019 | 1,131 | 1,586 |
| 15年超 | 25,575 | 25,550 | 48,920 |
| 期限なし | 98,514 | 118,912 | 139,826 |
| 合計 | 178,040 | 196,339 | 243,082 |
豪州における鉱物資源利用税(Minerals Resource Rent Tax Act 2012)では、鉱業収益から鉱業費用を差し引き、更に控除項目を減額して計算される鉱業利益に対して課税が行われます。同税制では、適用開始時に、鉱業プロジェクトの権益に関連する有形固定資産や法的権利を「開始ベース資産」として測定する必要があり、その際に市場価値法を使用することを認めています。連結会社は、「開始ベース資産」の測定にあたり市場価値法を採用しているため、当該資産について一時差異が発生しています。公正価値で再測定された「開始ベース資産」は、税務上償却し、課税所得の計算にあたり控除されます。しかしながら、同税制では、開始ベース資産の償却より優先して適用されるロイヤリティー控除等の他の控除項目があり、連結会社では、開始ベース資産の償却による控除の前の段階でも課税所得が発生しない見通しにあることから、連結会社は同税制に係る全ての一時差異に対して繰延税金資産を認識していません。同税制に基づき、繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異は、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ1,028,527百万円、1,412,083百万円及び1,413,448百万円あり、これらは上記の表に含めていません。また、これにより連結財政状態計算書において認識していない繰延税金資産の金額は、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ161,993百万円、222,403百万円及び222,618百万円です。
連結会社は不確実性のある税務ポジションについて最善の見積りに基づき資産又は負債を計上しています。移行日の未認識税務ベネフィットの内、認識された場合、実効税率を改善させる額は、4,481百万円です。前連結会計年度及び当連結会計年度の金額には重要性がありません。当連結会計年度末において、今後12ヶ月以内の未認識税務ベネフィットの重要な変動を合理的に予想することはできません。
28.1株当たり当期純利益
1株当たり当期純利益(当社の所有者に帰属)及び希薄化後1株当たり当期純利益(当社の所有者に帰属)の調整計算は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
| 1株当たり当期純利益(当社の所有者に帰属)(円) | ||
| 基本的 | 196.45 | 219.30 |
| 希薄化後 | 196.02 | 218.80 |
| 分子(百万円) | ||
| 当期純利益(当社の所有者に帰属) | 323,457 | 361,359 |
| 分母(千株) | ||
| 加重平均普通株式数 | 1,646,519 | 1,647,786 |
| 希薄化効果のある証券の影響 | ||
| ストックオプション | 3,637 | 3,794 |
| 希薄化効果のある証券の影響考慮後の加重平均株式数 | 1,650,157 | 1,651,581 |
| 希薄化効果を有しないため希薄化後1株当たり当期純利益(当社の所有者に帰属)の算定に含めなかった潜在株式の概要 | 平成17年6月24日開催及び平成18年6月27日開催の定時株主総会決議に基づく通常型ストックオプション。新株予約権の概要については、「第4 提出会社の状況」の「1.株式等の状況」の「(2)新株予約権等の状況」をご参照ください。 | 平成18年6月27日開催の定時株主総会決議に基づく通常型ストックオプション。新株予約権の概要については、「第4 提出会社の状況」の「1.株式等の状況」の「(2)新株予約権等の状況」をご参照ください。 |
29.公正価値測定
継続的に公正価値で測定される資産及び負債
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、継続的に公正価値で測定される資産及び負債の内訳は、以下のとおりです。
(移行日)
| 区分 | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 資産・負債 相殺額 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 資産 | |||||
| 現金及び現金同等物 | 402,568 | - | - | 402,568 | |
| 短期運用資産及びその他の投資 | |||||
| FVTPLの金融資産 | 1,322 | 7,000 | 110,311 | 118,633 | |
| FVTOCIの金融資産 | 914,399 | 2,402 | 1,318,720 | 2,235,521 | |
| 営業債権及びその他の債権(FVTPL) | - | - | 35,125 | 35,125 | |
| デリバティブ | 11,413 | 280,414 | 1,468 | △120,910 | 172,385 |
| たな卸資産及びその他の流動資産 | 948 | 242,504 | - | 243,452 | |
| 資産 合計 | 1,330,650 | 532,320 | 1,465,624 | △120,910 | 3,207,684 |
| 負債 | |||||
| デリバティブ | 12,039 | 223,755 | 1,444 | △120,910 | 116,328 |
| 負債 合計 | 12,039 | 223,755 | 1,444 | △120,910 | 116,328 |
(注) 「デリバティブ」は、連結財政状態計算書上の「その他の金融資産」、「その他の流動資産」、「その他の金融負債」、又は「その他の流動負債」に計上しています。
(前連結会計年度末)
| 区分 | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 資産・負債 相殺額 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 資産 | |||||
| 現金及び現金同等物 | 414,989 | - | - | 414,989 | |
| 短期運用資産及びその他の投資 | |||||
| FVTPLの金融資産 | 5 | 9,499 | 110,267 | 119,771 | |
| FVTOCIの金融資産 | 1,017,302 | 686 | 1,003,757 | 2,021,745 | |
| 営業債権及びその他の債権(FVTPL) | - | - | 85,221 | 85,221 | |
| デリバティブ | 17,825 | 394,217 | 616 | △162,874 | 249,784 |
| たな卸資産及びその他の流動資産 | 4,820 | 308,528 | - | 313,348 | |
| 資産 合計 | 1,454,941 | 712,930 | 1,199,861 | △162,874 | 3,204,858 |
| 負債 | |||||
| デリバティブ | 14,490 | 321,072 | 592 | △162,874 | 173,280 |
| 負債 合計 | 14,490 | 321,072 | 592 | △162,874 | 173,280 |
(注)1. 前連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
2. 「デリバティブ」は、連結財政状態計算書上の「その他の金融資産」、「その他の流動資産」、「その他の金融負債」、又は「その他の流動負債」に計上しています。
(当連結会計年度末)
| 区分 | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 資産・負債 相殺額 (百万円) | 合計 (百万円) |
| 資産 | |||||
| 現金及び現金同等物 | 460,331 | - | - | 460,331 | |
| 短期運用資産及びその他の投資 | |||||
| FVTPLの金融資産 | 578 | 2,350 | 63,058 | 65,986 | |
| FVTOCIの金融資産 | 906,387 | 296 | 1,038,086 | 1,944,769 | |
| 営業債権及びその他の債権(FVTPL) | - | - | 83,079 | 83,079 | |
| デリバティブ | 16,962 | 487,570 | - | △273,949 | 230,583 |
| たな卸資産及びその他の流動資産 | 2,873 | 392,822 | - | 395,695 | |
| 資産 合計 | 1,387,131 | 883,038 | 1,184,223 | △273,949 | 3,180,443 |
| 負債 | |||||
| デリバティブ | 21,098 | 396,374 | - | △273,949 | 143,523 |
| 負債 合計 | 21,098 | 396,374 | - | △273,949 | 143,523 |
(注)1. 当連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
2. 「デリバティブ」は、連結財政状態計算書上の「その他の金融資産」、「その他の流動資産」、「その他の金融負債」、又は「その他の流動負債」に計上しています。
前連結会計年度及び当連結会計年度における、継続的に公正価値で測定されるレベル3の資産及び負債の調整表は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
| 区分 | 期首残高 (百万円) | 損益 (百万円) | その他の包括損益 (百万円) | 購入等による増加 (百万円) | 売却等による減少 (百万円) | 償還又は決済 (百万円) | 期末残高 (百万円) | 期末で保有する資産に関連する未実現損益の変動に起因する額 (百万円) |
| 短期運用資産及びその他の投資 | ||||||||
| FVTPL | 110,311 | 6,852 | 89 | 10,069 | △17,054 | - | 110,267 | 1,495 |
| FVTOCI | 1,318,720 | - | 138,850 | 23,258 | △477,071 | - | 1,003,757 | - |
| 営業債権及びその他の債権 (FVTPL) | 35,125 | 928 | 2,294 | 50,123 | - | △3,249 | 85,221 | 928 |
| その他の金融資産 (デリバティブ) | 1,468 | △483 | - | - | - | △369 | 616 | 616 |
| その他の金融負債 (デリバティブ) | 1,444 | △507 | - | - | - | △345 | 592 | 592 |
(注)1. 「購入等による増加」及び「売却等による減少」には新規連結、連結除外による増減、及び他勘定からの(への)振替による増減が含まれています。
2. 前連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
(当連結会計年度)
| 区分 | 期首残高 (百万円) | 損益 (百万円) | その他の包括損益 (百万円) | 購入等による増加 (百万円) | 売却等による減少 (百万円) | 償還又は決済 (百万円) | 期末残高 (百万円) | 期末で保有する資産に関連する未実現損益の変動に起因する額 (百万円) |
| 短期運用資産及びその他の投資 | ||||||||
| FVTPL | 110,267 | 23,973 | 2,183 | 4,362 | △77,727 | - | 63,058 | 4,362 |
| FVTOCI | 1,003,757 | - | 14,422 | 24,410 | △4,503 | - | 1,038,086 | - |
| 営業債権及びその他の債権 (FVTPL) | 85,221 | 1,615 | 3,158 | 6,184 | - | △13,099 | 83,079 | 1,615 |
| その他の金融資産 (デリバティブ) | 616 | - | - | - | - | △616 | - | - |
| その他の金融負債 (デリバティブ) | 592 | - | - | - | - | △592 | - | - |
(注)1. 「購入等による増加」及び「売却等による減少」には新規連結、連結除外による増減、及び他勘定からの(への)振替による増減が含まれています。
2. 当連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。
短期運用資産及びその他の投資について当期純利益で認識した損益は、連結損益計算書の「有価証券損益」に含まれています。また、デリバティブについて当期純利益で認識した損益は、連結損益計算書の「収益」及び「原価」に含まれています。
FVTPLの金融資産についてその他の包括損益で認識した金額は、連結その他包括利益計算書の「在外営業活動体の換算差額」に含まれています。また、FVTOCIの金融資産についてその他の包括損益で認識した金額は、連結その他包括利益計算書の「FVTOCIに指定したその他の投資による損益」及び「在外営業活動体の換算差額」に含まれています。
現金及び現金同等物
レベル1の現金及び現金同等物は、現金及び当座預金であり、帳簿価額と公正価値がほぼ同額です。
短期運用資産及びその他の投資
レベル1の短期運用資産及びその他の投資は、主に市場性のある株式であり、活発な市場における市場価格で評価しています。
レベル2の短期運用資産及びその他の投資は、主にヘッジファンド宛の投資であり、投資先の一株当たり純資産価値により評価しています。レベル3の短期運用資産及びその他の投資は、主に市場性のない株式であり、将来キャッシュ・フローの割引現在価値、類似取引事例との比較、及び投資先の1株当たり純資産価値等により評価しています。
レベル3の短期運用資産及びその他の投資については、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、投資先の将来キャッシュ・フローの情報、1株当たり純資産価値情報、及び第三者による鑑定評価等を入手し、公正価値を測定しています。
営業債権及びその他の債権(FVTPL)
FVTPLの営業債権及びその他の債権は、主にノンリコース債権であり、帳簿価額と公正価値がほぼ同額であると見なされる変動金利付貸付金等を除いて、同程度の信用格付を有する貸付先又は顧客に対して、同一の残存期間で同条件の貸付又は信用供与を行う場合の金利を用いて、将来キャッシュ・フローの割引現在価値により評価しています。公正価値に対して、観察不能なインプットによる影響額が重要な割合を占めるものについてはレベル3に、観察不能なインプットによる影響額が重要な割合を占めていないものについてはレベル2に分類しています。
レベル3の営業債権及びその他の債権については、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、当該債権に係る将来キャッシュ・フロー情報を入手し、公正価値を測定しています。
デリバティブ
レベル1のデリバティブは、主に公設市場で取引されるコモディティ契約のデリバティブであり、取引市場価格により評価しています。レベル2のデリバティブは、主に相対取引のコモディティ契約のデリバティブであり、金利、外国為替レート及び商品相場価格などの観察可能なインプットを使用し、評価モデルにより評価しています。レベル3のデリバティブは、コモディティ関連の複合デリバティブであり、観察不能なインプットを使用して評価しています。
デリバティブ契約については、取引先に対する債権債務相殺後の純額に対して信用リスク調整を行っています。
レベル3のデリバティブについては、該当する資産を保有する子会社の経理担当者が、外部の金融機関から価格情報を入手し、公正価値を測定しています。
たな卸資産
レベル1及びレベル2のたな卸資産は、主にトレーディング目的で保有する非鉄金属の在庫であり、取引市場価格により評価しているものについてはレベル1に、商品相場価格などの観察可能なインプットを使用し、評価モデルにより評価しているものについてはレベル2に分類しています。これらのたな卸資産の公正価値には販売費用が含まれていますが、当該販売費用は重要ではありません。
全ての測定結果は、四半期毎に当社セグメントの管理部局又は子会社の経理担当者のレビューを受け、会計責任者の承認を得ています。また、公正価値測定に係る評価方法を含む評価方針及び手続きは、管理取り纏め部局にて設定され定期的に見直されています。
非継続的に公正価値で測定される資産及び負債
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、非継続的に公正価値で測定される資産及び負債の内訳は、以下のとおりです。
(移行日)
| 区分 | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 公正価値評価額合計 (百万円) |
| 有形固定資産 | - | - | 161,242 | 161,242 |
| 投資不動産 | - | - | 38,379 | 38,379 |
レベル3の有形固定資産及び投資不動産はみなし原価適用によるものであり、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、第三者による鑑定評価を入手し、公正価値を測定しています。
測定結果については、当社セグメントの管理部局又は子会社の経理担当者のレビューを受け、会計責任者の承認を得ています。
(前連結会計年度末)
| 区分 | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 公正価値評価額合計 (百万円) |
| 売却目的非流動資産 (不動産) | - | 5,000 | - | 5,000 |
レベル2の売却目的非流動資産に係る減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれています。
レベル2の売却目的非流動資産は、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、当該資産に係る将来キャッシュ・フロー情報を入手し、公正価値を測定しています。
測定結果については、当社セグメントの管理部局又は子会社の経理担当者のレビューを受け、会計責任者の承認を得ています。
(当連結会計年度末)
| 区分 | レベル1 (百万円) | レベル2 (百万円) | レベル3 (百万円) | 公正価値評価額合計 (百万円) |
| 売却目的非流動資産 (航空機) | - | 14,904 | - | 14,904 |
レベル2の売却目的非流動資産に係る減損損失は連結損益計算書の「固定資産減損損失」に含まれています。
レベル2の売却目的非流動資産は、該当する資産を管理する当社セグメントの管理部局又は同資産を保有する子会社の経理担当者が、当該資産に係る将来キャッシュ・フロー情報を入手し、公正価値を測定しています。
測定結果については、当社セグメントの管理部局又は子会社の経理部局の経理担当者のレビューを受け、会計責任
者の承認を得ています。
レベル3に分類される資産に関する定量的情報
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、レベル3に分類される継続的に公正価値で測定された資産の内、重要な観察不能なインプットを使用して公正価値を測定した資産に関する定量的情報は以下のとおりです。
(移行日)
| 区分 | 公正価値 (百万円) | 評価手法 | 観察不能インプット | インプット値の 加重平均 |
| 非上場株式 | 658,781 | 割引キャッシュ・フロー法 | 割引率 | 10.3% |
(前連結会計年度末)
| 区分 | 公正価値 (百万円) | 評価手法 | 観察不能インプット | インプット値の 加重平均 |
| 非上場株式 | 765,392 | 割引キャッシュ・フロー法 | 割引率 | 10.4% |
(当連結会計年度末)
| 区分 | 公正価値 (百万円) | 評価手法 | 観察不能インプット | インプット値の 加重平均 |
| 非上場株式 | 768,521 | 割引キャッシュ・フロー法 | 割引率 | 10.1% |
非上場株式の公正価値測定で用いている重要な観察不能なインプットは割引率です。これらのインプットの著しい増加(減少)は、公正価値の著しい低下(上昇)を生じることとなります。
償却原価で測定される金融商品の公正価値
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、償却原価で測定される金融商品の帳簿価額及び公正価値の内訳は以下のとおりです。
(移行日)
| 区分 | 帳簿価額 (百万円) | 公正価値(百万円) | |||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
| 資産 | |||||
| 現金同等物及び定期預金 | 968,428 | - | 968,428 | - | 968,428 |
| 短期運用資産及びその他の投資 | 141,034 | 10,784 | 48,596 | 75,445 | 134,825 |
| 営業債権及びその他の債権 | 3,508,809 | - | 3,273,831 | 248,871 | 3,522,702 |
| 資産 合計 | 4,618,271 | 10,784 | 4,290,855 | 324,316 | 4,625,955 |
| 負債 | |||||
| 社債及び借入金 | 5,081,753 | - | 5,080,481 | - | 5,080,481 |
| 営業債務及びその他の債務 | 2,605,105 | - | 2,605,205 | - | 2,605,205 |
| 負債 合計 | 7,686,858 | - | 7,685,686 | - | 7,685,686 |
(前連結会計年度末)
| 区分 | 帳簿価額 (百万円) | 公正価値(百万円) | |||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
| 資産 | |||||
| 現金同等物及び定期預金 | 1,054,585 | - | 1,054,585 | - | 1,054,585 |
| 短期運用資産及びその他の投資 | 134,667 | 7,433 | 50,788 | 73,416 | 131,637 |
| 営業債権及びその他の債権 | 3,697,887 | - | 3,477,984 | 234,439 | 3,712,423 |
| 資産 合計 | 4,887,139 | 7,433 | 4,583,357 | 307,855 | 4,898,645 |
| 負債 | |||||
| 社債及び借入金 | 5,889,642 | - | 5,882,352 | - | 5,882,352 |
| 営業債務及びその他の債務 | 2,748,184 | - | 2,746,084 | - | 2,746,084 |
| 負債 合計 | 8,637,826 | - | 8,628,436 | - | 8,628,436 |
(当連結会計年度末)
| 区分 | 帳簿価額 (百万円) | 公正価値(百万円) | |||
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
| 資産 | |||||
| 現金同等物及び定期預金 | 1,014,410 | - | 1,014,410 | - | 1,014,410 |
| 短期運用資産及びその他の投資 | 135,222 | 18,750 | 46,821 | 68,458 | 134,029 |
| 営業債権及びその他の債権 | 3,774,128 | - | 3,692,698 | 101,821 | 3,794,519 |
| 資産 合計 | 4,923,760 | 18,750 | 4,753,929 | 170,279 | 4,942,958 |
| 負債 | |||||
| 社債及び借入金 | 6,075,835 | - | 6,029,285 | - | 6,029,285 |
| 営業債務及びその他の債務 | 2,715,482 | - | 2,709,709 | - | 2,709,709 |
| 負債 合計 | 8,791,317 | - | 8,738,994 | - | 8,738,994 |
償却原価で測定される金融商品に係る公正価値の測定方法
現金同等物及び定期預金
償却原価で測定される現金同等物及び定期預金は、比較的短期で満期が到来するため、公正価値は帳簿価額とほぼ同額です。
短期運用資産及びその他の投資
償却原価で測定される短期運用資産及びその他の投資は、主に国内及び海外の債券、並びに差入保証金などの市場性のない投資です。レベル1及びレベル2に分類される債券については、それぞれ、活発な市場における市場価格、及び活発ではない市場における同一の資産の市場価格により評価しています。なお、償却原価で測定される差入保証金などの市場性のない投資は、公正価値を算定するための情報の入手が困難な多数に及ぶ投資であり、その公正価値を見積ることは実務上困難なため、帳簿価額により評価しています。
営業債権及びその他の債権
比較的短期で満期が到来する営業債権及びその他の債権については、帳簿価額と公正価値がほぼ同額です。短期で満期が到来しない営業債権及びその他の債権の公正価値は、それぞれの債権の元本及び契約金利等に基づく将来の見積りキャッシュ・フローを、連結会社の見積りによる信用スプレッドを加味した割引率にて割り引くことにより算定しています。
社債及び借入金
社債及び借入金の公正価値は、連結会社が新たに同一残存期間の借入を同様の条件の下で行う場合に適用される利率を使用して、将来の見積りキャッシュ・フローを割り引くことにより算定しています。
営業債務及びその他の債務
比較的短期で満期が到来する営業債務及びその他の債務については、帳簿価額と公正価値がほぼ同額です。短期で満期が到来しない営業債務及びその他の債務の公正価値は、連結会社が新たに同一残存期間の借入を同様の条件の下で行う場合に適用される利率を使用して、将来の見積りキャッシュ・フローを割り引くことにより算定しています。
30.金融資産及び金融負債の相殺
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、取引相手先との間の法的強制力のあるマスターネッティング契約又は類似契約の対象となっている金融資産及び金融負債の金額は以下のとおりです。
(移行日)
| 金融資産 | 総額の資産金額 (相殺処理前) (百万円) | 相殺金額 (百万円) | 連結財政状態計算書上の計上額 (百万円) | 連結財政状態計算書 上相殺されない金額 (百万円) | 純額 (百万円) | ||
| 金融商品 | 預り現金 担保 | 金融商品 | 預り現金 担保 | ||||
| デリバティブ | 293,295 | △120,910 | - | 172,385 | △71,195 | △7,753 | 93,437 |
| 貸付金 | 114,976 | - | - | 114,976 | △114,976 | - | - |
| 合計 | 408,271 | △120,910 | - | 287,361 | △186,171 | △7,753 | 93,437 |
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、77,872百万円は「その他の金融資産」(流動)、1,916百万円は「その他の流動資産」、92,597百万円は「その他の金融資産」(非流動)に計上しています。また、「貸付金」の「連結財政状態計算書上の計上額」は「営業債権及びその他の債権」(流動)に計上しています。
| 金融負債 | 総額の負債金額 (相殺処理前) (百万円) | 相殺金額 (百万円) | 連結財政状態計 算書上の計上額 (百万円) | 連結財政状態計算書 上相殺されない金額 (百万円) | 純額 (百万円) | ||
| 金融商品 | 差入現金 担保 | 金融商品 | 差入現金 担保 | ||||
| デリバティブ | 237,238 | △120,910 | - | 116,328 | △71,195 | △8,023 | 37,110 |
| 合計 | 237,238 | △120,910 | - | 116,328 | △71,195 | △8,023 | 37,110 |
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、80,157百万円は「その他の金融負債」(流動)、2百万円は「その他の流動負債」、36,169百万円は「その他の金融負債」(非流動)に計上しています。
(前連結会計年度末)
| 金融資産 | 総額の資産金額 (相殺処理前) (百万円) | 相殺金額 (百万円) | 連結財政状態計 算書上の計上額 (百万円) | 連結財政状態計算書 上相殺されない金額 (百万円) | 純額 (百万円) | ||
| 金融商品 | 預り現金 担保 | 金融商品 | 預り現金 担保 | ||||
| デリバティブ | 412,658 | △162,874 | - | 249,784 | △104,503 | △2,600 | 142,681 |
| 貸付金 | 154,965 | - | - | 154,965 | △154,965 | - | - |
| 合計 | 567,623 | △162,874 | - | 404,749 | △259,468 | △2,600 | 142,681 |
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、137,579百万円は「その他の金融資産」(流動)、19百万円は「その他の流動資産」、112,186百万円は「その他の金融資産」(非流動)に計上しています。また、「貸付金」の「連結財政状態計算書上の計上額」は「営業債権及びその他の債権」(流動)に計上しています。
| 金融負債 | 総額の負債金額 (相殺処理前) (百万円) | 相殺金額 (百万円) | 連結財政状態計 算書上の計上額 (百万円) | 連結財政状態計算書 上相殺されない金額 (百万円) | 純額 (百万円) | ||
| 金融商品 | 差入現金 担保 | 金融商品 | 差入現金 担保 | ||||
| デリバティブ | 336,154 | △162,874 | - | 173,280 | △104,503 | △5,512 | 63,265 |
| 合計 | 336,154 | △162,874 | - | 173,280 | △104,503 | △5,512 | 63,265 |
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、117,087百万円は「その他の金融負債」(流動)、2,804百万円は「その他の流動負債」、53,389百万円は「その他の金融負債」(非流動)に計上しています。
(当連結会計年度末)
| 金融資産 | 総額の資産金額 (相殺処理前) (百万円) | 相殺金額 (百万円) | 連結財政状態計 算書上の計上額 (百万円) | 連結財政状態計算書 上相殺されない金額 (百万円) | 純額 (百万円) | ||
| 金融商品 | 預り現金 担保 | 金融商品 | 預り現金 担保 | ||||
| デリバティブ | 504,532 | △273,949 | - | 230,583 | △78,103 | △6,687 | 145,793 |
| 貸付金 | 154,967 | - | - | 154,967 | △154,967 | - | - |
| 合計 | 659,499 | △273,949 | - | 385,550 | △233,070 | △6,687 | 145,793 |
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、136,398百万円は「その他の金融資産」(流動)、1,011百万円は「その他の流動資産」、93,174百万円は「その他の金融資産」(非流動)に計上しています。また、「貸付金」の「連結財政状態計算書上の計上額」は「営業債権及びその他の債権」(流動)に計上しています。
| 金融負債 | 総額の負債金額 (相殺処理前) (百万円) | 相殺金額 (百万円) | 連結財政状態計 算書上の計上額 (百万円) | 連結財政状態計算書 上相殺されない金額 (百万円) | 純額 (百万円) | ||
| 金融商品 | 差入現金 担保 | 金融商品 | 差入現金 担保 | ||||
| デリバティブ | 417,472 | △273,949 | - | 143,523 | △78,103 | △17,565 | 47,855 |
| 合計 | 417,472 | △273,949 | - | 143,523 | △78,103 | △17,565 | 47,855 |
上記「デリバティブ」の「連結財政状態計算書上の計上額」のうち、110,557百万円は「その他の金融負債」(流動)、32,966百万円は「その他の金融負債」(非流動)に計上しています。
デリバティブ取引
連結会社と取引相手との間には、法的強制力のあるマスターネッティング契約又は類似の契約が存在します。
これらの契約では、1つでも約定の不履行又は解除があった場合には、当該契約の対象となっているすべての金融商品を単一の純額で決済することを定めています。マスターネッティッグ契約は、相殺権を創出しますが、契約によって自動的に相殺権が与えられるわけではありません。
現先取引
連結会社は、債券を担保として現金を貸し付ける場合、取引相手の債務不履行や倒産・破産の際には、担保である債券と貸付とを相殺できる契約を締結しています。これらの契約は、相殺権を創出しますが、契約によって自動的に相殺権が与えられるわけではありません。
31.デリバティブ取引及びヘッジ活動
連結会社は、通常の営業活動において、金利変動、為替変動及び商品相場変動などの市場リスクに晒されています。これらのリスクを管理するため、連結会社は、原則として、リスクの純額を把握してナチュラルヘッジを有効に活用しています。更に、取引相手先に関するリスク管理方針に則って様々なデリバティブ取引を締結し、特定リスクの軽減を図っています。
連結会社が利用しているデリバティブ取引は、主に金利スワップ、為替予約、通貨スワップ、商品先物取引です。これらのデリバティブ取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動は、その一部若しくは全部が、対応するヘッジ対象取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動を相殺する効果を有します。連結会社は、実務上可能な場合には、常にヘッジ会計の適用要件を満たすべく特定リスクに対してヘッジ指定を行っています。連結会社は、ヘッジの開始時及び継続期間中に亘って、ヘッジ手段のデリバティブ取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動がヘッジ対象取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動と高い相殺関係があるかどうかに関する有効性評価を実施しています。デリバティブ取引に関してヘッジの有効性が認められなくなった場合は、そのデリバティブに対するヘッジ会計の適用を中止しています。
公正価値ヘッジ
公正価値ヘッジとして指定されるデリバティブは、主に固定金利付金融資産・負債に係る金利変動リスクを回避するための固定金利を変動金利に変換する金利スワップ、及び外貨建金銭債権債務に係る為替変動リスクを回避するための通貨スワップです。
キャッシュ・フローヘッジ
キャッシュ・フローヘッジとして指定されるデリバティブは、主に変動金利付金融負債に係る金利キャッシュ・フローの変動リスクを回避するための変動金利を固定金利に変換する金利スワップ、外貨建予定取引に係る機能通貨ベースのキャッシュ・フローの変動リスクを回避するための為替予約、並びに商品相場変動リスクを回避するための商品スワップ及び先物契約です。
現在の未決済となっている契約は、平成32年までの予定取引をヘッジしています。
在外営業活動体に対する純投資のヘッジ
当社は、在外営業活動体に対する純投資の為替変動リスクを回避するために、為替予約及び外貨建借入債務などのデリバティブ取引以外の金融商品を利用しています。
連結財政状態計算書におけるヘッジの影響
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、ヘッジ指定されているデリバティブ契約及びデリバティブ取引以外の金融商品の公正価値(相殺処理前)は以下のとおりです。
(移行日)
公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジ及び純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ契約
| デリバティブ 契約 | 連結財政状態計算書科目 (資産) | 公正価値(百万円) | |||
| 公正価値ヘッジ | キャッシュ・ フローヘッジ | 在外営業活動体に 対する純投資の ヘッジ | 合計 | ||
| 金利契約 | その他の金融資産(流動) | 356 | - | - | 356 |
| その他の金融資産(非流動) | 68,917 | 32 | - | 68,949 | |
| 外国為替契約 | その他の金融資産(流動) | 580 | 7,246 | 30 | 7,856 |
| その他の金融資産(非流動) | 1,912 | 63 | - | 1,975 | |
| コモディティ 契約 | その他の金融資産(流動) | - | 1,819 | - | 1,819 |
| その他の金融資産(非流動) | - | 1,094 | - | 1,094 | |
| 合計 | 71,765 | 10,254 | 30 | 82,049 | |
| デリバティブ 契約 | 連結財政状態計算書科目 (負債) | 公正価値(百万円) | |||
| 公正価値ヘッジ | キャッシュ・ フローヘッジ | 在外営業活動体に 対する純投資の ヘッジ | 合計 | ||
| 金利契約 | その他の金融負債(流動) | 14 | 5 | - | 19 |
| その他の金融負債(非流動) | 5,539 | 1,368 | - | 6,907 | |
| 外国為替契約 | その他の金融負債(流動) | 1,174 | 4,262 | 17,302 | 22,738 |
| その他の金融負債(非流動) | 1,096 | 2,182 | - | 3,278 | |
| コモディティ 契約 | その他の金融負債(流動) | - | 830 | - | 830 |
| その他の金融負債(非流動) | - | 1,668 | - | 1,668 | |
| 合計 | 7,823 | 10,315 | 17,302 | 35,440 | |
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ取引以外の金融商品
| ヘッジ手段 | 連結財政状態計算書科目 | 帳簿価額(百万円) |
| 外貨建借入債務 | 社債及び借入金(流動) | 3,945 |
| 社債及び借入金(非流動) | 35,506 |
(前連結会計年度末)
公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジ及び純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ契約
| デリバティブ 契約 | 連結財政状態計算書科目 (資産) | 公正価値(百万円) | |||
| 公正価値ヘッジ | キャッシュ・ フローヘッジ | 在外営業活動体に 対する純投資の ヘッジ | 合計 | ||
| 金利契約 | その他の金融資産(流動) | 992 | - | - | 992 |
| その他の金融資産(非流動) | 82,383 | 25 | - | 82,408 | |
| 外国為替契約 | その他の金融資産(流動) | 1,115 | 13,323 | 1,495 | 15,933 |
| その他の金融資産(非流動) | 992 | 1,921 | - | 2,913 | |
| コモディティ 契約 | その他の金融資産(流動) | - | 1,812 | - | 1,812 |
| その他の金融資産(非流動) | - | 928 | - | 928 | |
| 合計 | 85,482 | 18,009 | 1,495 | 104,986 | |
| デリバティブ 契約 | 連結財政状態計算書科目 (負債) | 公正価値(百万円) | |||
| 公正価値ヘッジ | キャッシュ・ フローヘッジ | 在外営業活動体に 対する純投資の ヘッジ | 合計 | ||
| 金利契約 | その他の金融負債(流動) | 29 | 11 | - | 40 |
| その他の金融負債(非流動) | 2,533 | 1,934 | - | 4,467 | |
| 外国為替契約 | その他の金融負債(流動) | 31 | 3,623 | 9,546 | 13,200 |
| その他の金融負債(非流動) | - | 11 | - | 11 | |
| コモディティ契約 | その他の金融負債(流動) | - | 145 | - | 145 |
| その他の金融負債(非流動) | - | 3,052 | - | 3,052 | |
| 合計 | 2,593 | 8,776 | 9,546 | 20,915 | |
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ取引以外の金融商品
| ヘッジ手段 | 連結財政状態計算書科目 | 帳簿価額(百万円) |
| 外貨建借入債務 | 社債及び借入金(流動) | 4,514 |
| 社債及び借入金(非流動) | 8,769 |
(当連結会計年度末)
公正価値ヘッジ、キャッシュ・フローヘッジ及び純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ契約
| デリバティブ契約 | 連結財政状態計算書科目 (資産) | 公正価値(百万円) | |||
| 公正価値ヘッジ | キャッシュ・ フローヘッジ | 在外営業活動体に 対する純投資の ヘッジ | 合計 | ||
| 金利契約 | その他の金融資産(流動) | 935 | 36 | - | 971 |
| その他の金融資産(非流動) | 69,677 | 424 | - | 70,101 | |
| 外国為替契約 | その他の金融資産(流動) | 679 | 7,212 | 4,955 | 12,846 |
| その他の金融資産(非流動) | 267 | 6 | - | 273 | |
| コモディティ契約 | その他の金融資産(流動) | - | 476 | - | 476 |
| その他の金融資産(非流動) | - | 620 | - | 620 | |
| 合計 | 71,558 | 8,774 | 4,955 | 85,287 | |
| デリバティブ 契約 | 連結財政状態計算書科目 (負債) | 公正価値(百万円) | |||
| 公正価値ヘッジ | キャッシュ・ フローヘッジ | 在外営業活動体に 対する純投資の ヘッジ | 合計 | ||
| 金利契約 | その他の金融負債(流動) | 82 | 292 | - | 374 |
| その他の金融負債(非流動) | 3,947 | 1,194 | - | 5,141 | |
| 外国為替契約 | その他の金融負債(流動) | 230 | 5,870 | 2,718 | 8,818 |
| その他の金融負債(非流動) | - | 747 | - | 747 | |
| コモディティ契約 | その他の金融負債(流動) | - | 443 | - | 443 |
| その他の金融負債(非流動) | - | 3,009 | - | 3,009 | |
| 合計 | 4,259 | 11,555 | 2,718 | 18,532 | |
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ取引以外の金融商品
| ヘッジ手段 | 連結財政状態計算書科目 | 帳簿価額(百万円) |
| 外貨建借入債務 | 社債及び借入金(流動) | 4,940 |
| 社債及び借入金(非流動) | 9,596 |
連結損益計算書及びその他の包括損益におけるヘッジの影響
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるヘッジに係る損益は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
公正価値ヘッジとして指定されたデリバティブ
| デリバティブ契約 | デリバティブ及びヘッジ対象の損益計上科目 | デリバティブ金額 (百万円) | ヘッジ対象金額 (百万円) |
| 金利契約 | その他の損益-純額 | 17,093 | △17,087 |
| 外国為替契約 | その他の損益-純額 | 1,047 | △1,086 |
キャッシュ・フローヘッジとして指定されたデリバティブ
| デリバティブ契約 | その他の包括損益計上額 -有効部分(百万円) | その他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額の計上科目 | その他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額-有効部分(百万円) |
| 金利契約 | △8,686 | 金融費用 | △352 |
| 外国為替契約 | 16,522 | その他の損益-純額 | 8,284 |
| コモディティ契約 | 1,235 | 収益及び原価 | △2,288 |
(注)1.前連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
2.前連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フローヘッジを終了した結果、移行日における「その他の資本の構成要素」から損益計上したものはありません。
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ
前連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
(当連結会計年度)
公正価値ヘッジとして指定されたデリバティブ
| デリバティブ契約 | デリバティブ及びヘッジ対象の損益計上科目 | デリバティブ金額 (百万円) | ヘッジ対象金額 (百万円) |
| 金利契約 | その他の損益-純額 | △14,230 | 14,222 |
| 外国為替契約 | その他の損益-純額 | △1,360 | 1,346 |
キャッシュ・フローヘッジとして指定されたデリバティブ
| デリバティブ契約 | その他の包括損益計上額 -有効部分(百万円) | その他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額の計上科目 | その他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額-有効部分(百万円) |
| 金利契約 | 7,567 | 金融費用 | △247 |
| 外国為替契約 | △23,456 | その他の損益-純額 | △13,668 |
| コモディティ契約 | △245 | 収益及び原価 | △28 |
(注)1.当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
2.当連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フローヘッジを終了した結果、前連結会計年度末における「その他の資本の構成要素」から損益計上したものはありません。
純投資ヘッジとして指定されたデリバティブ
当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性テストから除外された金額に重要性はありません。
32.金融商品に関連するリスク管理
金利変動リスクの管理
連結会社のファイナンス、投資活動、資金管理などの業務は、金利変動に伴う市場リスクに晒されています。これらのリスクを管理するために、連結会社は金利スワップ契約を締結しています。金利スワップは、多くの場合、固定金利付金融資産・負債を変動金利付金融資産・負債に変換するために、また一部の変動金利付金融資産・負債を固定金利付金融資産・負債に変換するために利用しています。固定金利付及び変動金利付の資産・負債の割合を維持することによって、資産負債に関するキャッシュ・フローの全体の価値を管理しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における有利子負債総額は、それぞれ5兆818億円、5兆8,896億円及び6兆758億円であり、一部を除いて変動金利となっているため、金利が上昇する局面では利息負担が増加するリスクがあります。
しかし、この有利子負債の相当部分は金利の変動により影響を受ける営業債権・貸付金等と見合っており、金利が上昇した場合に、これらの資産から得られる収益も増加するため、金利の変動リスクは、タイムラグはあるものの、相殺されることになります。また、純粋に金利の変動リスクに晒されている部分についても、見合いの資産となっている投資有価証券や固定資産からもたらされる取引利益、受取配当金などの収益は景気変動と相関性が高いため、景気回復の局面において金利が上昇し支払利息が増加しても、見合いの資産から得られる収益も増加し、結果として影響が相殺される可能性が高いと考えられます。ただし、金利の上昇が急である場合には、利息負担が先行して増加し、その影響を見合いの資産からの収益増加で相殺しきれず、当社の業績は一時的にマイナスの影響を受ける可能性があります。このような金利などの市場動向を注視し、機動的に市場リスク対応を行う体制を固めるため、当社ではALM(Asset Liability Management)委員会を設置し、資金調達政策の立案や金利変動リスクの管理を行っています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、金利が1%上昇又は下落すると仮定した場合の当期純利益及び資本合計への影響額は重要ではありません。
為替変動リスクの管理
連結会社は、グローバルに企業活動を行っており、各社が拠点とする現地通貨以外による売買取引、ファイナンス、投資に伴う為替変動リスクに晒されています。連結会社は、ナチュラルヘッジを有効に利用して資産や負債、未認識の確定契約に対する為替リスクを相殺すること、及び非機能通貨のキャッシュ・フローの経済価値を保全するべく為替予約などの契約を利用することにより、為替変動リスクを管理しています。これら外貨建契約がヘッジ手段として指定されていない場合であっても、連結会社は、これらの取引が為替変動による影響を有効に相殺していると判断しています。ヘッジ対象となる主な通貨は、米ドル、豪ドル、ユーロです。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、日本円が1円円高になると仮定した場合の資本合計の減少額の概算は以下のとおりです。なお、日本円が1円円安になると仮定した場合の資本合計の増加額も同額です。
| 通貨 | 移行日(億円) | 前連結会計年度末(億円) | 当連結会計年度末(億円) |
| 米ドル | 120 | 130 | 135 |
| 豪ドル | 100 | 90 | 80 |
| ユーロ | 12 | 15 | 12 |
商品相場変動リスクの管理
連結会社は、売買取引及びその他の営業活動において、様々な商品の相場変動リスクに晒されています。連結会社は、リスク管理方針に基づき、商品相場のリスクをヘッジするべく商品先物、商品先渡、商品オプション、商品スワップを利用しています。これらの契約は、キャッシュ・フローヘッジとしてヘッジ指定された一部の取引を除き、ヘッジ手段として指定されていないものの、商品相場変動による影響を有効に相殺していると判断しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、ヘッジ目的以外の商品関連デリバティブ取引は原則として行っていないため、デリバティブ取引とヘッジの対象となった取引のネットポジションに係るリスクエクスポージャー、及び商品相場価格の変動による当期純利益及び資本合計への影響は重要ではありません。
株価変動リスクの管理
連結会社は、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、取引先や関連会社を中心にそれぞれ約1兆4,000億円、約1兆5,500億円及び約1兆4,000億円(全て公正価値ベース)の市場性のある株式を保有しており、株価変動のリスクを負っています。連結会社は、リスク管理方針に基づき、出資先ごとの公正価値や未実現損益について定期的にモニタリングを行うことにより、株価変動リスクを管理しています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、株価が10%上昇又は下落すると仮定した場合、資本合計の増加額又は減少額はそれぞれ約590億円、約650億円及び約550億円です。なお、連結会社が保有する市場性のある株式の大部分は注記3に記載のとおり、FVTOCIの金融資産として指定しているため、株価が10%上昇又は下落すると仮定した場合の当期純利益に与える影響額は重要ではありません。
信用リスクの管理
連結会社は、様々な営業取引を行うことによって取引先に対して信用供与を行っており、取引先の信用悪化や経営破綻等により損失が発生する信用リスクを負っています。連結会社は、当該リスクを管理するために、取引先毎に成約限度額・信用限度額を定めると同時に、社内格付制度を導入し、社内格付と与信額により定めた社内規程に基づき、与信先の信用状態に応じて必要な担保・保証などの取り付けを行っています。連結会社の取引先は多種多様な業種や業界にわたっていますが、連結会社は、信用リスクの性質及び特徴は業種や業界に係らず、取引先の財務状態をインプットとする一定のフォーミュラにより定量化できると捉えており、測定された信用リスクの総量が、連結会社の抱える市場や為替といった他のリスクと比べて大きくないことから、業種や業界別の管理を行っていません。したがって、連結会社は原則として単一の社内制度に基づき信用リスクの管理を行っています。
連結会社は、単独の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクのエクスポージャーを有していません。
保証及び資金供与に関する契約の額、並びに連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、保有する担保の評価額を考慮に入れない、連結会社の金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値です。保証及び資金供与に関する契約の額の詳細については、注記41をご参照ください。
流動性リスクの管理
連結会社は、事業活動を支える資金調達に際して、低コストでかつ安定的に資金が確保できることを目標として取り組んでいます。資金調達にあたっては、CPや社債などの直接金融と銀行借入等の間接金融とを機動的に選択・活用しており、その時々でのマーケット状況での有利手段を追求しています。当社は資本市場でのレピュテーションも高く、加えて間接金融についても、メガバンク以外に外国銀行・生命保険会社・地方銀行等の金融機関とも幅広く好関係を維持しており、調達コストは競争的なものとなっています。連結ベースでの資金管理体制については、当社を中心に、国内外の金融子会社、海外現地法人等において集中して資金調達を行い、子会社へ資金供給するというグループファイナンス方針を原則としています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、金融負債(ファイナンス・リースに係る債務を除く)の支払期限別の内訳は以下のとおりです。なお、公正価値ヘッジ会計による公正価値への調整は含まれていません。
ファイナンス・リースにかかる債務の支払期限別の内訳については、注記34をご参照ください。
(移行日)
| 1年以内 (百万円) | 1年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 社債及び借入金 | 1,321,780 | 2,287,804 | 1,406,804 | 5,016,388 |
| 営業債務及びその他の債務 | 2,532,401 | 55,106 | 17,598 | 2,605,105 |
| その他の金融負債(デリバティブ) | 80,157 | 32,872 | 3,297 | 116,326 |
| 金融保証契約 | 142,006 | 32,680 | 144,625 | 319,311 |
(前連結会計年度末)
| 1年以内 (百万円) | 1年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 社債及び借入金 | 1,389,989 | 2,495,149 | 1,920,098 | 5,805,236 |
| 営業債務及びその他の債務 | 2,683,188 | 49,684 | 15,312 | 2,748,184 |
| その他の金融負債(デリバティブ) | 117,087 | 47,256 | 6,133 | 170,476 |
| 金融保証契約 | 185,152 | 36,796 | 194,117 | 416,065 |
(当連結会計年度末)
| 1年以内 (百万円) | 1年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| 社債及び借入金 | 1,379,832 | 2,521,170 | 2,103,649 | 6,004,651 |
| 営業債務及びその他の債務 | 2,644,872 | 57,266 | 14,134 | 2,716,272 |
| その他の金融負債(デリバティブ) | 110,557 | 30,918 | 2,048 | 143,523 |
| 金融保証契約 | 174,710 | 166,072 | 141,652 | 482,434 |
連結会社は、様々な銀行との間で融資与信枠を設定しており、協調融資枠や当座借越契約を含む未使用融資与信枠は、移行日において短期901,973百万円及び長期408,812百万円、前連結会計年度末において短期893,098百万円及び長期663,567百万円、当連結会計年度末において短期971,265百万円及び長期669,266百万円となっています。
また、上記の協調融資枠には、当連結会計年度末において、当社が保有している円建協調融資枠510,000百万円、国内連結子会社が保有している円建協調融資枠90,000百万円、及び当社及び海外連結子会社が保有している外貨建協調融資枠として、主要通貨1,000百万米ドル、ソフトカレンシー300百万米ドル相当が含まれています。当社及び国内外の連結子会社は協調融資枠の保有にあたり、一定の財務制限の維持を求められています。
当社は平成30年12月に契約満期を迎える上記の長期未使用融資与信枠、合計410,000百万円を、主にコマーシャル・ペーパーの償還資金が不足した時に使用することとしています。このコマーシャル・ペーパーは、当社の運転資金及びその他一般資金需要に充当すべく発行しているものであり、本未使用融資与信枠を背景にしたコマーシャル・ペーパーの残高は、移行日において75,000百万円、前連結会計年度末において95,000百万円であり、当連結会計年度末の残高はありません。
33.金融商品の譲渡
当連結会計年度において生じた主な金融資産の譲渡は以下の通りです。なお、移行日及び前連結会計年度において重要な金融資産譲渡取引はありません。
連結会社は、500百万ユーロ(70,825百万円)の債権売却用ファシリティーを設定し、契約上適格な貸付債権を第三者へ譲渡しています。当該ファシリティーにより、連結会社は、平成25年7月以降3年間に渡り使用残高500百万ユーロ(70,825百万円)を最大値として継続的に債権を譲渡することが可能になります。上記使用残高は第三者への割引後の金額となります。なお、連結会社は、譲渡資産である貸付債権からの将来の利息収入のうち一部を受け取る権利を有するとともに、譲渡先の第三者に対して現金預託及び保証差入を行っており、ファシリティー使用残高全体の一定割合を上限として信用リスクを負担しています。また、連結会社は、サービサーとして、貸付債権の利息及び元本の回収を行います。
譲渡資産は連結会社から法的に隔離されており、譲受人である第三者の権利に重要な制約がなく、かつ連結会社の継続関与も限定されており実質的な支配を維持していないことから、連結会社は本譲渡取引を売却処理しています。当連結会計年度に本譲渡取引により売却処理された貸付債権の累計残高は92,173百万円であり、譲渡対価として91,804百万円を受け取っています。当該取引における売却益は2,150百万円です。なお、当該売却益の太宗は平成25年8月に認識しています。
連結会社は、貸付債権譲渡時点及び期末時点で、将来の利息収入の一部を受け取る権利を注記29に記載の割引キャッシュ・フロー法に基づく公正価値により評価し、営業債権及びその他の債権(流動及び非流動)に計上しており、レベル3に区分しています。当該評価に使用した主なインプットは観察不能であり、期待収益率6~7%です。また、当連結会計年度の本譲渡取引により計上した当該資産の累計額は4,722百万円であり、当該資産に関連して受け取った収入は1,454百万円です。
また、連結会社は、貸付債権譲渡時点及び期末時点で、負担する譲渡資産の信用リスク及び貸付債権の回収業務に関するサービス負債を計上していますが、当連結会計年度の本譲渡取引により計上した当該負債に重要性はありません。
上記の資産・負債はいずれも継続的に上記と同様の方法により公正価値により評価し、公正価値の変動はその他の損益-純額として認識しています。
当連結会計年度末における、当該取引に関連する上記の主な残高は以下のとおりです。
| 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 譲渡対象債権残高 | 70,868 |
| 将来の利息収入に関する公正価値 | 3,279 |
| 損失の最大エクスポージャーの金額 | 9,544 |
なお、譲渡対象債権残高は、本譲渡取引により売却処理された貸付債権の期末残高です。また、損失の最大エクスポージャーの金額は、連結会社が第三者に対して行っている現金預託及び保証差入の合計金額となり、当連結会計年度に発生した信用損失の負担はありません。
34.リース取引
賃借人としてのリース取引
(1)賃借人としてのファイナンス・リース取引
連結会社は、機械装置及び不動産などをファイナンス・リースにより賃借しています。一部の賃貸契約には、更新及び購入選択権があります。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、ファイナンス・リースにより賃借している資産の帳簿価額は、以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 建物 | 4,840 | 4,574 | 4,157 |
| 機械及び装置 | 19,931 | 22,208 | 21,514 |
| 船舶及び車輌 | 1,908 | 2,030 | 4,574 |
| 合計 | 26,679 | 28,812 | 30,245 |
ファイナンス・リースに係る債務は、連結財政状態計算書の「営業債務及びその他の債務」に含まれています。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、ファイナンス・リースに係る将来最低支払リース料の支払期間別内訳並びに現在価値の構成要素は、以下のとおりです。
| 将来最低支払リース料 | 将来最低支払リース料の現在価値 | |||||
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 1年以内 | 13,321 | 13,514 | 14,545 | 13,121 | 13,322 | 14,357 |
| 1年超5年以内 | 27,803 | 29,981 | 31,986 | 26,311 | 28,491 | 30,104 |
| 5年超 | 17,304 | 15,285 | 14,383 | 14,933 | 13,246 | 12,372 |
| 小計 | 58,428 | 58,780 | 60,914 | 54,365 | 55,059 | 56,833 |
| 控除:利息相当額 | △4,063 | △3,721 | △4,081 | |||
| ファイナンス・リース債務(将来最低支払リース料総額の現在価値) | 54,365 | 55,059 | 56,833 | |||
なお、移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、転貸リースに係る将来最低受取リース料は、それぞれ28,496百万円、25,456百万円、26,605百万円であり、上記の金額から控除されていません。
(2)賃借人としてのオペレーティング・リース取引
連結会社は、オフィスビル等をオペレーティング・リースの形態で賃借しています。一部の賃借契約には、更新及び購入選択権があります。
前連結会計年度及び当連結会計年度において費用計上したリース料合計額は、それぞれ83,764百万円及び90,517百万円です。また、前連結会計年度及び当連結会計年度における転貸受取リース料は、それぞれ22,673百万円及び25,703百万円です。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、解約不能なリース契約に基づき発生する将来最低支払リース料の支払期間別内訳は以下のとおりです。なお、移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における解約不能な転貸リースに係る将来最低受取リース料は、それぞれ21,293百万円、30,945百万円、60,990百万円であり、以下の金額から控除されていません。
| 将来最低支払リース料 | |||
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 1年以内 | 50,679 | 53,111 | 54,084 |
| 1年超5年以内 | 104,056 | 112,026 | 133,007 |
| 5年超 | 79,223 | 73,532 | 74,897 |
| 合計 | 233,958 | 238,669 | 261,988 |
賃貸人としてのリース取引
(1)賃貸人としてのファイナンス・リース取引
連結会社は、車輌、船舶、その他の産業用機械及び装置をファイナンス・リースの形態で賃貸しています。
移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末におけるファイナンス・リースに係る債権は、連結財政状態計算書の「営業債権及びその他の債権」に含まれており、受取期間別の将来最低受取リース料及びその現在価値、ファイナンス・リースに係る債権残高の構成要素は以下のとおりです。
| ファイナンス・リースに係る 債権残高の構成要素 | 将来最低受取リース料の現在価値 | |||||
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 将来最低受取リース料 | ||||||
| 1年以内 | 124,538 | 173,594 | 182,002 | 115,336 | 161,579 | 170,177 |
| 1年超5年以内 | 228,245 | 300,225 | 313,226 | 191,938 | 256,141 | 268,640 |
| 5年超 | 93,390 | 97,498 | 104,624 | 70,688 | 74,932 | 78,443 |
| 小計 | 446,173 | 571,317 | 599,852 | 377,962 | 492,652 | 517,260 |
| 見積無保証残存価値 | 1,797 | 924 | 1,084 | |||
| リース投資未回収総額 | 447,970 | 572,241 | 600,936 | |||
| 控除:未実現リース利益 | △68,211 | △78,665 | △82,592 | |||
| ファイナンス・リース債権 | 379,759 | 493,576 | 518,344 | |||
| 控除:貸倒引当金 | △6,152 | △11,071 | △8,034 | |||
| ファイナンス・リースに係る債権残高(貸倒引当金控除後) | 373,607 | 482,505 | 510,310 | |||
なお、受取期間別の将来最低受取リース料には偶発受取リース料は含まれていません。
(2)賃貸人としてのオペレーティング・リース取引
連結会社は、航空機、船舶及びその他の産業用機械をオペレーティング・リースの形態で賃貸しています。移行日、前連結会計年度末、当連結会計年度末における、解約不能なリース契約に基づき発生する将来最低受取リース料の受取期間別の内訳は、以下のとおりです。
| 最低受取リース料 | |||
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | |
| 1年以内 | 48,016 | 64,586 | 73,291 |
| 1年超5年以内 | 120,723 | 155,844 | 181,945 |
| 5年超 | 60,850 | 99,795 | 132,793 |
| 合計 | 229,589 | 320,225 | 388,029 |
35.サービス・コンセッション契約
連結会社はオーストラリアにおいて、水道局等の公的機関との契約に基づいて、上下水道から再生水、海水淡水化まで、公共施設(インフラストラクチャー)の設計、施工、運営・管理などを総合的に展開し、一般利用者から産業向けに幅広いサービスを提供しています。連結会社は当該サービス・コンセッション契約に基づき、公共施設(インフラストラクチャー)を使用し、公共サービスを提供する権利を公的機関より委譲されています。
サービス・コンセッション契約終了時点において、公共施設を引き渡す義務を負っている等の理由により、公的機関が実質的に公共施設に対する重要な残余持分を支配している場合にはIFRIC第12号「サービス・コンセッション契約」を適用しています。また、プロジェクトの中には契約期間の更新が可能である場合がありますが、連結財務諸表に対して重要な影響はありません。当連結会計年度末における主要なサービス・コンセッション契約の残存期間は6年~20年です。
36.キャッシュ・フロー情報
連結キャッシュ・フロー計算書についての補足情報は以下のとおりです。
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 事業の取得 | ||
| 取得の対価(現金及び現金同等物) | ||
| 取得の対価の総額 | 23,541 | 41,017 |
| 取得した事業の現金及び現金同等物 | 11,102 | 4,390 |
| 取得の対価(取得した事業の現金及び現金同等物控除後) | 12,439 | 36,627 |
| 取得資産の公正価額(現金及び現金同等物を除く) | ||
| 営業債権及びその他の債権 | 35,128 | 33,052 |
| たな卸資産 | 36,545 | 27,241 |
| 有形固定資産及び投資不動産 | 44,276 | 24,237 |
| その他 | 16,741 | 46,450 |
| 取得資産計 | 132,690 | 130,980 |
| 引受負債の公正価額 | ||
| 社債及び借入金 | 30,541 | 43,865 |
| 営業債務及びその他の債務 | 44,060 | 21,959 |
| その他 | 5,301 | 12,351 |
| 引受負債計 | 79,902 | 78,175 |
| キャッシュ・フローを伴わない投資及び財務活動 | ||
| 投資先の企業結合及び再編に伴う株式の交換 | ||
| 取得株式の公正価額 | 2,513 | - |
| 交換に供した株式の原価 | 3,000 | - |
| ファイナンス・リース契約によるリース資産の増加 | 3,947 | 4,715 |
37.連結子会社
支配の喪失とならない連結子会社の所有持分の変動による資本剰余金への影響
| 資本剰余金変動額 | ||
| 前連結会計年度 (百万円) | 当連結会計年度 (百万円) | |
| 非支配持分株主との資本取引による変動額 | △133 | 3,459 |
連結子会社の支配喪失に伴う損益
前連結会計年度及び当連結会計年度において連結子会社の支配喪失に伴う所有持分の変動について認識した損益(税効果前)は、それぞれ1,102百万円及び15,702百万円であり、連結損益計算書上、「有価証券損益」に計上されています。このうち、前連結会計年度及び当連結会計年度において残存保有持分を公正価値で再測定することにより認識した損益(税効果前)は、それぞれ441百万円及び6,832百万円です。
38.ジョイント・アレンジメント(共同支配の取決め)及び関連会社
(1)企業の議決権の過半を保有しているが支配していないと判断している企業
MI Berau B.V.(MI Berau社)
連結会社は、Tangguh LNGプロジェクトとよばれるインドネシアでのLNG事業に参画しているMI Berau社(オランダ企業)の株式を56%保有しており、国際石油開発帝石株式会社(以下「インペックス社」)が株式を44%保有しています。インペックス社との合弁契約書において、MI Berau社の経営上の重要事項の決定に関しては連結会社に加えて、インペックス社の同意を必要とする旨が規定されています。合弁契約書にて付与された権利により、インペックス社はMI Berau社に対して、実質的な参加権を保有しており、連結会社は、単独での支配権を行使する立場にないため、ジョイント・ベンチャーとして、連結会社はMI Berau社に対して持分法を適用しています。
Sulawesi LNG Development Ltd.(Sulawesi LNG Development社)
連結会社は、Donggi Senoro LNGプロジェクトとよばれるインドネシアでのLNG事業に出資しているSulawesi LNG Development社(イギリス企業)の株式を75%保有しており、韓国ガス公社が株式を25%保有しています。韓国ガス公社との株主間協定書において、Sulawesi LNG Development社の経営上の重要事項の決定に関しては連結会社に加えて、韓国ガス公社の同意を必要とする旨が規定されています。株主間協定書にて付与された権利により、韓国ガス公社はSulawesi LNG Development社に対して、実質的な参加権を保有しており、連結会社は、単独での支配権を行使する立場にないため、ジョイント・ベンチャーとして、連結会社はSulawesi LNG Development社に対して持分法を適用しています。
(2)企業の議決権の20%以上を保有しているが重要な影響力を有していないと判断している企業
Anglo American Sur S.A. (アングロ・アメリカン・スール社)
連結会社は、移行日において、チリ国銅資産権益保有会社アングロ・アメリカン・スール社の株式を24.5%保有していたものの、Anglo American plc(以下「アングロ・アメリカン社」)がアングロ・アメリカン・スール社の意思決定機関に対する意思決定権を排他的に支配していたため、重要な影響力を行使することが実務上不可能と判断されたことから、当該投資に対して持分法を適用していません。
その後、連結会社は同社の経営に関する株主間協定書を同社株主であるアングロ・アメリカン社及び他株主と締結したことにより重要な影響力を行使しうることとなったため、前連結会計年度より持分法を適用しています。
尚、持分法適用前に公正価値で測定したことにより認識したその他包括利益に重要性はなく、また、持分法適用時に損益として認識しておりません。
(3)ジョイント・ベンチャー及び関連会社に対する持分の変動額
| (単位:百万円) |
| ジョイント・ベンチャー | 関連会社 | |||
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
| 当期純利益 | 83,666 | 90,281 | 84,174 | 78,075 |
| その他の包括利益 | 17,668 | 32,045 | 39,192 | 70,106 |
| 包括利益合計 | 101,334 | 122,326 | 123,366 | 148,181 |
39.ストラクチャード・エンティティ
連結会社は、ストラクチャード・エンティティに対する関与について検討し、ストラクチャード・エンティティに対して支配を有しているかどうかを判定します。連結会社が、ストラクチャード・エンティティのリターンに最も重要な影響を及ぼす活動を指示する権限を有し、かつ、ストラクチャード・エンティティにとって潜在的に重要となる可能性のある損失を負担する義務又は利益を享受する権利を有する場合には、連結会社は、当該ストラクチャード・エンティティを支配する者に該当するものと判定し、当該ストラクチャード・エンティティを連結しています。
非連結のストラクチャード・エンティティ
連結会社が支配していないことから連結していないストラクチャード・エンティティは、様々な活動を行っており、代表的なものとして、不動産関連事業、インフラ事業におけるプロジェクト・ファイナンスを遂行するための事業体及び船舶関連事業があります。これらのストラクチャード・エンティティは、主として借入により資金調達を行っており、連結会社は、投資、保証、又は貸付という形態により関与し、投資リスク及び信用リスクにさらされています。
移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末におけるこれらのストラクチャード・エンティティの資産合計、連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る資産合計及び負債合計、並びに連結会社がこれらのストラクチャード・エンティティへの関与から被る可能性のある想定最大損失額は以下のとおりです。なお、これらの情報については、入手しうる直近の財務情報を用いています。
(移行日)
| 不動産 (百万円) | インフラ (百万円) | 船舶 (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| ストラクチャード・エンティティの資産合計 | 247,002 | 185,006 | 29,797 | 136,150 | 597,955 |
| 連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る資産合計 | 20,176 | 13,374 | 4,894 | 11,596 | 50,040 |
| 連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る負債合計 | 259 | 947 | 1,282 | 1,455 | 3,943 |
| 想定最大損失額 | 24,944 | 13,374 | 4,894 | 14,346 | 57,558 |
(前連結会計年度末)
| 不動産 (百万円) | インフラ (百万円) | 船舶 (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| ストラクチャード・エンティティの資産合計 | 444,569 | 168,174 | 38,800 | 148,378 | 799,921 |
| 連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る資産合計 | 51,738 | 13,651 | 6,006 | 17,225 | 88,620 |
| 連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る負債合計 | 166 | 507 | - | 1 | 674 |
| 想定最大損失額 | 58,232 | 13,651 | 6,006 | 17,423 | 95,312 |
(当連結会計年度末)
| 不動産 (百万円) | インフラ (百万円) | 船舶 (百万円) | その他 (百万円) | 合計 (百万円) | |
| ストラクチャード・エンティティの資産合計 | 301,233 | 177,389 | 39,455 | 158,724 | 676,801 |
| 連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る資産合計 | 49,938 | 21,244 | 8,098 | 10,234 | 89,514 |
| 連結財政状態計算書に認識したこれらのストラクチャード・エンティティに係る負債合計 | 184 | 131 | - | - | 315 |
| 想定最大損失額 | 53,853 | 20,973 | 8,098 | 10,460 | 93,384 |
連結財政状態計算書に認識したストラクチャード・エンティティに係る資産合計のうち、主なものは「営業債権及びその他の債権」(流動資産、非流動資産)及び「持分法で会計処理される投資」であり、負債合計のうち、主なものは「営業債務及びその他の債務」(流動負債)及び「繰延税金負債」です。
想定最大損失額には、当該ストラクチャード・エンティティに対する信用保証が含まれていることなどにより、連結財政状態計算書に認識したストラクチャード・エンティティに係る資産合計との間に差異が生じています。なお、想定最大損失額は、ストラクチャード・エンティティへの関与から通常見込まれる損失見込額とは関係なく、将来見込まれる損失額を大幅に上回るものです。
40.関連当事者との取引
(1)主要な経営幹部との取引
(役員報酬)
当社取締役の報酬等の額は以下のとおりです。
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 月例報酬 | 674 | 893 |
| 賞与 | 120 | 220 |
| 積立型退任時報酬 | 106 | 127 |
| ストックオプション | 229 | 361 |
| 合計 | 1,129 | 1,601 |
積立型退任時報酬は、各取締役の1年間の職務執行に対する報酬の一定額を、退任時報酬として、毎年積み立てているものであり、実際の支給は取締役退任後となります。
また、ストックオプションについては、当連結会計年度に会計処理(費用計上)した額を記載しており、実際に行使・売却して得られる金額とは異なります。
(2)連結会社のジョイント・ベンチャー及び関連会社宛の物品の販売及びサービスの提供、並びにジョイント・ベンチャー及び関連会社からの物品の購入及びサービスの受領
(ジョイント・ベンチャー)
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 物品の販売/サービスの提供 | 448,933 | 465,897 |
| 物品の購入/サービスの受領 | 633,489 | 610,063 |
(関連会社)
| 前連結会計年度(百万円) | 当連結会計年度(百万円) | |
| 物品の販売/サービスの提供 | 1,022,907 | 1,015,869 |
| 物品の購入/サービスの受領 | 1,040,560 | 891,353 |
(3)連結会社のジョイント・ベンチャー及び関連会社に対する資産及び負債の残高
(ジョイント・ベンチャー)
| 前連結会計年度末(百万円) | 当連結会計年度末(百万円) | |
| (資産) | ||
| 営業債権等 | 46,964 | 53,003 |
| 貸付金等 | 29,075 | 53,997 |
| (負債) | ||
| 営業債務等 | 156,576 | 111,223 |
上記のほか、ジョイント・ベンチャーに対して、前連結会計年度末及び当連結会計年度末にそれぞれ44,801百万円及び44,934百万円の信用保証を行っており、また、232,742百万円及び234,696百万円の買付契約残高があります。
(関連会社)
| 前連結会計年度末(百万円) | 当連結会計年度末(百万円) | |
| (資産) | ||
| 営業債権等 | 170,892 | 153,704 |
| 貸付金等 | 172,860 | 130,355 |
| (負債) | ||
| 営業債務等 | 84,874 | 94,351 |
上記のほか、関連会社に対して、前連結会計年度末及び当連結会計年度末にそれぞれ376,654百万円及び402,779百万円の信用保証を行っており、また、646,542百万円及び471,287百万円の買付契約残高があります。
41.契約及び偶発負債
契約
連結会社は、資金供与に関する契約(ローン・コミットメント)を締結しており、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における契約残高はそれぞれ、23,440百万円、4,306百万円及び6,028百万円です。
保証
連結会社は、保証の提供によって、債務を引き受けることとなる様々な契約の当事者となっています。そうした保証は持分法適用会社や顧客や取引先に対して提供するものです。
信用保証
連結会社は、金融保証又は取引履行保証の形態により、顧客や取引先、及び持分法適用会社に対して信用保証を行っており、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における信用保証に係る保証残高及び保証極度額は以下のとおりです。
| 移行日 (百万円) | 前連結会計年度末 (百万円) | 当連結会計年度末 (百万円) | ||
| 金融保証 | 保証残高 | 319,311 | 416,065 | 482,434 |
| 保証極度額 | 441,416 | 700,701 | 823,797 | |
| 取引履行保証 | 保証残高 | 49,033 | 316,813 | 279,881 |
| 保証極度額 | 49,033 | 316,813 | 279,881 |
これらの信用保証は、顧客や取引先、及び持分法適用会社による第三者との取引又は第三者からの資金調達を可能にすることを目的としています。多くの保証契約は10年以内に満期を迎えるものであり、残りの信用保証も平成51年までに満期となります。仮に被保証者である顧客や取引先、又は持分法適用会社が取引契約又は借入契約に基づく義務の履行を怠った場合には、連結会社が被保証者に代わって債務を履行する必要があります。連結会社では、保証先の財務諸表等の情報に基づき社内格付を設定し、その社内格付に基づき、保証先ごとの保証限度額の設定や必要な担保・保証などの取り付けを行うことにより信用保証リスクの管理を行っています。移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、再保証又は担保資産により担保されている残高の合計額は、それぞれ、金融保証2,228百万円、1,812百万円及び1,087百万円、取引履行保証14,469百万円、163,813百万円及び154,390百万円です。また、移行日、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における上記の信用保証に係る負債計上額は、それぞれ1,571百万円、2,286百万円及び4,709百万円です。
当連結会計年度末において、保証実行により重大な損失が発生する可能性の高い信用保証はありません。
○ロシアにおけるLNGプロジェクト
連結会社は、ロシアにおけるLNGプロジェクトに係る総額67億米ドルの銀行借入に関連し、当該LNGプロジェクトの資産の一部に対する担保権設定が完了していないことに起因して銀行に損害が生じた場合には、連結会社が持分割合(10%)に応じて損害額を補償する契約を、銀行との間で締結しています。
同補償契約については、その性質上、当該契約に基づく連結会社の最大負担額を予想することはできないため、上記の信用保証金額には含めていません。また、当該契約による連結会社の補償義務については、発生可能性が低くかつ見積不能であるため、負債計上していません。
なお、本借入は約定どおり返済がすすめられています。
○豪州におけるLNGプロジェクト
豪州のLNGプロジェクトへの参画及び開発に関連し、当該LNGプロジェクトの権益の一部を保有する当社の持分法適用会社は、事業推進に係る必要資金の一部として、1,927百万米ドルを限度とする融資契約を銀行と締結しており、当社は本事業に参画した他の事業者とともに、当持分法適用会社の融資の返済を同銀行に対して保証しています。当連結会計年度末における当社の保証額は、最大1,533百万米ドルで、「金融保証極度額」に含まれています。なお、当連結会計年度末での融資実行額の内、当社保証額は、490百万米ドルで、「金融保証残高」に含まれています。
また、当社は、本事業に参画した他の事業者とともに、当該LNGプロジェクトの他権益保有者に対して、権益購入代金の支払、及び共同操業協定上の資金拠出義務に関する履行保証を連帯保証形式で差し入れています。当連結会計年度末における保証総額は、2,107百万米ドル相当と算定しており、プロジェクト契約締結をもって同金額の保証債務が発生したとの考え方に基づき、「取引履行保証極度額」及び「取引履行保証残高」にそれぞれ同額を含めています。
履行保証の対象債務には、前述の返済保証している融資金を原資とする支払予定分も含んでいます。したがって、保証極度額においては、当持分法適用会社が融資実行を受け、プロジェクトに対して資金の払込みを行えば、履行保証に係る極度額はその分減少し、融資返済保証に係る極度額のみが残ることとなります。また、その場合、保証残高においては、履行保証に係る残高が同額減少する一方、その見合いで融資返済保証に係る残高が増加することとなります。
損失補償
連結会社は、事業売却や譲渡の過程において、環境や税務などに関する偶発損失を補償する契約を締結することがあります。補償の性質上、これらの契約に基づく連結会社の最大負担額を予想することはできません。これらの契約による連結会社の補償義務については、一部既に請求行為を受けているものを除いて、発生可能性が低くかつ見積不能であるため、負債は計上していません。
訴訟
連結会社にはいくつかの係争中の事件がありますが、経営者は、これらの事件が最終的に解決され、仮に連結会社が債務を負うことになったとしても、連結会社の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすことはないと考えています。
42.重要な後発事象
連結会社は、後発事象を平成26年6月30日まで評価しています。
自己株式取得
平成26年5月8日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式を取得することを、以下のとおり決議しました。
取得の内容
1. 取得する株式の種類 :当社普通株式
2. 取得する株式の総数 :4,000万株を上限とする
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.4%)
3. 株式の取得価額の総額 :600億円を上限とする
4. 取得する期間 :平成26年5月9日~平成26年7月31日
ストックオプション
平成26年5月16日開催の取締役会において、当社取締役、執行役員及び理事等に対して、以下のとおりのストックオプションを割当てることを決議しました。
平成26年度新株予約権Aプラン(株式報酬型ストックオプション)
1. 付与株式総数 :当社普通株式114,500株を上限とする
2. 権利行使価格 :1株当たり1円
3. 権利行使期間 :平成26年6月3日~平成55年8月12日
平成26年度新株予約権Bプラン(株式報酬型ストックオプション)
1. 付与株式総数 :当社普通株式594,100株を上限とする
2. 権利行使価格 :1株当たり1円
3. 権利行使期間 :平成26年6月3日~平成56年6月2日
配当
平成26年6月20日開催の定時株主総会において、平成26年3月31日現在の株主に対し、1株当たり38円、総額62,647百万円の現金配当を行うことが決議されました。
43.IFRSへの移行に関する開示
当連結財務諸表は、当社が作成する最初のIFRS連結財務諸表です。
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社に対して、原則IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めています。ただし、IFRS第1号では、IFRSで要求される基準の一部について強制的に免除規定を適用しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めています。これらの規定の適用に基づく影響は、IFRS移行日において利益剰余金、又はその他の資本の構成要素で調整しています。連結会社が米国会計基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した主な免除規定は次のとおりです。
・企業結合:IFRS第1号では、IFRS第3号は遡及適用、又は、将来に向かって適用することができます。遡及適用する場合、移行日前に行われたすべての企業結合はIFRS第3号に基づいて修正されます。連結会社は、移行日前に行われた企業結合に対してIFRS第3号を遡及適用しないことを選択しています。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、米国会計基準に基づき決定していた帳簿価額のまま調整していません。なお、当該のれんについては、減損の兆候の有無にかかわらず移行日時点で減損テストを実施しています。
・みなし原価としての公正価値:IFRS第1号では、有形固定資産及び投資不動産に移行日現在の公正価値を当該日現在のみなし原価として使用することが認められています。連結会社は、航空機及び船舶等の有形固定資産及び投資不動産の一部について、移行日現在の公正価値を当該日におけるIFRS上のみなし原価として使用しています。なお、連結会社はIFRSにおいて、有形固定資産及び投資不動産に原価モデルを採用しています。
・在外営業活動体の換算差額:IFRS第1号では、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすこと、又は子会社等の設立又は取得時まで遡及して当該換算差額を再計算することを選択することができます。連結会社は、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなしています。
・以前に認識された金融商品の指定:IFRS第1号では、以前に認識された金融商品についてのIFRS第9号に基づく指定を、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき行うことができます。連結会社は、移行日時点で存在する事実と状況に基づいて、IFRS第9号に従った金融商品についての指定を行っています。
IFRS第1号の強制的な例外規定
IFRS第1号では、「見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」及び「金融資産の分類及び測定」について、IFRSの遡及適用を禁止しています。連結会社はこれらの項目について移行日より将来に向かって適用しています。
米国会計基準からIFRSへの調整
移行日の連結財政状態計算書の作成にあたり、連結会社は米国会計基準に準拠し作成された連結財務諸表の金額を調整しています。
米国会計基準からIFRSへの移行が連結会社の連結財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に与える影響は次のとおりです。
移行日の資本に対する調整
| 資産の部 | 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | 資産の部 |
| 流動資産 | 流動資産 | |||||
| 現金及び現金同等物 | 1,252,951 | 2,021 | - | 1,254,972 | 現金及び現金同等物 | |
| 定期預金 | 116,024 | - | - | 116,024 | 定期預金 | |
| 短期運用資産 | 19,327 | - | 209 | 19,536 | 短期運用資産 | |
| 受取手形 | 363,130 | △363,130 | ||||
| 売掛金 | 2,379,899 | △2,379,899 | ||||
| 短期貸付金等 | 389,678 | △389,678 | ||||
| 関連会社に対する債権 | 250,469 | △250,469 | ||||
| 3,393,412 | △2,949 | 3,390,463 | 営業債権及びその他の債権 | |||
| 77,872 | - | 77,872 | その他の金融資産 | |||
| たな卸資産 | 965,057 | 95,907 | 19,239 | 1,080,203 | たな卸資産 | |
| 取引前渡金 | 157,817 | 59,962 | - | 217,779 | 前渡金 | |
| 短期繰延税金資産 | 45,780 | △45,780 | ||||
| その他の流動資産 | 258,953 | △21,179 | △3 | 237,771 | その他の流動資産 | |
| 貸倒引当金 | △23,809 | 23,809 | ||||
| 流動資産合計 | 6,175,276 | 202,848 | 16,496 | 6,394,620 | 流動資産合計 | |
| 投資及び長期債権 | 非流動資産 | |||||
| 関連会社に対する投資及び長期債権 | 2,097,976 | △2,097,976 | ||||
| 1,981,225 | △429,296 | 1,3,4 | 1,551,929 | 持分法で会計処理される投資 | ||
| 不動産共同投資 | 62,290 | △62,290 | ||||
| その他の投資 | 1,414,584 | 4,786 | 1,056,282 | 1,4 | 2,475,652 | その他の投資 |
| 長期貸付金及び長期営業債権 | 549,712 | △13,644 | △2,838 | 533,230 | 営業債権及びその他の債権 | |
| 貸倒引当金 | △30,508 | 30,508 | ||||
| 92,597 | - | 92,597 | その他の金融資産 | |||
| 投資及び長期債権合計 | 4,094,054 | |||||
| 有形固定資産 | ||||||
| 有形固定資産計 | 3,265,380 | |||||
| 減価償却累計額 | △1,294,466 | |||||
| 有形固定資産合計 | 1,970,914 | △180,953 | △96,022 | 2,3 | 1,693,939 | 有形固定資産 |
| 164,260 | △9,785 | 3 | 154,475 | 投資不動産 | ||
| のれん | 60,498 | △60,498 | ||||
| 無形固定資産(償却累計額控除後) | 107,086 | △107,086 | ||||
| 166,200 | △2,266 | 163,934 | 無形資産及びのれん | |||
| 18,615 | 21,777 | 7 | 40,392 | 繰延税金資産 | ||
| その他の資産 | 180,492 | △113,742 | 232 | 66,982 | その他の非流動資産 | |
| △177,998 | 538,084 | 6,773,130 | 非流動資産合計 | |||
| 資産合計 | 12,588,320 | 24,850 | 554,580 | 13,167,750 | 資産合計 |
| 負債及び資本の部 | 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | 負債及び資本の部 |
| 流動負債 | 流動負債 | |||||
| 短期借入金 | 886,431 | △886,431 | ||||
| 一年以内に期限の到来する長期借入債務 | 435,221 | △435,221 | ||||
| 1,321,652 | - | 1,321,652 | 社債及び借入金 | |||
| 支払手形 | 206,049 | △206,049 | ||||
| 買掛金及び未払金 | 2,108,171 | △2,108,171 | ||||
| 関連会社に対する債務 | 186,094 | △186,094 | ||||
| 2,580,946 | △11 | 2,580,935 | 営業債務及びその他の債務 | |||
| 80,157 | - | 80,157 | その他の金融負債 | |||
| 取引前受金 | 160,795 | 46,762 | - | 207,557 | 前受金 | |
| 未払法人税等 | 32,360 | △42 | 3,248 | 35,566 | 未払法人税等 | |
| 未払費用 | 118,877 | △118,877 | ||||
| その他の流動負債 | 331,968 | 48,639 | △16,443 | 364,164 | その他の流動負債 | |
| 流動負債合計 | 4,465,966 | 137,271 | △13,206 | 4,590,031 | 流動負債合計 | |
| 固定負債 | 非流動負債 | |||||
| 長期借入債務(一年以内の期限到来分を除く) | 3,760,101 | - | - | 3,760,101 | 社債及び借入金 | |
| 81,373 | △2,838 | 78,535 | 営業債務及びその他の債務 | |||
| 36,169 | - | 36,169 | その他の金融負債 | |||
| 年金及び退職給付債務 | 51,345 | 8,714 | - | 60,059 | 退職給付に係る負債 | |
| 長期繰延税金負債 | 199,051 | △55,146 | 263,003 | 7 | 406,908 | 繰延税金負債 |
| その他の固定負債 | 285,080 | △183,531 | - | 101,549 | その他の非流動負債 | |
| 固定負債合計 | 4,295,577 | △112,421 | 260,165 | 4,443,321 | 非流動負債合計 | |
| 負債合計 | 8,761,543 | 24,850 | 246,959 | 9,033,352 | 負債合計 | |
| 契約債務及び偶発債務 |
| 負債及び資本の部 | 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | 負債及び資本の部 |
| 株主資本 | 資本 | |||||
| 資本金 | 204,447 | - | - | 204,447 | 資本金 | |
| 資本剰余金 | 262,039 | - | - | 262,039 | 資本剰余金 | |
| 自己株式 | △20,565 | - | - | △20,565 | 自己株式 | |
| 累積その他の包括損益 | △282,824 | 282,824 | その他の資本の構成要素 | |||
| 未実現有価証券評価益 | 230,362 | - | 316,345 | 546,707 | FVTOCIに指定したその他の投資 | |
| 未実現デリバティブ評価損 | △8,433 | - | △1,722 | △10,155 | キャッシュ・フローヘッジ | |
| 確定給付年金調整額 | △78,303 | - | 78,303 | |||
| 為替換算調整勘定 | △426,450 | - | 426,450 | - | 在外営業活動体の換算差額 | |
| △282,824 | 819,376 | 1,5,6 | 536,552 | その他の資本の構成要素計 | ||
| 利益剰余金 | 3,344,721 | - | △553,723 | 8 | 2,790,998 | 利益剰余金 |
| 株主資本合計 | 3,507,818 | - | 265,653 | 3,773,471 | 当社の所有者に帰属する持分 | |
| 非支配持分 | 318,959 | - | 41,968 | 1,3 | 360,927 | 非支配持分 |
| 資本合計 | 3,826,777 | - | 307,621 | 4,134,398 | 資本合計 | |
| 負債及び資本合計 | 12,588,320 | 24,850 | 554,580 | 13,167,750 | 負債及び資本合計 |
前連結会計年度の資本に対する調整
| 資産の部 | 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | 資産の部 |
| 流動資産 | 流動資産 | |||||
| 現金及び現金同等物 | 1,345,755 | 1,154 | △989 | 1,345,920 | 現金及び現金同等物 | |
| 定期預金 | 123,654 | - | - | 123,654 | 定期預金 | |
| 短期運用資産 | 26,880 | - | 279 | 27,159 | 短期運用資産 | |
| 受取手形 | 341,810 | △341,810 | ||||
| 売掛金 | 2,505,518 | △2,505,518 | ||||
| 短期貸付金等 | 455,373 | △455,373 | ||||
| 関連会社に対する債権 | 288,113 | △288,113 | ||||
| 3,600,403 | △2 | 3,600,401 | 営業債権及びその他の債権 | |||
| 136,984 | 595 | 137,579 | その他の金融資産 | |||
| たな卸資産 | 1,202,295 | 40,778 | △54,343 | 1,188,730 | たな卸資産 | |
| 取引前渡金 | 145,270 | 54,630 | - | 199,900 | 前渡金 | |
| 短期繰延税金資産 | 62,135 | △62,135 | ||||
| その他の流動資産 | 358,374 | △74,119 | △188 | 284,067 | その他の流動資産 | |
| 貸倒引当金 | △28,917 | 28,917 | ||||
| 流動資産合計 | 6,826,260 | 135,798 | △54,648 | 6,907,410 | 流動資産合計 | |
| 投資及び長期債権 | 非流動資産 | |||||
| 関連会社に対する投資及び長期債権 | 2,554,161 | △2,554,161 | ||||
| 2,418,587 | 15,763 | 1,3 | 2,434,350 | 持分法で会計処理される投資 | ||
| 不動産共同投資 | 31,393 | △31,393 | ||||
| その他の投資 | 1,497,521 | 1,991 | 749,512 | 1 | 2,249,024 | その他の投資 |
| 長期貸付金及び長期営業債権 | 663,884 | 15,797 | △3,398 | 676,283 | 営業債権及びその他の債権 | |
| 貸倒引当金 | △29,528 | 29,528 | ||||
| 112,186 | - | 112,186 | その他の金融資産 | |||
| 投資及び長期債権合計 | 4,717,431 | |||||
| 有形固定資産 | ||||||
| 有形固定資産計 | 3,952,731 | |||||
| 減価償却累計額 | △1,465,267 | |||||
| 有形固定資産合計 | 2,487,464 | △89,652 | △134,202 | 2,3 | 2,263,610 | 有形固定資産 |
| 126,425 | △9,640 | 3 | 116,785 | 投資不動産 | ||
| のれん | 60,859 | △60,859 | ||||
| 無形固定資産(償却累計額控除後) | 123,401 | △123,401 | ||||
| 182,849 | △2,266 | 180,583 | 無形資産及びのれん | |||
| 51,022 | 6,388 | 7 | 57,410 | 繰延税金資産 | ||
| その他の資産 | 195,250 | △129,140 | 987 | 67,097 | その他の非流動資産 | |
| △50,221 | 623,144 | 8,157,328 | 非流動資産合計 | |||
| 資産合計 | 14,410,665 | 85,577 | 568,496 | 15,064,738 | 資産合計 |
| 負債及び資本の部 | 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | 負債及び資本の部 |
| 流動負債 | 流動負債 | |||||
| 短期借入金 | 799,983 | △799,983 | ||||
| 一年以内に期限の到来する長期借入債務 | 590,976 | △590,976 | ||||
| 1,390,959 | - | 1,390,959 | 社債及び借入金 | |||
| 支払手形 | 199,954 | △199,954 | ||||
| 買掛金及び未払金 | 2,230,074 | △2,230,074 | ||||
| 関連会社に対する債務 | 227,354 | △227,354 | ||||
| 2,725,384 | △2 | 2,725,382 | 営業債務及びその他の債務 | |||
| 117,087 | - | 117,087 | その他の金融負債 | |||
| 取引前受金 | 136,416 | 47,101 | - | 183,517 | 前受金 | |
| 未払法人税等 | 56,345 | - | - | 56,345 | 未払法人税等 | |
| 未払費用 | 126,867 | △126,867 | ||||
| その他の流動負債 | 360,144 | 66,523 | △69,117 | 357,550 | その他の流動負債 | |
| 流動負債合計 | 4,728,113 | 171,846 | △69,119 | 4,830,840 | 流動負債合計 | |
| 固定負債 | 非流動負債 | |||||
| 長期借入債務(一年以内の期限到来分を除く) | 4,498,683 | - | - | 4,498,683 | 社債及び借入金 | |
| 80,677 | △2,816 | 77,861 | 営業債務及びその他の債務 | |||
| 53,389 | - | 53,389 | その他の金融負債 | |||
| 年金及び退職給付債務 | 57,702 | 7,921 | - | 65,623 | 退職給付に係る負債 | |
| 長期繰延税金負債 | 264,616 | △47,294 | 264,706 | 7 | 482,028 | 繰延税金負債 |
| その他の固定負債 | 305,501 | △180,962 | - | 124,539 | その他の非流動負債 | |
| 固定負債合計 | 5,126,502 | △86,269 | 261,890 | 5,302,123 | 非流動負債合計 | |
| 負債合計 | 9,854,615 | 85,577 | 192,771 | 10,132,963 | 負債合計 | |
| 契約債務及び偶発債務 |
| 負債及び資本の部 | 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | 負債及び資本の部 |
| 株主資本 | 資本 | |||||
| 資本金 | 204,447 | - | - | 204,447 | 資本金 | |
| 資本剰余金 | 262,705 | - | △718 | 261,987 | 資本剰余金 | |
| 自己株式 | △17,970 | - | - | △17,970 | 自己株式 | |
| 累積その他の包括損益 | 122,527 | △122,527 | その他の資本の構成要素 | |||
| 未実現有価証券評価益 | 305,447 | - | 381,412 | 686,859 | FVTOCIに指定したその他の投資 | |
| 未実現デリバティブ評価損 | △4,768 | - | △2,210 | △6,978 | キャッシュ・フローヘッジ | |
| 確定給付年金調整額 | △87,887 | - | 87,887 | |||
| 為替換算調整勘定 | △90,265 | - | 456,979 | 366,714 | 在外営業活動体の換算差額 | |
| 122,527 | 924,068 | 1,5 | 1,046,595 | その他の資本の構成要素計 | ||
| 利益剰余金 | 3,607,989 | - | △585,941 | 8 | 3,022,048 | 利益剰余金 |
| 株主資本合計 | 4,179,698 | - | 337,409 | 4,517,107 | 当社の所有者に帰属する持分 | |
| 非支配持分 | 376,352 | - | 38,316 | 1,3 | 414,668 | 非支配持分 |
| 資本合計 | 4,556,050 | - | 375,725 | 4,931,775 | 資本合計 | |
| 負債及び資本合計 | 14,410,665 | 85,577 | 568,496 | 15,064,738 | 負債及び資本合計 |
前連結会計年度の包括利益に対する調整
| 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | ||
| 収益 | ||||||
| 商品販売及び製造業等による収益 | 5,376,773 | |||||
| 売買取引に係る差損益及び手数料 | 592,001 | |||||
| 収益合計 | 5,968,774 | 40,185 | 928 | 6,009,887 | 収益 | |
| 商品販売及び製造業等による収益に係る原価 | △4,939,117 | △15,941 | 104 | 3 | △4,954,954 | 原価 |
| 売上総利益 | 1,029,657 | 24,244 | 1,032 | 1,054,933 | 売上総利益 | |
| その他収益・費用 | ||||||
| 販売費及び一般管理費 | △889,955 | △5,827 | 9,870 | 5 | △885,912 | 販売費及び一般管理費 |
| 貸倒引当金繰入額 | △5,827 | 5,827 | ||||
| 支払利息(受取利息差引後) | △5,990 | 5,990 | ||||
| 受取配当金 | 144,593 | △144,593 | ||||
| 有価証券損益 | 34,132 | △6,776 | △15,040 | 1 | 12,316 | 有価証券損益 |
| 固定資産損益 | △24,436 | 24,436 | ||||
| 7,133 | △5 | 7,128 | 固定資産除・売却損益 | |||
| △29,480 | △42,521 | 2,3 | △72,001 | 固定資産減損損失 | ||
| その他の損益-純額 | 55,032 | △20,901 | △1,826 | 32,305 | その他の損益-純額 | |
| その他の収益・費用合計 | △692,451 | |||||
| 168,089 | △15,050 | 153,039 | 金融収益 | |||
| △26,922 | - | △26,922 | 金融費用 | |||
| 法人税等及び持分法による投資損益前利益 | 337,206 | |||||
| 持分法による投資損益 | 164,274 | △1,220 | 4,786 | 167,840 | 持分法による投資損益 | |
| - | △58,754 | 442,726 | 税引前利益 | |||
| 法人税等 | ||||||
| 当期税金 | △120,552 | |||||
| 繰延税金 | 7,066 | |||||
| 法人税等合計 | △113,486 | - | 14,384 | 7 | △99,102 | 法人所得税 |
| 非支配持分控除前当期純利益 | 387,994 | - | △44,370 | 343,624 | 当期純利益 | |
| 非支配持分に帰属する当期純利益 | △27,966 | 27,966 | ||||
| 当期純利益の帰属 | ||||||
| 当社株主に帰属する当期純利益 | 360,028 | - | △36,571 | 323,457 | 当社の所有者 | |
| 27,966 | △7,799 | 20,167 | 非支配持分 |
| 米国会計基準 (百万円) | 表示組替 (百万円) | 認識及び測定の差異 (百万円) | 注記 | IFRS (百万円) | ||
| 非支配持分控除前当期純利益 | 387,994 | - | △44,370 | 343,624 | 当期純利益 | |
| その他の包括損益-税効果後 | ||||||
| 未実現有価証券評価損益期中変動額 | 76,992 | △76,992 | ||||
| 未実現デリバティブ評価損益期中変動額 | 3,036 | △3,036 | ||||
| 確定給付年金調整額期中変動額 | △10,171 | 10,171 | ||||
| 為替換算調整勘定期中変動額 | 351,518 | △351,518 | ||||
| その他の包括利益(税効果後) | ||||||
| 純損益に振り替えられることのない項目 | ||||||
| 76,992 | 90,767 | 167,759 | FVTOCIに指定したその他の投資による損益 | |||
| △10,171 | △5,805 | △15,976 | 確定給付制度の再測定 | |||
| 66,821 | 84,962 | 151,783 | 合計 | |||
| 純損益に振り替えられる可能性のある項目 | ||||||
| 3,036 | △494 | 2,542 | キャッシュ・フローヘッジ | |||
| 351,518 | 26,398 | 377,916 | 在外営業活動体の換算差額 | |||
| 354,554 | 25,904 | 380,458 | 合計 | |||
| その他の包括損益合計-税効果後 | 421,375 | - | 110,866 | 532,241 | その他の包括利益合計 | |
| 非支配持分控除前包括損益 | 809,369 | - | 66,496 | 875,865 | 当期包括利益合計 | |
| 非支配持分に帰属する包括損益 | △43,990 | 43,990 | 当期包括利益の帰属 | |||
| 当社株主に帰属する包括損益 | 765,379 | - | 72,474 | 837,853 | 当社の所有者 | |
| 43,990 | △5,978 | 38,012 | 非支配持分 |
連結財政状態計算書の表示組替に関する注記
以下の項目については、連結財政状態計算書の表示の変更であり、連結損益計算書、連結その他包括利益計算書及び利益剰余金への影響はありません。
① 米国会計基準では、通常の取引に基づき発生した営業上の資産・負債については、その実現・決済が連結貸借対照表日の翌日から起算し、1年を超えるものを非流動項目として区分表示していましたが、IFRSでは、実現・決済まで1年を超える資産・負債であっても正常営業循環期間内の資産・負債であれば流動資産・負債に区分されるため、該当する資産・負債の区分を非流動から流動へ組み替えています。
② 米国会計基準では、繰延税金資産・負債を流動資産・負債及び非流動資産・負債に区分表示していましたが、IFRSでは、流動資産・負債に表示することは認められていないため、非流動資産・負債へ組み替えています。
③ 米国会計基準では、マスターネッティング契約を有する相手先に対するデリバティブ債権・債務については、相殺表示していましたが、IFRSでは、法的強制力のある相殺権を現在有し、かつ、純額又は同時決済の意思があるもののみを相殺表示しています。
その他IFRS科目にあわせ集約・別掲の表記をしています。
認識及び測定の差異に関する注記
1.有価証券及び投資
連結会社は、米国会計基準では、債券及び市場性のある株式について、保有目的に従い売買目的有価証券又は売却可能有価証券のいずれかに分類しています。売買目的有価証券は公正価値で評価し、未実現評価損益を当期の損益として認識する一方で、売却可能有価証券は公正価値で評価し、未実現評価損益は損益に含めず税効果後の金額を「累積その他の包括損益」に計上しています。
市場性のない非関連会社に対する投資(優先株等を含む)は公正価値の入手が容易でないため、取得原価(「原価法投資」)で計上しています。
連結会社は、市場性のある有価証券及び市場性のない投資について定期的に減損の有無を検討しています。各々の投資の公正価値が投資の帳簿価額を下回り、その下落が一時的なものではないと判断された場合には、公正価値と帳簿価額の差額について、減損損失を認識しています。
有価証券及び投資の認識を中止した場合は、処分価額と帳簿価額の差額を連結損益計算書上で認識し、累積その他の包括損益を損益に振り替えています。
IFRSでは、債券及び株式は市場性の有無にかかわらず、債券については償却原価又は公正価値で、株式については公正価値で測定されます。
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は公正価値で測定し、その変動を原則として純損益として認識しています(FVTPL)。ただし、売買目的で保有していない資本性金融商品への投資については、当該資本性金融商品に係る公正価値の変動をその他の包括利益として認識する金融資産(FVTOCI)として指定することが可能です。
FVTOCIの金融資産に係る公正価値の変動は、当該資産の認識を中止した場合にその他の包括利益から直接利益剰余金に振り替え、純損益では認識していません。FVTOCIの金融資産に係る受取配当金については、株主として配当を受領する権利が確立された時点で金融収益の一部として純損益として認識しています。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | |
| 持分法で会計処理される投資 | 39,486 | 32,847 |
| その他の投資 | 597,297 | 727,993 |
| 繰延税金負債(繰延税金資産との相殺後の純額) | 215,741 | 261,700 |
| その他の資本の構成要素 | 282,470 | 349,089 |
| 非支配持分 | 47,473 | 52,968 |
| 利益剰余金 | 91,309 | 97,492 |
連結損益計算書
| 前連結会計年度(百万円) | |
| 有価証券損益 | △15,978 |
| 税引前利益 | △18,459 |
2.非金融資産の減損
米国会計基準では、固定資産の減損の有無を判定する際に、当該資産の帳簿価額と当該資産に係る割引前の将来見積キャッシュ・フロー総額を比較することによりその回収可能性を検討し、当該資産の帳簿価額と公正価値の差額を減損損失として認識しています。また、認識した減損損失を戻し入れることはありません。
IFRSでは、固定資産の帳簿価額と回収可能価額(使用価値と売却費用控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額)の差額を減損損失として認識しています。なお、使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを資産又は資金生成単位の固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算出しています。また、のれん以外の固定資産について減損の兆候が消滅した場合は、過年度において当該資産について認識された減損損失が無かったとした場合の帳簿価額と回収可能価額のいずれか低い金額まで、過去に認識した減損損失を戻し入れています。
当該変更により、移行日において、エネルギー事業セグメントにおける連結子会社が保有する一部石油・ガス鉱区の操業費負担増に伴う収益性低下による減損損失を認識し、前連結会計年度において、主に生活産業セグメントにおける連結子会社が保有する製紙関連事業用設備の市況悪化に伴う収益性低下による減損損失、機械セグメントが保有する船舶の市況悪化に伴う収益性低下による減損損失及び金属セグメントにおける連結子会社が保有する鉱業権の事業環境悪化に伴う収益性低下による減損損失を認識しています。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | |
| 有形固定資産 | △8,568 | △54,038 |
| 繰延税金負債(繰延税金資産との相殺後の純額) | 23 | △13,091 |
| 利益剰余金 | △8,564 | △31,273 |
連結損益計算書
| 前連結会計年度(百万円) | |
| 固定資産減損損失 | △43,913 |
| 税引前利益 | △44,536 |
3.みなし原価
連結会社は、有形固定資産及び投資不動産のうち、一部の不動産や航空機、船舶について、移行日の公正価値をみなし原価として使用する選択可能な免除規定を適用しています。移行日において、みなし原価規定を適用した有形固定資産及び投資不動産の従前の帳簿価額はそれぞれ248,539百万円、48,273百万円であり、公正価値はそれぞれ161,242百万円、38,379百万円です。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | |
| 持分法で会計処理される投資 | △3,546 | △3,364 |
| 有形固定資産 | △87,297 | △78,682 |
| 投資不動産 | △9,894 | △9,848 |
| 繰延税金負債(繰延税金資産との相殺後の純額) | △24,999 | △21,888 |
| 非支配持分 | △7,742 | △7,073 |
| 利益剰余金 | △67,996 | △61,975 |
連結損益計算書
| 前連結会計年度(百万円) | |
| 原価 | 8,040 |
| 固定資産減損損失 | 1,392 |
| 税引前利益 | 9,614 |
4.持分法の適用
従前から保有している投資に関して、当該投資先が追加取得等により関連会社に該当することとなった場合、連結会社は、米国会計基準では、投資先が関連会社に該当する時点までは、従前から保有している投資を「その他の投資」に計上し、投資先が関連会社に該当することとなった時点において、過年度の連結財務諸表を遡及的に調整し、従前から保有している投資を「関連会社に対する投資及び長期債権」に計上しています。
IFRSでは、投資先が関連会社に該当する時点までは、従前から保有している投資を「その他の投資」に計上し、投資先が関連会社に該当することとなった時点において「持分法で会計処理される投資」に振り替え、持分法の適用を開始しています。
当該変更により、移行日において、米国会計基準では「関連会社に対する投資及び長期債権」に計上していたチリ国銅資産権益保有会社アングロ・アメリカン・スール社の株式437,593百万円を、IFRSでは「その他の投資」に計上しています。
5.従業員給付
米国会計基準では、確定給付型年金制度及び退職一時金制度に係る年金費用は年金数理計算に基づき算定しており、当期に生じたものの当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった保険数理計算損益及び過去勤務費用(利益)は、税効果考慮後の金額で、累積その他の包括損益として認識しています。累積その他の包括損益に認識された金額は、その後、連結損益計算書に退職給付費用の構成要素として認識することにより調整しています。
IFRSでは、確定給付型年金制度及び退職一時金制度から生じる確定給付負債(資産)の純額のすべての変動を、発生時に勤務費用及び利息純額は純損益に認識し、その他のすべての再測定はその他の包括利益で認識し即時にその他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えています。また、過去勤務費用(利益)については、即時に退職給付費用の構成要素として認識しています。
またIFRSでは、確定給付制度が積立超過である場合には、確定給付資産の純額を当該確定給付制度の積立超過と資産上限額(将来掛金の減額又は現金の返還という形で利用可能な将来の経済的便益の現在価値)のいずれか低い方で測定しています。
当該変更による影響の概要は次のとおりです。(△:費用、損失又は資産、負債及び資本の減少)
連結財政状態計算書
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | |
| その他の資本の構成要素 | 78,303 | 86,339 |
| 利益剰余金 | △79,187 | △87,286 |
連結損益計算書
| 前連結会計年度(百万円) | |
| 販売費及び一般管理費 | 9,584 |
| 税引前利益 | 10,949 |
6.在外営業活動体の換算差額
当社は、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しています。この免除規定はIFRS第1号に準拠し、すべての在外営業活動体に適用しています。これにより、移行日において換算差額の累計額△426,450百万円を利益剰余金に振り替えていますが、資本の中での振替であり、純資産に与える影響はありません。
7.法人所得税
上記調整により、繰延税金負債(繰延税金資産との相殺後の純額)が次のとおり増加しています。
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | |
| 有価証券及び投資 | 215,741 | 261,700 |
| 非金融資産の減損 | 23 | △13,091 |
| みなし原価 | △24,999 | △21,888 |
| その他 | 50,461 | 31,597 |
| 繰延税金負債の増加額(繰延税金資産との相殺後の純額) | 241,226 | 258,318 |
前連結会計年度の連結損益計算書において、米国会計基準での税金費用に比べ14,384百万円減少しています。
上記表のその他については、主に以下により発生しています。
① 米国会計基準では、関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異については、回収可能性が高い範囲内まで繰延税金資産を計上していました。IFRSでは、関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異については、予測可能な将来に当該一時差異が解消し、回収可能性が高い範囲内で繰延税金資産を計上しています。
② 米国会計基準では、過去にその他の包括利益に認識した繰延税金資産・負債に関して税率が変更された場合、当該影響による繰延税金については損益に認識していましたが、IFRSでは、これらの繰延税金についてはその他の包括利益に認識しています。
③ 米国会計基準では、内部未実現利益の消去に伴う税効果については売却元の支払税額を繰延税金資産として計上していましたが、IFRSでは、これらの税効果については購入元の資産の一時差異として購入元の税率で繰延税金資産を計上しています。
8.利益剰余金
上記調整による利益剰余金の影響は次のとおりです。(△:損失)
| 移行日(百万円) | 前連結会計年度末(百万円) | |
| 有価証券及び投資 | 91,309 | 97,492 |
| 非金融資産の減損 | △8,564 | △31,273 |
| みなし原価 | △67,996 | △61,975 |
| 従業員給付 | △79,187 | △87,286 |
| 在外営業活動体の換算差額 | △426,450 | △424,617 |
| 法人所得税 | △87,054 | △91,384 |
| その他 | 24,219 | 13,102 |
| 利益剰余金 | △553,723 | △585,941 |
上記表のその他については、主に以下により発生しています。
① 米国会計基準では、子会社若しくは持分法適用会社の決算日が親会社の決算日と異なる場合、異なる期間内に発生した重要な事象又は取引を調整することを求められていません。IFRSでは、子会社若しくは持分法適用会社の決算日が親会社の決算日と異なる場合、実務上不可能な場合を除き、決算日を統一しなければなりません。また、IFRSでは、決算日の統一が実務上不可能な場合、異なる期間内に発生した重要な事象又は取引を調整しなければなりません。これにより、利益剰余金が移行日及び前連結会計年度末において、それぞれ17,157百万円及び476百万円増加しています。
② 米国会計基準では、生産期に発生した剥土費用を発生した期間における変動生産費として、当該鉱業資産のたな卸資産原価として処理することが求められていました。IFRSではIFRIC第20号「露天掘り鉱山の生産フェーズにおける剥土コスト」により、生産期に発生した剥土費用を関連する鉱体の生産に紐付けて処理することが求められます。これにより、利益剰余金が移行日及び前連結会計年度末において、それぞれ14,760百万円及び11,256百万円増加しています。
前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書に対する重要な調整項目の開示
IFRSに基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書と、従前の会計基準に基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。
44.連結財務諸表の承認
連結財務諸表は、平成26年6月30日に取締役会によって承認されています。