半期報告書-第73期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/06/28 11:21
【資料】
PDFをみる
【項目】
93項目
(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループの財政状態及び経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は以下の通りとなりました。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症変異株の感染拡大により緊急事態宣言が発令され、景気の先行きは予断を許さない状況となっております。
その中で出版業界は紙媒体の売上減少、輸送費用の上昇など経営環境は引き続き厳しい状況にあります。
当中間連結会計期間の資産合計は、前連結会計年度末に比べ12,425,455千円増加し22,201,293千円となりました。主な要因はたな卸資産及び売掛金の増加によるものです。
当中間連結会計期間の負債合計は、前連結会計年度末に比べ12,080,922千円増加し19,931,266千円となりました。主な要因は買掛金の増加及び運転資金の借入によるものです。
当中間連結会計期間の純資産合計は前連結会計年度末に比べ344,534千円増加し2,270,027千円となりました。
出版物等取次販売事業の売上高は21,068,537千円と前年同期比2.8%減となりました。学習参考書、辞書・辞典等の分野においては大型書店の帳合獲得の影響が大きく、売上高は14,065,927千円(同4.0%増)となりました。教科書部門の売上高は、中学校教科書改訂期のため前連結会計年度に比べ採択の減少が響き、7,002,609千円(前年同期比13.9%減)となりました。不動産賃貸事業部門では、テナントの確保は維持しておりますが、休業の影響などにより売上高は297,826千円(同0.3%減)となりました。
以上の結果、売上高が21,366,363千円(前年同期比2.7%減)となり、運賃や人件費が増加したことも影響し、営業利益が549,077千円(同11.0%減)、経常利益が496,144千円(同12.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が317,573千円(同28.4%減)となりました。
なお、当社グループの売上高は通常の傾向として、上半期に教科書、指導書等の売上が集中するため、連結会計年度の上半期の売上高と下半期の売上高の間に著しい相違があり、季節変動があります。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、売上債権及び仕入債務の増減により前年同期に比べ413,881千円増加し、1,228,824千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ19,764千円減少し2,464,477千円となりました。これは主に季節的要因による債権債務の増減額の変化及び棚卸資産が減少したことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ15,175千円減少し112,407千円となりました。これは主に固定資産取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は前年同期に比べ50,735千円減少し2,738,267千円となりました。これは主に短期借入金の減少によるものです。
③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
④生産、受注及び販売の状況
(1)販売実績
当中間連結会計期間の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称当中間連結会計期間
(自 2020年10月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
出版物等取次販売事業(千円)21,068,53797.3
不動産賃貸事業(千円)297,82699.7
合計(千円)21,366,36397.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.出版物等取次販売事業は上半期に教科書に関連する売上が集中するため、季節的変動があります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)仕入実績
当中間連結会計期間の仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称当中間連結会計期間
(自 2020年10月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
出版物等取次販売事業(千円)19,275,47096.0
合計(千円)19,275,47096.0

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されており、財政状態、営業成績について以下の分析を行っております。
当社グループの経営陣は過去の実績や現在の状況を踏まえ以下の会計方針について合理的な見積もり及び判断を行っておりますが、実際の結果は当初の見積りと異なる場合があります。なお、文中において将来に関する事項は当中間連結会計期間における当グループの判断に基づくものであります。
たな卸資産については、多くは返品条件に基づく取引条件にて管理しておりますが、買切り商品及び当社責任における返品不能商品については、市場状況により陳腐化したと判断されるもの又はその商品寿命に応じて評価減を計上しております。また市場悪化などの影響により追加計上を行う可能性があります。
返品調整引当金については、委託販売制度に基づき将来発生が予測される返品に伴う負担見込額を計上しておりますが、送品・返品状況の変化により引当額が変動する可能性があります。
退職給付に係る負債及び退職給付費用については、当社及び連結子会社は退職一時金制度及び確定拠出年金制度を設けており、退職給付に係る期末自己都合要支給額を計上しております。
賞与引当金及び役員退職慰労引当金は、支給に備えるためそれぞれ内規に基づき負担すべき支給見込額、中間期末の要支給額を計上しております。
固定資産については遊休資産の発生、価値の下落がある場合に減損損失を計上しております。
投資有価証券株式は取引先との円滑な関係維持のために保有していますが、市場価格があるものについてはその評価価値が帳簿価額を50%以上下回る場合に、市場価格のないものは当該会社の1株当たり純資産額が取得価額を50%以上下回る場合に、評価損を計上しております。
②当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当中間連結会計期間の総売上高は21,366,363千円と前年同期に比べ593,635千円の減少となりました。セグメント別に分析しますと、書籍部門は新規店の獲得、採用品の伸長により売上高は増加となりました。教科書部門は小学校教科書改訂年度であった昨年度の指導書売上増の反動で売上高は大幅に減少しました。その結果、出版物等取次販売事業の売上高は21,068,537千円と前年同期比2.7%減となりました。経費面では、貸倒引当金の増加、運賃等の値上げや人件費の増加が影響し、営業利益は418,016千円と前年同期比19.2%減となりました。ビル事業については稼働率100%を維持しつつも、コロナ禍による休業により共益費収入が減少し297,826千円と前年同期比0.3%減となりましたが、修繕費が減少したことにより営業利益は176,567千円と前年同期比22.5%増となりました。これらの結果、全社費用を含めた営業利益は549,077千円と、前年同期比11.0%減となり、中間連結会計期間の税金等調整前中間純利益は471,767千円と、94,111千円の減少となりました。
③資本の財源及び資金の流動性について
当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローの分析については「第2事業の状況、3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1)経営成績等の状況の概要、②キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
当社グループの資金需要は、運転資金としては主に商品仕入及び人件費、業務の外部委託費・運賃等の営業費用であり、設備資金としては、ソフトウェア投資、賃貸資産の修繕費等であります。これら資金の調達は自己資金または借入等によることとしております。
2021年3月31日現在、複数の金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しており、短期借入金の内、2,950,000千円(未使用枠1,050,000千円)、長期借入金(一年内含む)1,100,000千円を利用しております。
④経営環境と今後の方針
当社グループを取り巻く環境としては、少子化等による教育関連図書の需要低迷、出版不況に加え、コロナ禍による不況の影響が今後、出版業界の体制を変革していく可能性もあり、環境の大幅な変化が想定されます。
当社グループとしては、本業である出版物取次事業の収益力改善策として、取次営業活動の高度化、デジタル事業分野である教育クラウドサービスOPEの更なる共同推進、日本出版販売株式会社との業務提携等を通じ顧客サービス向上及び業務の合理化・効率化の徹底を通じたコスト削減を推進することにより、当社グループの収益力向上と企業体質の強化を図ることに引き続き注力していきます。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。