四半期報告書-第80期第1四半期(平成27年3月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/07/15 11:23
【資料】
PDFをみる
【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国経済が堅調であるものの一部の新興国で足踏みが見られました。
日本経済は、円安による輸出の押し上げ効果と企業の設備投資の拡大により底堅く推移しました。
このような状況下にあって、当第1四半期連結累計期間における売上高は、2,099億19百万円で前年同期比4.9%の増収となりました。
損益につきましては、売上総利益が140億71百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益が48億25百万円(前年同期比20.4%増)、経常利益が53億60百万円(前年同期比22.6%増)となりました。また、当四半期純利益は38億7百万円(前年同期比64.5%増)となりました。
これを事業のセグメント別に見ますと、次のとおりであります。
(鉄鋼)
鉄鋼部門では、建材及び薄板関連で在庫調整期となり売上高は微減となりました。特殊鋼部門では、自動車、工作機械関連とも横ばいでした。
また、海外では米国・アジア向けが好調でした。
鉄鋼セグメント全体では、売上高は896億51百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は15億92百万円(前年同期比38.5%増)となりました。
(情報・電機)
非鉄金属部門では、原材料の需要の落ち込みにより微減となりましたが、エレクトロニクス部門では、通信及びOA機器関連をはじめとして全般的に順調でした。
情報・電機セグメント全体では、売上高は423億56百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益は9億41百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
(産業資材)
化成品部門では、原油相場に伴う樹脂原料価格の下落により減少しました。
メカトロ部門では、自動車関連を中心に設備機械、部品・工具が順調でした。
産業資材セグメント全体では、売上高は631億5百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は18億53百万円(前年同期比22.6%増)となりました。
(生活産業)
配管住設部門では、住宅向けが伸び悩み、また建設部門では、分譲マンションの販売不調により、いずれも減少しました。
食品部門では、水産物と加工食品の値上げの浸透により輸入が増加しました。
生活産業セグメント全体では、売上高は148億6百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は2億20百万円(前年同期比49.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は4,886億61百万円となり、主に株式相場の上昇に伴う投資有価証券評価額の増加により前連結会計年度末に比べて39億39百万円増加しました。
負債は3,016億28百万円となり、主に短期借入金の減少により前連結会計年度末に比べて98億99百万円減少しました。
純資産は1,870億33百万円となり、主にその他有価証券評価差額金の増加により前連結会計年度末に比べて138億38百万円増加しました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
特記事項はありません。