有価証券報告書-第76期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用、所得環境の着実な改善を背景に、個人消費の持ち直しの動きがありましたが、米中の貿易摩擦の拡大や世界経済の減速による影響が懸念され、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当業界におきましては、自然災害や水産物資源の減少により漁獲量が減少し、海外での水産物の需要増加により仕入価格が上昇するなど、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような外部環境のもとで、当社は、販売競争に対応した調達力、営業力の強化を図るとともに、業務の効率化や諸経費の削減を推し進めるなど、業績の向上と企業体質の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、主力の卸売部門が取扱数量の減少により減収となり、兼業部門の飼料販売が養鰻業者の需要減で大幅な減収となるなど、全体で40,956百万円(前年同期比1.0%減)となりました。経常利益は、販売管理費の削減により274百万円(前年同期比16.4%増)となりましたが、当期純利益は、特別損失に株価下落による投資有価証券評価損170百万円を計上したため、26百万円(前年同期比82.7%減)となりました。
売上面に関しては、今後、自然の影響を受けやすい天然魚の漁獲量の減少に対して、出荷者との繋がりを深め、養殖魚や他魚種及び他海域からの集荷で対処する等、安定供給を図ります。利益面では、個々の取引条件の見直しや工場原価及び一般管理費の削減により利益率の改善を図ります。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(卸売部門)
鮮魚は、天然ブリ、サンマ、養殖アトランティックサーモンの順調な入荷とマダラ、カキ、養殖マグロのトロ商材の取扱数量の増加により売上増となりましたが、輸入生鮮キハダの入荷減、養殖ウナギ、養殖マダイ、養殖ヒラメが単価高などにより販売数量が減少し、全体で減収となりました。
冷凍魚は、天然タイガーエビ、ギンダラが高値で荷動き悪く売上減となりましたが、タラバガニ、ズワイガニ、紋甲イカ類が加工用中心に伸長し売上増となり、全体で増収となりました。
加工食品は、チリ産ギンサケフィーレ、生鮮アトランティックサーモンが量販店向けに販売が伸長し、年末用の田作りが順調な入荷により販売数量が増加し、納豆が健康志向の高まりで売上増となりましたが、時サケ、秋サケの漁獲減、コウナゴの禁漁による入荷減となり、全体で減収となりました。
この結果、売上高は39,486百万円、営業利益は346百万円となりました。
(飼料工場部門)
養殖魚飼料の原料魚粉は、新規販売先の開拓により売上増となりましたが、養鰻用飼料の国内向け飼料がシラスウナギの不漁により、輸出用飼料が需要減によりそれぞれ販売数量が減少し、全体で減収となりました。
この結果、売上高は805百万円、営業利益は0百万円となりました。
(冷蔵工場部門)
市場冷蔵工場は、国内貨物が減少する中で、コンビニ向け冷凍食品、輸入貨物が順調な入庫で取扱増となり、増収となりました。
市場外の日比野冷蔵工場は、給食関係の冷凍食品が取扱増となりましたが、同業他社の再保管が減少し減収となりました。
この結果、売上高は530百万円、営業利益は81百万円となりました。
(不動産賃貸部門)
主な事業である賃貸マンション2棟、賃貸事務所1棟、賃貸工場1棟は、順調に稼動しました。
この結果、売上高は133百万円、営業利益は83百万円となりました。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当事業年度末の流動資産は、8,307百万円(前事業年度末は8,896百万円)となり、前事業年度末比589百万円(6.6%)減少しました。これは、有価証券が前事業年度末比800百万円、現金及び預金が159百万円それぞれ減少し、商品及び製品が前事業年度末比357百万円増加したことが主因であります。
(固定資産)
当事業年度末の固定資産は、7,143百万円(前事業年度末は6,602百万円)となり、前事業年度末比540百万円(8.2%)増加しました。投資有価証券が前事業年度末比728百万円増加し、保険積立金が前事業年度末比150百万円減少したことが主因であります。
(流動負債)
当事業年度末の流動負債は、1,928百万円(前事業年度末は2,099百万円)となり、前事業年度末比171百万円(8.2%)減少しました。これは、買掛金が前事業年度末比172百万円減少したことが主因であります。
(固定負債)
当事業年度末の固定負債は、710百万円(前事業年度末は627百万円)となり、前事業年度末比83百万円(13.3%)増加しました。これは、繰延税金負債が前事業年度末比99百万円増加したことが主因であります。
(純資産)
当事業年度末の純資産は、12,811百万円(前事業年度末は12,772百万円)となり、前事業年度末比38百万円(0.3%)増加しました。この内、株主資本が前事業年度末比163百万円減少しました。これは、その他有価証券評価差額金が前事業年度末比202百万円増加し、繰越利益剰余金が前事業年度末比114百万円減少したことが主因であります。
当事業年度末の自己資本比率は、82.9%(前事業年度末82.4%)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により319百万円、投資活動により243百万円、財務活動により189百万円それぞれ減少となったため、前事業年度末に比べ753百万円(16.7%)減少し、当事業年度末には3,756百万円となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は319百万円(前年同期は得られた資金618百万円)となりました。これは主に、たな卸資産の増加額425百万円、仕入債務の減少額206百万円などの資金減少要因が、投資有価証券評価損170百万円、減価償却費109百万円、税引前当期純利益103百万円などの資金増加要因を上回ったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は243百万円(前年同期比73.0%減)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出808百万円などの資金減少要因が、有価証券の償還による収入400百万円、保険積立金の払戻による収入150百万円などの資金増加要因を上回ったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は189百万円(前年同期比31.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払額142百万円などによるものであります。
④ 販売、仕入及び生産の状況
イ 販売実績
当事業年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ 商品仕入実績
当事業年度における商品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ 生産実績
当事業年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ニ 受注状況
当社は、ごく少数の特殊製品について受注生産を行うほかは、すべて見込生産であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、重要な会計方針につきましては、第5 経理の状況の注記事項に記載しているとおりであります。この財務諸表の作成にあたっては、会計基準の範囲内で一定の見積りがなされ、引当金の計上等の数値に反映されております。これらの見積りについては、必要に応じて見直しを行っておりますが、不確実性があるため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の経営成績は、売上高については、40,956百万円(前年同期比1.0%減)となりました。これは、自然災害や水産物資源の減少により漁獲量が減少し、海外での水産物の需要増加による仕入価格の上昇などの影響により、販売が伸び悩む一因となりました。
利益面では、営業利益が148百万円(前年同期比21.7%増)、経常利益が274百万円(前年同期比16.4%増)となりました。営業利益の増加は販売管理費の減少に起因しており、引き続き経費削減に努めて、適正な利益を確保できるよう取り組んでまいります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、自然の影響を受けやすい天然魚の漁獲量の減少があります。これに対しては出荷者との繋がりを深め、養殖魚、他海域からの集荷で対処する等、安定供給を図ります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要のうち主なものは、水産物卸売のための商品仕入の他、飼料製造等の原材料の購入、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費、生産設備の取得及び既存設備の改善等に係る投資であります。これらの資金需要に対し、当社では主に自己資金を充当しております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、企業価値を高めるための指標として、ROEの向上を重視しております。ROEの推移においては、コストの効率化が大きく影響し、安定的に利益を確保しております。当事業年度は、投資有価証券評価損を計上し、ROEを下げる結果となりましたが、本来の稼ぐ力においては、第74期からは向上しており、来期以降はROEの順調な進捗が期待されます。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、水産物卸売事業の比率が極めて高く、また、3 経営者による財政状態、経営成績及びキャシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要の記載内容と概ね同一と考えられますので、記載を省略します。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用、所得環境の着実な改善を背景に、個人消費の持ち直しの動きがありましたが、米中の貿易摩擦の拡大や世界経済の減速による影響が懸念され、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当業界におきましては、自然災害や水産物資源の減少により漁獲量が減少し、海外での水産物の需要増加により仕入価格が上昇するなど、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような外部環境のもとで、当社は、販売競争に対応した調達力、営業力の強化を図るとともに、業務の効率化や諸経費の削減を推し進めるなど、業績の向上と企業体質の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、主力の卸売部門が取扱数量の減少により減収となり、兼業部門の飼料販売が養鰻業者の需要減で大幅な減収となるなど、全体で40,956百万円(前年同期比1.0%減)となりました。経常利益は、販売管理費の削減により274百万円(前年同期比16.4%増)となりましたが、当期純利益は、特別損失に株価下落による投資有価証券評価損170百万円を計上したため、26百万円(前年同期比82.7%減)となりました。
売上面に関しては、今後、自然の影響を受けやすい天然魚の漁獲量の減少に対して、出荷者との繋がりを深め、養殖魚や他魚種及び他海域からの集荷で対処する等、安定供給を図ります。利益面では、個々の取引条件の見直しや工場原価及び一般管理費の削減により利益率の改善を図ります。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(卸売部門)
鮮魚は、天然ブリ、サンマ、養殖アトランティックサーモンの順調な入荷とマダラ、カキ、養殖マグロのトロ商材の取扱数量の増加により売上増となりましたが、輸入生鮮キハダの入荷減、養殖ウナギ、養殖マダイ、養殖ヒラメが単価高などにより販売数量が減少し、全体で減収となりました。
冷凍魚は、天然タイガーエビ、ギンダラが高値で荷動き悪く売上減となりましたが、タラバガニ、ズワイガニ、紋甲イカ類が加工用中心に伸長し売上増となり、全体で増収となりました。
加工食品は、チリ産ギンサケフィーレ、生鮮アトランティックサーモンが量販店向けに販売が伸長し、年末用の田作りが順調な入荷により販売数量が増加し、納豆が健康志向の高まりで売上増となりましたが、時サケ、秋サケの漁獲減、コウナゴの禁漁による入荷減となり、全体で減収となりました。
この結果、売上高は39,486百万円、営業利益は346百万円となりました。
(飼料工場部門)
養殖魚飼料の原料魚粉は、新規販売先の開拓により売上増となりましたが、養鰻用飼料の国内向け飼料がシラスウナギの不漁により、輸出用飼料が需要減によりそれぞれ販売数量が減少し、全体で減収となりました。
この結果、売上高は805百万円、営業利益は0百万円となりました。
(冷蔵工場部門)
市場冷蔵工場は、国内貨物が減少する中で、コンビニ向け冷凍食品、輸入貨物が順調な入庫で取扱増となり、増収となりました。
市場外の日比野冷蔵工場は、給食関係の冷凍食品が取扱増となりましたが、同業他社の再保管が減少し減収となりました。
この結果、売上高は530百万円、営業利益は81百万円となりました。
(不動産賃貸部門)
主な事業である賃貸マンション2棟、賃貸事務所1棟、賃貸工場1棟は、順調に稼動しました。
この結果、売上高は133百万円、営業利益は83百万円となりました。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当事業年度末の流動資産は、8,307百万円(前事業年度末は8,896百万円)となり、前事業年度末比589百万円(6.6%)減少しました。これは、有価証券が前事業年度末比800百万円、現金及び預金が159百万円それぞれ減少し、商品及び製品が前事業年度末比357百万円増加したことが主因であります。
(固定資産)
当事業年度末の固定資産は、7,143百万円(前事業年度末は6,602百万円)となり、前事業年度末比540百万円(8.2%)増加しました。投資有価証券が前事業年度末比728百万円増加し、保険積立金が前事業年度末比150百万円減少したことが主因であります。
(流動負債)
当事業年度末の流動負債は、1,928百万円(前事業年度末は2,099百万円)となり、前事業年度末比171百万円(8.2%)減少しました。これは、買掛金が前事業年度末比172百万円減少したことが主因であります。
(固定負債)
当事業年度末の固定負債は、710百万円(前事業年度末は627百万円)となり、前事業年度末比83百万円(13.3%)増加しました。これは、繰延税金負債が前事業年度末比99百万円増加したことが主因であります。
(純資産)
当事業年度末の純資産は、12,811百万円(前事業年度末は12,772百万円)となり、前事業年度末比38百万円(0.3%)増加しました。この内、株主資本が前事業年度末比163百万円減少しました。これは、その他有価証券評価差額金が前事業年度末比202百万円増加し、繰越利益剰余金が前事業年度末比114百万円減少したことが主因であります。
当事業年度末の自己資本比率は、82.9%(前事業年度末82.4%)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により319百万円、投資活動により243百万円、財務活動により189百万円それぞれ減少となったため、前事業年度末に比べ753百万円(16.7%)減少し、当事業年度末には3,756百万円となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は319百万円(前年同期は得られた資金618百万円)となりました。これは主に、たな卸資産の増加額425百万円、仕入債務の減少額206百万円などの資金減少要因が、投資有価証券評価損170百万円、減価償却費109百万円、税引前当期純利益103百万円などの資金増加要因を上回ったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は243百万円(前年同期比73.0%減)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出808百万円などの資金減少要因が、有価証券の償還による収入400百万円、保険積立金の払戻による収入150百万円などの資金増加要因を上回ったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は189百万円(前年同期比31.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払額142百万円などによるものであります。
④ 販売、仕入及び生産の状況
イ 販売実績
当事業年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当事業年度 (自 平成30年4月1日 至 平成31年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 金額(千円) | ||
| 卸売部門 | 39,486,722 | 99.9 |
| 飼料工場部門 | 805,704 | 72.0 |
| 冷蔵工場部門 | 530,881 | 85.2 |
| 不動産賃貸部門 | 133,255 | 106.3 |
| 合計 | 40,956,564 | 99.0 |
(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 当事業年度 (自 平成30年4月1日 至 平成31年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 丸鮮㈱ | 6,222,205 | 15.03 | 6,394,138 | 15.61 |
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ 商品仕入実績
当事業年度における商品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当事業年度 (自 平成30年4月1日 至 平成31年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 金額(千円) | ||
| 卸売部門 | 38,188,201 | 101.2 |
(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ 生産実績
当事業年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当事業年度 (自 平成30年4月1日 至 平成31年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 金額(千円) | ||
| 飼料工場部門 | 788,151 | 75.7 |
| 冷蔵工場部門 | 538,989 | 87.4 |
| 合計 | 1,327,140 | 80.1 |
(注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ニ 受注状況
当社は、ごく少数の特殊製品について受注生産を行うほかは、すべて見込生産であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、重要な会計方針につきましては、第5 経理の状況の注記事項に記載しているとおりであります。この財務諸表の作成にあたっては、会計基準の範囲内で一定の見積りがなされ、引当金の計上等の数値に反映されております。これらの見積りについては、必要に応じて見直しを行っておりますが、不確実性があるため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の経営成績は、売上高については、40,956百万円(前年同期比1.0%減)となりました。これは、自然災害や水産物資源の減少により漁獲量が減少し、海外での水産物の需要増加による仕入価格の上昇などの影響により、販売が伸び悩む一因となりました。
利益面では、営業利益が148百万円(前年同期比21.7%増)、経常利益が274百万円(前年同期比16.4%増)となりました。営業利益の増加は販売管理費の減少に起因しており、引き続き経費削減に努めて、適正な利益を確保できるよう取り組んでまいります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、自然の影響を受けやすい天然魚の漁獲量の減少があります。これに対しては出荷者との繋がりを深め、養殖魚、他海域からの集荷で対処する等、安定供給を図ります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要のうち主なものは、水産物卸売のための商品仕入の他、飼料製造等の原材料の購入、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費、生産設備の取得及び既存設備の改善等に係る投資であります。これらの資金需要に対し、当社では主に自己資金を充当しております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、企業価値を高めるための指標として、ROEの向上を重視しております。ROEの推移においては、コストの効率化が大きく影響し、安定的に利益を確保しております。当事業年度は、投資有価証券評価損を計上し、ROEを下げる結果となりましたが、本来の稼ぐ力においては、第74期からは向上しており、来期以降はROEの順調な進捗が期待されます。
| 第72期 | 第73期 | 第74期 | 第75期 | 第76期 | |
| ROE (%) | 0.8 | 1.4 | 1.1 | 1.2 | 0.2 |
| 経常利益 (千円) | 261,449 | 300,914 | 215,691 | 236,107 | 274,723 |
| 当期純利益(千円) | 99,979 | 173,757 | 143,784 | 151,597 | 26,268 |
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、水産物卸売事業の比率が極めて高く、また、3 経営者による財政状態、経営成績及びキャシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要の記載内容と概ね同一と考えられますので、記載を省略します。