- #1 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社は、ボンド事業、化成品事業および工事事業の3つの事業部門を基本に組織され、それぞれが国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社グループは、「ボンド」、「化成品」および「工事事業」の3つを報告セグメントとしております。
「ボンド」は、工業用接着剤、一般家庭用接着剤、建築用接着剤、建設土木用接着剤、補修材、シーリング材、壁装用接着剤、ワックスおよび粘着テープの製造販売をしております。「化成品」は、工業薬品、合成樹脂、樹脂成型品、電子部品材料および薄膜材料の販売をしております。「工事事業」は、インフラおよびストック市場における補修・改修・補強工事を請負っております。
2024/06/18 15:53- #2 事業の内容
当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。なお、次表の区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
区分 | 主要な事業の内容 | 国内/海外 | 主要な会社 |
ボンド | 工業用接着剤、一般家庭用接着剤、建築用接着剤、土木建設用接着剤、シーリング材、ワックスおよび粘着テープの製造販売 | 国内 | 当社、水口化学産業㈱、ウォールボンド工業㈱、サンライズ㈱ |
海外 | 科昵西貿易(上海)有限公司、科陽精細化工(蘇州)有限公司、Kony Sunrise Trading Co.,Ltd.、Konishi Lemindo Vietnam Co.,Ltd.、PT.KONISHI LEMINDO INDONESIA |
原料の仕入販売 | 国内 | ボンドケミカル商事㈱ |
製品倉庫の管理業務請負、運送業 | 国内 | ボンド物流㈱、KB LINE㈱ |
(注) ㈱和泉は、2023年4月に角丸建設㈱に吸収合併されております。
当社グループの事業に係る各社の位置づけおよび事業の系統図は次のとおりであります。
2024/06/18 15:53- #3 事業等のリスク
(6) 法規制等
ボンドの主力製品である接着剤およびシーリング材には、その原料として石油化学物質を多く使用しております。今後、新たな法規制の施行や従来の法規制の強化、変更がなされた場合、法令遵守のためのコストや販売活動の制限を受け、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 製品の品質と責任
2024/06/18 15:53- #4 会計方針に関する事項(連結)
- 有価証券
その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
……時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
市場価格のない株式等
……移動平均法による原価法2024/06/18 15:53 - #5 保証債務の注記
② 関係会社の取引先への仕入債務に対し債務保証を行っております。
| 前事業年度(2023年3月31日) | 当事業年度(2024年3月31日) |
ボンドケミカル商事㈱ | 2,850百万円 | 3,135百万円 |
丸安産業㈱ | 1,493百万円 | 1,022百万円 |
③ 関係会社のリース債務に対し債務保証を行っております。
2024/06/18 15:53- #6 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
(2) 残存履行義務に配分した取引価格
当社および連結子会社のボンド事業および化成品事業においては、個別の予想契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。
前連結会計年度末において未充足(または部分的に未充足)の履行義務は15,590百万円であります。当該履行義務は、工事事業における工事請負契約に関するものであり、期末日後1年以内に約67%、2年以内に約19%、残り約14%がその後5年以内に収益として認識されると見込んでおります。また、顧客から受け取る対価の中に、取引価格に含まれない重要な変動対価の額等はありません。
2024/06/18 15:53- #7 従業員の状況(連結)
(1) 連結会社の状況
| 2024年3月31日現在 |
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
ボンド | 1,052 | [239] |
化成品 | 119 | [ 4] |
(注)1 従業員数は就業人員であり、従業員数の[外書]は、嘱託・契約社員・パートタイマーの年間平均雇用人員であります。
(2) 提出会社の状況
2024/06/18 15:53- #8 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
2,443 | 1,175 |
大和ハウス工業㈱ | 336,189 | 334,405 | 同社はボンド事業の住関連分野の接着剤、シーリング材の顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を追加購入し継続して保有しています。 | 有 |
1,522 | 1,041 |
826 | 513 |
東亞合成㈱ | 253,643 | 253,643 | 同社はボンド事業の接着剤「ボンド アロンアルフア」の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
404 | 312 |
稲畑産業㈱ | 100,000 | 100,000 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
317 | 268 |
デンカ㈱ | 88,004 | 88,004 | 同社は化成品事業の仕入先、ボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
206 | 240 |
㈱カネカ | 53,000 | 53,000 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であり、化成品事業の仕入先および顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
202 | 182 |
日本ピグメント㈱ | 48,500 | 46,830 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を追加購入し継続して保有しています。 | 有 |
146 | 105 |
荒川化学工業㈱ | 99,360 | 99,360 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
115 | 99 |
㈱キムラ | 196,688 | 194,397 | 同社はボンド事業の顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を追加購入し継続して保有しています。 | 無 |
109 | 100 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
信越化学工業㈱ | 15,500 | 15,500 | 同社はボンド事業のシーリング材、原材料の仕入先であり、化成品事業の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
102 | 66 |
93 | 92 |
高圧ガス工業㈱ | 100,000 | 100,000 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
89 | 70 |
三井化学㈱ | 19,566 | 19,566 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
84 | 66 |
トラスコ中山㈱ | 31,944 | 31,944 | 同社はボンド事業の顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 有 |
82 | 71 |
㈱クボタ | 26,000 | 26,000 | 同社はボンド事業の顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
61 | 51 |
ニホンフラッシュ㈱ | 57,501 | 56,588 | 同社はボンド事業の顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を追加購入し継続して保有しています。 | 有 |
55 | 55 |
三洋化成工業㈱ | 12,000 | 12,000 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
51 | 51 |
36 | 28 |
DIC㈱ | 12,000 | 12,000 | 同社はボンド事業の原材料の仕入先であり、化成品事業の仕入先であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
34 | 28 |
OCHIホールディングス㈱ | 14,850 | 14,850 | 同社はボンド事業の顧客であります。事業上の関係維持・強化を図るため同社株式を継続して保有しています。 | 無 |
25 | 18 |
銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
株式数(株) | 株式数(株) |
貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
(注)「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しています。
みなし保有株式
2024/06/18 15:53- #9 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
1979年4月 | 当社入社 |
2004年4月 | 当社ボンド事業本部営業本部第一事業部事業部長 |
2006年4月 | 当社ボンド事業本部生産本部栃木工場工場長 |
2008年4月 | 当社執行役員 |
2009年6月 | 当社取締役執行役員に就任 |
| 当社ボンド事業本部生産本部本部長 |
2011年4月 | 当社常務取締役に就任 |
| 当社ボンド事業本部本部長 |
2011年5月 | ボンドケミカル商事㈱代表取締役会長に就任 |
2013年4月 | 当社代表取締役社長に就任 |
2015年5月 | 矢沢化学工業㈱(現、ウォールボンド工業㈱)代表取締役会長に就任(現在) |
2017年4月 | 当社コニシグループ共同代表兼ボンドグループCEO |
2017年5月 | サンライズ・エム・エス・アイ㈱(現、サンライズ㈱)代表取締役会長に就任(現在) |
2018年4月 | 当社ボンドグループCEO |
2020年5月 | 丸安産業㈱代表取締役会長に就任(現在) |
2024/06/18 15:53- #10 研究開発活動
なお、研究開発費については、材料科学研究所で行っている各セグメントに配分できない研究費用214百万円が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は1,640百万円となっております。
(1) ボンド
当社の研究開発は、『競合に打ち勝つ技術構築と市場に選ばれる新製品の開発』を基本姿勢とし、浦和研究所・大阪研究所・シーリング材研究所、材料科学研究所を中心に行っております。浦和研究所・大阪研究所では、一般家庭用、工業用および土木建築用の接着剤や補修材、両面粘着テープ、自動車用離型剤並びに業務用のワックス・洗剤、シーリング材研究所では工業用および建築用シーリング材の研究開発を行っております。
2024/06/18 15:53- #11 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
(1) 経営の基本方針
当社グループは、接着剤、シーリング材等の製造販売業であるボンド、化学品を専門に扱う商社業である化成品、補修・改修・補強工事等を請負う土木建設工事業を行う工事事業、その他の事業において、顧客のニーズにあった製品・商品の開発や製造、サービスの提供を通じて社会およびステークホルダーの信頼に応えていくとともに、株主の皆様への利益還元を図るため、収益力の向上、企業価値の増大に努めて参ります。
(2) 経営環境
2024/06/18 15:53- #12 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
生産実績(t) | 前年同期比(%) |
ボンド | 138,786 | △4.0 |
化成品 | - | - |
(注)1 化成品はその品種が多種多様にわたり、その数量の表示が困難であるため記載しておりません。
2 工事事業およびその他については、生産実績を定義することが困難であるため記載しておりません。
2024/06/18 15:53- #13 脚注(取締役(及び監査役)(連結)
社では執行役員制度を導入しております。執行役員は10名で、上記記載の取締役のうち日下部悟、巖利彦、岡本伸一の3名のほかに、下記の執行役員7名で構成されております。
藤善敏史 ボンド事業本部土木建設営業本部本部長
向井義浩 ボンド事業本部ボンド営業本部本部長兼関東支社支社長
2024/06/18 15:53- #14 設備投資等の概要
当連結会計年度に実施しました設備投資の総額は6,984百万円であります。
ボンドにおいては、栃木工場の水性形接着剤製造所の建設、関係会社であるウォールボンド工業㈱の新工場の建設、サンライズ㈱の生産設備の導入など6,460百万円の設備投資を実施しました。
化成品に係る設備投資額は157百万円となりました。
2024/06/18 15:53- #15 連結子会社の数及び主要な連結子会社の名称(連結)
子会社は全て連結しております。
当該連結子会社は、水口化学産業㈱、ボンドケミカル商事㈱、ボンドエンジニアリング㈱、ボンド物流㈱、近畿鉄筋コンクリート㈱、ウォールボンド工業㈱、角丸建設㈱、中信建設㈱、サンライズ㈱、丸安産業㈱、コニシ工営㈱、KB LINE㈱、科昵西貿易(上海)有限公司、PT.KONISHI INDONESIA、科陽精細化工(蘇州)有限公司、Kony Sunrise Trading Co.,Ltd.、Konishi Lemindo Vietnam Co.,Ltd.、PT.KONISHI LEMINDO INDONESIA、台湾丸安股份有限公司の19社であります。
㈱和泉は2023年4月1日付にて、角丸建設㈱を存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
2024/06/18 15:53- #16 重要な会計方針、財務諸表(連結)
- 有価証券の評価基準および評価方法
①関係会社株式
……移動平均法による原価法
②その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
……時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
市場価格のない株式等
……移動平均法による原価法2024/06/18 15:53 - #17 重要な後発事象、連結財務諸表(連結)
当社グループは、新規開拓の強化や成長分野への注力、生産・物流・DX関連への積極的な投資を行い、さらなる事業拡大と経営の効率化を推進しております。
サンライズは建築用シーリング材、自動車用マスチックシーラー・接着剤、光学用・ガラス用接着剤の製造販売を行う、ボンド事業において重要な役割を担う連結子会社であります。丸安産業は薄膜、電子材料、化学品、医薬品、健康食品といった分野に原料や商品を販売する、化成品事業において重要な役割を担う連結子会社であります。コニシ工営は北海道地区の公共施設・マンション・オフィスビルなど建築物の長寿命化を図るために屋上防水改修、外壁改修、内部改修、塗装、耐震補強などの補修・改修・補強工事を行っており、工事事業において重要な役割を担う連結子会社であります。
各事業の意思決定の迅速化と、より一層の効率的な連結経営体制の確立およびグループ内経営資源をフル活用できる環境を実現することを目的として、本株式交換による対象会社の完全子会社化を決定いたしました。
2024/06/18 15:53