有価証券報告書-第43期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/23 12:47
【資料】
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【項目】
82項目

対処すべき課題

当社を取り巻く経営環境は、少子高齢化、人口の減少、若者の車離れ等によるマーケットの縮小、さらには同業他社との競争の激化等により、利益を圧迫する要因が継続することが予想されます。このような状況下、今まで以上に安定的で効率的な収益を確保する取組みが必要と考えております。
その対応のため、当社では以下の項目に積極的に取り組んでまいります。
⑴ 車両販売関連事業のさらなる強化
同業他社との競争の激化から、新車販売の利益率が低下しています。当社の営業基盤である千葉県において、フォルクスワーゲン、アウディ以外の9メーカーについては、当社が唯一の正規ディーラーとなっており、ニーズに沿った店舗の増改築、社員教育を徹底していくとともに欧米11メーカーの車種を取扱うことのできる当社のメリットを最大限生かし、最適なお車を提供することによりお客様に満足していただけるよう努めてまいります。
さらにかねてより強化に取り組んでおります各種サービス・保険・ローンといった自動車販売に付随する周辺事業の拡大を更に推進し、収益の拡大に努めてまいります。
⑵ 多角化経営
当社では、不動産事業、発電事業の展開による多角化経営により安定的な収益確保に努めてまいりました。
不動産事業におきましては、アルファロメオ・フィアット・アバルト・クライスラー・ジープを取扱う新店舗FC成田店(階上2階から6階に70室の賃貸マンション併設)のオープンが平成28年10月に予定されており、下期の収益に寄与いたします。さらに、アルファロメオ・フィアット成田店の跡地には、11階建210室のビジネスホテル建築が決定しており、平成29年12月のオープンを目指しております。今後とも多角化経営を推進し、より安定した収益をあげてまいります。
⑶ 人材の育成と教育
当社では、安定的、効率的な収益を確保するためには、優秀な人材を採用し、人材育成を行うことが急務と考えております。平成27年度より10名前後の新卒社員の採用を行っており、今後とも毎年継続することによる幹部候補社員の確保を行うとともに、社員個々の専門性を高めるよう人材の育成と教育に努めてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。