有価証券報告書-第49期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:32
【資料】
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【項目】
104項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導の経済政策により円安・株高が進行したことに加え、消費税増
税前による個人消費の増加により一部回復の動きが見られました。
自動車業界におきましては、新車登録台数(軽自動車を除く)は約343万台(前年比105.9%)、軽自動車の新車販売台数は約226万台(前年比114.7%)となり、前年を上回る実績となりました。また、中古車登録台数においては、約394万台(前年比99.1%)にとどまりました。
オートオークション業界におきましては、新車販売が好調に推移したため、下取・買取の中古車が増加し出品台数、成約台数共に増加いたしました。
このような状況の中で当社グループは、地域のお客様に繰り返しご利用いただける環境を整える為、平成25年4月に和歌山県岩出市に直営の工場併設型店舗の新設や平成25年6月に石川県かほく市にある大型商業施設内に直営店舗の出店を行いました。また、平成26年1月には中久世営業所を敷地面積拡大し、工場併設型店舗のビッグモーター中久世店とし店舗名称変更を含めリニューアルオープンいたしました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は43,815百万円(前期比34.9%増)、営業利益は2,719百万円(前期比27.9%増)、経常利益2,499百万円(前期比34.8%増)、当期純利益1,466百万円(前期比26.3%増)となりました。売上高は過去最高を更新し、営業利益、経常利益については前期に続き過去最高益を更新いたしました。
個別の業績は売上高43,815百万円(前期比34.9%増)、営業利益2,465百万円(前期比30.3%増)、経常利益2,471百万円(前期比33.4%増)、当期純利益1,446百万円(前期比25.5%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①販売関連
販売関連は、前期末及び当期上半期での新規出店の影響もあり、主力のユーザー販売が好調に推移いたしました。車両販売台数は44,702台(前期比29.2%増)と前期を大きく上回りました。この結果、販売関連の売上高は42,627百万円(前期比35.6%増)となり、セグメント利益は3,264百万円(前期比20.9%増)となりました。
②手数料関連
手数料関連は、オークション事業では前期下半期から国内新車販売台数の回復、消費税増税の駆け込み需要などの要因もあり下取りや買取車が増加したため、出品台数は117,994台と前期の105,761台を上回り、成約率も前期を0.5ポイント上回る54.4%となりました。フランチャイズ事業では契約数が29店舗と前期より3店舗減少いたしました。この結果、手数料関連の売上高は1,224百万円(前期比12.8%増)、セグメント利益は362百万円(前期比58.8%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ1,308百万円増加の5,652百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、営業活動による資金の増加は、2,440百万円(前連結会計年度は1,100百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,395百万円、たな卸資産の増加が723百万円、仕入債務の増加が387百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、投資活動による資金の増加は、38百万円(前連結会計年度は840百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が537百万円、長期貸付金の回収による収入461百万円、有形固定資産の売却による収入253百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、財務活動による資金の減少は、1,169百万円(前連結会計年度は290百万円の増加)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が5,500百万円、長期借入れによる収入が4,500百万円あったこと等によるものであります。