四半期報告書-第82期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

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2014/08/12 9:21
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22項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、公共事業を主軸とした政府による経済対策に加え、大企業を中心とした景況感の改善が4月以降も継続し、緩やかな回復基調で進んでいます。個人消費においては、平成26年4月からの消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減による弱い動きが一部で見られるものの、雇用・所得環境の改善や資産効果の下支えにより、その影響は一時的なものに止まるものと予想されます。企業収益は、円安効果や生産活動の回復に伴い大幅に改善してきており、それが民需の投資意欲を刺激するかたちで、製造業を中心に設備投資の増加基調が持続しています。
紙業界におきましては、洋紙・板紙の国内出荷量がともに前年同期実績を下回りました。印刷用紙については消費税率引き上げによる需要の一部積み残し分の出荷量増があったものの、広告宣伝費の抑制や電子媒体へのシフトが継続していることによる構造的な減少幅が大きく、前年同期実績の出荷量を大きく割り込みました。また、板紙については、紙器用白板紙のPOP関連需要や段ボール原紙の5月連休を控えた前倒し需要等が目立った動きとなる等、一部の用途向けにおいては出荷量増の商品があったものの、全体の出荷量では僅かに前年同期実績に及びませんでした。
このような環境の中で、当社グループは第8次3ヶ年計画の最終年度を迎え、持てるサービス力を一枚の紙に結集することを通してお客様のニーズに応えようと全社一丸となった販売努力を継続し、ファインボード、ベーシックペーパー、技術紙の3品目において前年同期実績を上回ることができましたが、ファンシーペーパーや高級印刷紙が減少いたしました。
その結果、売上高は48億30百万円(前年同期比2.1%減)となりました。利益面では経常利益は51百万円(前年同期比17.6%増)、四半期純利益は30百万円(前年同期比39.8%増)となりました。
<当社の商品別の概況>当社グループは、和洋紙の販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであり当社の和洋紙卸売業の売上高は連結売上高の90%超を占めるため、当社の商品別の概況を記載しております。
品目別前第1四半期累計期間
(自 平成25年4月1日
至 平成25年6月30日)
当第1四半期累計期間
(自 平成26年4月1日
至 平成26年6月30日)
増減率(%)
金額(百万円)構成比
(%)
金額(百万円)構成比
(%)
ファンシーペーパー1,22726.41,14825.0△6.4
ファインボード54511.754812.00.6
高級印刷紙1,15124.71,07823.5△6.4
ベーシックペーパー1,20826.01,26527.64.7
技術紙4359.446610.17.1
その他851.8841.8△1.0
合計4,654100.04,591100.0△1.4

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
[ファンシーペーパー]
高級感があり個性豊かな色や風合いで差別化を図るファンシーペーパーは、書籍の装丁や美装パッケージの外貼り用途、さらには豪華カレンダー用途等への採用を目指して、装丁家やグラフィックデザイナー等の用紙決定者にPR活動を継続しました。その結果、幅広い分野で数多く採用されましたが、依然として制作コストの削減化傾向が根強く、販売量の伸びにはつながりませんでした。
その結果、売上高は11億48百万円となり前年同期比6.4%の減少となりました。
[ファインボード]
美麗さや高級感にて訴求力のあるファインボードは、色カード紙を中心にパール調加工紙、植毛紙等が数多く採用されました。特に、化粧品や医療品、食料品等の贈答品パッケージ等への採用機会が増えました。
その結果、売上高は5億48百万円となり前年同期比0.6%の増加となりました。
[高級印刷紙]
環境対応型商品を主力とした高級印刷紙は、企業パンフレットや環境報告書、カタログ本文等の印刷仕上がりの良さを必要とする印刷物に幅広く採用されました。また、環境対応型の新商品も徐々に市場に浸透し、採用される機会が増えました。しかしながら、需要減やコスト削減による制作部数の減少の影響を受け、販売量は伸びませんでした。
その結果、売上高は10億78百万円となり前年同期比6.4%の減少となりました。
[ベーシックペーパー]
一般的な印刷物に幅広く使用されるベーシックペーパーは、塗工印刷用紙や情報用紙を中心にチラシ等の一般商業印刷物や医薬品の能書等の用途に数多く採用されました。また、幅広い分野で使用される色上質紙も販売量が増加いたしました。
その結果、売上高は12億65百万円となり前年同期比4.7%の増加となりました。
[技術紙]
高い機能性と多様な付加価値を備えた技術紙は、これまで安定して需要のあった電飾パネル用途向け合成紙の販売量が減少したものの、耐水機能を持たせた撥水(はっすい)紙や耐水紙、電子機器製造用工程紙の販売量が例年に比べて増加したことから、技術紙全体の売上に貢献しました。
その結果、売上高は4億66百万円となり前年同期比7.1%の増加となりました。
[その他]
トイレットペーパーやティッシュペーパーを中心とした家庭紙や製紙関連資材の販売量は前年同期実績に比べ減少しました。金融機関向け圧着ハガキの販売量は、NISA(少額投資非課税制度)の実施等を受けて好調に推移しましたが、全体の売上減少を補うには至りませんでした。
その結果、売上高は84百万円となり前年同期比1.0%の減少となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
今後の見通しにつきましては、消費税率引き上げによる購買意欲の低下と、物価上昇による可処分所得の実質的な減少により、日本経済の成長率は鈍化することが予想されます。夏以降は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響が薄まることが期待され、一時的にプラス成長へと回復することが見込まれますが、平成25年度後半の増勢のような伸び率となる可能性は低く、わが国経済の成長は今後、足踏み感が漂うことが予想されます。
紙業界におきましては、4月の年度更新を契機に、3月末までみられた洋紙・板紙の好調な出荷状況から一転してマイナス基調での荷動きへと推移しています。この背景には、企業の広告宣伝費の見直しが進んだことや、出版市場が依然縮小傾向にあることから、制作部数の減少やサイズの縮小化、電子媒体へのシフト、用紙の薄物化やグレードダウン等といった市場の流れがあります。加えて、平成25年度に製紙メーカー各社が実施した価格修正後も輸入原燃料価格の高騰は収まらず、収益を圧迫する事態は予断を許さない環境下にあり、今後もこれらのマイナス要因は続くと思われ、出荷量の大幅な改善はいまだ期待できない状況です。
当社グループといたしましては、本業である紙流通の原点に立ち戻り、付加価値の高い取扱商品のさらなる拡充を目指してまいります。昨年上市しました、高級印刷紙の新しいスタンダードとなる「ベィビーフェイス」等のFSC®森林認証紙や、月のイメージを表現した「かぐや」、従来品を統合させた「Magカラー」、落ち着いた色柄の「クラシックコルムス」「サンダンスリネン」等の本格的ファンシーペーパーに加え、平成26年6月には耐水性の高いクラフト調のパッケージ用紙「バージ」を発売し、市場浸透に向けて積極的な販売活動を展開しています。
また、平成24年よりスタートした第8次3ヶ年計画の最終年度を迎え、個別具体的な戦略方針に沿い様々な角度から策定した事業内容の刷新案について、各部門で着実に遂行できるよう全力を尽くしてまいります。引き続き、顧客ニーズに沿った効果的な用紙提案や、常備在庫品の安定供給並びに物流面での迅速な対応はもちろんのこと、販売機能の様々な強化策を通じて、あらゆる面でお客様へのサービス向上と自社の業績拡大を図ってまいります。

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