四半期報告書-第82期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が和らぎつつあり、引き続き緩やかな回復基調で推移しています。個人消費においては、政策的な物価上昇に伴う実質所得低下の影響により、消費者心理にやや弱さが見られるものの、消費税率10%への引き上げの延期や所得雇用環境の改善もあって底堅い動きとなっています。内需の低迷や輸出の総体的な伸び悩みは依然続いており、企業収益の改善のテンポにもやや足踏み感が見られるものの、設備投資意欲が横ばいを維持して衰えていないことから、大規模製造業を中心に改善への兆しも現れてきています。
紙業界におきましては、洋紙・板紙の国内出荷量がともに前年同期実績を下回りました。印刷用紙については、企業の経費削減志向の一層の強まりで、カタログ・パンフレット類の需要減少が例年になく大きかったことと、広告の電子媒体へのシフトが継続していることにより、前年同期実績の出荷量を大きく割り込みました。また、板紙については、贈答品、クリスマス関連の年末需要に動きが見られた他、紙器用白板紙のPOP、ディスプレイ、トレーディングカード等の関連需要に目立った動きがみられましたが、全体の出荷量では僅かに前年同期実績を下回りました。
このような環境の中で当社グループは第8次3ヶ年計画の最終年度を迎え、持てるサービス力を一枚の紙に結集することを通してお客様のニーズに応えようと全社一丸となった販売努力を継続し、ベーシックペーパーと技術紙の2品目において前年同期実績を上回ることができましたが、ファンシーペーパー、ファインボード、高級印刷紙、その他の4品目においては前年同期実績を上回ることができませんでした。
その結果、売上高は150億54百万円(前年同期比1.2%減)となりました。利益面では経常利益が2億60百万円(前年同期比3.8%減)、四半期純利益は1億59百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
<当社の商品別の概況>当社グループは、和洋紙の販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであり、当社の和洋紙卸売業の売上高は連結売上高の90%超を占めるため、当社の商品別の概況を記載しております。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
[ファンシーペーパー]
高級感があり個性豊かな色や風合いで差別化を図るファンシーペーパーは、高級カレンダーや贈答品パッケージ・ラベルを中心に書籍出版物の表紙・カバー・見返し等に幅広く採用されました。しかしながら、依然として制作コストの縮小化傾向が続いたため販売量が減少しました。
その結果、売上高は36億27百万円となり前年同期比5.9%の減少となりました。
[ファインボード]
商品イメージの豪華さや高級感にて訴求力のあるファインボードは、カード紙やパール調加工紙、植毛紙といった高付加価値商品が、卓上カレンダーの本文や台紙、食品・医療品・化粧品パッケージ用途に数多く採用されました。しかしながら、廉価な一般白板紙に切り替わる流れが続いています。
その結果、売上高は16億73百万円となり前年同期比3.9%の減少となりました。
[高級印刷紙]
環境対応型商品を主力とした高級印刷紙は、印刷仕上がりの良さが追求される高級カレンダーやパンフレット、封筒、出版物のカバー等の多様な用途に採用されました。しかしながら、全体的な需要減やコスト削減による部数の減少で販売量は減少しました。
その結果、売上高は33億2百万円となり、前年同期比5.0%の減少となりました。
[ベーシックペーパー]
一般的な印刷物に幅広く使用されるベーシックペーパーは、微塗工紙、上質紙、色上質紙を中心に一般商業印刷物や封筒、チラシ等の用途に数多く採用されました。特に医薬品パッケージや書籍本文向けの販売量が好調に推移しました。
その結果、売上高は37億98百万円となり、前年同期比3.7%の増加となりました。
[技術紙]
高い機能性と多様な付加価値を備えた技術紙は、電飾パネル用途向けの合成紙、偽造防止用紙等に数多くの採用がありました。また、電子機器の製造用工程紙や耐洗紙等の販売量が好調に推移しました。
その結果、売上高は14億24百万円となり、前年同期比4.5%の増加となりました。
[その他]
トイレットペーパーやティッシュペーパーを中心とした家庭紙は、国内量販店が輸入品の取り扱い量を増やしたことや、前年好調に推移した証券会社向けの圧着ハガキの売上が減少しました。
その結果、売上高は2億77百万円となり、前年同期比5.3%の減少となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
今後の見通しにつきましては、企業収益に改善の兆しが見られることや、原油安による購買力の押上げ効果も期待できることから、個人消費は持ち直していくことが予想されます。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の根強い影響も一巡し、徐々にではありますがわが国経済においては自律拡大に向かう動きが出はじめており、低い伸び率ながらも回復傾向が続いていくことが見込まれます。
紙業界におきましては、昨年度末の洋紙・板紙の好調な出荷状況から一転してマイナス基調へと荷動きがシフトしています。制作物の部数減やサイズの縮小化、電子媒体へのシフト、用紙の薄物化やグレードダウン等の市場の流れの中で、輸入原燃料価格の高騰が収益を圧迫する事態は解消されておらず、ここにきて大手製紙メーカー各社は昨年度に引き続き洋紙・板紙の価格修正を実施する構えです。その背景には、企業の宣伝広告費の見直しに加え、出版市場が引き続き縮小傾向で推移している等のマイナス要因が根強くあり、出荷量の大幅なアップはいまだ期待できない状況です。
当社グループといたしましては、本業である紙流通の原点に立ち戻り、付加価値の高い取り扱い商品のさらなる拡充を目指してまいります。今年度に入り、耐水性の高いクラフト調のパッケージ用紙「バージ」、メタリックな質感を存分に生かした「アルブライト」等の新商品を途切れることなく上市し、積極的な販売活動を展開しています。
また、平成24年よりスタートした第8次3ヶ年計画の最終年度を迎え、個別具体的な戦略方針に沿い様々な角度から事業内容の刷新案について、各部門で着実に遂行できるよう全力を尽くしてまいります。引き続き、顧客ニーズに沿った効果的な用紙提案や、常備在庫品の安定供給並びに物流面での対応はもちろんのこと、販売機能の様々な強化策を通じて、あらゆる面でお客様へのサービス向上と自社の業績拡大を図ってまいります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が和らぎつつあり、引き続き緩やかな回復基調で推移しています。個人消費においては、政策的な物価上昇に伴う実質所得低下の影響により、消費者心理にやや弱さが見られるものの、消費税率10%への引き上げの延期や所得雇用環境の改善もあって底堅い動きとなっています。内需の低迷や輸出の総体的な伸び悩みは依然続いており、企業収益の改善のテンポにもやや足踏み感が見られるものの、設備投資意欲が横ばいを維持して衰えていないことから、大規模製造業を中心に改善への兆しも現れてきています。
紙業界におきましては、洋紙・板紙の国内出荷量がともに前年同期実績を下回りました。印刷用紙については、企業の経費削減志向の一層の強まりで、カタログ・パンフレット類の需要減少が例年になく大きかったことと、広告の電子媒体へのシフトが継続していることにより、前年同期実績の出荷量を大きく割り込みました。また、板紙については、贈答品、クリスマス関連の年末需要に動きが見られた他、紙器用白板紙のPOP、ディスプレイ、トレーディングカード等の関連需要に目立った動きがみられましたが、全体の出荷量では僅かに前年同期実績を下回りました。
このような環境の中で当社グループは第8次3ヶ年計画の最終年度を迎え、持てるサービス力を一枚の紙に結集することを通してお客様のニーズに応えようと全社一丸となった販売努力を継続し、ベーシックペーパーと技術紙の2品目において前年同期実績を上回ることができましたが、ファンシーペーパー、ファインボード、高級印刷紙、その他の4品目においては前年同期実績を上回ることができませんでした。
その結果、売上高は150億54百万円(前年同期比1.2%減)となりました。利益面では経常利益が2億60百万円(前年同期比3.8%減)、四半期純利益は1億59百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
<当社の商品別の概況>当社グループは、和洋紙の販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであり、当社の和洋紙卸売業の売上高は連結売上高の90%超を占めるため、当社の商品別の概況を記載しております。
| 品目別 | 前第3四半期累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年12月31日) | 当第3四半期累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 増減率(%) | ||
| 金額(百万円) | 構成比 (%) | 金額(百万円) | 構成比 (%) | ||
| ファンシーペーパー | 3,854 | 26.8 | 3,627 | 25.7 | △5.9 |
| ファインボード | 1,741 | 12.1 | 1,673 | 11.9 | △3.9 |
| 高級印刷紙 | 3,474 | 24.1 | 3,302 | 23.4 | △5.0 |
| ベーシックペーパー | 3,663 | 25.5 | 3,798 | 26.9 | 3.7 |
| 技術紙 | 1,363 | 9.5 | 1,424 | 10.1 | 4.5 |
| その他 | 292 | 2.0 | 277 | 2.0 | △5.3 |
| 合計 | 14,389 | 100.0 | 14,103 | 100.0 | △2.0 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
[ファンシーペーパー]
高級感があり個性豊かな色や風合いで差別化を図るファンシーペーパーは、高級カレンダーや贈答品パッケージ・ラベルを中心に書籍出版物の表紙・カバー・見返し等に幅広く採用されました。しかしながら、依然として制作コストの縮小化傾向が続いたため販売量が減少しました。
その結果、売上高は36億27百万円となり前年同期比5.9%の減少となりました。
[ファインボード]
商品イメージの豪華さや高級感にて訴求力のあるファインボードは、カード紙やパール調加工紙、植毛紙といった高付加価値商品が、卓上カレンダーの本文や台紙、食品・医療品・化粧品パッケージ用途に数多く採用されました。しかしながら、廉価な一般白板紙に切り替わる流れが続いています。
その結果、売上高は16億73百万円となり前年同期比3.9%の減少となりました。
[高級印刷紙]
環境対応型商品を主力とした高級印刷紙は、印刷仕上がりの良さが追求される高級カレンダーやパンフレット、封筒、出版物のカバー等の多様な用途に採用されました。しかしながら、全体的な需要減やコスト削減による部数の減少で販売量は減少しました。
その結果、売上高は33億2百万円となり、前年同期比5.0%の減少となりました。
[ベーシックペーパー]
一般的な印刷物に幅広く使用されるベーシックペーパーは、微塗工紙、上質紙、色上質紙を中心に一般商業印刷物や封筒、チラシ等の用途に数多く採用されました。特に医薬品パッケージや書籍本文向けの販売量が好調に推移しました。
その結果、売上高は37億98百万円となり、前年同期比3.7%の増加となりました。
[技術紙]
高い機能性と多様な付加価値を備えた技術紙は、電飾パネル用途向けの合成紙、偽造防止用紙等に数多くの採用がありました。また、電子機器の製造用工程紙や耐洗紙等の販売量が好調に推移しました。
その結果、売上高は14億24百万円となり、前年同期比4.5%の増加となりました。
[その他]
トイレットペーパーやティッシュペーパーを中心とした家庭紙は、国内量販店が輸入品の取り扱い量を増やしたことや、前年好調に推移した証券会社向けの圧着ハガキの売上が減少しました。
その結果、売上高は2億77百万円となり、前年同期比5.3%の減少となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
今後の見通しにつきましては、企業収益に改善の兆しが見られることや、原油安による購買力の押上げ効果も期待できることから、個人消費は持ち直していくことが予想されます。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の根強い影響も一巡し、徐々にではありますがわが国経済においては自律拡大に向かう動きが出はじめており、低い伸び率ながらも回復傾向が続いていくことが見込まれます。
紙業界におきましては、昨年度末の洋紙・板紙の好調な出荷状況から一転してマイナス基調へと荷動きがシフトしています。制作物の部数減やサイズの縮小化、電子媒体へのシフト、用紙の薄物化やグレードダウン等の市場の流れの中で、輸入原燃料価格の高騰が収益を圧迫する事態は解消されておらず、ここにきて大手製紙メーカー各社は昨年度に引き続き洋紙・板紙の価格修正を実施する構えです。その背景には、企業の宣伝広告費の見直しに加え、出版市場が引き続き縮小傾向で推移している等のマイナス要因が根強くあり、出荷量の大幅なアップはいまだ期待できない状況です。
当社グループといたしましては、本業である紙流通の原点に立ち戻り、付加価値の高い取り扱い商品のさらなる拡充を目指してまいります。今年度に入り、耐水性の高いクラフト調のパッケージ用紙「バージ」、メタリックな質感を存分に生かした「アルブライト」等の新商品を途切れることなく上市し、積極的な販売活動を展開しています。
また、平成24年よりスタートした第8次3ヶ年計画の最終年度を迎え、個別具体的な戦略方針に沿い様々な角度から事業内容の刷新案について、各部門で着実に遂行できるよう全力を尽くしてまいります。引き続き、顧客ニーズに沿った効果的な用紙提案や、常備在庫品の安定供給並びに物流面での対応はもちろんのこと、販売機能の様々な強化策を通じて、あらゆる面でお客様へのサービス向上と自社の業績拡大を図ってまいります。