有価証券報告書-第77期(2023/04/01-2024/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行となり、社会生活は正常化に向かいつつある一方、世界的な政情不安や円安による原材料価格の上昇、国内での諸物価の高騰により、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループが事業活動の中心としております外食・中食市場につきましては、日常的な外食利用の頻度が増え、更にインバウンドにより観光地や行楽地への人出の回復も顕著となりました。一方で原材料費や物流コストの高騰、人手不足の状況は依然として変わらず、今後の市況の持続性が懸念されます。
当社グループはこのような状況の中、損益分岐点の低減を目指す努力を継続すると共に、業務改革プロジェクトを推進し、業務効率向上や働く環境の改善をすすめ、経営資源の関東への集中にも取り組みました。また、共同購買組織であるJFSAの競争優位性のある商品を積極的に展開するとともに、お客様への利便性向上と課題解決のための提案施策を進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高644億74百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益は18億61百万円(前年同期比120.9%増)、経常利益は19億39百万円(前年同期比115.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億8百万円(前年同期比141.3%増)となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べ40億68百万円増加し、248億63百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ18億46百万円増加し、181億94百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ22億22百万円増加し、66億68百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が20億39百万円(前連結会計年度は8億88百万円の税金等調整前当期純利益)に減価償却費などの非資金項目、営業活動に係る債権・債務、棚卸資産等の増減などを加減算した結果、35億64百万円の収入(前連結会計年度は20億6百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により8億68百万円の支出(前連結会計年度は4億99百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入、短期借入金の減少、長期借入金の返済により、4億42百万円の支出(前連結会計年度は8億51百万円の支出)となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して22億89百万円増加し、65億5百万円となりました。
③生産、仕入、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 1 金額は、製造原価によっております。
b. 商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 1 金額は、仕入価格によっております。
c. 受注実績
当社グループは、需要予測に基づく見込み生産を行なっているため、該当事項はありません。
d. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
a.経営成績の分析
売上高は市場の回復や既存及び新規のお客様への営業活動の強化により、食材卸売事業、食材製造事業ともに10%以上増加した結果、644億74百万円(前年同期比14.2%増)となりました。
利益面につきましては、売上総利益が売上高の増加等により14,596百万円(前年同期比16.3%増)となりました。一方で売上高の増加や諸物価の上昇をうけ、売上原価並びに販売費及び一般管理費も増加致しましたが、当社グループ各社が損益分岐点の低減に努めたことにより、営業利益は18億61百万円(前年同期比120.9%増)となり、営業利益率は2.9%(前連結会計年度は1.5%)となりました。
また、受取事務手数料64百万円や支払利息56百万円等の計上により経常利益は19億39百万円(前年同期比115.4%増)となりました。なお、設備投資に伴う国庫補助金80百万円や投資株式見直しによる投資有価証券売却益32百万円を特別利益に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は20億8百万円(前年同期比141.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(食材卸売事業)
当セグメントにおきましては、市場の回復と新規取引先の開拓や既存のお客様への営業活動を一層強化し売上と利益の確保を進めました。その結果、売上高は582億2百万円(前年同期比14.7%増)、セグメント利益(営業利益)は22億84百万円(前年同期比79.7%増)となりました。
(食材製造事業)
当セグメントにおきましては、主に連結子会社キスコフーズ株式会社が食材製造を行っております。依然として世界的な原材料やエネルギー価格の高騰と為替の影響により仕入コストの高止まりは続いておりますが、購買方法の見直しや生産効率向上のための設備投資を実施してまいりました。その結果、売上高は61億55百万円(前年同期比10.0%増)、セグメント利益(営業利益)は5億37百万円(前年同期比39.0%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
当セグメントにおきましては、主に連結子会社を対象に不動産賃貸を行っております。当事業の売上高は1億40百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益(営業利益)は1億8百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
b.財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ40億68百万円増加し、248億63百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が22億89百万円、受取手形及び売掛金が7億94百万円、投資有価証券が2億73百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ18億46百万円増加し、181億94百万円となりました。この主な要因は、短期借入金が6億67百万円減少し、支払手形及び買掛金が18億5百万円、未払金が4億36百万円、長期借入金が2億59百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ22億22百万円増加し、66億68百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が19億52百万円、その他有価証券評価差額金が1億95百万円増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローに関しては、業績の伸長に伴い、営業キャッシュ・フローは前連結会計年度に比べ大きく改善しております。また当社グループは現在、必要な運転資金及び設備資金については、自己資金又は借入により必要資金を賄うことと致しております。当連結会計年度は運転資金及び設備資金を、取引行から長期借入の形で8億円調達しております。なお、当社は従来より、取引金融機関3行との間でコミットメントライン契約を締結しております。コミットメントラインの総額は30億円で、当連結会計年度末における借入実行残高はありません。
このような状況下、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して22億89百万円増加し、65億5百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、35億64百万円の収入(前年同期は20億6百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益が20億39百万円、減価償却費が3億53百万円、売上債権の増加額が8億6百万円、仕入債務の増加額が17億87百万円であったことが主たる要因であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、8億68百万円の支出(前年同期は4億99百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が8億円であったことが主たる要因であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、4億42百万円の支出(前年同期は8億51百万円の支出)となりました。これは、長期借入れによる収入が13億92百万円、短期借入金の減少額が6億69百万円、長期借入金の返済による支出が10億49百万円であったことが主たる要因であります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表「注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載した内容と同一です。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行となり、社会生活は正常化に向かいつつある一方、世界的な政情不安や円安による原材料価格の上昇、国内での諸物価の高騰により、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループが事業活動の中心としております外食・中食市場につきましては、日常的な外食利用の頻度が増え、更にインバウンドにより観光地や行楽地への人出の回復も顕著となりました。一方で原材料費や物流コストの高騰、人手不足の状況は依然として変わらず、今後の市況の持続性が懸念されます。
当社グループはこのような状況の中、損益分岐点の低減を目指す努力を継続すると共に、業務改革プロジェクトを推進し、業務効率向上や働く環境の改善をすすめ、経営資源の関東への集中にも取り組みました。また、共同購買組織であるJFSAの競争優位性のある商品を積極的に展開するとともに、お客様への利便性向上と課題解決のための提案施策を進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高644億74百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益は18億61百万円(前年同期比120.9%増)、経常利益は19億39百万円(前年同期比115.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億8百万円(前年同期比141.3%増)となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べ40億68百万円増加し、248億63百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ18億46百万円増加し、181億94百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ22億22百万円増加し、66億68百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が20億39百万円(前連結会計年度は8億88百万円の税金等調整前当期純利益)に減価償却費などの非資金項目、営業活動に係る債権・債務、棚卸資産等の増減などを加減算した結果、35億64百万円の収入(前連結会計年度は20億6百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により8億68百万円の支出(前連結会計年度は4億99百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入、短期借入金の減少、長期借入金の返済により、4億42百万円の支出(前連結会計年度は8億51百万円の支出)となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して22億89百万円増加し、65億5百万円となりました。
③生産、仕入、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 食材製造事業 | 4,357 | 7.8 |
| 合計 | 4,357 | 7.8 |
(注) 1 金額は、製造原価によっております。
b. 商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 仕入高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 食材卸売事業 | 45,482 | 12.7 |
| 食材製造事業 | 107 | 26.4 |
| 合計 | 45,589 | 12.7 |
(注) 1 金額は、仕入価格によっております。
c. 受注実績
当社グループは、需要予測に基づく見込み生産を行なっているため、該当事項はありません。
d. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 食材卸売事業 | 58,202 | 14.7 |
| 食材製造事業 | 6,155 | 10.0 |
| 不動産賃貸事業 | 140 | 0.5 |
| その他事業 | 125 | 8.9 |
| セグメント間の内部売上高 | △149 | 1.3 |
| 合計 | 64,474 | 14.2 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
a.経営成績の分析
売上高は市場の回復や既存及び新規のお客様への営業活動の強化により、食材卸売事業、食材製造事業ともに10%以上増加した結果、644億74百万円(前年同期比14.2%増)となりました。
利益面につきましては、売上総利益が売上高の増加等により14,596百万円(前年同期比16.3%増)となりました。一方で売上高の増加や諸物価の上昇をうけ、売上原価並びに販売費及び一般管理費も増加致しましたが、当社グループ各社が損益分岐点の低減に努めたことにより、営業利益は18億61百万円(前年同期比120.9%増)となり、営業利益率は2.9%(前連結会計年度は1.5%)となりました。
また、受取事務手数料64百万円や支払利息56百万円等の計上により経常利益は19億39百万円(前年同期比115.4%増)となりました。なお、設備投資に伴う国庫補助金80百万円や投資株式見直しによる投資有価証券売却益32百万円を特別利益に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は20億8百万円(前年同期比141.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(食材卸売事業)
当セグメントにおきましては、市場の回復と新規取引先の開拓や既存のお客様への営業活動を一層強化し売上と利益の確保を進めました。その結果、売上高は582億2百万円(前年同期比14.7%増)、セグメント利益(営業利益)は22億84百万円(前年同期比79.7%増)となりました。
(食材製造事業)
当セグメントにおきましては、主に連結子会社キスコフーズ株式会社が食材製造を行っております。依然として世界的な原材料やエネルギー価格の高騰と為替の影響により仕入コストの高止まりは続いておりますが、購買方法の見直しや生産効率向上のための設備投資を実施してまいりました。その結果、売上高は61億55百万円(前年同期比10.0%増)、セグメント利益(営業利益)は5億37百万円(前年同期比39.0%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
当セグメントにおきましては、主に連結子会社を対象に不動産賃貸を行っております。当事業の売上高は1億40百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益(営業利益)は1億8百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
b.財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ40億68百万円増加し、248億63百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が22億89百万円、受取手形及び売掛金が7億94百万円、投資有価証券が2億73百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ18億46百万円増加し、181億94百万円となりました。この主な要因は、短期借入金が6億67百万円減少し、支払手形及び買掛金が18億5百万円、未払金が4億36百万円、長期借入金が2億59百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ22億22百万円増加し、66億68百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が19億52百万円、その他有価証券評価差額金が1億95百万円増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローに関しては、業績の伸長に伴い、営業キャッシュ・フローは前連結会計年度に比べ大きく改善しております。また当社グループは現在、必要な運転資金及び設備資金については、自己資金又は借入により必要資金を賄うことと致しております。当連結会計年度は運転資金及び設備資金を、取引行から長期借入の形で8億円調達しております。なお、当社は従来より、取引金融機関3行との間でコミットメントライン契約を締結しております。コミットメントラインの総額は30億円で、当連結会計年度末における借入実行残高はありません。
このような状況下、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して22億89百万円増加し、65億5百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、35億64百万円の収入(前年同期は20億6百万円の収入)となりました。これは税金等調整前当期純利益が20億39百万円、減価償却費が3億53百万円、売上債権の増加額が8億6百万円、仕入債務の増加額が17億87百万円であったことが主たる要因であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、8億68百万円の支出(前年同期は4億99百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が8億円であったことが主たる要因であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、4億42百万円の支出(前年同期は8億51百万円の支出)となりました。これは、長期借入れによる収入が13億92百万円、短期借入金の減少額が6億69百万円、長期借入金の返済による支出が10億49百万円であったことが主たる要因であります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表「注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載した内容と同一です。