四半期報告書-第44期第1四半期(平成26年9月1日-平成26年11月30日)

【提出】
2015/01/13 16:50
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政権交代後の円安及び株価の回復等により景気回復への期待感が高まりつつあります。しかしながら、欧州の財政問題、原子力発電所停止による全国的な電力供給問題に加え、中国経済の減速や消費税増税政策等もあり、依然として景気の先行きは、不透明感を拭えない状況となっております。
このような状況下、当社グループの服飾事業におきましては、収益体質の強化に向け、販売品目の整理等に取り組みましたが、為替の影響により売上原価は増加することとなりました。賃貸・倉庫事業におきましては、空き倉庫の賃貸先募集を積極的に進めました。これらの結果により、当第1四半期連結累計期間の連結業績は売上高558,957千円(前年同四半期連結累計期間比4.0%の減少)、営業利益76,925千円(前年同四半期連結累計期間比22.7%の増加)となったものの、営業外収益に「包括的長期為替予約」の評価益等を為替差益として76,679千円計上したことにより経常利益152,867千円(前年同四半期連結累計期間比10.5%の減少)、四半期純利益は87,045千円(前年同四半期連結累計期間比8.7%の減少)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①服飾事業
当事業部門におきましては、収益体質の強化を図りましたが、為替の影響により売上原価の増加となりました。これらの結果、売上高は394,093千円(前年同四半期連結累計期間比8.1%の減少)、営業損失は228千円(前年同四半期連結累計期間は営業利益10,481千円)となりました。
②賃貸・倉庫事業
当事業部門におきましては、空き倉庫の賃貸先募集を積極的に進めました。売上高は164,863千円(前年同四半期連結累計期間比7.7%の増加)、営業利益は78,591千円(前年同四半期連結累計期間比50.9%の増加)となりました。
(2)財政状態の分析
①流動資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べて73,768千円(5.1%)増加し、1,511,586千円となりました。この主な要因は、商品及び製品が96,344千円増加したことによるものであります。
②固定資産
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べて315,149千円(6.3%)減少し、4,683,267千円となりました。この主な要因は、建物及び構築物が70,242千円、土地が246,500千円減少したことによるものであります。
③流動負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べて151,520千円(7.9%)減少し、1,758,414千円となりました。この主な要因は、未払法人税等が59,244千円増加したものの、短期借入金が200,000千円減少したことによるものであります。
④固定負債
当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べて64,760千円(8.8%)減少し、673,159千円となりました。この主な要因は、長期借入金が70,890千円減少したことによるものであります。
⑤純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べて25,099千円(0.7%)減少し、3,763,279千円となりました。この主な要因は、四半期純利益の計上87,045千円及び自己株式の取得による増加83,230千円等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。