四半期報告書-第54期第3四半期(平成26年9月1日-平成26年11月30日)
有報資料
(1) 経営成績の分析
当第3四半期におけるわが国経済は、輸出企業を中心とした企業業績の改善により、緩やかな回復基調をもって推移してきました。一方、小売業界においては、消費増税後の物価上昇に伴う実質所得の低下などによる消費者心理の冷え込みが顕在化してきました。
当社グループにおいては、前年度の過去最高益更新に続き、お客様の満足を追求し、企業として更なる成長を遂げるべく、実行方針である“お客様のために尽くす”のもと、競争力ある品揃えの拡充に努めるとともに、売場への付加価値を付け続ける取り組みを推し進めました。
店舗面では、旗艦店である「ゆめタウン広島(広島市南区)」で最大規模のリニューアルを行うなど、既存店の活性化を積極的に実施するとともに、第1四半期に新設した「ゆめマート松橋(熊本県宇城市)」に続き、第2四半期には「ゆめタウン大江(熊本市中央区)」、「ゆめモール柳川(福岡県柳川市)」と計3店舗を新設し、出店エリアのドミナント化を一段と進展させました。
また、株式会社スーパー大栄(福岡県北九州市)との資本業務提携に加え、株式会社広栄(熊本市南区)の株式を取得し完全子会社としました。各社の地域に根差した品揃えのノウハウの共有を進めるとともに、スケールメリットを生かした業務効率の改善に取り組み、既存店のリニューアルを急速に推し進めました。
これらの結果、当第3四半期の営業成績は、以下のとおり増収増益となりました。
営業成績の主な増減要因
①営業収益及び売上総利益
営業収益のうち、売上高は前年同期比17,561百万円(4.6%)増加し、403,086百万円となりました。また、営業収入は前年同期比767百万円(4.0%)増加し、20,031百万円となりました。これは、主に当社における前年度の店舗新設による販売増が寄与したことに加え、既存店販売が堅調に推移したことによるものです。
売上総利益は、85,576百万円(前年同期比3,563百万円増)となりました。売上高対比では21.2%となり前年同期に比べて0.1ポイント低下しました。これは原価低減を進める一方で、主に輸入ブランド品販売における仕入コストが急激な円安により上昇したこと等によるものです。
②販売費及び一般管理費並びに営業利益
販売費及び一般管理費は、前年度の下期以降に新設した店舗(計9店舗)に係る新規採用、並びに人手不足による人材確保や流出に対応するため、「パートナー主任」への登用制度を拡充するなど、意欲ある従業員がより厚遇を得やすい環境を整備しました。これら人事諸施策の実施に伴う人件費の増加に加え、新設店舗や既存店活性化の創業経費負担が増加したことにより、前年同期比4,059百万円増加し、85,028百万円となりました。売上高対比では21.1%となり前年同期に比べて0.1ポイント上昇しました。
これらの結果、営業利益は前年同期比271百万円(1.3%)増加の20,579百万円となり、売上高対比は5.1%と前年同期に比べて0.2ポイント低下しています。
③営業外損益及び経常利益
営業外収益は、持分法による投資利益299百万円等を計上し、前年同期比222百万円増加の1,206百万円となりました。一方、営業外費用は前年同期比86百万円減少の1,465百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前年同期比580百万円(2.9%)増加の20,320百万円となりました。売上高対比は5.0%と前年同期に比べて0.1ポイント低下しました。
④特別損益、法人税等、少数株主利益及び四半期純利益
特別利益は22百万円となりました(前年同期比771百万円の減少)。一方、特別損失は固定資産除却損227百万円等を計上し330百万円となりました(前年同期比1,791百万円の減少)。法人税等は7,437百万円となりました(前年同期比1,060百万円の増加)。少数株主利益は177百万円となりました(前年同期比49百万円の増加)。
これらの結果、四半期純利益は前年同期比490百万円(4.1%)増加の12,397百万円となりました。売上高対比は3.1%と前年同期に比べて横ばいとなりました。
各セグメントの業績
■営業収益
■営業利益
①小売事業
当社グループのコアビジネスである小売事業では、高品質な商品に値ごろ感を出し、また、低価格でありながらより品質の良い商品を提供することで、二極化した消費行動に対応する“いいものを安く”にさらに磨きをかけてきました。市場特性に応じて、投入商品や価格設定を見直すとともに、プライベートブランド商品など競争力ある品揃えの充実に努めました。また、週単位で地域性や生活歳時による販売動向の仮説を立て重点販売商品を投入し続けていく取り組みについてもさらに強化し、常に鮮度が高い楽しい売場を演出することで集客を図り、販売増加に繋げました。
既存店の活性化を積極的に実施し、食品などの直営売場を拡張し、品揃えを強化するとともに有力テナントへの入れ替えを推進することで店舗競争力を強化しました。4月には旗艦店である「ゆめタウン広島(広島市南区)」で最大規模のリニューアルを行いました。キッズエリアを集約しフードコートを拡大したことで、家族3世代でのお買い物がさらに便利となったほか、当社出店エリア初出店となる話題のテナントを導入したことなどが奏功し、販売は好調に推移しています。また、新規出店では3月に新設した「ゆめマート松橋(熊本県宇城市)」のほか、6月には「ゆめタウン大江(熊本市中央区)」、さらに7月には「ゆめモール柳川(福岡県柳川市)」を相次いで新設し、出店エリアへのドミナント化の更なる進展を図りました。
これらの取り組みに対して販売動向は、消費税率引き上げに伴う駆け込み消費及びその後の反動により、個人消費が弱含んだことで不安定に推移しました。春先には増税前のまとめ買い需要を取り込み、加工食品、日用品や実用衣料などの販売が大きく盛り上がりを見せました。その後、反動による落ち込みに対しては生鮮品等の旬な商品、新製品の投入等の諸施策を積極的に展開することで、当社の既存店売上高は5月にはプラスに転じました。また、夏場には台風の襲来や局地的豪雨が多発するなど天候不順が続いたことに加え、実質所得の低下による消費意欲の後退により客数が低下しましたが、ハレの日商材などの品質に重点を置いた品揃えなどが引き続き支持を得ました。秋口以降は概ね好天に恵まれ、地元球団のクライマックスシリーズでの健闘や、日本シリーズ優勝を記念したセール等を行うことで、大きな盛り上がりを創出し成功裏に推移しました。生鮮や惣菜などの食品が引き続き堅調であったほか、衣料品などでは高品質な国産品を拡充したことに加え、気温が低下したことも相まって秋冬物の動きが上向き、当事業の販売動向は全般的に好調に推移しました。なお、当第3四半期の当社の既存店売上は前年同期比では2.0%増となりました。
コスト面では、人手不足による人材確保や流出に対応するため、「パートナー主任」への登用制度を拡充するなど、意欲ある従業員がより厚遇を得やすい環境を整備するとともに、引き続き人的生産性の改善による労働時間の削減などによる人件費の抑制を図りました。また、これらと同時に諸経費全般について費用対効果を見定めた節減を図った一方、当社の新設店舗や既存店活性化の負担が増加しました。
また、3月には株式会社スーパー大栄(福岡県北九州市)との資本業務提携に基づき同社の実施する第三者割当増資の引受けを行い、その後、5月及び7月には株式を追加取得しました(追加取得後の持株比率27.03%)。このほか、7月には株式会社広栄(熊本市南区)の株式を取得し完全子会社としました。各社による地域に根差した品揃えのノウハウの共有を進めるとともに、スケールメリットを生かした業務効率の改善に取り組み、既存店のリニューアルを急速に推し進めました。
これらの結果、営業収益は424,752百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は17,196百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
②小売周辺事業
小売周辺事業では、一部の業務において他セグメントとのグループ間取引の条件を見直した一方、引き続きショッピング時のクレジット利用推進や電子マネー「ゆめか」の利用拡大を推し進め、新規会員の獲得に努めました(「ゆめか」の発行枚数は、前期末350万枚、当第3四半期末445万枚)。また、地域との連携、スポーツを通じた地域貢献に努めるべく取り組んだ地域限定「ゆめか」なども好評を得、地域通貨としての地位を確立していくとともにキャッシュレス決済の推進によるお客様の利便性向上、レジ業務の生産性改善に成果を上げました。これらの取り組みを通じて、外部加盟店よりの取扱手数料収入の拡大に加え、小売事業への集客力向上にも寄与しました。
これらの結果、営業収益は23,473百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は2,997百万円(前年同期比5.9%増)となりました。
③その他
卸売業務では、足元の急速な円安進行に加え、消費環境が悪化し販売が伸び悩んだことで利益水準は低下しました。また、不動産賃貸業務では、安定した賃料収入を計上しつつ、諸経費の節減に努めました。
これらの結果、営業収益は3,637百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は550百万円(前年同期比24.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期末における資産、負債及び純資産の残高、前期末対比の増減額及び主な増減理由は以下のとおりです。
総 資 産
・当第3四半期の設備投資額は21,011百万円であり、これは主に店舗新設等によるものです。その結果、有形固定資産は、減価償却実施後で14,750百万円増加しました。
・現金及び預金は、期末日が銀行休業日であったために仕入債務等の資金決済が翌月初に持ち越されたこと等で7,403百万円増加しました。
・受取手形及び売掛金は、クレジット取扱高の増加等により、7,148百万円増加しました。
負 債
・支払手形及び買掛金は、販売増に伴う仕入れの増加に加え、期末日が銀行休業日であったこと等で22,014百万円増加しました。
・短期借入金及び長期借入金は、11,140百万円減少しました。
純 資 産
・利益剰余金は、配当支出により減少したものの、内部留保額の上積みにより8,802百万円増加しました。
・これらの結果、自己資本比率は30.0%となり、前期末の30.3%に比べて0.3ポイント低下しました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー
・主な収入項目は、税金等調整前四半期純利益20,012百万円、減価償却費9,576百万円、仕入債務の増加額21,793百万円です。
・主な支出項目は、法人税等の支払額9,525百万円、売上債権の増加額7,148百万円です。
・営業活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期と比較すると9,118百万円増加しました。これは主に、たな卸資産が減少したことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー
・主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出14,213百万円です。これは主に、今後の新設店舗に係る先行投資等です。
財務活動によるキャッシュ・フロー
・主な収入項目は、長期借入れによる収入19,400百万円です。
・主な支出項目は、短期借入金の純減少額15,168百万円、長期借入金の返済17,538百万円及び配当金の支払額3,305百万円です。
以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期末対比7,403百万円増加し、14,204百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期におけるわが国経済は、輸出企業を中心とした企業業績の改善により、緩やかな回復基調をもって推移してきました。一方、小売業界においては、消費増税後の物価上昇に伴う実質所得の低下などによる消費者心理の冷え込みが顕在化してきました。
当社グループにおいては、前年度の過去最高益更新に続き、お客様の満足を追求し、企業として更なる成長を遂げるべく、実行方針である“お客様のために尽くす”のもと、競争力ある品揃えの拡充に努めるとともに、売場への付加価値を付け続ける取り組みを推し進めました。
店舗面では、旗艦店である「ゆめタウン広島(広島市南区)」で最大規模のリニューアルを行うなど、既存店の活性化を積極的に実施するとともに、第1四半期に新設した「ゆめマート松橋(熊本県宇城市)」に続き、第2四半期には「ゆめタウン大江(熊本市中央区)」、「ゆめモール柳川(福岡県柳川市)」と計3店舗を新設し、出店エリアのドミナント化を一段と進展させました。
また、株式会社スーパー大栄(福岡県北九州市)との資本業務提携に加え、株式会社広栄(熊本市南区)の株式を取得し完全子会社としました。各社の地域に根差した品揃えのノウハウの共有を進めるとともに、スケールメリットを生かした業務効率の改善に取り組み、既存店のリニューアルを急速に推し進めました。
これらの結果、当第3四半期の営業成績は、以下のとおり増収増益となりました。
| 前第3四半期 (H25年3月~H25年11月) | 当第3四半期 (H26年3月~H26年11月) | 増減(金額) | 増減(率) | |
| 営業収益 | 404,788百万円 | 423,117百万円 | 18,329百万円 | 4.5% |
| 営業利益 | 20,308百万円 | 20,579百万円 | 271百万円 | 1.3% |
| 経常利益 | 19,739百万円 | 20,320百万円 | 580百万円 | 2.9% |
| 四半期純利益 | 11,907百万円 | 12,397百万円 | 490百万円 | 4.1% |
営業成績の主な増減要因
①営業収益及び売上総利益
営業収益のうち、売上高は前年同期比17,561百万円(4.6%)増加し、403,086百万円となりました。また、営業収入は前年同期比767百万円(4.0%)増加し、20,031百万円となりました。これは、主に当社における前年度の店舗新設による販売増が寄与したことに加え、既存店販売が堅調に推移したことによるものです。
売上総利益は、85,576百万円(前年同期比3,563百万円増)となりました。売上高対比では21.2%となり前年同期に比べて0.1ポイント低下しました。これは原価低減を進める一方で、主に輸入ブランド品販売における仕入コストが急激な円安により上昇したこと等によるものです。
②販売費及び一般管理費並びに営業利益
販売費及び一般管理費は、前年度の下期以降に新設した店舗(計9店舗)に係る新規採用、並びに人手不足による人材確保や流出に対応するため、「パートナー主任」への登用制度を拡充するなど、意欲ある従業員がより厚遇を得やすい環境を整備しました。これら人事諸施策の実施に伴う人件費の増加に加え、新設店舗や既存店活性化の創業経費負担が増加したことにより、前年同期比4,059百万円増加し、85,028百万円となりました。売上高対比では21.1%となり前年同期に比べて0.1ポイント上昇しました。
これらの結果、営業利益は前年同期比271百万円(1.3%)増加の20,579百万円となり、売上高対比は5.1%と前年同期に比べて0.2ポイント低下しています。
③営業外損益及び経常利益
営業外収益は、持分法による投資利益299百万円等を計上し、前年同期比222百万円増加の1,206百万円となりました。一方、営業外費用は前年同期比86百万円減少の1,465百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前年同期比580百万円(2.9%)増加の20,320百万円となりました。売上高対比は5.0%と前年同期に比べて0.1ポイント低下しました。
④特別損益、法人税等、少数株主利益及び四半期純利益
特別利益は22百万円となりました(前年同期比771百万円の減少)。一方、特別損失は固定資産除却損227百万円等を計上し330百万円となりました(前年同期比1,791百万円の減少)。法人税等は7,437百万円となりました(前年同期比1,060百万円の増加)。少数株主利益は177百万円となりました(前年同期比49百万円の増加)。
これらの結果、四半期純利益は前年同期比490百万円(4.1%)増加の12,397百万円となりました。売上高対比は3.1%と前年同期に比べて横ばいとなりました。
各セグメントの業績
■営業収益
| 前第3四半期 (H25年3月~H25年11月) | 当第3四半期 (H26年3月~H26年11月) | 増減(金額) | 増減(率) | |
| 小売事業 | 403,930百万円 | 424,752百万円 | 20,821百万円 | 5.2% |
| 小売周辺事業 | 24,665百万円 | 23,473百万円 | △1,191百万円 | △4.8% |
| その他 | 3,740百万円 | 3,637百万円 | △103百万円 | △2.8% |
| 調整額 | △27,548百万円 | △28,745百万円 | △1,197百万円 | ― |
| 合計 | 404,788百万円 | 423,117百万円 | 18,329百万円 | 4.5% |
■営業利益
| 前第3四半期 (H25年3月~H25年11月) | 当第3四半期 (H26年3月~H26年11月) | 増減(金額) | 増減(率) | |
| 小売事業 | 17,045百万円 | 17,196百万円 | 150百万円 | 0.9% |
| 小売周辺事業 | 2,828百万円 | 2,997百万円 | 168百万円 | 5.9% |
| その他 | 442百万円 | 550百万円 | 107百万円 | 24.3% |
| 調整額 | △9百万円 | △164百万円 | △155百万円 | ― |
| 合計 | 20,308百万円 | 20,579百万円 | 271百万円 | 1.3% |
①小売事業
当社グループのコアビジネスである小売事業では、高品質な商品に値ごろ感を出し、また、低価格でありながらより品質の良い商品を提供することで、二極化した消費行動に対応する“いいものを安く”にさらに磨きをかけてきました。市場特性に応じて、投入商品や価格設定を見直すとともに、プライベートブランド商品など競争力ある品揃えの充実に努めました。また、週単位で地域性や生活歳時による販売動向の仮説を立て重点販売商品を投入し続けていく取り組みについてもさらに強化し、常に鮮度が高い楽しい売場を演出することで集客を図り、販売増加に繋げました。
既存店の活性化を積極的に実施し、食品などの直営売場を拡張し、品揃えを強化するとともに有力テナントへの入れ替えを推進することで店舗競争力を強化しました。4月には旗艦店である「ゆめタウン広島(広島市南区)」で最大規模のリニューアルを行いました。キッズエリアを集約しフードコートを拡大したことで、家族3世代でのお買い物がさらに便利となったほか、当社出店エリア初出店となる話題のテナントを導入したことなどが奏功し、販売は好調に推移しています。また、新規出店では3月に新設した「ゆめマート松橋(熊本県宇城市)」のほか、6月には「ゆめタウン大江(熊本市中央区)」、さらに7月には「ゆめモール柳川(福岡県柳川市)」を相次いで新設し、出店エリアへのドミナント化の更なる進展を図りました。
これらの取り組みに対して販売動向は、消費税率引き上げに伴う駆け込み消費及びその後の反動により、個人消費が弱含んだことで不安定に推移しました。春先には増税前のまとめ買い需要を取り込み、加工食品、日用品や実用衣料などの販売が大きく盛り上がりを見せました。その後、反動による落ち込みに対しては生鮮品等の旬な商品、新製品の投入等の諸施策を積極的に展開することで、当社の既存店売上高は5月にはプラスに転じました。また、夏場には台風の襲来や局地的豪雨が多発するなど天候不順が続いたことに加え、実質所得の低下による消費意欲の後退により客数が低下しましたが、ハレの日商材などの品質に重点を置いた品揃えなどが引き続き支持を得ました。秋口以降は概ね好天に恵まれ、地元球団のクライマックスシリーズでの健闘や、日本シリーズ優勝を記念したセール等を行うことで、大きな盛り上がりを創出し成功裏に推移しました。生鮮や惣菜などの食品が引き続き堅調であったほか、衣料品などでは高品質な国産品を拡充したことに加え、気温が低下したことも相まって秋冬物の動きが上向き、当事業の販売動向は全般的に好調に推移しました。なお、当第3四半期の当社の既存店売上は前年同期比では2.0%増となりました。
コスト面では、人手不足による人材確保や流出に対応するため、「パートナー主任」への登用制度を拡充するなど、意欲ある従業員がより厚遇を得やすい環境を整備するとともに、引き続き人的生産性の改善による労働時間の削減などによる人件費の抑制を図りました。また、これらと同時に諸経費全般について費用対効果を見定めた節減を図った一方、当社の新設店舗や既存店活性化の負担が増加しました。
また、3月には株式会社スーパー大栄(福岡県北九州市)との資本業務提携に基づき同社の実施する第三者割当増資の引受けを行い、その後、5月及び7月には株式を追加取得しました(追加取得後の持株比率27.03%)。このほか、7月には株式会社広栄(熊本市南区)の株式を取得し完全子会社としました。各社による地域に根差した品揃えのノウハウの共有を進めるとともに、スケールメリットを生かした業務効率の改善に取り組み、既存店のリニューアルを急速に推し進めました。
これらの結果、営業収益は424,752百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は17,196百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
②小売周辺事業
小売周辺事業では、一部の業務において他セグメントとのグループ間取引の条件を見直した一方、引き続きショッピング時のクレジット利用推進や電子マネー「ゆめか」の利用拡大を推し進め、新規会員の獲得に努めました(「ゆめか」の発行枚数は、前期末350万枚、当第3四半期末445万枚)。また、地域との連携、スポーツを通じた地域貢献に努めるべく取り組んだ地域限定「ゆめか」なども好評を得、地域通貨としての地位を確立していくとともにキャッシュレス決済の推進によるお客様の利便性向上、レジ業務の生産性改善に成果を上げました。これらの取り組みを通じて、外部加盟店よりの取扱手数料収入の拡大に加え、小売事業への集客力向上にも寄与しました。
これらの結果、営業収益は23,473百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は2,997百万円(前年同期比5.9%増)となりました。
③その他
卸売業務では、足元の急速な円安進行に加え、消費環境が悪化し販売が伸び悩んだことで利益水準は低下しました。また、不動産賃貸業務では、安定した賃料収入を計上しつつ、諸経費の節減に努めました。
これらの結果、営業収益は3,637百万円(前年同期比2.8%減)、営業利益は550百万円(前年同期比24.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期末における資産、負債及び純資産の残高、前期末対比の増減額及び主な増減理由は以下のとおりです。
| 前期末 (H26年2月28日) | 当第3四半期末 (H26年11月30日) | 増減 | |
| 総資産 | 397,071百万円 | 432,645百万円 | 35,574百万円 |
| 負債 | 266,892百万円 | 292,476百万円 | 25,584百万円 |
| 純資産 | 130,178百万円 | 140,168百万円 | 9,990百万円 |
総 資 産
・当第3四半期の設備投資額は21,011百万円であり、これは主に店舗新設等によるものです。その結果、有形固定資産は、減価償却実施後で14,750百万円増加しました。
・現金及び預金は、期末日が銀行休業日であったために仕入債務等の資金決済が翌月初に持ち越されたこと等で7,403百万円増加しました。
・受取手形及び売掛金は、クレジット取扱高の増加等により、7,148百万円増加しました。
負 債
・支払手形及び買掛金は、販売増に伴う仕入れの増加に加え、期末日が銀行休業日であったこと等で22,014百万円増加しました。
・短期借入金及び長期借入金は、11,140百万円減少しました。
純 資 産
・利益剰余金は、配当支出により減少したものの、内部留保額の上積みにより8,802百万円増加しました。
・これらの結果、自己資本比率は30.0%となり、前期末の30.3%に比べて0.3ポイント低下しました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
| 前第3四半期 (H25年3月~H25年11月) | 当第3四半期 (H26年3月~H26年11月) | 増減 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 31,835百万円 | 40,954百万円 | 9,118百万円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △20,948百万円 | △16,780百万円 | 4,168百万円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △9,248百万円 | △16,771百万円 | △7,522百万円 |
営業活動によるキャッシュ・フロー
・主な収入項目は、税金等調整前四半期純利益20,012百万円、減価償却費9,576百万円、仕入債務の増加額21,793百万円です。
・主な支出項目は、法人税等の支払額9,525百万円、売上債権の増加額7,148百万円です。
・営業活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期と比較すると9,118百万円増加しました。これは主に、たな卸資産が減少したことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー
・主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出14,213百万円です。これは主に、今後の新設店舗に係る先行投資等です。
財務活動によるキャッシュ・フロー
・主な収入項目は、長期借入れによる収入19,400百万円です。
・主な支出項目は、短期借入金の純減少額15,168百万円、長期借入金の返済17,538百万円及び配当金の支払額3,305百万円です。
以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期末対比7,403百万円増加し、14,204百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。