四半期報告書-第74期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/14 10:29
【資料】
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断
したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に緩やかな回復基調に推移したものの、海外の地政学的リスクが顕在化するなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続きました。
当社を取り巻く環境におきましても消費者の節約志向は依然として強く、企業間競争も激化し、厳しい経営環境が続きました。
<当社グループの事業の経過及び成果>このような環境のもと当社グループは銀座山形屋の服づくりのこだわり「メイドインジャパン」・「着心地と品質」を柱に「世界一のオーダーメイド企業をつくる」を目標に“ぶれることなく”継続し磨き続けることにより、グループ企業一体となって販売の拡大・強化に努めてまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の実績といたしましては、売上高は23億7千3百万円(前年同四半期比2.9%増)となりました。紳士コート工場の譲り受けや前連結会計期間出店店舗にかかわる費用増加などにより経常損失は4千3百万円(前年同期は8百万円の経常利益)となりました。
また、親会社株主に帰属する四半期純損失は減損損失1千6百万円の計上により、6千9百万円(前年同期は1千4百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間における店舗数は、㈱ウィングロード24店舗、日本ソーイング㈱11店舗であり、グループ合計で35店舗となっております。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当第2四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分方法等を変更しており、前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。
小売事業が売上高13億5百万円(前年同四半期比5.5%増)、セグメント損失8百万円(前年同四半期は9百万円のセグメント損失)、卸売事業が売上高6億1千2百万円(前年同四半期比1.7%減)、セグメント損失1千7百万円(前年同四半期は1千5百万円のセグメント利益)、受託縫製事業が売上高13億4千5百万円(前年同四半期比3.8%増)、セグメント損失2千8百万円(前年同四半期は2千2百万円のセグメント損失)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は12億5千5百万円で前連結会計年度末に比べ9千7百万円減少(前年同四半期は1億7千1百万円の減少)いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、9千1百万円の増加(前年同四半期は7千3百万円の減少)となりました。
これは主に、売上債権の減少1億8百万円等による収入及び減価償却費4千万円があった一方で、たな卸資産の増加による減少5千5百万円があったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1億1百万円の減少(前年同四半期は9百万円の減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出4千万円及び事業譲受による支出6千万円があったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8千6万円の減少(前年同四半期は8千8百万円の減少)となりました。
これは主に、配当金の支払額8千1百万円及びリ-ス債務の返済による資金の減少4百万円があったことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。