新たな販売チャネル構築への取り組みとして、2013年より開始いたしました移動販売事業は現在、山口県、広島県、兵庫県の約450か所で展開しており、7月5日よりマルナカ脇町店(徳島県美馬市)、7月13日よりマルナカ美作店(岡山県美作市)を新たな拠点として運行を開始いたしました。なお、マルナカ美作店を拠点とした移動販売事業は、6月28日に締結した「招(商)福連携による移動販売モデル事業」に関する連携協定(注3)に基づいて、当社従業員と共に、障がいのある方や生活に課題を抱える方に移動販売員や補助員として参画いただいたり、美作市社会福祉協議会や地域包括支援センターの専門職員の方に移動販売車へご同行いただき、市民のさまざまな相談に対応する「出前相談」を実施したりなど新たな仕組みづくりに取り組みました。移動販売事業は年々着実に成長しており、今後も継続して販売拠点の拡大を進めてまいります。
このような取組みを行いましたが、前年の第2四半期累計期間は新型コロナウイルス感染症拡大が始まり、収益伸長影響を最も大きく受けた期間であったこと、また今年の8月には大雨が長期間続くといった天候不順もあり、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高2,738億7百万円(対前年同期比△2.3%)、営業収益2,783億99百万円(同△2.2%)、営業利益35億29百万円(同△17.9%)、経常利益37億17百万円(同△17.8%)と前期を下回る結果となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は2021年3月1日付けの吸収合併により、連結子会社であった株式会社マルナカから受け入れた将来減算一時差異について、回収可能性が見込まれる部分を第1四半期連結会計期間に法人税等調整額(益)として22億21百万円計上したことにより、38億53百万円(同45.6%増)となりました。
(注)文中表記について
2021/10/13 10:00