有価証券報告書-第65期(2025/03/01-2026/02/28)

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2026/05/27 9:36
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121項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、原材料やエネルギー価格の高止まりが企業収益を圧迫し、雇用・所得環境の改善に物価上昇が先行する中、生活必需品を中心とした消費者の根強い節約志向が続いたことから、本格的な景気回復には至らず、先行き不透明な状況で推移しました。
営業収益につきましては、「地方都市、中山間地、離島のなくてはならないインフラになろう」という経営理念のもと、農業・園芸、建築・DIY関連部門を中心に継続して商品力の強化に取り組み、専門性の高い商品ラインナップの拡充とサービスの向上に努めてまいりました。しかしながら、継続的な物価上昇に伴う買い控えや客数の減少により、前事業年度を下回る結果となりました。
事業年度前半におきましては、春先から野菜苗を中心とした園芸植物の販売が堅調に推移したほか、早い梅雨明けと猛暑により、散水用品、水中ポンプ、刈払機等の農業関連用品やファン付き衣料等の熱中症対策商品が大きく伸長し、堅調に推移いたしました。
しかしながら、9月以降の食料品を中心とする更なる値上げにより、消費者の買い控え意識が一層高まり、住居や生活に関連するあらゆる分野に影響を及ぼし、農業資材、農業機械等の一部部門で堅調さを維持したものの、その他大半の部門で前事業年度を大きく下回り、全体としては厳しい結果となりました。
損益につきましては、値入の改善による売上総利益率の向上や経費削減に努めましたが、営業収益においては事業年度後半の不振が響き、販売費及び一般管理費においては、賃上げによる人件費や設備投資に伴う減価償却費の増加等の影響から、営業利益及び経常利益は前事業年度を下回りました。また、店舗の固定資産の減損損失や店舗閉店に伴う固定資産除却損を特別損失に計上したこと等により、当期純損失を計上することとなりました。
以上の結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当事業年度末の財政状態は、総資産が413億2千1百万円で前事業年度末比24億5千2百万円の増加、負債が287億3千万円で前事業年度末比27億8千7百万円の増加、純資産が125億9千万円で前事業年度末比3億3千4百万円の減少となりました。
b.経営成績
当事業年度の営業収益(売上高及び営業収入)は430億4千万円で、前事業年度比13億3千5百万円(3.0%)の減少となりました。うち売上高は、421億1千1百万円で、前事業年度比13億7千1百万円(3.2%)の減少となり、営業収入は9億2千9百万円で、前事業年度比3千6百万円(4.1%)の増加となりました。
商品別売上高では、家庭雑貨・家庭電器が114億2千8百万円で前事業年度比5億6千5百万円の減少、趣味・嗜好が59億7千2百万円で前事業年度比3億7千7百万円の減少、農業・園芸が119億2百万円で前事業年度比1億9千4百万円の増加、建築・DIYが115億3千7百万円で前事業年度比2億7百万円の減少、その他の売上が12億4千4百万円で前事業年度比1億6千5百万円の減少、関連事業が2千6百万円で前事業年度比2億5千万円の減少となりました。
損益面では、営業利益は2億3千8百万円で、前事業年度比2億3千4百万円(49.6%)の減少となり、経常利益は2億8百万円で前事業年度比2億4千9百万円(54.4%)の減少、当期純損失は3億6千1百万円(前事業年度は当期純利益1億5千2百万円)となりました。
店舗につきましては、ホームセンター1店の開店と、1店の全面改装を実施し、新店への移転に伴う閉店も含むホームセンター6店及びブックセンター1店を閉店いたしました。これにより、当事業年度末の店舗数は116店(ホームセンター116店)となり、前事業年度末比6店の減少となりました。なお、ブックセンター1店の閉店により、当社のブックセンター事業は終了しております。
当社はホームセンターを主たる事業とする一般小売業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び財務活動により増加した資金を、主として店舗建設等の投資活動に充当し、前事業年度末に比べ5億7千4百万円増加の18億5千3百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動による資金の増加は16億6千3百万円(前事業年度は20億2千9百万円の増加)となりました。
主な要因は、資金収入の棚卸資産の減少5億2千万円及び非資金費用の減価償却費12億4千2百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は30億1千5百万円(前事業年度は19億1千3百万円の減少)となりました。
主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出25億4千3百万円及び建設協力金の支払による支出7億2千7百万円等によるものであります。
支出の主な内容は、店舗の新規出店、既存店舗の土地購入及び物流設備の設置等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の増加は19億2千6百万円(前事業年度は4千9百万円の減少)となりました。
主な要因は、短期借入金の純増額7億円及び長期借入金55億円の調達に対し、長期借入金40億7千3百万円の返済及び配当金8千万円の支出等によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当社はホームセンターを主たる事業とする一般小売業の単一セグメントであり、部門別に示すと次のとおりであります。
a.仕入実績
部門別当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)
家庭雑貨・家庭電器8,116,87028.195.7
趣味・嗜好4,125,21314.393.0
農業・園芸8,013,48327.898.8
建築・DIY7,600,89426.397.3
その他1,079,4723.788.9
ホームセンター事業28,935,934100.296.3
関連事業△55,449△0.2-
合計28,880,484100.096.0

b.販売実績
部門別当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)
売上高家庭雑貨・家庭電器11,428,19026.595.3
趣味・嗜好5,972,76013.994.1
農業・園芸11,902,10127.6101.7
建築・DIY11,537,85026.898.2
その他1,244,0492.988.3
ホームセンター事業42,084,95297.797.4
関連事業26,2260.19.5
売上高合計42,111,17997.896.8
営業収入ホームセンター事業929,6112.2105.3
関連事業1910.01.7
営業収入合計929,8022.2104.1
売上高及び営業収入合計43,040,982100.097.0

(注)1 ホームセンター事業の各部門の内容は次のとおりであります。
家庭雑貨・家庭電器台所用品、家庭用品、日用消耗品、食料品、電器パーツ、家電製品、収納・イン
テリア等
趣味・嗜好ペット用品、カー・レジャー用品、オフィス用品・文具等
農業・園芸園芸・農業用品、園芸植物、農業資材、切り花、農業機械等
建築・DIY工具、補修・塗装用品、作業衣料、住設・エクステリア用品、建築金物、木材・
建材等
その他灯油等

2 関連事業の内容は次のとおりであります。
書籍・CD・DVD等
3 仕入実績の金額は、仕入価格によっております。
c.県別売上実績
県別当事業年度
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
金額
(千円)
構成比
(%)
前年
同期比(%)
期末
店舗数(店)
店舗数
前期比増減
(店)
売上高島根県7,610,27217.798.818-
鳥取県3,310,6107.797.810△2
山口県6,993,99616.2100.721△2
岡山県4,672,88310.896.813-
広島県11,405,26226.596.331-
兵庫県3,332,7447.791.411-
京都府3,414,7317.999.16-
和歌山県1,142,9062.797.05△1
奈良県199,1390.590.61-
その他2,4050.094.1--
ホームセンター事業合計42,084,95297.797.4116△5
関連事業26,2260.19.5-△1
売上高合計42,111,17997.896.8116△6
営業収入ホームセンター事業929,6112.2105.3--
関連事業1910.01.7--
営業収入合計929,8022.2104.1--
売上高及び営業収入合計43,040,982100.097.0--

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。この財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的な判断に基づき会計上の見積りを行っており、当該見積りは、現在入手可能な情報に基づく最善の見積りにより行っておりますが、見積り及び見積りに用いた仮定には不確実性が伴い、実際の結果はこれらの見積りとは異なる可能性があります。
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(流動資産)
当事業年度末の流動資産の残高は161億5千6百万円で前事業年度末比2億1千6百万円(1.4%)の増加となりました。この主な要因は、現金及び預金5億7千4百万円の増加によるものであります。
(固定資産)
当事業年度末の固定資産の残高は251億6千4百万円で前事業年度末比22億3千5百万円(9.7%)の増加となりました。この主な要因は、有形固定資産17億7千3百万円及び投資その他の資産2億9千3百万円の増加によるものであります。
(流動負債)
当事業年度末の流動負債の残高は128億3千1百万円で前事業年度末比4億3千7百万円(3.3%)の減少となりました。この主な要因は、設備関係支払手形1億6千5百万円及び買掛金1億3千8百万円の減少によるものであります。
(固定負債)
当事業年度末の固定負債の残高は158億9千9百万円で前事業年度末比32億2千4百万円(25.4%)の増加となりました。この主な要因は、長期借入金21億8千1百万円及びリース債務10億1千3百万円の増加によるものであります。
(純資産)
当事業年度末の純資産の残高は125億9千万円で前事業年度末比3億3千4百万円(2.6%)の減少となりました。この主な要因は、利益剰余金4億4千2百万円の減少によるものであります。
2)経営成績
当事業年度の営業収益(売上高及び営業収入)は430億4千万円となりました。
売上高は、「ホームセンター事業」が420億8千4百万円、「関連事業」が2千6百万円、売上高全体では421億1千1百万円で前事業年度比13億7千1百万円(3.2%)の減少となりました。なお、営業収益に占める売上高の割合は97.8%であります。
売上総利益は126億9千5百万円で、前事業年度比2億1千万円(1.6%)の減少となり、売上高に対する売上総利益率は30.1%で前事業年度比0.4ポイント上昇いたしました。
営業収入は、「ホームセンター事業」が9億2千9百万円、営業収入全体でも9億2千9百万円で前事業年度比3千6百万円(4.1%)の増加となりました。なお、営業収益に占める営業収入の割合は2.2%であります。
営業総利益は、136億2千5百万円で前事業年度比1億7千4百万円(1.3%)の減少となり、営業収益に対する営業総利益率は31.7%で前事業年度比0.6ポイント上昇いたしました。
販売費及び一般管理費は、133億8千7百万円で前事業年度比6千万円(0.5%)の増加となり、営業収益販管費率は31.1%で前事業年度比1.1ポイント上昇いたしました。
営業利益は2億3千8百万円で前事業年度比2億3千4百万円(49.6%)の減少、経常利益は2億8百万円で前事業年度比2億4千9百万円(54.4%)の減少、当期純損失は3億6千1百万円(前事業年度は当期純利益1億5千2百万円)となりました。
また、1株当たり当期純損失は44.55円(前事業年度は1株当たり当期純利益18.82円)となりました。
これらの要因につきましては、第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況に記載しております。
b.キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの分析につきましては、第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社は、運転資金及び設備資金につきましては、主に自己資金又は借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備などの長期資金は、長期借入金で調達しております。
2026年2月28日現在、長期借入金の残高は146億1千6百万円であります。また、当事業年度末において、㈱山陰合同銀行との間で合計40億円の当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております(借入実行残高12億円、借入未実行残高28億円)。
④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、営業収益早期500億円の復活と、経常利益率3%以上を目標としております。
当事業年度においては営業収益、経常利益率とも目標とする指標を達成できませんでしたが、今後も継続して目標達成に向け取り組んでまいります。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の営業基盤であります中国地方・近畿地方は、人口減少による市場規模の縮小や人材・労働力の確保等が課題となる中、同業他社のみならず、他業態も含めた競争が激化しており、取り巻く環境は厳しさを増しております。また、物価高による消費者の節約志向が続く中、中東情勢の緊迫化など、不安定な国際情勢からエネルギー価格の高騰や円安基調によるコスト高、物価高などが予想されます。
これらの要因に対して、「地方都市、中山間地、離島のなくてはならないインフラになろう」という志・経営理念のもと、「営業力の強化」「専門人材の育成とサービス拡充」「収益構造の改革」「業務改革の推進」の4点を中心に企業価値の向上に取り組んでまいります。

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