四半期報告書-第55期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/14 10:07
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業の労働需要の高まりによって人手不足感が強まり、雇用環境は底堅く推移するものの、輸入価格の上昇や生産拠点の海外シフト、企業の競争力低下、新興国景気の減速等による輸出の低迷など先行き不透明な状況で推移いたしました。個人消費につきましても、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減や天候不順によるマイナス影響が見られました。
このような状況のもと当社グループは、事業構造改革を推進し安定的な成長を目指した活動に取り組んでおり、前期の「本気、アイガン!」に続き、今期は「あなたにAnswer!」を掲げ、お客様の眼鏡全般に関する疑問を真摯に受け止め解決しながら、ライフシーン毎にお役に立つアドバイスやサービスの提供に努め、疑問の解消と支持信頼のアップを図ってきました。
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、消費税率アップに伴う高額商品の前期末における先買い需要の反動減等により、売上高は4,100百万円(前年同四半期比0.1%減)となりました。売上総利益率が0.9ポイント改善したことや、新規店舗の開設がなかったことで消耗品費等の支出が減少したため、営業損失は90百万円(前年同四半期は営業損失184百万円)、経常損失は74百万円(前年同四半期は経常損失158百万円)、四半期純損失は102百万円(前年同四半期は四半期純損失183百万円)となりました。「NEW愛眼プロジェクト」の推進と一層のコスト削減に取り組み、営業基盤の強化に努める所存です。
当社グループにおける報告セグメントごとの状況は次のとおりです。
なお、前連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
[眼鏡小売事業]
当社グループの中核である国内眼鏡小売事業においては、NEW愛眼プロジェクトを着実に推進し、店舗のリニューアル、店名ロゴの変更、メガネ一式価格「スマートプライス」を活用した商品の演出と提案、マス媒体やインターネットを活用した広告宣伝などの営業活動を適時に実施してまいりました。
「あなたにAnswer!」を実践するため、「おもてなし部」主導のもと社員教育を充実し、お客様がライフシーン別に快適なメガネを着用することで暮らしをよりエンジョイしていただくためのアドバイス=「アイスタイリング・サービス」を推進し、お客様の満足向上、購買促進を図っております。
また、オリジナルブランドの中心に成長した「POCOP」やクールビズメガネ「クリアフィット」、子供用メガネ「ビバラキッズ」、釣り用偏光サングラス「ストームライダー」などのバージョンアップを継続、品質の向上を図り順次市場に投入しました。各種メディアへの露出機会も増え、業種の枠を超えた営業活動を展開し、新たな需要の掘り起こし、ニッチな市場への販路拡大を進めました。なお、露出機会が多く販売数を伸ばしている「FORゆ」の新型についても、近々の投入を予定しております。
店舗に関しては、「NEW愛眼」へのリニューアルが大型自社物件を除きほぼ一巡しつつあるものの、9店舗の改装を実施し明るく清潔感のあるイメージ作りを推進しております。
売上に関しては、チラシを中心にセール告知、新商品の紹介等を実施し集客を図った結果、眼鏡、サングラスで販売数は順調に増加しましたが、眼鏡販売単価は消費税率アップに伴う高額商品の前期末における先買いの影響もあり低迷が続きました。利益については、オリジナル品の在庫構成比率アップ、集中販売などで売上総利益率は改善しました。
この結果、眼鏡小売事業における売上高は3,877百万円(前年同四半期比0.3%増)、セグメント損失は67百万円(前年同四半期はセグメント損失157百万円)となりました。
[写真館事業]
写真館事業においては、上半期は季節指数が低く需要が低迷するため、様々な販促ツールを活用し七五三、新入学、結婚記念、ファミリー集合写真等幅広い年代、階層の撮影写真や着物レンタルに対応してまいりました。
十歳記念写真や、子供情報誌「ドリームガールズ」のモデル募集コラボ企画、ジュニア時計モデル募集企画などの七五三ターゲットを更に拡大する子供新企画を実施しました。
また、子供の記念写真以外に、成人式の振袖記念写真や2015年成人式、2016年成人式の振袖レンタルの予約確保のための販売促進を強化し、売上アップに取り組んでおります。店舗に関しては、売上低迷が続く不採算店1店舗を休業しました。
売上に関しては、昨年オープンした近鉄あべのハルカス店などが好調なものの、前期の1店舗閉鎖や休業の影響もあり、売上高は30百万円(前年同四半期比14.8%増)、セグメント損失は20百万円(前年同四半期はセグメント損失22百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は18,108百万円、負債合計は2,605百万円、純資産合計は15,503百万円となりました。前連結会計年度末に比べ負債合計が366百万円減少し、純資産合計が93百万円減少した結果、自己資本比率は85.6%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
設備計画の完了
①新設
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完了したものはありません。
②改修
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の改修について、当第1四半期連結累計期間に完了したものは、次のとおりであります。
地域別事業所数設備の内容完了年月投資金額
(百万円)
関東地域営業店1店眼鏡店舗平成26年4月~平成26年6月1
中部地域営業店3店眼鏡店舗平成26年4月~平成26年6月8
近畿地域営業店4店眼鏡店舗平成26年4月~平成26年6月20
四国地域営業店1店眼鏡店舗平成26年4月~平成26年6月4
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(注)上記金額には、消費税等を含んでおりません。