四半期報告書-第36期第2四半期(平成26年6月1日-平成26年8月31日)

【提出】
2014/10/10 10:24
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31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の国内の状況は、消費税増税による個人消費の低迷により景気に陰りが見られました。また、コンビニエンスストア業界を取り巻く環境は、コンビニエンスストア店舗数の急激な増加、喫煙人口の減少による煙草の販売減、情報チャネルの多様化による新聞・書籍の販売減、小型スーパーやドラッグストア、外食産業との食品マーケットをめぐる競争激化など厳しい環境が続きました。
このような状況の中、当社グループは“私たちは「おいしさ」と「便利さ」で、笑顔あふれる社会を実現します。”というミッションの下、新ビジョン“もっと便利、もっと健康、もっと感動、毎日行きたくなる店舗をつくります。”を掲げ、国内コンビニエンスストア事業および海外エリアフランチャイズチェーン展開を推進してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における連結業績は、以下の通りとなりました。
営業総収入 791億77百万円 (前年同期比111.2%)
営業利益 20億5百万円 (前年同期比 64.8%)
経常利益 26億25百万円 (前年同期比 71.2%)
四半期純利益 10億12百万円 (前年同期比 67.5%)
営業総収入は、ミニストップ㈱の直営店売上高の増加および韓国の売上高の増加、ウォンレートの上昇などにより前年を上回りました。また、ミニストップ㈱のチェーン全店売上高の減少、積極的な商品投入による品揃え支援およびテレビCM放映による販管費の増加によって、営業利益は前年を下回りました。
国内および海外のエリアフランチャイジーを含めた当第2四半期連結会計期間末店舗数は4,568店舗となりました。
各事業の活動状況は次のとおりです。
[国内事業]
当第2四半期連結累計期間における国内事業の営業総収入は403億50百万円(前年同期比105.4%)、営業利益は22億89百万円(同68.3%)となりました。国内の当第2四半期連結会計期間末店舗数は2,160店舗でした。
○ミニストップ㈱
チェーン全店売上高は1,732億19百万円、前年同期比94.9%でした。ミニストップ店舗の既存店1店1日当たりの売上高前年同期比(以下、既存店日販昨対)は95.8%、店内加工ファストフードの既存店日販昨対は95.3%、コンビニエンスストア商品の既存店日販昨対は95.9%でした。今期方針に基づき、デイリー商品や加工食品などのスーパーマーケット代替機能商品の拡充、ハロハロ・パフェ類の商品開発の強化、サンドイッチ・サラダなどの品揃えの充実により、これらの売上高が昨年を上回りました。また、7月、8月に実施した加盟店に対する品揃え支援によって、この期間の弁当類の売上高も伸長いたしました。加えて、各種サービスにつきましても、POSAカードが継続して販売数を伸ばしております。しかしながら、煙草や雑誌における市場環境の変化による影響、夏場の台風や大雨、低温などによる夏物商材の伸び悩みにより売上高全体の伸長には至りませんでした。
営業総収入は、353億29百万円、前年同期比106.2%でした。また、売上総利益率は30.7%、前年同期間からの改善は+0.5ポイントとなりました。これは、主に店内加工ファストフードの利益率の改善と煙草の売上構成比が低下したことによります。
販売費及び一般管理費は230億70百万円、前年同期比102.6%でした。主な理由は、消費税増税対応経費、広告宣伝費の増加、直営店舗数の増加によるものです。
以上の結果、営業利益は22億17百万円、前年同期比66.8%となりました。
経常利益は28億21百万円、前年同期比75.2%、営業外収益は前年同期比133.2%、営業外費用は前年同期比59.2%でした。
四半期純利益は13億30百万円、前年同期比91.6%となりました。特別損失は固定資産の減損損失や青島の投資損失引当金が減少して8億20百万円、前年同期比65.0%となりました。
店舗の状況につきましては、当第2四半期は不採算店舗の閉店を計画的に実施することにより、新規出店数は30店舗、閉店数は58店舗、同会計期間末店舗数は2,158店舗となりました。
○㈱れこっず
㈱れこっずの同会計期間末店舗数は2店舗となりました。なお、㈱れこっずは6月30日付でミニストップ㈱の完全子会社となり、9月1日付でミニストップ㈱が吸収合併いたしました。
○ネットワークサービス㈱
定温センター13か所、常温センター7か所を運営し、国内ミニストップ店舗およびれこっず店舗向けの共同配送事業を展開しております。
[海外事業]
当第2四半期連結累計期間における海外事業の営業総収入は388億26百万円(前年同期比118.0%)、営業損失は2億83百万円(前年同期実績 営業損失2億54百万円)となりました。当第2四半期連結会計期間末店舗数は連結子会社で1,969店舗、その他の海外出店エリア439店舗を含め2,408店舗となりました。
連結子会社である韓国ミニストップ㈱は、営業総収入380億14百万円、前年同期比117.4%でした。主な原因は期中平均レートが、1ウォン=0.0978円(前年同期間期中平均レート0.0866円)とウォン高が進行したことによります。営業利益は1億12百万円(前年同期比110.0%)となりました。店舗の売上が、新たなフォーマットへの転換や不採算店舗の整理などにより既存店日販昨対は100.3%と好調に推移したことによります。四半期純利益は85百万円(前年同期比51.3%)でした。新規出店数は107店舗、閉店数は99店舗、同会計期間末店舗数は1,921店舗でした。
連結子会社である青島ミニストップ有限公司は、営業総収入8億12百万円、前年同期比147.4%でした。店舗の売上の状況につきましては、専用工場の本格稼働により弁当や総菜などが順調に売上を伸ばしております。しかしながら、営業損失は3億93百万円(前年同期実績 営業損失3億50百万円)、四半期純損失は4億98百万円(前年同期実績 四半期純損失3億64百万円)となりました。新規出店数は4店舗、閉店数は23店舗、同会計期間末店舗数は48店舗となりました。
その他、海外エリアにつきましては、新規出店数は31店舗、同会計期間末店舗数は439店舗となっております。なお、カザフスタンにおけるミニストップ事業を6月で終了いたしました。
(2)財政状態の分析
(資産、負債及び純資産の状況)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ201億8百万円増加し1,360億39百万円となりました。これは主に関係会社預け金が60億円、金融機関休業日により現金及び預金が107億12百万円、未収入金が37億4百万円増加したことによります。
負債は、前連結会計年度末に比べ198億75百万円増加し735億93百万円となりました。これは主に金融機関休業日による仕入債務等の未決済があったため買掛金が151億42百万円、預り金が28億71百万円増加したことによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ2億33百万円増加し624億45百万円となりました。これは主に配当金の支払い6億50百万円がありましたが、四半期純利益を10億12百万円計上したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末と比較して167億48百万円増加し、342億16百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、213億50百万円の収入(前年同期比25億37百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益17億円、減価償却費32億16百万円、金融機関休業日による仕入債務の増加額151億36百万円によるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、39億58百万円の支出(前年同期比12億27百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出29億61百万円、差入保証金の差入による支出14億29百万円、差入保証金の返還による収入16億65百万円によるものです。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、6億21百万円の支出(前年同期比4億84百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額6億50百万円を計上したことによるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数の著しい増減はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの生産、受注および販売実績の著しい変動はありません。
(8)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備の著しい変動および主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。