有価証券報告書-第64期(平成25年8月1日-平成26年7月31日)

【提出】
2014/10/30 13:08
【資料】
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【項目】
102項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については一時的な余資は安全性の高い短期の預金等で運用しております。また、資金調達に関しては自己資金により賄っております。なお、デリバティブ取引は行っておりません。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金並びに預け金は、顧客及び取引先の信用リスクに晒されております。貸付金については、業容拡大のための取引先等への貸付でありますが、貸付先の業績及び顧客の返済能力の減少による信用リスクに晒されております。有価証券及び投資有価証券は、主に上場株式及び関連会社株式であり、市場価格の変動リスク・関連会社の業績変動リスク並びに為替リスクに晒されております。また、敷金及び保証金についても、営業店舗賃借のために敷金及び保証金を差し入れておりますが、賃借期間満了時の返済能力減少や契約不履行による信用リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金については、主に商品及び原材料並びに販売用不動産購入の都度発生いたします。また、短期借入金についてはフランチャイズ契約に基づく資金決済により発生するものであり、金利上昇リスクに晒されております。長期預り敷金については、店舗等を賃貸する時に預かっているものでありますが、顧客の信用力低下による賃貸継続性等のリスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
当社グループではそれぞれのリスクに対して、取締役会において適時協議を行っておりますが、各リスクに対してはさらに以下の管理を行っております。
①信用リスク(取引先の契約不履行に係るリスク)の管理
当社グループは、売掛金等の営業債権につきましては、毎月営業店舗に関わるものは営業店舗で本部請求のものについては財務部で売掛金管理規定等に基づき債権管理を行っております。貸付金並びに敷金及び保証金等の債権につきましては、定期的に取引先の信用情報の収集を行い、必要な場合は貸付先の財政状態の調査を行い、会社の権利保全に努めております。
②市場リスク(株価や為替等の変動リスク)の管理
当社グループは、有価証券及び投資有価証券に関しては定期的に時価のチェックを行うとともに、発行会社の財務状況等を把握し時価変動リスクに備えております。また、為替に関しては、毎月の為替を財務部がチェックし為替変動リスクに備えております。
③資金に関する流動性リスクの管理
当社グループは、財務部において年間事業計画を基に年間資金計画を作成し、毎月の実績との対比により手元流動性を確保しております。また、資金調達に関しては自己資金により賄っております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(平成25年7月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)現金及び預金1,062,7011,062,701-
(2)受取手形及び売掛金9,3769,376-
(3)預け金631,668
貸倒引当金△500,000
131,668131,668-
(4)短期貸付金78,403
貸倒引当金△29,000
49,40349,403-
(5)長期貸付金936,483
貸倒引当金△936,483
---
(6)投資有価証券487,247487,247-
資産計1,740,3961,740,396-
(1)支払手形及び買掛金21,50721,507-
(2)短期借入金9292-
負債計21,60021,600-

当連結会計年度(平成26年7月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)現金及び預金841,275841,275-
(2)受取手形及び売掛金10,20810,208-
(3)預け金515,558
貸倒引当金△500,000
15,55815,558-
(4)短期貸付金393,678
貸倒引当金△181,500
212,178212,178-
(5)長期貸付金980,060
貸倒引当金△940,060
40,00040,000-
(6)有価証券及び投資有価証券452,535452,535-
資産計1,571,7561,571,756-
(1)支払手形及び買掛金32,93032,930-
(2)短期借入金9292-
負債計33,02333,023-

(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3)預け金、(4)短期貸付金、(5)長期貸付金
取引先別に信用リスクを把握することは困難であることから、合理的な基準に基づいて貸倒見積額を算定しており、時価は連結決算日における貸借対照表価額から貸倒見積額を控除した金額に近似していることから当該価額を時価としております。
(6)有価証券及び投資有価証券
これらの時価については、取引所の価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する事項については、注記事項「有価証券関係」をご参照下さい。
負 債
(1)支払手形及び買掛金、(2)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(単位:千円)

区分前連結会計年度
(平成25年7月31日)
当連結会計年度
(平成26年7月31日)
(1)非上場株式 ※1686686
(2)非上場転換社債 ※1-199,249
(3)関連会社株式 ※159,915-
(4)敷金及び保証金 ※2141,18187,331
(5)長期預り敷金 ※341,91913,294

※1.非上場株式、非上場転換社債及び関連会社株式は、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もること等ができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(6)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。
※2.賃貸期間の延長可能な契約に係る敷金及び保証金は、将来キャッシュ・フローを見積もること等ができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、金融商品の時価等に関する事項には含めておりません。
※3.延長可能な契約に係る長期預り敷金は、将来キャッシュ・フローを見積もること等ができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、金融商品の時価等に関する事項には含めておりません。
3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成25年7月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金1,062,701---
受取手形及び売掛金9,376---
預け金131,668---
短期貸付金49,403---
合計1,253,149---

当連結会計年度(平成26年7月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金841,275---
受取手形及び売掛金10,208---
預け金 ※115,558---
短期貸付金393,678---
長期貸付金 ※2-40,000--
合計1,260,72040,000--

※1、預け金の内、償還予定額が見込めない500,000千円は含めておりません。
※2、長期貸付金の内、償還予定額が見込めない940,060千円は含めておりません。