四半期報告書-第33期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/12 13:26
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響がありながらも、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。しかしながら、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクは依然として存在しており、先行きは不透明な状況となっております。
外食産業におきましても、国内の雇用・所得環境に着実な改善が見られ、個人消費は持ち直しの動きがみられる一方で、消費増税に伴う可処分所得の減少や、物価上昇への懸念などもあり、生活防衛意識や節約志向は依然として続き、当社を取り巻く環境も不透明な状況で推移しております。
このような経営環境のなか、当社は当期、創業50周年を迎えます。創業から大切にしている基本理念「利は人の喜びの陰にあり」に込められている想いを、改めて全従業員で共有し、店舗理念である「100年続く店づくり」の折り返しの年として、これから先の50年を見据え、今後もお客様に新しい感動と喜びを味わっていただける店づくりを追求してまいります。
基本戦略として『人にやさしい店づくり~既存店の研鑽~』『うかいの余韻をご家庭に~新商品開発~』『商圏1万キロ~新市場開拓~』の3つの成長方針を掲げ、未来への成長を推進していくため、収益性・成長性にこだわり、現在、各施策に取り組んでおります。
当年4月には、当社において4年振りとなる新店「銀座kappou ukai」を東京都中央区銀座に出店いたしました。割烹という当社の新たな業態としてブランドの発信力を高め、店舗の成長を加速させてまいります。
当第1四半期累計期間の業績面につきましては、売上高3,066百万円(前年同四半期比0.6%増)と微増収となったものの、利益面につきましては、新店の開業費の発生により、営業利益84百万円(同42.3%減)となりました。また、保険の中途解約に伴う損失の計上により、経常利益51百万円(同60.7%減)、四半期純利益18百万円(同67.1%減)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
[飲食事業]
飲食事業では、お客様に店舗でのひとときを喜んでいただけるよう、それぞれの店がもつ独自の魅力を活かした企画やイベント、新しいメニューを積極的に提案し、来店機会の創出に努めてまいりました。また、一昨年度より注力している「アトリエうかい」の製菓販売においては、店頭販売とともに、期間限定で他企業とのコラボレーションによる販売を実施し、売上に貢献したほか、新店の「銀座 kappou ukai」も寄与したことにより、売上高2,795百万円(同0.8%増)となりました。
[文化事業]
文化事業では、箱根ガラスの森美術館特別企画展「華麗なるヴェネチアン・グラス~祝宴の器展」を当年4月より開催し、多くのお客様にご来館いただけるようプロモーションと販促の徹底を図った結果、来館者数は前年同四半期に比べ増加したものの、客単価が減少したことにより、売上高271百万円(同1.6%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。