有価証券報告書-第46期(平成27年3月1日-平成28年2月29日)

【提出】
2016/05/27 14:34
【資料】
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【項目】
104項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策及び金融政策によって企業収益や雇用環境に改善が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、中国をはじめとする新興国等の経済成長の減速による影響が懸念されるなど、先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社は経営方針を引き続き「実行力」とし、お客様が冷静に賢く変化させている価値観やライフスタイルによるニーズを真剣に感知し、対応すべきことを組織で共有し実行することがお客様が喜び、会社も成長する原動力となると考え実行力を高めました。引き続き企業理念の浸透、七大基本の徹底、既存店の活性化、効率化を図るとともに商品力の強化、効率的な情報システム開発、人材力の強化を行い、お客様満足度の向上に努めてまいりました。
店舗展開につきましては、4月に「マツモトキヨシ久米店」(沖縄県那覇市)を出店、7月に「石垣シティ」(沖縄県石垣市)を増床し「エディオン石垣シティ」、「那覇メインプレイス」(沖縄県那覇市)を増床し「東急ハンズ那覇メインプレイス店」及び新業態として「ハンズカフェ那覇メインプレイス店」等を出店いたしました。
その結果、当連結会計年度における営業収益(売上高及び営業収入)は1,738億20百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は141億21百万円(同9.8%増)、経常利益は144億57百万円(同9.7%増)、当期純利益は87億73百万円(同15.9%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①小売
小売におきましては、ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア、ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだことにより、食料品が堅調に推移したことと、インバウンド需要(家電、化粧品、ドラッグ)や既存店の増床効果により住居関連用品と外食が好調に推移した結果、営業収益は1,682億18百万円(前年同期比5.2%増)、セグメント利益は128億81百万円(同8.8%増)となりました。
②CVS
CVSは、FC店舗を20店舗新規出店と3店舗閉店したことにより、営業収益は56億5百万円(前年同期比19.9%増)、セグメント利益は14億3百万円(同18.7%増)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より42億15百万円減少し、417億31百万円(前年同期比9.2%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は、48億45百万円(同76.7%減)となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益144億63百万円、減価償却費31億24百万円の計上及び前連結会計年度末が金融機関の休日となり、仕入債務等の支払84億83百万円が翌月に繰越されたこと等により、仕入債務が46億28百万円、未払金が9億39百万円減少したことと、法人税等の支払額52億55百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、72億54百万円(同140.3%増)となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出68億91百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は、18億6百万円(同4.3%増)となりました。
主な要因は、長期借入金の返済による支出3億14百万円、配当金の支払額11億49百万円及び少数株主への配当金の支払額2億54百万円であります。