有価証券報告書-第14期(平成26年12月1日-平成27年11月30日)

【提出】
2016/02/17 10:40
【資料】
PDFをみる
【項目】
111項目

対処すべき課題

当社グループは、現在、「より魅力あるグループへ」をテーマに掲げた第5次中期経営計画(平成26年11月期~平成28年11月期)の達成に向けて取り組んでいます。
中期経営計画の最終年度となる第15期(平成28年11月期)は、より良いサービス、商品を提供するうえで基盤となるお客さまとのつながりの強化に引き続き取り組みます。また、サーラグループ内の連携強化をより一層進め、リフォーム事業、宅配水事業、メンテナンス事業、まちづくり・地域活性化事業、電力ビジネスを注力事業に掲げ、事業の柱へと育てるとともに、新たな価値を提供する事業やサービスの開発に積極的に取り組みます。さらに、グループの将来を見据えて、経営サポート機能の強化やグループ事業構造の最適化に取り組みます。
セグメント別の主な経営戦略は次のとおりです。
(エネルギーサプライ&ソリューション事業)
・LPガスのお客さま数の増加に取り組むとともに、サーラプラザを活用し、リフォーム、アカデミーといったエネルギー以外のサービスの利用機会の増加に取り組むことにより、地域におけるサーラのお客さま数の増加を図ります。
・お客さまに最適なエネルギー提案を行うとともに、グループのリソースを活用し、省エネ、メンテナンスなど多様なニーズに応えるサービスの開発、提供に努めることにより、地域企業との関係を深め、収益を拡大するビジネスモデルを確立します。
・サーラグループの中部瓦斯株式会社との間で進めている営業活動や、サービスの共同化をさらに推進し、地域におけるサーラグループのエネルギーシェアのアップを図るとともに、リフォームを中心とする総合的な生活提案を拡大することにより事業基盤の強化を図ります。
(エンジニアリング&メンテナンス事業)
・建築、設備、メンテナンスの各部門は、営業活動の強化と業務プロセスの改善に引き続き取り組むことにより受注競争力を高め、収益の拡大を図ります。
・土木部門は、グループ内連携により遠隔地における施工を可能にする広域事業体制を確立するとともに、リサイクルプラントの本格稼働に伴い環境商材の製造・販売を強化することにより事業を拡大します。
・保守契約、施設管理などストックビジネスを拡大することにより安定収益の確保に努めます。
(カーライフサポート事業)
・輸入車販売部門は、既存オーナーとの接点を強化し、フォルクスワーゲンブランドの信頼回復に努めます。また、店舗開発を通じた販売エリアの拡大並びにお客さま満足度向上による販売シェアのアップを図ります。
・整備部門は生産性の向上による利益率の改善と、既存オーナーへの営業活動を強化することにより、取扱台数の増加を実現します。
(アニマルヘルスケア事業)
・畜産、ペット関連それぞれの分野において、地域の事業環境に適した営業活動に取り組むとともに、お客さまが抱える様々な課題に対して、最適なソリューションを提供することにより事業を拡大します。また、動物病院や農場におけるセミナー開催により、お客さま満足度の向上に取り組むとともに、モバイルデバイスの導入によるマネジメントの強化並びに営業効率の改善により、収益力の向上を図ります。
(ホスピタリティ事業)
・ホテルアークリッシュ豊橋は、今後のブライダル市場の変化を見据えて、宿泊や宴会部門を強化することにより、収益構造の改革に取り組みます。また、外食部門を含む各部門においてお客さまの満足度を高める商品、サービスを提供するとともに、販促活動の強化並びにコスト管理の徹底を通じて収益力の向上を図ります。