有価証券報告書-第10期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/05/28 13:34
【資料】
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【項目】
129項目

対処すべき課題

当社は、「新しい今日がある」をグループのブランドメッセージとして新しいライフスタイルの創造、提案をするこれまでにない魅力を持った新しい流通サービスを目指し、社会・経済環境の変化に迅速に対応するとともに、多様な業態を持つ小売グループとしての総合力を活かした新規事業の創出と既存事業の活性化を推進し、グループ企業価値の最大化を推進してまいります。その目的達成のため、以下の行為計画を掲げております。
(1)リアル店舗とネットの融合を目指したオムニチャネル戦略の推進
① 新しい価値ある商品の開発
② マーケットの変化に対応した売場
③ 上質な接客サービスの提供
(2)地域特性に対応した品揃えと売場の実現
(3)個店が主体となる運営体制の構築
(4)グループ機能の高度化
① 調達、物流、商品開発、販売等における、マーチャンダイジング面でのシナジー効果の追求
② 高付加価値サービスの提供とコスト削減を目指した管理部門の統合
③ 知的財産の一元管理
④ CSRを重視した企業行動の徹底
特に、シナジー効果の追求につきましては、グループ共通のプライベートブランド商品「セブンプレミアム」の開発を行っている「グループMD改革プロジェクト」において、各事業会社が業態の違いを超えた新たなマーチャンダイジングに挑戦しております。これらの取り組みを中心にグループ内で情報を共有することでコストの効率化を図るとともに、マーチャンダイジングにおける精度の向上と一層のスケールメリットの活用を図ってまいります。さらに、オムニチャネル戦略はグループの「成長の第2ステージ」を牽引する、大きなシナジーを実現する戦略として推進してまいります。
なお、当社は、現時点では、「株式会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」(会社法施行規則第118条第3号)を明確な形では定めておりませんが、業績の更なる改善やコーポレート・ガバナンスの強化等を通じたグループ企業価値の最大化を目指しており、当社グループの企業価値を毀損させるおそれのある当社株式の大量取得行為等については適切な対応が必要と考えております。当該基本方針については、今後の法制度や裁判例等の動向および社会的な動向を踏まえ、引き続き慎重に検討を進めてまいります。