有価証券報告書-第31期(平成31年3月1日-令和2年2月29日)

【提出】
2020/05/28 14:01
【資料】
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【項目】
104項目
(1)経営成績等の状況の概況
①財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
(資産)
1)現金及び預金
当期の現金及び預金の残高は、前期と比べて1億17百万円減少の7億34百万円となりました。これは、当期における事業活動の結果、営業活動によるキャッシュ・フローが44百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが7百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1億54百万円の支出となった結果であります。
2)商品
当期の商品の残高は、前期と比べて1億1百万円減少の4億94百万円となりました。これは主としてニットが前期と比べて33百万円減少の1億35百万円、雑貨が前期と比べて55百万円減少の87百万円、ボトムスが前期と比べて24百万円減少の58百万円等によるものであります。
(負債)
3)長期借入金(一年内返済予定の長期借入金含む)
当期の長期借入金の残高は前期と比べて41百万円減少の50百万円となりました。これは返済によるものであります。
4)社債(一年内償還予定の社債)
当期の社債の残高は前期と比べて90百万円減少の20百万円となりました。これは社債の償還によるものであります。
(純資産)
5)利益剰余金合計
当期の利益剰余金合計の残高は前期と比べて1億64百万円減少の△4億24百万円となりました。これは当期純損失によるものであります。
b.経営成績
当事業年度における我が国経済は、雇用や所得環境の改善による堅調な推移を続けておりましたが、新型コロナウィルス感染症の拡大による世界的な経済活動の減速により、景気動向は不透明な状況となっております。
このような経営環境のもと、当社は販売面と商品面において下記の通りに施策を行い、業容の拡大を目指してまいりました。
①販売面
「お客様第一」の方針を掲げ、継続してお客様にご来店いただけるように、お客様の満足度を高めるような接客・店づくりを進めてまいりました。
各店舗における取り組みとして、積極的に声を掛けることによる店内誘導とコミュニケーションを重視した丁寧な接客を徹底することにより、購入率向上と再来店促進を図りました。
②商品面
在庫管理の強化に注力いたしました。商品を精査して絞り込むことにより、仕入を効率化するとともに、計画的な商品消化促進により、在庫の削減を図りました。その結果、当事業年度末の商品在庫は前年より101百万円減少の494百万円となりました。
また、商品在庫削減の効果もあり、営業活動によるキャッシュ・フローは44百万円の黒字を確保することができました。
商品展開面におけるブランドごとの戦略は下記の通りです。
(METHOD)
・前期に一部店舗で成功した「カップル展開」をMETHOD全店舗に展開しました。女性客やファミリー層の増加を進めてまいりました。
また、よりお求めやすい商品を販売することで、新規のお客様の獲得を促進しました。
・人気ブランドのキャラクターコラボ商品や売れ筋のスポーツ系ブランドやピート社商品の展開を強化して、お客様を呼び込みました。
(流儀圧搾)
・流儀圧搾の和柄専門店という定義を拡げ、METHOD商品やピート社商品を展開することで、既存顧客層の活性化と、新規顧客層の獲得を図りました。
・女性向け新ラインを立ち上げ、新たな顧客層の獲得を図りました。
店舗展開につきましては、当事業年度における出店は5店舗、退店は3店舗で、当事業年度末の店舗数は「METHOD」24店舗、「流儀圧搾」16店舗、「AGIT POINT」1店舗、「G-LAND」1店舗の合計42店舗となりました。
上記の施策を行うことにより業容の拡大を目指しましたが、消費税増税・暖冬・新型コロナウィルス感染症などが小売業界に与えた影響は想定以上に大きく、第3四半期以降の売上高は当初計画を下回って推移し、当事業年度における全社の売上高前年比は95.1%、既存店売上高前年比は101.3%となりました。
以上の結果、当事業年度における売上高は36億26百万円(前年同期比4.9%減)、営業損失は73百万円(前年同期比94百万円減)、経常損失は74百万円(前年同期比86百万円減)、当期純損失は164百万円(前年同期比142百万円減)となりました。
②キャツシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、営業活動により44百万円増加、投資活動により7百万円減少、財務活動により1億54百万円減少し、7億34百万円となり、前事業年度末に比較して1億17百万円の減少となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況につきましては、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は44百万円となりました。
これは主に、税引前当期純損失1億34百万円に対し、償却費等の内部留保による資金の増加40百万円、減損損失による資金の増加59百万円、たな卸資産の減少による資金の増加1億1百万円、法人税等の支払28百万円等による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は7百万円となりました。
これは主に、有形固定資産の取得80百万円、敷金及び保証金の差入19百万円、資産除去債務の履行26百万円による資金の減少、貸付金の回収33百万円、敷金及び保証金の回収90百万円等による資金の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は1億54百万円となりました。
これは主に、長期借入金の返済41百万円、社債の償還による支出90百万円、リース債務の返済23百万円等の資金の減少によるものであります。
③仕入及び販売の実績
a.仕入実績
商品別仕入高は次のとおりであります。
⦅商品別仕入高⦆
商 品 別当事業年度
(自 2019年3月1日
至 2020年2月29日)
前年同期比
(%)
金額(千円)構成比
(%)
シ ャ ツ55,5313.098.6
ニ ッ ト
(セーター・トレーナー等)
669,57636.496.5
ボ ト ム ス193,63310.582.9
ブ ル ゾ ン495,37326.987.0
小 物 ・ 雑 貨283,41115.463.7
そ の 他143,8617.9110.3
合 計1,841,388100.086.5

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
商品別及び地区別の売上高は次のとおりであります。
⦅商品別売上高⦆
商 品 別当事業年度
(自 2019年3月1日
至 2020年2月29日)
前年同期比
(%)
金額(千円)構成比
(%)
シ ャ ツ125,0533.4114.6
ニ ッ ト
(セーター・トレーナー等)
1,343,89737.1107.7
ボ ト ム ス390,57710.895.2
ブ ル ゾ ン904,17224.986.2
小 物 ・ 雑 貨608,15416.877.4
そ の 他254,4767.0121.0
合 計3,626,331100.095.1

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
⦅地区別売上高⦆
地 区 別当事業年度
(自 2019年3月1日
至 2020年2月29日)
前年同期比
(%)
金額(千円)構成比
(%)
北 海 道149,4634.199.7
関 東1,829,53650.596.6
中 部471,81813.096.1
近 畿858,27623.794.1
中 国 ・ 四 国46,4131.3114.6
九 州270,8227.583.3
合 計3,626,331100.095.1

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社の財務諸表の作成にあたっては、当事業年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積りが必要となります。当社の経営陣は過去の実績を勘案し、状況に応じて合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、見積りを行っております。しかしながら、これらの見積りは不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
当社が採用する重要な会計方針につきましては、「第一部 企業情報、第5 経理の状況、財務諸表等 重要な会計方針」に記載しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等の分析
1)売上高
当期の売上高につきましては、前期と比べて1億85百万円減(前期比4.9%減)の36億26百万円となりました。これは主として、退店(前期5店舗、当期3店舗)に伴う店舗数減少によるものであります。売上規模は縮小したものの、既存店の改善は進んでおり、既存店の売上高が前年比で1.3%増となっております。
2)売上総利益
当期の売上総利益につきましては、前期と比べて1億4百万円減(前期比5.8%減)の16億83百万円となりました。これは主として、売上高が前期比4.9%減になったことによるものであります。売上総利益率につきましては、前期と比べて0.5ポイント悪化の46.4%となりました。
3)販売費及び一般管理費及び営業利益
当期の販売費及び一般管理費につきましては、前期と比べて9百万円減(前期比0.5%減)の17億57百万円となりました。
その結果、営業利益は、前期と比べて94百万円減の△73百万円となりました。
4)営業外損益及び経常利益
当期の営業外費用につきましては、前期と比べて4百万円減(前期比41.8%減)の5百万円となりました。これは主として、長期借入金及び社債の返済に伴う支払利息の減少によるものであります。
その結果、経常利益は、前期と比べて86百万円減の△74百万円となりました。
5)特別損益及び税引前利益
当期の特別損失につきましては、前期と比べて42百万円増(前期比251.9%増)の59百万円となりました。これは主として、減損損失の増加によるものであります。
その結果、税引前当期利益は、前期と比べて1億39百万円減の△1億34百万円となりました。
b.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、事業運営上必要な資金を確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持することを基本方針としております。
長期運転資金及び設備投資資金については、営業活動により得られたキャッシュ・フロー及び金融機関からの長期借入を基本としております。また、状況に応じて直接金融による調達により、資金の確保を行います。
短期資金需要については、営業活動により得られたキャッシュ・フロー及び金融機関からの短期借入を基本としております。
c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当社の属する衣料品小売業界は、消費行動の多様化が進行する中、衣料品の購入に対する節約志向が続いており、非常に厳しい経営環境で推移しております。
当社は中長期的にも現在の趨勢が継続することを前提に方針を策定しております。
厳しい環境にある現状を鑑み、当面の方針として、業績の回復および継続的な成長に向けた経営基盤の確立に取り組んでまいりました。
短期的には、2019年2月期における営業利益の黒字化、2020年2月期以降における継続した営業利益の拡大を目標としておりました。
具体的には、2018年2月期に不採算店舗の閉鎖と従業員削減を主とする企業体質強化を実行し、翌2019年2月期には20百万円の営業利益を計上、6期ぶりの黒字化を達成いたしました。
また、当期2020年2月期におきましては、50百万円の営業黒字を目標として、既存事業の強化を中心として諸施策を実行してまいりました。
しかしながら、消費税増税、極度の暖冬による冬物販売の低迷などマイナス要因の影響は想定以上に大きく、第3四半期以降の業績が急降下しました。また、コロナウィルス感染症の国内への波及もあり、結果として2020年2月期は74百万円の営業損失となりました。
営業利益目標対比の推移
2019年2月期2020年2月期
目標値10百万円50百万円
実績値20百万円△73百万円

今後につきましては、衣料品小売業界が天候や流行など外部環境の変化による影響を受けやすく、業績変動が不可避な業態であることを鑑み、利幅の薄い小売事業専業からの展開、及び事業規模の拡大を図るため、新規事業として、OEM事業による他社への商品供給を開始いたします。
上記のとおり成長へ向けた施策は進めてまいりますが、目標値につきましては、コロナウィルス感染症の拡大の影響により、2021年2月期の業績を合理的に算出することは困難と判断し、現状において未定としております。

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