有価証券報告書-第14期(平成25年2月1日-平成26年1月31日)

【提出】
2014/04/28 15:30
【資料】
PDFをみる
【項目】
110項目

対処すべき課題

当社グループは、Eコマース事業及びECソリューション事業を展開しておりますが、新規参入が相次いでおり、競争が一段と激化しております。このような市場環境の下、他社との差別化を図り、当社が更なる発展を続けるためには、アウトドア、スポーツ、フィッシング関連用品のEコマース事業に特定化し、当社の強みを活かした「ショートヘッド、ミドルボディ&ロングテール」やコミュニティを活かした営業戦略を更に強化する他、オキシレングループが保有するパッションブランド商品の市場開拓が重要な課題である認識しております。
(1) 商品力の強化
当社グループの主力事業であるEコマース事業においては、多様化し変化が激しい顧客ニーズに対応し、収益機会を拡大するため商品力の強化は欠かせない施策であると認識しております。このため、平成26年1月31日現在において、アウトドア、スポーツ、フィッシング関連用品で約40万点の品揃えを行い、ロングテール部分の収益力強化を図ると同時に、ロングテール部分からミドルボディ部分への展開につなげる営業戦略を行っております。
(2) 価格競争力の強化
Eコマース事業において顧客購買動機の要因の一つとも考えられる販売価格については、利益確保を図りつつ、他社との競争において優位性を確保することは喫緊の課題であります。これを実現するため、自社開発システムの活用による恒常的なコスト削減、中国連結子会社「成都音和娜網絡服務有限公司」への社内オペレーション業務の委託による人件費の削減、「ショートヘッド、ミドルボディ&ロングテール」戦略の強化、PB商品の開発・拡充、オキシレングループが保有するパッションブランド商品を中心とした海外インポートブランド商品の販売等、総合的な施策を打つことで価格競争力の一層の強化を図ってまいります。
(3) 個人情報保護とセキュリティの強化
当社グループは、Eコマース事業及びECソリューション事業を展開し、いずれも顧客の重要な個人情報を取扱っております。IT技術の進化に伴い、不正アクセスの技術も高まることが予想されることから、これに備えて堅牢な情報システムとセキュリティの構築・強化を行うことは、今後当社が事業を運営していく上で非常に重要な課題であると認識しております。
当社グループでは、当社代表取締役社長が委員長を務める「内部統制委員会」等を通じて、独自のセキュリティ標準を策定・運用することにより、常に最適なセキュリティ状態の検討を行い、これを実行することによって個人情報保護とセキュリティ強化を図ってまいります。
(4) グループガバナンスと内部統制システムの強化
当社グループが、当社グループ共通の経営理念である「Eコマースを通じてサービスや商品を提供することにより、人々が‘心の豊かさ’を実現するための良きパートナーとなる」ことにより、継続的な企業価値向上を図るためには、当社グループ各社の経営の独立性を尊重した上で、持株会社である当社による、グループガバナンスの徹底と内部統制システムの強化が不可欠であると認識しております。そのため、当社グループでは、有効かつ効率的な経営管理を可能とする組織編成を行い、戦略目標や情報共有に努める他、当社代表取締役社長が委員長を務める「内部統制委員会」の開催等を通じて、グループ全社の横断的なリスクマネジメントに努める等、継続的にグループガバナンスと内部統制システムの強化を図ってまいります。
  • 有価証券報告書-第14期(平成25年2月1日-平成26年1月31日)