有価証券報告書-第93期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/28 16:10
【資料】
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【項目】
166項目

対処すべき課題

(1)経営方針・経営戦略等
・会社の経営の基本方針
当行は、1954年の創業以来、「健全経営を維持しお客さまから信頼されること」、「地域経済の発展とお客さまのご繁栄を通して社会貢献を図ること」、「創造性、自発性を尊重し明るい企業文化を創ること」を経営理念としており、その基本精神は現在も変わらず引き継がれております。
・中長期的な会社の経営戦略
社会・経済環境の大きな変化の中、第6次中期経営計画『「富山銀行iプロジェクト」“Neo”―未来に向かって―』のもと、「トップライン収益力の強化」、「効率的な経営の実践」、「強固な経営基盤の確立」を基本方針とし、「先進技術」「地域密着」「お客さま本位」「行員の働きがい」が融和した「革新的な銀行」を目指し、進化してまいります。
(2)目標とする経営指標
第6次中期経営計画『「富山銀行iプロジェクト」“Neo”―未来に向かって―』の最終年度(2023年度)の目標とする主な経営指標は以下のとおりであります。
目標とする経営指標2023年度
コア業務純益14億円以上
自己資本比率(連結)8%以上

(3)経営環境及び対処すべき課題
地域金融機関を取り巻く環境は、少子高齢化の進展や人口動向の変化、それに伴う金融資産の移動・事業所の減少等により、競争が激化し、今後ますます厳しくなることが予想されます。また、異業種による銀行業務への参入やフィンテックに代表されるような、新たな金融サービスの進化にも直面しております。
こうした中、当行は、第6次中期経営計画のもと、これまでのiプロジェクトで構築してきた経営基盤を承継・発展させ、「先進技術」「地域密着」「お客さま本位」「行員の働きがい」が融和した「革新的な銀行」を目指し、さらに進化してまいります。それを実現するための重点戦略として、「ソリューション営業力の強化」「市場運用力の強化」「BPR(業務再構築)の実践」に「人間力・組織力の確立」を掲げ、揺るぎない持続可能なビジネスモデルの構築に向け、全役職員が一致団結して取組んでまいります。加えて、予てより高岡駅前東地区にて建設を進めておりました、本部・本店ビルが2019年秋の竣工を予定しております。これを「第2の創業期」と位置づけ、本部機能及び営業機能の強化を図るとともに、ICT(情報通信技術)等新しいテクノロジーを積極的に活用し、役職員1人1人の生産性向上に努めてまいります。あわせて地域金融機関として、引続き資産内容等健全性確保や金融円滑化、法令等遵守、顧客保護等及び各種リスク管理の体制強化に努めてまいります。