有価証券報告書-第19期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/23 10:00
【資料】
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【項目】
186項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
一部の連結子会社は、退職一時金制度、確定給付型の企業年金制度及び確定拠出制度を設けております。なお、従業員の退職等に際して、退職給付に係る会計基準に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない退職金を支給する場合があります。また、一部の連結子会社において退職給付信託を設定しております。
なお、当社につきましては、退職給付制度を設けておりません。また、一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社関西みらい銀行は、旧株式会社関西アーバン銀行と旧株式会社近畿大阪銀行の確定給付制度の統合等の制度変更を行いました。
2 確定給付制度(簡便法を適用した制度を含みます。)
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
退職給付債務の期首残高415,541470,001
子会社株式取得による増加49,468
勤務費用13,16312,953
利息費用2,3111,481
数理計算上の差異の発生額13,350△2,177
退職給付の支払額△23,789△24,232
連結子会社における制度変更に伴う減少額△10,141
その他△4487
退職給付債務の期末残高470,001447,973

(注)簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は、一括して「勤務費用」に含めて計上しております。
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
年金資産の期首残高423,916470,286
子会社株式取得による増加49,287
期待運用収益7,3977,326
数理計算上の差異の発生額△3,310△14,813
事業主からの拠出額8,0736,347
退職給付の支払額△15,045△14,637
連結子会社における退職給付信託の拠出額7,026
連結子会社における制度変更に伴う減少額△3,800
その他△3271
年金資産の期末残高470,286457,807

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(百万円)
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
積立型制度の退職給付債務461,187424,347
年金資産△470,286△457,807
△9,098△33,459
非積立型制度の退職給付債務8,81323,659
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△284△9,800
退職給付に係る負債19,07722,709
退職給付に係る資産△19,362△32,510
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△284△9,800

(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(百万円)
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
勤務費用13,16312,953
利息費用2,3111,481
期待運用収益△7,397△7,326
数理計算上の差異の費用処理額17,0208,327
その他(退職給付債務の対象外の退職金等)1,075961
確定給付制度に係る退職給付費用26,17316,397

(注)当連結会計年度については、上記の他に、連結子会社における制度変更に伴う利益として4,191百万円を計上しております。
(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
数理計算上の差異359△2,512

(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
未認識数理計算上の差異△61,568△64,080

(7) 年金資産に関する事項
①年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
債券63%62%
株式9%6%
現金及び預金等28%32%
合計100%100%

(注)年金資産合計には、企業年金制度及び一時金制度に対して設定した退職給付信託が28%(前連結会計年度28%)含まれております。
②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
期末における主要な数理計算上の計算基礎は、次のとおりであります。
区分前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
割引率(加重平均)0.29%~0.75%0.21%~0.75%
長期期待運用収益率0.00%~3.80%0.00%~2.40%

3 確定拠出制度
一部の連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は1,547百万円(前連結会計年度1,248百万円)であります。